Batch

本章では、OpenFrame Managerの[Batch]メニューの主要機能について説明します。

1. 概要

[Batch]メニューは、OpenFrame Batchが提供する多様な機能を関連のある機能ごとにグループ化して1つの画面に表示します。また、Webブラウザーを介してユーザーの入力を処理し、OpenFrame Batchが動作するサーバーと通信するWebサーバーを管理します。

ユーザーの利便性のために、コマンド・ベースのtjesmgrでジョブの実行と監視、データセットの作成、変更、削除、検索、およびJCL Runnerの管理などをより簡単に行えるようにGUIを提供します。

メニュー領域の[Batch]を選択し、ナビゲーション領域からメニューを選択します。

figure bm 1 1
Batchのメイン画面

以下は、ナビゲーション領域の各メニューの説明です。

メニュー 説明

Jobs

ジョブの一覧を表示し、ジョブの検索や状態の変更など、ジョブを管理します。

JCLs

JCLの一覧を表示し、JCLの表示、サブミット、特定のステップから開始、スキャン、JEMなどの機能を実行できます。

JCL Runners

サブミットされたJCLの一覧を表示し、ランナー・クラスと状態を変更できます。

Outputs/Printers

出力とプリンターの一覧を検索および表示します。

Spools Backups

バックアップされたスプールを日付とジョブIDごとに検索し、スプールの内容を表示します。

User Spool

出力クラスがWであるスプールを検索し、その内容を表示します。

2. Jobs

ナビゲーション領域[Jobs]メニューを選択すると、Jobs画面に移動します。この画面では、ジョブの一覧と詳細情報が表示され、ジョブの状態の変更、ジョブをサブミットしたJCLとスプール情報などを確認するなど、ジョブを全般的に管理することができます。

Jobs画面で検索条件を指定して[検索]ボタンをクリックすると、検索されたジョブが表示されます。検索条件を入力せずに検索した場合は、デフォルトで設定された「サブミット日」条件に該当するジョブが検索されます。[更新]ボタンをクリックすると、最新情報に更新されます。

figure bm job list
[Batch] - Jobs
  • 検索条件

    以下は、検索条件の各項目の説明です。

    項目 説明

    ジョブID(From)

    検索するジョブIDを指定します。

    ワイルドカード(*)検索方法を使用して、「XXX」で始まるIDを検索します。

    ジョブID(JOBXXXXX、J0XXXXXX形式(Xは数字))を入力すると、条件に一致するジョブの一覧が表示されます。

    ジョブ名

    ジョブ名を指定します。一致するすべてのジョブが表示されます。

    ユーザーID

    検索するユーザーIDを指定します。

    ユーザーIDは、ジョブを実行した実行IDであり、ワイルドカード(*)を使用して検索します。

    サブミット日

    指定された期間内にサブミットまたは実行されたジョブを検索します。

    ステータス

    ジョブの状態を選択します。「All」をチェックすると、すべての状態が選択されます。

    初期画面ではすべてのチェックボックスがチェックされています。(複数チェック可)

  • 検索結果

    以下は、検索結果の各項目の説明です。詳細については、Job Detailsを参照してください。

    項目 説明

    ジョブID

    ジョブIDです。

    一覧からジョブIDをクリックすると、Job Details画面に移動します。詳細については、Job Detailsを参照してください。

    ジョブ名

    ジョブ名です。

    ユーザーID

    ジョブを実行した実行IDです。

    クラス

    ジョブ・クラスです。

    ステータス

    ジョブの現在の状態です。

    • Working

    • Done

    • Error

    • Flush

    • Start

    • Hold

    • Suspend

    • Stop

    待機理由

    ジョブが待機状態にある理由を示します。

    リターンコード

    ジョブの終了後のリターンコードです。

    検索可能なエラーコードの場合は、リターンコードをクリックすると、エラー情報が表示されます。(エラーコードの検索を参考)

    ノード名

    ジョブが実行されたノードです。

    サブミット日時

    ジョブがサブミットされた日付と時間です。

    開始日時

    ジョブが開始された日付と時間です。

    終了日時

    ジョブが終了された日付と時間です。

    JCL名

    ジョブをサブミットしたJCL名です。ただし、JCLは、OpenFrame Managerですぐに変更できるため、元のJCLを保持するために事前に指定されたディレクトリに一時ファイルを作成し、それをサブミットします。

