OpenFrame TACF 7.1

本章では、OpenFrame TACF 7.1の変更機能について簡単に説明します。詳細については、各マニュアルを参照してください。

1. 変更機能

本節では、製品の変更機能について説明します。

1.1. 完全修飾総称プロファイル(Fully-qualified generic profile)

  • TACF 7.0では、UNIT(G)パラメータを使用して完全修飾総称プロファイル(プロファイル名に%、または*などの特殊文字が含まれていない一般データセット・プロファイル)を定義していましたが、TACF 7.1からは、GENERICパラメータを使用して完全修飾総称プロファイルを定義します。

  • 以下は、TACF 7とTACF 7.1で完全修飾総称プロファイルを定義する例です。

    • TACF 7

      ADDSD ROOT.DMAN0201 UNIT(G)
    • TACF 7.1

      ADDSD ROOT.DMAN0201 GENERIC

1.2. tacfmiginツールの追加

  • TACF 7.1では、tacfmiginツールツールを使用してホスト・システムのRACF権限が記録されているファイルを読み込んで、スクリプト・ファイルにTACFコマンド文を表示します。

    tacfmiginツールの詳細については、OpenFrame TACF『ツールリファレンスガイド』を参照してください。

1.3. OpenFrame環境設定情報の管理

  • ファイルで管理していたOpenFrameの環境設定情報をデータベースで管理するように変更しました。

  • データベースにロードされる環境設定メタ・ファイルの形式を変更し、製品ごとにファイルを分離しました。

  • 環境設定情報の同期およびマルチ・ノード環境に対応するために、Tmax TCacheにロードして使用するように変更しました。

  • 環境設定情報を表で管理するためのofconfigツールを追加しました。

    1. OpenFrame環境設定の詳細については、OpenFrame TACF『環境設定ガイド』を参照してください。

    2. ofconfigツールの詳しい使用方法については、OpenFrame Base『ツールリファレンスガイド』を参照してください。

1.4. エラー・コードの管理

  • ファイルで管理していたOpenFrameのエラー情報をデータベースで管理するように変更しました。

  • エラー情報をデータベースにロードするために、oferrorツールに挿入機能を追加しました。

    oferrorツールの詳細については、OpenFrame Base『ツールリファレンスガイド』を参照してください。

1.5. システムおよびサーバーのログ形式

  • OpenFrame製品のシステムおよびサーバーのログ形式を統一しました。

  • ログ形式に日付と時間を追加しました。

    • サービス・ログ形式

      [YYYY-MM-DDTHH:MM:SS.ffffff] [SERVICE-NAME(PID)] [M] [MSGCODE] MESSAGE-CONTENTS
    • サービス・ログ形式

      [YYYY-MM-DDTHH:MM:SS.ffffff] [EXECUTED-MODULE] [CODE] [MSGCODE] EVENT FREE-FORMAT-CONTENTS
    • 操作ログ形式

      [YYYY-MM-DDTHH:MM:SS.ffffff] [EXECUTED-MODULE] [CODE] [MSGCODE] EVENT FREE-FORMAT-CONTENTS

      OpenFrameのログについての詳細は、OpenFrame Base『Baseガイド』の付録「ログの管理」を参照してください。