インストール前の準備

本章では、OpenFrame GWをインストールする前の準備事項および確認事項について説明します。

1. システム要件

OpenFrame GWをインストールするためのハードウェアとソフトウェアの要件は以下のとおりです。

要求事項

プラットフォーム

IBM AIX 5L、6L、7L

HP-UX ia64 11.x、11i、11iV2

Solaris 9、10、11

Linux x86 k2.6以上、ia64 k2.6以上

ハードウェア

1GB以上のハードディスク(最低200MB)

512MB以上のメモリを推奨

データベースのJDBC

Tibero、Oracle、MSSQLなど、JDBC仕様に準拠したベンダーのJDBCドライバー

ソフトウェア

Microsoft Windowsシステム

Chrome、Edge(Web端末を使用する場合はChromeを推奨)

JDK 1.8以上

OpenFrame製品群

OpenFrame Base 7.1、OpenFrame OSC 7.1、OpenFrame OSI 7.2、
OpenFrame AIM 7.1

WAS製品群

JEUS 7 Fix#4

OpenFrame GW 7 以降のバージョンは、WASのサーバー上で稼働する製品であるため、サポートするプラットフォーム情報は、稼働するWAS((JEUS 7 Fix#4)のサポート情報に準じます。

2. OpenFrame製品群とJEUSのインストールの確認

OpenFrame GWは、他の独立した製品から影響を受けます。OpenFrame GWを使用するには、以下の製品がインストールされている必要があります。

  • JEUS 7 Fix#4

    OpenFrame GWが提供するWeb端末の使用やインストール・ファイルの自動設定機能は、JEUS 7 Fix#4からサポートしています。旧バージョンを使用している場合は、スクリプトを実行して必要な設定を手動で行ってください。

  • OpenFrame製品群

    • OpenFrame Base 7.1

  1. 本書は、JEUSとOpenFrameがインストールされていることを前提として説明します。必須製品のインストールおよび確認については、各製品のインストール・ガイドを参照してください。

  2. OpenFrame GWを連携するOpenFrame Online製品群(OSC、OSI、AIM)のインストールの有無は、OpenFrame GWのインストールに影響を与えません。

3. 環境変数の設定

OpenFrame GWをインストールする前に環境変数を確認します。システムにJava 1.7以上のバージョンがインストールされており、かつJava関連の環境変数が正しく設定されている必要があります。

以下の方法で、Javaのバージョンを確認することができます。

$tmaxh9@oframe1:/data3/oframe1>java –version
Java version "1.7.0_23"
Java(TM) SE Runtime Environment (build 1.6.0_23-b05)
Java HotSpot(TM) Server VM (build 19.0-b09, mixed mode

4. ライセンス・ポリシー

OpenFrame GWのライセンス・ポリシーは、CPUの数とホスト名でチェックします。

JEUSサーバーの起動時にライセンス・チェックが行われ、ライセンスの整合性を確認します。そのため、事前にOpenFrame GWが提供するライセンスを取得して以下のディレクトリに格納してから、JEUSを起動する必要があります。

OpenFrame GWのインストール時に、ユーザー指定のディレクトリに自動でコピーされます。

$JEUS_HOME/domains/<domain_name>/servers/<server_name>/lib/application/ofgwconf/license