    リターンコード項目から検索可能なエラーコードをクリックすると、以下のようにエラー情報が表示されます。

    figure bm error list
    [Batch] - Jobs - エラーコードの検索
  • ツール・ボタン

    以下は、ジョブ一覧の上部にあるアイコンの説明です。

    ボタン 説明

    [ノードのステータス]

    各ノードごとにTJESサーバーの状態を確認します。[Booted][Downed]がスイッチ形式で表示され、起動または終了することができます。

    [スプールバックアップ]

    スプールをバックアップします。

    [Spool Backups]メニューから、スプール・バックアップの結果を確認できます。

    バックアップする開始ジョブIDと終了ジョブID、またはサブミットの日付と時刻を入力すると、バックアップ・コマンドが入力されます。

    • [ジョブID]タブ : バックアップする開始ジョブIDと終了ジョブIDを入力すると、バックアップ・コマンドが入力されます。

    • [サブミット日時]タブ : 指定された日付・時間までにサブミットされたジョブのスプールをバックアップします。

    [開始]

    ジョブ一覧からHold状態のジョブを複数選択し、Start状態に変更することができます。

    [保留]

    ジョブ一覧からStart状態のジョブを複数選択し、Hold状態に変更することができます。

    [キャンセル]

    ジョブ一覧からStart、Hold状態のジョブを複数選択し、キャンセル(ジョブ一覧から削除)することができます。

    [一時停止]

    ジョブ一覧からWorking状態のジョブを複数選択し、Suspend状態に変更することができます。

    [再開]

    ジョブ一覧からSuspend状態のジョブを複数選択し、Working状態に変更することができます。

    [停止]

    ジョブ一覧からWorking、Suspend状態のジョブを複数選択し、Stop状態に変更することができます。

    [削除]

    ジョブ一覧からDone、Error、Stop、Flush状態のジョブを複数選択し、削除(ジョブ一覧から削除)することができます。

2.1. Job Details

Jobs([Batch] - Jobs)画面のジョブ一覧から「ジョブID」をクリックすると、Job Details画面に移動します。ページ名の左にある[<]ボタンをクリックすると、前のページに戻ります。現在実行中のジョブの状態が1秒ごとに更新されます。[更新]ボタンをクリックすると、最新情報に更新されます。

figure bm job detail
[Batch] - Job Details

Job Details画面は、次の領域で構成されます。

2.1.1. ジョブの詳細情報

ジョブに関する詳細情報が表示されます。右上にジョブを管理するためのツールストリップのボタンを提供します。

figure bm job detail info
[Batch] - Job Details - ジョブの詳細情報
  • 検索項目

    以下は、各項目の説明です。

    項目 説明

    ジョブID

    ジョブIDです。

    ジョブ名

    ジョブ名です。

    ジョブのステータス

    ジョブの状態です。

    • Working

    • Done

    • Error

    • Flush

    • Start

    • Hold

    • Suspend

    • Stop

    ジョブクラス

    ジョブ・クラスです。

    優先順位

    ジョブの優先順位です。

    ユーザーID

    ジョブを実行したユーザーIDです。

    ジョブグループ

    ジョブ・グループです。

    ノード名

    ジョブが実行されたノード名です。

    インデックス

    ジョブを実行しているランナー・スロットのインデックスです。

    PID

    プロセスIDです。

    サブミット

    ジョブをサブミットした日時です。

    開始

    ジョブの開始日時です。

    終了

    ジョブの終了日時です。

    使用状況

    ジョブのリソース使用量です。

    待機理由

    ジョブが待機状態にある理由を示します。

    • None: 理由が不明な場合

    • Already Lock: ロックによって停止された場合

    • Job Name Duplicate: 重複したジョブ名がある場合

    JCLパス

    ジョブをサブミットしたJCLの絶対パスです。

  • ボタン

    右上のツールストリップのボタンを使用して、ジョブの状態を変更することができます。変更可能な状態は、現在のジョブの状態によって異なります。

    以下は、ツールストリップの各ボタンの説明です。

    ボタン 説明

    [開始]

    「ジョブのステータス」が「Hold」の場合に有効になります。

    [保留]

    「ジョブのステータス」が「Start」の場合に有効になります。

    [キャンセル]

