OSC

本章では、OpenFrame Managerの[OSC]メニューの主要機能について説明します。(OpenFrame OSCに対応)

1. 概要

[OSC]メニューは、システム・サーバーとリージョンを運用するために、OSCシステム関連の情報とリソースの検索機能を提供します。 OSCは、リージョン・レベルとシステム・レベルの項目で構成されています。

  • リージョン・レベルの項目は、特定のリージョンを検索および管理するために使用されます。リージョンは、ノードごとに起動できるため、リージョンのノード名を選択する必要があります。

  • システム・レベルの項目は、OSCシステム全体を管理するために使用されるため、特定のリージョンを選択する必要はありません。

次は、[OSC]を介してサーバーに業務処理を要求する手順です。

  1. 要求された業務をOSCシステムに送信するために、Tmax TP-Callを使用してTmaxと通信します。

  2. OSCシステムで業務を処理した後、再びTP-Callを使用してWebアプリケーション・サーバー(以下、WAS)に応答データを返します。

  3. WASは、HTTPプロトコルを介してユーザーに応答データを送信し、ユーザーは受信したデータをHTMLとJavascriptを使用してWebブラウザーから確認することができます。

メニュー領域の[OSC]を選択し、ナビゲーション領域からメニューを選択します。

figure om 1 1
OSCのメイン画面

以下は、ナビゲーション領域の各メニューの説明です。

メニュー 説明

[Regions]

リージョン情報、トランザクションの状態と統計、リソースなどを表示します。

  • [Region Information] : リージョン・サーバーに関する一般的な情報を表示します。

  • [Transaction Status] : トランザクションが実行されているアプリケーション・サーバー、トランザクションを要求した端末、トランザクションを開始したプログラムなどのトランザクション関連情報を表示します。

  • [Transaction Statistics] : 完了したトランザクションに関する統計(USER TIME、CPU TIMEなど)情報を日付ごとに表示します。

  • [Queues] : TSQおよびTDQの一覧と各キューの詳細情報を表示します。

  • [Storage] : ユーザーのメモリ領域を表示します。

  • [System Definitions] : システム定義リソースを作成、表示、変更、削除します。

  • [Runtime Resources] : ランタイム・リソースを表示、変更、削除します。

[Terminals]

GWに接続されている端末の一覧と端末関連の情報を表示します。

[Scheduled Transactions]

STARTまたはDELAYコマンドを使用してスケジュールされたトランザクションを表示および削除します。

[Named Counters]

名前付きカウンターの情報を表示します。

[EIB Response Codes]

CICSコマンドの応答コードの詳細を表示します。

[Program Deploy]

各リージョンごとにプログラムを追加、変更、削除、表示およびデプロイ(oscrtsdupdate)します。 수행한다.

[TX Time Control]

特定の時間にOSCステム全体または特定のユーザー・プログラムをテストします。

  • [Time Information] : OSCシステム全体または特定のリージョン、特定のユーザー・プログラムの日付と時間を検索、追加、編集、削除します。

2. Regions

リージョン情報、トランザクションの状態と統計、リソースなどを表示します。サブメニューについては、各節の説明を参照してください。

2.1. Region Information

ナビゲーション領域[Regions] > [Region Information]メニューを選択すると、リージョン関連の一般的な情報とCWAビューが表示されます。

figure om regionsinfo overall
[OSC] - Region Information

リージョン・サーバーが異常な状態にある場合は、 「リージョンのステータス」項目に「NRDY」が表示され、CWA Hex/ASCIIビューにはデータが表示されません。

  • 検索条件

    以下は、検索条件の各項目の説明です。

    項目 説明

    リージョン名

    リージョン名を指定して検索します。(完全一致検索)

    ノード名

    ノード名を指定して検索します。(完全一致検索)

