1. OPENステートメント

OPENステートメントは、指定したファイルを開きます。

figure syntax open

open-options :

image

項目 説明

FILE

対象ファイルを指定します。

FILE属性

詳細については、「ファイル」を参照してください。

TITLE

JCLに記述されている外部データセットのDD名を指定します。

LINESIZE

1行の長さを定義します。

ストリームがLINESIZEに指定した値を超えた場合、次の行の最初の列に移動します。

LINESIZEオプションは、STREAM OUTPUTファイルにのみ使用できます。(デフォルト値: 120)

PAGESIZE

1ページあたりの行数を定義します。

行のサイズがPAGESIZEに指定した値を超えた場合、ENDFILE条件が起こります。

PUTステートメントでPAGEフォーマット項目やPAGEオプションを使って、新しいページを開始することができます。(デフォルト値: 60)

ファイルを開くためには、OPENステートメントを指定するか、ファイルが開いていない状態でREAD、WRITE、REWRITE、DELETE、LOCATE、PUT、GETステートメントを使用すると、ファイルが開きます。OPENステートメントを使ってファイルを明示的に開く場合に、FILE属性を定義して宣言すると、FILE属性を再定義することができます。

以下は、OPENステートメントを使用してFILE属性を再定義する例です。

 DECLARE TEST FILE RECORD OUTPUT;
 OPEN FILE(TEST) STREAM INPUT;
 CLOSE FILE(TEST);

 OPEN FILE(TEST);

最初のOPENステートメントで、TESTはSTREAM、INPUT属性を持ちます。ファイルを閉じると、再度開く際に適用したFILE属性は消去されます。したがって、2つ目のOPENステートメントでは、DECLAREステートメントで指定したRECORD、OUTPUT属性を持ちます。

宣言時に定義したFILE属性と、開く際に定義したFILE属性が衝突した場合、エラーが発生します。