    「ジョブのステータス」が「Start」または「Hold」の場合に有効になります。

    [一時停止]

    「ジョブのステータス」が「Working」の場合に有効になります。

    [再開]

    「ジョブのステータス」が「Suspend」の場合に有効になります。

    [停止]

    「ジョブのステータス」が「Working」、「Suspend」の場合に有効になります。

    [削除]

    「ジョブのステータス」が「Done」、「Flush」、「Error」、「Stop」の場合に有効になります。

ジョブの状態を変更するための権限は、TACFを介して認証されます。詳細については、OpenFrame Batch『TJESガイド』の「ジョブの管理」を参照してください。

2.1.2. スプール情報

スプール領域では、ジョブのスプール情報を表示します。スプール一覧から特定のスプールをクリックすると、スプール・ビューアーポップアップ・ウィンドウが表示されます。

figure bm 1 8
[Batch] - Job Details - スプール情報

以下は、各項目の説明です。

項目 説明

番号

シリアル番号です。

ステップ

スプールを記録したステップ名です。

DD名

スプールを記録したJCLに指定されたDD名です。

「DD名」項目から特定のDDをクリックすると、スプール・ビューアーが表示され、スプールの詳細を確認できます。(スプール・ビューア)

サイズ

スプール・ファイルのサイズです。(単位: バイト)

データセット名

スプールを記録したJCLに指定されたデータセット名です。

ダウンロード

各スプールの詳細は、各行のアイコンをクリックしてテキストとして保存できます。

次は、スプール一覧の「DD名」から「INPJCL」をクリックした場合に表示されるスプール・ビューアーです。

figure bm spool viewer
[Batch] - Job Details - スプール・ビューア

2.1.3. ステップ情報

各ステップの情報を表示します。

figure bm 1 6
[Batch] - Job Details - ステップ情報

以下は、各項目の説明です。

項目 説明

ステップ

ステップ名です。

RCODE

リターンコード(終了コード)です。

開始

ステップの開始日時です。

終了

ステップの終了日時です。

CPU

ステップの実行に使用されたCPU時間です。(単位: 秒)

処理時間

ステップの実行に使用されたプロセッサー時間です。(単位: 秒)

2.1.4. DD情報

各ステップのDD情報を表示します。

figure bm 1 7
[Batch] - Job Details - DD情報

以下は、各項目の説明です。

項目 説明

ステップ

ステップ名です。

DD名

ステップのDD名です。

データセット名

JCLに指定されたデータセット名です。

挿入

実行中のジョブで使用しているデータセットにレコードを挿入した回数です。

検索

実行中のジョブで使用しているデータセットのレコードを検索した回数です。

更新

実行中のジョブで使用しているデータセットのレコードを更新した回数です。

削除

実行中のジョブで使用しているデータセットのレコードを削除した回数です。

3. JCLs

ナビゲーション領域[JCLs]メニューを選択すると、指定されたデータセットのメンバーのJCLを検索し、各JCL情報の検索、サブミット、開始(特定のステップから)、スキャンおよびJEM機能を実行できます。

JCLs画面で検索条件を設定して[検索]ボタンをクリックすると、検索されたJCL情報が表示されます。検索条件を入力せずに検索すると、デフォルトのJCLライブラリ(SYS1.JCLLIB)のすべてのJCLが検索されます。[更新]ボタンをクリックすると、最新情報に更新されます。

figure bm 1 11
[Batch] - JCLs
  • 検索条件

    以下は、検索条件の各項目の説明です。

    項目 説明

    JCLLIB/USERLIB/MACLIB

    JCLライブラリを指定します。このライブラリは、openframe_batch.conf設定ファイルのtjesサブジェクトのPROCLIBセクションのJCLLIBとUSERLIB、MACLIBキーに定義されています。

    JCL名

    JCL名を指定します。(LIKE(プレフィックス)検索)

    openframe_batch.conf設定ファイルの詳細については、OpenFrame Batch『環境設定ガイド』を参照してください。

  • 検索結果

    以下は、検索結果の各項目の説明です。

    項目 説明

    JCL名

    JCL名です。

    一覧からJCL名をクリックすると、JCL Details画面に移動します。詳細については、JCL Detailsを参照してください。

    オーナー

    メンバー・ファイルの所有者です。

    サイズ(バイト)