  • 検索結果

    以下は、検索結果の各項目の説明です。

    項目 説明

    リージョン名

    リージョン名です。

    ノード名

    リージョンのノード名です。

    リージョンのステータス

    リージョンの状態です。

    • RDY : 正常に起動された状態

    • NRDY : 異常な状態

    ログレベル

    リージョンの現在のログレベルです。

    • ERROR

    • INFO

    • DEBUG

    • TEST

    システムID

    リージョンに割り当てられたSYSIDです。

    ジョブID

    リージョンに割り当てられたジョブIDです。

    メモリ情報(CWA)

    CWA(Common Work Area)の情報を保存する共有メモリのサイズが表示されます。これをクリックすると、CWA HEX/ASCIIビューが表示されます。

CWA Hex/ASCIIビュー

CWA(Common Work Area)は、各OSCアプリケーション・サーバーに割り当てられたデータ領域です。

CWAは、OSCアプリケーション・サーバーの起動時に作成され、システムが稼働している間にのみ存在します。また、プログラム間にデータを共有したり、プログラムの実行結果を他のトランザクションまたはプログラムに送信したりするために使用されます。以下の画面は、CWAのHEX/ASCII Viewです。

figure om cwa 01
[OSC] - CWA HEX/ASCIIビュー

2.2. Transaction Status

ナビゲーション領域[Regions] > [Transaction Status]メニューを選択すると、Transaction Status画面が表示されます。この画面では、リージョン・サーバーの一覧と各リージョン・サーバーのプロセス一覧、および各プロセスで現在処理しているトランザクション情報が表示されます。

リージョン・ツリー・ビューから特定のノード名を選択すると、該当するリージョンのサーバー情報が表示されます。「リージョンサーバー名」フィールドにサーバー名を入力して[検索]ボタンをクリックします。サーバー名を入力せずに検索すると、すべてのリージョン・サーバーの一覧が表示されます。[更新]ボタンをクリックすると、最新情報に更新されます。

figure om transstatus overall
[OSC] - Transaction Status
  • 検索結果

    以下は、検索結果の各項目の説明です。

    項目 説明

    リージョン名

    リージョン・サーバーの一覧です。

    1つのリージョンで各ロールに応じて必要なサーバーが表示されます。特定のサーバー名をクリックすると、Transaction Status Details画面が表示されます。詳細については、Transaction Status Detailsを参照してください。

    RDY

    準備完了状態のリージョン・サーバー・プロセスの数です。

    NRDY

    準備完了状態でないリージョン・サーバー・プロセスの数です。

    実行

    実行状態のリージョン・サーバー・プロセスの数です。

    トランザクション数

    サーバーの起動後に処理されたトランザクションの数です。

    平均トランザクション時間(秒)

    実行されたトランザクションの平均処理時間です。(単位: 秒)

    キューカウント

    キューイングされたトランザクションの数です。

    平均キューイング時間

    キューイングされたトランザクションの平均キューイング時間です。(単位: 秒)

2.2.1. Transaction Status Details

Transaction Status画面「リージョン名」一覧から特定のリージョン名をクリックすると、Transaction Status Detailsg画面が表示されます。ページ名の左にある[<]アイコンをクリックすると、前の画面に戻ります。

[更新]ボタンをクリックすると、最新情報に更新されます。特定のサーバー・プロセスを強制終了する場合は[強制終了]ボタンをクリックします。

figure om transstatus processlist
[OSC] - Transaction Status - Transaction Status Details
  • 検索結果

    以下は、検索結果の各項目の説明です。

    項目 説明

    SPRI

    サーバー・プロセスIDであり、Tmaxサーバー・プロセスの索引番号を示します。

    PID

    サーバー・プロセスIDです。

    ステータス

    サーバーの状態です。

    • RDY : トランザクションを実行できる待機状態

    • NRDY : トランザクションを実行できない停止状態

    • RUN : トランザクションが実行されている状態

    実行中のトランザクション

    実行中のトランザクションIDです。

    プロセスで現在実行中のトランザクションがある場合は、「Running Transaction」項目にトランザクションIDのリンクが表示されます。そのリンクをクリックすると、Running Transaction Information画面が表示されます。詳細については、実行中のトランザクション情報を参照してください。

