インストール前の準備

本章では、OpenFrame Managerをインストールする前の準備事項について説明します。

1. システム要件

以下は、OpenFrame Managerのインストールに必要なハードウェアとソフトウェアの要件です。

区分 要求事項

プラットフォーム

Webアプリケーション・サーバー(WAS)がサポートするプラットフォーム

ハードウェア

1GB以上のハードディスク空き容量(最小120MB以上のハードディスク空き容量)

512MB以上のメモリ容量

ソフトウェア

JDK 1.8(Sun、OPEN)以上

Google Chrome、Microsoft Edge、Mozilla Firefox、Opera (Internet Explorerサポート終了)

JDBCドライバー

Tibero、Oracle、MS-SQLなど、JDBC認証ベンダーのJDBCドライバー

OpenFrame製品群

OpenFrame Base、OpenFrame Batch、OpenFrame TACF、OpenFrame OSC、OpenFrame AIM、OpenFrame GW

WAS製品群

JEUS 8.5

2. OpenFrame製品群とWASのインストールの確認

OpenFrame Managerは、以下の独立した製品の影響を受けます。

  • データベース(Tibero、Oracle、MS-SQLなど)

  • JEUS 8.5

  • OpenFrame Base 7.1、7.3

  • OpenFrame Batch 7.1、7.3

  • OpenFrame TACF 7.1、7.3

  • OpenFrame OSC 7.1、7.3

  • OpenFrame AIM 7.1、7.3

  • OpenFrame GW 7.1、7.3

OpenFrame Managerをインストールする前に、データベースとJEUSをインストールする必要がありますが、OpenFrame製品のインストールは必須ではありません。 ただし、OpenFrame Managerのインストール中に設定が必要なOpenFrame製品は、事前にインストールされている必要があります。

インストール必須製品のインストールと確認方法については、各製品のインストールガイドを参照してください。

3. 環境変数の設定

OpenFrame Managerをインストールする前に、環境変数を確認します。システムには、JDK 1.8がインストールされている必要があり、Java関連の環境変数が正しく設定されている必要があります。

以下は、Javaのバージョンを確認する方法です。

[oframejeus1@ofLinux64 ~]$ java -version
openjdk version "1.8.0_275"
OpenJDK Runtime Environment (build 1.8.0_275-b01)
OpenJDK 64-Bit Server VM (build 25.275-b01, mixed mode)

OpenFrame Managerを使用するには、ユーザー環境に合わせて環境変数にエンコード情報が正しく設定されている必要があります。この設定は、.profileまたは.bash_profileファイルで変更できます。

以下は、.profileまたは.bash_profileファイルにエンコード設定を追加する例です。(UTF-8の設定例)

export LANG=en_US.utf8

4. ライセンス・ポリシー

OpenFrame Managerを使用するには、ライセンスを取得する必要があります。

OpenFrame Managerは、ライセンスに設定されたCPUの数とHostNameに基づいてライセンスの整合性を検証します。ライセンスの整合性検証は、JEUSサーバーの起動時にチェックされるため、OpenFrame Managerを使用する前に、発行されたライセンスがJEUSホームディレクトリに格納されている必要があります。

ライセンスは、OpenFrame Managerのインストール中に次のディレクトリに自動的にコピーされます。

$JEUS_HOME/domains/<domain_name>/servers/<server_name>/lib/application/
<application_name>/license

5. 表領域の作成

データベースにOpenFrame Managerで使用する表領域を作成します。

OpenFrameやOpenFrame GWなどの他の製品との連携が不要なため、自由にデータベース・サーバーを選択し、表領域名を設定することができます。

以下は、Tiberoを使用して、100MBのOFMGR01という名前の表領域を作成する例です。

CREATE TABLESPACE "OFMGR01" DATAFILE 'OFMGR01.DBF' SIZE 100M AUTOEXTEND ON NEXT 50M;

各データベース製品で表領域を作成する方法については、各データベース・ガイドを参照してください。