OpenFrame TACFのエラーコード

本章では、OpenFrame TACFのエラーコードと対処方法について説明します。

1. 概要

以下は、OpenFrame TACF(以下、TACF)のモジュール別エラーコードの範囲とモジュールについての説明です。

エラーコード モジュール 説明

-18000

TACF

ユーザー認証、リソースへのアクセス制限を管理します。

2. TACF (-18000)

TACFモジュールは、ユーザー認証、リソースへのアクセス権限を管理します。

TACFモジュールで発生するエラーメッセージと対処方法について説明します。

TACF_ERR_MEMORY_ALLOC (-18003)

説明

システム・メモリの割り当てに失敗した場合です。

対処方法

システムに使用可能なメモリが十分にあるかどうかを確認します。

参考

TACF_ERR_INTERNAL (-18004)

説明

内部でコマンドの実行に失敗した場合です。

対処方法

弊社の技術サポート・チームにお問い合わせください。

参考

TACF_ERR_INVALID_REQUEST (-18005)

説明

無効な関数入力パラメータで関数を呼び出した場合です。

対処方法

弊社の技術サポート・チームにお問い合わせください。

参考

TACF_ERR_NOT_IMPLEMENTED (-18006)

説明

OS認証を使用するように設定し、tacfmgrを使用してグループまたはユーザーを追加、削除、変更、検索する場合です。

対処方法

tacfmgrではなく、OSが提供する機能を使用します。

参考

TACF_ERR_NOT_INITIALIZED (-18007)

説明

TACFモジュールが正常に初期化されていない状態でTACF機能を使用する場合です。

対処方法

TACFの初期化が正常に実行されたかどうか、以下を確認します。

  • OpenFrame環境設定のofsysサブジェクトのDIRECTORYセクションのDATA_DIRキーのVALUE項目に設定されたディレクトリの権限を確認します。

  • OpenFrame環境設定のofsysサブジェクトのDIRECTORYセクションのLOG_DIRキーのVALUE項目に設定されたディレクトリが有効かどうかを確認します。

参考

ofsysサブジェクトの詳細については、OpenFrame Base『環境設定ガイド』を参照してください。

TACF_ERR_STORAGE_CONFIGURATION (-18008)

説明

OpenFrame環境設定のdbconn.confの項目の状態が以下の場合です。

  • USERNAMEが設定されていないか、文字列の長さが31を超えた場合

  • ENPASSWDが設定されていない場合

  • DATABASEが設定されていない場合

対処方法

データベースにアクセスできるかどうかを確認します。

参考

dbconn.confの詳細については、OpenFrame Base『Baseガイド』を参照してください。

TACF_ERR_BUFFER_OVERFLOW (-18009)

説明

内部で使用されるバッファー・サイズを超えた場合です。

対処方法

User、Group、Dataset、Resource、Permit、Connectプロファイルの数を確認し、不要なプロファイルは削除します。

参考

TACF_ERR_MAX_COUNT_LIMIT (-18010)

説明

内部で使用されるバッファー・サイズを超えた場合です。

対処方法

User、Group、Dataset、Resource、Permit、Connectプロファイルの数を確認し、不要なプロファイルは削除します。

参考

TACF_ERR_INVALID_GENERIC_TYPE (-18011)

説明

データセットまたはリソースのプロファイル名に無効な文字が含まれている場合です。

対処方法

データセットまたはリソースのプロファイル名を確認します。

参考

OpenFrame TACF『管理者ガイド』の「一般データセット・プロファイル」を参照してください。

TACF_ERR_DISCONNECTED(-18012)

説明

データベースとの接続が切断された場合です。

対処方法

データベースとの接続を確認します。

参考

TACF_ERR_DUPLICATE_GROUP (-18101)

説明

すでに存在するグループを追加する場合です。

対処方法

追加するグループ名を変更した後、再登録します。

参考

TACF_ERR_GROUP_NOT_FOUND (-18102)

説明

グループにグループ・プロファイルが存在しない場合です。

対処方法

グループ・プロファイルが存在するかどうかを確認し、存在しない場合は、セキュリティ管理者に作成を要求します。

参考

TACF_ERR_DUPLICATE_USER (-18103)

説明

すでに存在するユーザーを追加する場合です。

対処方法

追加するユーザーIDを変更して再登録します。

参考

TACF_ERR_USER_NOT_FOUND (-18104)

説明

ユーザー・プロファイルが存在しない場合です。

対処方法

ユーザー・プロファイルが存在するかどうかを確認し、存在しない場合は、セキュリティ管理者に作成を要求します。

参考

TACF_ERR_USER_REVOKED (-18105)

説明

REVOKE状態のユーザーがシステムにログインする場合です。

対処方法

セキュリティ管理者にユーザー状態の変更を要求します。

参考

TACF_ERR_CLASS_NOT_FOUND (-18109)

説明

クラス・プロファイルが存在しない場合です。

対処方法

クラス・プロファイルが存在するかどうかを確認し、存在しない場合は、セキュリティ管理者に作成を要求します。

参考

TACF_ERR_DUPLICATE_PROFILE (-18110)

説明

すでに存在するデータセットまたは一般的なリソースを追加する場合です。

対処方法

追加するデータセットまたはリソースの名前を変更して再登録します。

参考

TACF_ERR_PROFILE_NOT_FOUND (-18111)

