管理ツール

本章では、OpenFrame ASM(以下、OFASM)で提供される管理ツールについて説明します。

1. ofaobj

ofaobjは、OpenFrameアセンブラーによってコンパイルされたオブジェクトコード .asmo ファイルの情報を確認するためのツールです。

以下は、ofaobjの使用方法です。

ofaobj -i <ファイル名>.asmo
ofaobj -d <ディレクトリ名>
オプション 説明

-i

1つの .asmo ファイルの結果を出力します。

-d

1つのディレクトリ内にある複数の .asmo ファイルの結果を出力します。

以下は、出力結果の例です。

 File Name      OPT    AMODE  RMODE  VER      Source Path
--------------------------------------------------------------------
 TEST1.asmo     COMP   24     24     4.1575   /home/oframe7/data/TEST1.asmi
 TEST2.asmo     REUSE  31     ANY    4.1575   /home/oframe7/data/TEST2.asmi
 TEST3.asmo     REUSE  24     24     4.1575   /home/oframe7/data/TEST3.asmi
 TEST4.asmo     NONE   24     24     4.1575   /home/oframe7/data/TEST4.asmi
 TEST5.asmo     REUSE  24     24     4.1575   /home/oframe7/data/TEST5.asmi
項目 説明

File Name

ファイル名です。

OPT(Option)

コンパイル時に使用されたロード・オプションです。

  • COMP(Compatible): REUSEと同じ機能です。4.1525バージョンより前のOFASM製品でコンパイルされた場合にのみ表示されます。

  • NONE: 1つのVMからこのモジュールに対して複数のロードを要求する場合、そのたびに各プログラム・インスタンスが作成されます。

AMODE

アドレス・モードを示します。

RMODE

レジデンス・モードを示します。

VER (Version)

ファイルのコンパイルに使用されたOFASM製品のバージョンです。4.1575は、OFASM v4 r1575を使用してコンパイルされたことを示します。ただし、v4 r1187より前のバージョンでコンパイルされたモジュールには、この項目が表記されないことがあります。

Source Path

ファイルのコンパイルに使用されたソースコード・ファイルのパスを示します。

-d オプションを使用した実行結果は、ファイル名の順に表示されない場合があります。