    メンバー・ファイルのサイズです。(単位: バイト)

    最終アクセス日時

    メンバーを最後に検索または変更した日付と時間を表示します。

3.1. JCL Details

JCLs画面の一覧から「JCL名」項目をクリックすると、JCL Details画面が表示されます。ページ名の左にある[<]ボタンをクリックすると、JCLs画面に戻ります。

figure bm jcls detail
[Batch] - JCLs - JCL Details(1)

以下は、各ボタンの説明です。

ボタン 説明

[名前を付けて保存]

[名前を付けて保存]ボタンをクリックすると、以下のポップアップが表示され、JCL を別の名前で保存できます。

figure bm jcl save as

[保存]

変更されたJCLの情報を保存します。

[保存]ボタンはリソースの元のデータを変更するため、ofmanager.propertiesの設定によって制御されます。

「ofmanager.jclSave = yes」に設定すると、JCLs Details画面で[保存]ボタンが表示されます。設定しないか、「ofmanager.jclSave = no」に設定した場合は、[保存]ボタンが表示されません。

[サブミット]

JCLのすべてのステップをサブミットします。

UNIX形式はサポートされていますが、DOS形式(Windowsで作成されたテキスト)はサポートされません。

[ステップから開始]

指定されたステップから開始してサブミットします。

このボタンをクリックすると、ステップを選択できるステップから開始ポップアップが表示されます。

figure bm jcl step submit

JCLの変更後にこのボタンをクリックすると、JCLが変更されたことを示すポップアップ・ウィンドウが開きます。このボタンを使用するときは、JCLを変更しないでください。

[変更の破棄]

JCLを編集すると、[変更の破棄]ボタンが有効になります。ボタンをクリックすると、元のJCLの内容に戻ります。

figure bm jcl detail

4. JCL Runners

ナビゲーション領域[JCL Runners]メニューを選択すると、JCL Runners画面が表示されます。この画面で状態とクラスを変更することができます。「クラス」項目から特定のクラスを選択すると、そのクラスに属するランナーの一覧が表示され、状態ごとに分類および検索することができます。初期画面では、すべてのクラスが設定されています。

figure bm 1 14
[Batch] - JCL Runners
  • 検索条件

    以下は、検索条件の各項目の説明です。

    項目 説明

    インデックス

    選択できるインデックスがプルダウンメニューで表示されます。

    ノード

    OpenFrame Managerが設定された環境のすべてのノードが表示されます。

    クラス

    選択できるクラスが表示されます。クラスを含むすべてのランナーが表示されます。

    ステータス

    検索するJCLランナーの状態を選択します。アクティブまたは非アクティブのいずれかを選択できます。

  • 検索結果

    以下は、検索結果の各項目の説明です。

    項目 説明

    ノード名

    ノード名です。

    インデックス

    ランナー・インデックスです。

    イニシエータ

    openframe_batch.conf設定ファイルのtjesサブジェクトのINITDEFセクションのRunner Slot名です。

    クラス

    ランナー・スロットに割り当てられているクラスです。

    ジョブID

    ランナーで実行されているジョブIDです。

    ジョブ名

    ランナーで実行されているジョブ名です。

    PID

    ジョブを実行しているランナーのプロセスIDです。これは、ランナーが実行しているノードでのみ有効です。

    ステータス

    ランナーの状態(アクティブまたは非アクティブ)を変更します。ランナー状態の変更についての詳細は、JCLランナーのステータスの変更を参照してください。

    openframe_batch.conf設定ファイルの詳細については、OpenFrame Batch『環境設定ガイド』を参照してください。

4.1. JCLランナーのステータスの変更

JCL Runners画面から状態を変更するランナーのチェックボックスにチェックを入れて[アクティブ]または[非アクティブ]ボタンをクリックすると、選択されたランナーの状態が一括変更されます。一覧の左上にあるチェックボックスをオンまたはオフにして、すべて選択またはすべて解除することができます。

figure bm 1 15
[Batch] - JCL Runners - JCLランナーのステータスの変更

[クラスのステータス]ボタンをクリックして、ジョブ・キュー・ステータスを確認することができます。表示されたクラスのトグルボタンを使用して状態を変更することができます。