    トランザクションカウント

    実行されたトランザクションの総数です。

    平均トランザクション時間(秒)

    実行されたトランザクションの平均処理時間です。

2.2.2. 実行中のトランザクション情報

プロセスで現在実行中のトランザクションがある場合は、「実行中のトランザクション」項目にトランザクションIDのリンクが表示されます。そのリンクをクリックすると、ポップアップ・ウィンドウが開かれ、実行中のトランザクションに関する情報が表示されます。

figure om transstats info
[OSC] - 実行中のトランザクション情報
項目 説明

トランザクションID

トランザクションIDです。

プログラム

トランザクションによって実行されているプログラム名です。

端末

トランザクションを実行する端末名です。

ユーザーID

トランザクションを実行したユーザーIDです。

トランザクションの開始日時

トランザクションの開始日時であり、「yyyy-MM-dd hh:mm:ss.SSS」形式で表示されます。(SSS=ミリ秒)

2.3. Transaction Statistics

ナビゲーション領域[Regions] > [Transaction Statistics]メニューを選択すると、実行されたトランザクションの統計情報(USER TIME、CPU TIMEなど)が日付ごとに表示されます。

リージョンツリービューから検索するリージョンを選択し、検索条件を設定して[検索]ボタンをクリックすると、指定された期間内に実行されたトランザクションの統計情報が表示されます。[更新]ボタンをクリックすると、最新情報に更新されます。

figure om transstats overall
[OSC] - Transaction Statistics
  • 検索条件

    以下は、検索条件の各項目の説明です。

    項目 説明

    トランザクションクラス

    検索するTranClass名を指定します。(完全一致検索)

    開始/終了日時

    統計検索の開始と終了日時を指定します。

    カレンダー・アイコンをクリックすると、日付を指定できるカレンダーが表示されます。時間を指定する場合は、[▲][▼]ボタンをクリックして1秒単位で調整できます。

  • 検索結果

    以下は、検索結果の各項目の説明です。

    項目 説明

    トランザクションクラス

    トランザクションクラス名です。

    特定のトランザクションクラス名をクリックすると、Transaction Statistics Detail画面が開き、該当のTranClassサーバーで処理されたトランザクションの統計を表示します。詳細については、Transaction Statistics Detailsを参照してください。

    トランザクションカウント

    トランザクションが実行された合計回数です。

    平均実行時間(秒)

    トランザクションの平均実行時間です。

    最小実行時間(秒)

    トランザクションの最小実行時間です。

    最大実行時間(秒)

    トランザクションの最大実行時間です。

    平均CPU時間(秒)

    トランザクションの処理に使用された平均CPU時間です。

    最小CPU時間(秒)

    トランザクションの処理に使用された最小CPU時間です。

    最大CPU時間(秒)

    トランザクションの処理に使用された最大CPU時間です。

2.3.1. Transaction Statistics Details

Transaction Statistics画面の一覧から特定のトランザクションクラスをクリックすると、そのトランザクションクラス・サーバーで実行されたトランザクションの統計が表示されます。ページ名の左にある[<]アイコンをクリックすると、前の画面に戻ります。検索結果の項目は、Transaction Statistics画面と同じですが、「トランザクションクラス」の代わりに「トランザクション」が表示されます。(完全一致検索)

figure om transstats detail
[OSC] - Transaction Statistics Details

2.4. Queues

ナビゲーション領域[Regions] > [Queues]メニューを選択すると、Queues画面が表示されます。

左側のツリービューでリージョン名を指定して検索すると、該当のリージョンが表示されます。各リージョンごとにTSQ(Temporary Storage Queue)、TDQ(Transient Data Queue)が表示され、TSQ名フィールドに検索するキュー名を入力して[検索]ボタンをクリックすると、検索結果が表示されます。TDQは、INTRAタイプのTDQのみ検索できます。検索するキュー名を入力せずに検索すると、すべてのキュー一覧が表示されます。(LIKE(プレフィックス)検索)

