POST

本章では、アプリケーション・プログラムに各種メッセージを送信するPOSTコマンドについて説明します。

1. POST END

アプリケーション・プログラムに終了メッセージを送信します。

  • 使用方法

    -+-POST-+-END-+-,P=procedure-name--+------------+--+-,DID=aim-did-
     '-PO---'     |                    |      .-F-. |  |
                  |                    '-,MD=-+---+-'  |
                  |                           |-Q-|    |
                  |                           '-E-'    |
                  '-,Q=mqn-name--+------------+--+-----'
                                 |      .-F-. |
                                 '-,MD=-+---+-'
                                        '-E-'
    オペランド 説明

    P=procedure-name

    指定されたプロシージャに含まれるすべてのプログラムに終了メッセージを送信します。これにより、当該プロシージャに接続しているすべての端末は、PATHOF状態に変更されます。このオペランドは、メッセージ・ファイル形式のプロシージャにのみ有効です。

    Q=mqn-name

    指定されたMQNのすべてのプログラムに終了メッセージを送信します。

    MD=F | Q | E

    プログラムの終了タイプを選択します。

    • F : 同期終了(デフォルト値)

    • Q : 緊急同期終了(プログラムのメッセージ・ファイルのI-フィールドに'!F’を送信)

    • E : 強制終了(プログラムのメッセージ・ファイルのI-フィールドに'85’を送信)

    DID=aim-did

    AIMディレクトリIDを指定します。(デフォルト値:00)

  • 使用例

    aimcmd -c 'POST END,P=OIVPPROC'
    aimcmd -c 'POST END,Q=OIVPMQN'

2. POST MSG

アプリケーション・プログラムまたはワークステーションにメッセージを送信します。

  • 使用方法

    -+-POST-+-MSG-+-,Q=mqn-name---+----------------+--+-----------------+--
     '-PO---'     |               '-,DID=aim-did-' |  '-,M=message-text-'
                  |-,SQ=smqn-name-+----------------|
                  |               '-,DID=aim-did-' |
                  |-,PWS=procedure-name--------|
                  '-,WS=-+-workstation-name-+--'
                         '--ALL-------------'
    オペランド 説明

    Q=mqn-name

    指定したMQNにメッセージを送信します。

    SQ=smqn-name

    指定したSMQNにメッセージを送信します。

    PWS=procedure-name

    指定したプロシージャに関連付けられたすべてのワークステーションにメッセージを送信します。

    WS=workstation-name | ALL

    指定したワークステーションにメッセージを送信します。

    M=message-text

    送信するメッセージを入力します。一般的な文字列に加えて、括弧や引用符で囲まれた文字列を入力することができます。

    DID=aim-did

    AIMディレクトリIDを指定します。(デフォルト値:00)

    送信するメッセージに特殊文字や空白が含まれる場合は、シェルで正しく認識されるように引用符で囲む必要があります。たとえば、Bashシェルではメッセージ内に一重引用符(')を含めるために、文字列全体を二重引用符(")で囲む必要があります。

3. POST TIME

指定した時間、または一定時間が経過した後にアプリケーションにメッセージを送信します。

  • 使用方法

    -+-POST-+-TIME-+-------------+--+---------------+--+--------------+-----------------+-
     '-PO---'      |-,T=hh.mm.ss-|  |-,Q=mqn-name---|  '-,DID=aim-did-'  '-,TI=timer-id-'
                   '-,C=hh.mm.ss-'  '-,SQ=smqn-name-'
    オペランド 説明

    T=hh.mm.ss

    指定した時間が経過した後にメッセージを送信します。

    TオペランドとCオペランドの両方が省略された場合、「T=00:00:01」がデフォルト値になります。

    C=hh.mm.ss

    指定した時刻にメッセージを送信します。

    Q=mqn-name

    メッセージを送信するMQNを指定します。

    SQ=smqn-name

    メッセージを送信するSMQNを指定します。

    QオペランドとSQオペランドの両方が省略された場合、コマンドを実行したアプリケーションのSMQN名をSQと見なします。

    DID=aim-did

    AIMディレクトリIDを指定します。(デフォルト値:00)

    TI=timer-id

    POST TIMEコマンドの識別子を指定します。省略された場合は、スペースが設定されます。1つのSMQNに対して複数のPOST [TIME]コマンドを発行する場合は、必ず指定する必要があります。

  • 使用例

    aimcmd -c 'POST TIME,SQ=OIVPAP01'

4. CLEAR TIME

POST [TIME]コマンドをキャンセルします。

  • 使用方法

    -+-CLEAR-+-TIME-+-,Q=mqn-name---+----------------+-
     '-CL---'       |               '-,DID=aim-did-' |
                    |-,SQ=smqn-name-+----------------|
                    |               '-,DID=aim-did-' |
                    '-,TI=timer-id-------------------'
    オペランド 説明

    Q=mqn-name

    POST TIMEを設定したMQNを指定します。

    SQ=smqn-name

    POST TIMEを設定したSMQNを指定します。

    DID=aim-did

    AIMディレクトリIDを指定します。(デフォルト値:00)

    TI=timer-id

    POST TIMEコマンドの識別子を指定します。

  • 使用例

    aimcmd -c 'CLEAR TIME,SQ=OIVPAP01'

5. DISPLAY TIME

POST [TIME]コマンド情報を表示します。

  • 使用方法

    -+-DISPLAY-+-TIME-+-,SQ=smqn-name-+----------------+-
     '-D---'          |               '-,DID=aim-did-' |
                      '-,TI=timer-id-------------------'
    オペランド 説明

    Q=mqn-name

    POST TIMEを設定したMQNを指定します。

    SQ=smqn-name

    POST TIMEを設定したSMQNを指定します。

    DID=aim-did

    AIMディレクトリIDを指定します。(デフォルト値:00)

    TI=timer-id

    POST TIMEコマンドの識別子を指定します。

  • 出力項目

    項目 説明

    DID

    AIMディレクトリIDです。

    SMQN NAME

    SMQN名です。

    SET TIME

    メッセージ送信時刻です。

    TIMER ID

    POST TIMEコマンドの識別子です。

  • 使用例

    • 出力結果が存在しない場合

      aimcmd -c 'DISPLAY TIME'
      DID   SMQN NAME   SET TIME    TIMER ID
      -------- NOTHING --------
    • 出力結果が存在する場合

      aimcmd -c 'DISPLAY TIME'
      DID   SMQN NAME   SET TIME    TIMER ID
      00    OIVPAP00    23:59:59
      00    OIVPAP01    23:59:59
      00    OIVPAP02    23:59:59
      00    OIVPAP03    23:59:59
      00    OIVPAP04    23:59:59
      00    OIVPAP05    23:59:59
      00    OIVPAP06    23:59:59