説明

データセットまたは一般的なリソースのプロファイルが存在しない場合です。

対処方法

データセットまたはリソースのプロファイルが存在するかどうかを確認し、存在しない場合は、セキュリティ管理者に作成を要求します。

参考

TACF_ERR_DUPLICATE_MEMBER (-18113)

説明

すでにグループ・リソースに存在するメンバーを追加する場合です。

対処方法

重複するメンバーを削除した後、再実行します。

参考

TACF_ERR_DUPLICATE_ACCESS_LIST (-18114)

説明

追加するアクセス権限の一覧がすでに存在する場合です。

対処方法

追加するアクセス権限の一覧を再度確認します。

参考

TACF_ERR_VERIFICATION_FAILURE (-18201)

説明

ユーザー認証に失敗した場合です。

対処方法

ユーザーIDとパスワードが正しいかどうかを確認します。

参考

TACF_ERR_NOT_AUTHORIZED (-18202)

説明

データセットまたは一般的なリソースへのアクセス権限がない場合です。

対処方法

セキュリティ管理者にアクセス権限を要求します。

参考

TACF_ERR_GROUP_NOT_CONNECTED (-18203)

説明

ユーザーを特定のグループに接続する際、該当するグループが存在しない場合です。

対処方法

グループ・プロファイルが存在するか確認します。

参考

TACF_ERR_OWNER_NOT_FOUND (-18204)

説明

特定のユーザーまたはグループをオーナーとして指定する際、該当するユーザーまたはグループが存在しない場合です。

対処方法

ユーザーまたはグループのプロファイルが存在するか確認します。

参考

TACF_ERR_NOTIFY_NOT_FOUND (-18205)

説明

特定のユーザーをNOTIFYユーザーとして指定する際、該当するユーザーが存在しない場合です。

対処方法

ユーザー・プロファイルが存在するか確認します。

参考

TACF_ERR_SUPGROUP_NOT_FOUND (-18208)

説明

親グループとして指定されたグループのプロファイルが存在しない場合です。

対処方法

親グループとして指定されたグループが存在するか確認します。

参考

TACF_ERR_SUPGROUP_AND_OWNER (-18209)

説明

オーナーと親グループの両方を指定した際、両方のグループ名が異なる場合です。

対処方法

オーナー・グループ名と親グループ名を同一にします。

参考

TACF_ERR_DFTGROUP_NOT_FOUND (-18210)

説明

デフォルト・グループとして指定したグループのプロファイルが存在しない場合です。

対処方法

セキュリティ管理者にデフォルト・グループの作成を要求します。

参考

TACF_ERR_NER_PASSWD_REQUIRED (-18211)

説明

パスワードの有効期限が切れた場合です。

対処方法

パスワードを変更します。

参考

OpenFrame TACF『管理者ガイド』の「ユーザー・プロファイル」のPASSINTVを参照してください。

TACF_ERR_LOGIN_NOT_ALLOWED (-18212)

説明

指定された曜日または時間帯以外にアクセスする場合です。

対処方法

ユーザー・プロファイルに設定されたアクセス曜日と時間帯を確認します。

参考

OpenFrame TACF『管理者ガイド』の「ユーザー・プロファイル」のWDAYおよびWTIMEを参照してください。

TACF_ERR_PASSWORD_INCORRECT (-18213)

説明

PASSWORDコマンドを実行する際、指定した現在のパスワードが正しくない場合です。

対処方法

現在のパスワードを確認します。

参考

TACF_ERR_SUSPENDED_USER (-18214)

説明

アカウントがロックされたユーザーがシステムにアクセスする場合です。

対処方法

アカウント・ロックが解除されるまで待機してから、再実行します。

参考

OpenFrame TACF『管理者ガイド』の「ユーザーの状態」のACCOUNTLOCKを参照してください。

TACF_ERR_NOT_PROTECTED (-18301)

説明

アクセス権限を要求したデータセットまたは一般的なリソースがTACFの保護対象でない場合です。

対処方法

データセットまたはリソースのプロファイルをTACFに登録します。

参考

TACF_ERR_CONNECT_FAILURE (-18901)

説明

データベースへの接続に失敗した場合です。

対処方法

データベースへの接続に問題がないかを確認します。

参考

TACF_ERR_EXECUTE_STATEMENT (-18902)

説明

内部的にSQL問合せ文を実行する際、エラーが発生した場合です。

対処方法

システム管理者にお問い合わせください。

参考

TACF_ERR_DECLARE_CURSOR (-18903)

説明

内部的にデータベース・カーソルを操作する際、エラーが発生した場合です。

対処方法

システム管理者にお問い合わせください。

参考

TACF_ERR_FETCH_CURSOR (-18904)

説明

内部的に問合せの結果をフェッチする際、エラーが発生した場合です。

対処方法

システム管理者にお問い合わせください。

参考

TACF_ERR_DUPLICATE_RECORD (-18905)

説明

同じキー値を持つレコードをデータベースに追加する場合です。

対処方法

追加するレコードのファイルがすでに存在するか確認します。

参考

TACF_ERR_RECORD_NOT_FOUND (-18906)

説明

該当するレコードがデータベースに存在しない場合です。

対処方法

システム管理者にお問い合わせください。

参考