figure bm 1 15 3
[Batch] - JCL Runners - ジョブ・キュー・ステータスの変更

4.2. JCLランナー・クラスの変更

JCL Runners画面で特定のランナーの「クラス」列をダブルクリックして、そのランナーが動作するクラスを変更することができます。クラス情報を変更すると、[保存]ボタンが有効になります。[保存]ボタンをクリックすると、クラスの状態が変更されます。

figure bm 1 15 4
[Batch] - JCL Runners - ランナー・クラスの変更

5. Outputs/Printers

ナビゲーション領域[Outputs/Printers]メニューを選択すると、Outputs/Printers画面が表示します。画面は状態を変更またはパージできる[出力]タブとプリンター情報を表示する[プリンター]タブで構成されており、出力リストが表示されます。

5.1. [出力]タブ

Outputs/Printers画面の[出力]タブをクリックすると、出力キューが表示されます。検索条件を入力して[検索]ボタンをクリックすると、検索された出力情報が表示されます。[更新]ボタンをクリックすると、最新情報に更新されます。

[パージ][解除]ボタンをクリックして、選択したジョブの出力のDISPOSITION状態を変更することができます。[パージ]ボタンをクリックすると、指定された出力を出力キューから削除することができます。また、[解除]ボタンは、ジョブの状態を「Hold」から「write」に変更します。

figure bm 1 17 1
[Batch] - Outputs/Printers - [出力]タブ
  • 検索条件

    以下は、検索条件の各項目の説明です。

    項目 説明

    ジョブID(From)

    検索するジョブIDを指定します。

    ワイルドカード(*)検索方法を使用して、「XXX」で始まるIDを検索します。

    ジョブID(JOBXXXXX、J0XXXXXX形式(Xは数字))を入力すると、条件に一致するジョブの一覧が表示されます。

    ジョブ名

    検索するジョブ名を指定します。

    出力クラス

    検索する出力クラスを指定します。

  • 検索結果

    以下は、検索結果の各項目の説明です。

    項目 説明

    番号

    シリアル番号です。

    ジョブID

    ジョブIDです。

    ジョブ名

    ジョブ名です。

    出力クラス

    出力クラスです。

    ステータス

    出力の状態です。

    • Hold

    • Unable

    • Ready

    • Print

    • Error

    DD ID

    DD IDです。

    DD名

    JCLに指定されたDD名です。

    FORMS

    SYSOUTデータセットの形式番号です。

    CHARS

    データセットを出力する際、1つ以上のコード化フォントの名前です。

    FORMDEF

    書式定義(Form Definition)のメンバー名です。

    PAGEDEF

    ページ定義(Page Definition)のメンバー名です。

    WRITER

    データセットを処理する外部記録装置の名前です。

出力の詳細については、OpenFrame Batch『TJESガイド』の「POLIST(Print Output detail LIST)」を参照してください。

5.2. [プリンター]タブ

Outputs/Printers画面の[プリンター]タブをクリックすると、プリンターの一覧が表示されます。

figure bm 1 17 2
[Batch] - Outputs/Printers - [プリンター]タブ
  • 検索結果

    以下は、検索結果の各項目の説明です。

    項目 説明

    プリンター名

    プリンター名です。

    出力クラス

    出力クラスです。

    コマンド

    印刷を実行するコマンドです。

    ドライバー

    プリンター・ライブラリのパスです。

6. Spool Backups

ナビゲーション領域[Spool Backups]タブを選択すると、バックアップされたスプール一覧が日付とジョブ名ごとに表示されます。

バックアップ日に期間を指定して[検索]ボタンをクリックすると、バックアップされた日付が表示されます。また、検索条件としてジョブ名を入力することもできます。

figure bm spool backups
[Batch] - Spool Backups
  • バックアップ日

    バックアップ日に期間を指定して[検索]ボタンをすると、指定された期間内にバックアップされたスプールの一覧が日付ごとに表示されます。表示された特定の日付をクリックすると、その日にバックアップされたスプールのジョブ一覧が表示されます。

  • ジョブ情報

    • 検索条件

      検索条件としてジョブ名を入力して[検索]ボタンをクリックすると、該当するジョブのみ表示されます。ジョブ名を指定せずに検索すると、すべてのジョブが表示されます。

      項目 説明

      Job Name

      検索するジョブ名を指定します。(LIKE(プレフィックス)検索)