[更新]ボタンをクリックすると、最新情報に更新されます。キューを削除する場合は[削除]ボタンをクリックします。

「TSQ名(TDQ名)」項目の特定のキュー名をクリックすると、詳細が表示されます。(Queue Details画面を参照)

figure om tsqtdq list
[OSC] - Queues - TSQ
figure om tdq list
[OSC] - Queues - TDQ

2.4.1. Queue Details

Queues TSQQueues TDQ画面の一覧から「TSQ名(TDQ名)」をクリックすると、指定されたTDQまたはTSQの詳細が表示されます。

  • TSQ

    figure om tsq details 01
    [OSC] - Queue Details - TSQ

    以下は、各項目の説明です。

    項目 説明

    アイテム数

    キュー内のアイテムの数です。

    長さ

    キュー内のデータの合計長です。

    位置

    キューが保存されている場所です。

    • A : AUXを意味します。データセットに保存されています

    • M : MAINを意味します。メモリまたはデータベース表に保存されています。

    トランザクションID

    キューを作成したトランザクションIDです。

    最大アイテム長

    キュー内の最大アイテム・データの長さです。

    最小アイテム長

    キュー内の最小アイテム・データの長さです。

    最終使用日時

    キューに最後にアクセスした時間です。

    オフセット

    アイテム・データのオフセット情報です。

    HEX

    アイテム・データを16進数値で表示します。

    ASCII

    アイテム・データをASCII値で表示します。

    データ長

    アイテム・データの長さです。

  • TDQ

    figure om tdq details 01
    [OSC] - Queue Details - TDQ

    以下は、各項目の説明です。

    項目 説明

    オフセット

    アイテム・データのオフセット情報です。

    HEX

    アイテム・データを16進数値で表示します。

    ASCII

    アイテム・データをASCII値で表示します。

    データ長

    アイテム・データの長さです。

2.5. Storage

ナビゲーション領域[Regions] > [Storage]メニューを選択すると、OSCが占有しているメモリ領域が表示されます。OSCのGEM MAINコマンドを使用してアプリケーション・プログラムに割り当てるメモリ領域を指定すると、関連情報が表示されます。

Storage画面は、リージョン領域、検索条件を入力する領域、検索結果が表示される領域で構成されています。

リージョンツリービューから検索するノード名を選択すると、そのリージョンのデフォルト・ストレージの情報と一覧が表示されます。検索条件を入力して[検索]ボタンをクリックすると、検索結果が表示されます。検索条件を入力せずに検索すると、すべてのストレージ情報が表示されます。(LIKE(プレフィックス)検索)

[更新]ボタンをクリックすると、最新情報に更新されます。

figure om storage
[OSC] - Storage
  • 検索条件

    以下は、検索条件の各項目の説明です。

    項目 説明

    プログラム

    検索するプログラム名を指定します。

    トランザクションID

    検索するトランザクションIDを指定します。

  • ストレージ情報

    選択したリージョンで使用するメモリ・サイズ情報を表示します。

    項目 説明

    Total

    アプリケーション・プログラムに割り当てられるメモリ・サイズの合計です。

    Used

    アプリケーション・プログラムが使用しているメモリ・サイズ(Size項目に表示されたサイズの合計)です。これには、リージョンの起動に必要なメタデータのサイズ(32バイト)が含まれています。