    • 検索結果

      以下は、検索結果の各項目の説明です。

      項目 説明

      ジョブID

      ジョブIDをクリックすると、Spool Backup Details画面が表示されます。詳細については、Spool Backup Detailsを参照してください。

      ジョブ名

      ジョブ名です。

      サブミット日

      ジョブをサブミットした日付です。

      バックアップ日

      スプールをバックアップした日付です。

      ファイルパス

      スプールのバックアップ・ファイルのパスです。

6.1. Spool Backup Details

Spool Backups画面の一覧から特定のジョブIDをクリックすると、Spool Backup Details画面が表示されます。ページ名の左にある[<]ボタンをクリックすると、前の画面に戻ります。

Spool Backup Details画面は、ジョブ情報スプールステップDD領域で構成されています。詳細については、Job Detailsを参照してください。

スプール一覧から特定のスプールをクリックすると、スプールの詳細を確認できるスプール・ビューアー画面が表示されます。

figure bm spoolbackup detail
[Batch] - Spool Backups - Spool Backup Details

以下は、各項目の説明です。

項目 説明

ジョブID

ジョブIDです。

ジョブ名

ジョブ名です。

ジョブのステータス

ジョブの状態です。

  • Working

  • Done

  • Error

  • Flush

  • Start

  • Hold

  • Suspend

  • Stop

ジョブクラス

ジョブ・クラスです。

優先順位

ジョブの優先順位です。

ユーザーID

ジョブを実行したユーザーIDです。

ノード名

ジョブが実行されたノード名です。

インデックス

ジョブを実行しているランナー・スロットのインデックスです。

PID

プロセスIDです。

サブミット

ジョブをサブミットした日付と時間です。

開始

ジョブの開始時刻です。

終了

ジョブの終了時刻です。

処理時間

ジョブの処理に使用された合計処理時間です。(CPU時間を除く)

CPU時間の合計

ジョブの実行に使用されたCPU時間の合計です。

CPU PCTの合計

ジョブの実行に使用されたCPUの割合です。

メモリ使用量の合計

ジョブのメモリ使用量の合計です。

JCLパス

ジョブをサブミットしたJCLの絶対パスです。

7. User Spool

ナビゲーション領域[User Spool]メニューを選択すると、出力クラスがWであるスプールの一覧が表示されます。[User Spool]メニューは、TACFのOFMANAGRクラスのBM.USERSPOOLリソースに対して読み取り権限を持つユーザーにのみ表示されます。

figure bm user spool
[Batch] - User Spool
  • 検索条件

    以下は、検索条件の各項目の説明です。

    項目 説明

    ジョブID (From)

    検索するジョブIDを指定します。

    ワイルドカード(*)検索方法を使用して、「XXX」で始まるIDを検索します。

    ジョブID(JOBXXXXX、JXXXXXXX形式(Xは数字))を入力すると、条件に一致するジョブの一覧が昇順で表示されます。

    ジョブ名

    ジョブ名を指定します。一致するすべてのジョブを検索します。(完全一致検索)

    WRITER

    JCLのSYSOUTに指定したユーザーであるライターを検索します。(完全一致検索)

    ステップ名

    JCLに指定されたステップ名を検索します。(完全一致検索)

    DD名

    JCLに指定されたDD名を検索します。(完全一致検索)

    開始日(Between)

    指定された期間内にサブミットされたジョブの一覧を検索します。(完全一致検索)

  • 検索結果

    以下は、検索結果の各項目の説明です。

    項目 説明

    ジョブID

    ジョブIDをクリックすると、Job Details画面が表示されます。詳細については、Job Detailsを参照してください。

    ジョブ名

    ジョブ名です。

    開始日時

    ジョブが開始された日付と時間です。

    終了日時

    ジョブが終了された日付と時間です。

    Writer

    JCLのSYSOUTに指定したユーザーです。

    DD名

    JCLに定義されたDD名です。

    ステップ名

    JCLに定義されたステップ名です。

    検索結果から特定のスプールをクリックすると、詳細を表示します。ウィンドウを最大化するときは[最大化]ボタンを、閉じるときは[X]ボタンを押します。

    figure bm spool view
    [Batch] - User Spool - スプールの詳細