  • 検索結果

    以下は、検索結果の各項目の説明です。

    項目 説明

    オフセット

    アプリケーション・プログラムに割り当てられたメモリ・アドレスです。

    トランザクションID

    メモリが割り当てられたトランザクションIDです。

    サーバープロセスID

    Tmaxによって発行されたサーバー・プロセスの索引番号です。

    プログラム

    プログラム名です。

    サイズ

    各アプリケーション・プログラム割り当てられたメモリ・サイズです。

    割り当て時間

    ストレージが割り当てられた時間です。

2.6. System Definitions

ナビゲーション領域[Regions] > [System Definitions]メニューを選択すると、System Definitions画面が表示されます。この画面は、グループ領域とシステム定義情報領域で構成されています。

figure om sdlist
[OSC] - System Definitions
  • グループ

    グループを検索、作成、削除します。

    グループ領域は、リージョン > リスト > グループの階層型ツリー構造で表示されます。リストは、OSCシステムのopenframe_osc.conf設定ファイルの osc.{Region名} サブジェクトのSDセクションのGRPLISTキーに設定された値です。グループ・ツリーは、各グループのサブグループ情報を表示します。

    ツリー上部の検索欄にグループ名を入力して検索するか、imageimageボタンをクリックしてグループを追加または削除することができます。詳細については、Groupsの管理を参照してください。

    openframe_osc.conf設定ファイルの詳細については、OpenFrame OSC『環境設定ガイド』を参照してください。

  • システム定義

    システム定義領域では、OSCシステムで管理するリソース・タイプごとに設定情報を確認し、リソースを追加、編集、削除することができます。また、タイプを選択して新しいリソースを作成することもできます。検索結果一覧の上にある[追加][編集][削除]ボタンを使用してリソースを追加、編集、削除することができます。詳細については、システム定義の管理を参照してください。

    検索条件を入力して[検索]ボタンをクリックすると、検索結果が表示されます。検索条件を入力せずに検索すると、すべてのリソース情報が表示されます。[更新]ボタンをクリックすると、最新情報に更新されます。

    • 検索条件

      以下は、検索条件の各項目の説明です。

      項目 説明

      リージョン

      検索するリージョンを指定します。(完全一致検索)

      リスト

      検索するグループのリストを指定します。(完全一致検索)

      グループ

      検索するグループを指定します。(完全一致検索)

      リソースタイプ

      検索するリソース・タイプを指定します。ALLを指定すると、すべてのリソースが表示されます。

      リソース名

      検索するリソース名を指定します。(LIKE(プレフィックス)検索)

    • 検索結果

      以下は、検索結果の各項目の説明です。

      項目 説明

      グループ名

      リソースが属するグループ名です。

      グループタイプ

      リソース・タイプです。

      リソース名

      リソース名です。

2.6.1. Groupsの管理

System Definitions画面のグループ領域のimageアイコンをクリックすると、グループの追加画面が表示されます。各項目を入力して[OK]ボタンをクリックすると、グループが作成されます。グループ一覧は自動的に更新され、追加されたグループを表示します。グループの作成を取り消すときは、[キャンセル]ボタンをクリックします。

figure om 10 3
[OSC] - System Definitions - グループの追加

以下は、各項目の説明です。

項目 説明

リージョン

グループを追加するリージョン名を指定します。起動しているすべてのリージョン一覧が表示されます。

リスト

グループが追加されるリスト名を指定します。リージョンのすべてのリストが表示されます。

追加されたグループは、ツリービュー一覧の最上部に表示されます。

グループ

追加するグループ名を指定します。グループ名は、リスト内で一意である必要があります。(最大8バイト)

System Definitions画面のグループ領域のimageアイコンをクリックすると、次のダイアログボックスが表示されます。[OK]ボタンをクリックするとグループが削除され、グループ一覧が自動的に更新されます。グループの削除を取り消す場合は、[キャンセル]ボタンをクリックします。

figure om 10 3 delete group
[OSC] - System Definitions - グループの削除

リソースが存在するグループを削除する場合、そのリソースはリストとリンクできないため、リージョンのランタイム・リソースとして使用できなくなります。

2.6.2. システム定義の管理

各リソース・タイプごとにリソースを追加することができます。各項目を入力して、一覧の上にある[追加]ボタンをクリックすると、リソースが追加されます。リソースが正常に追加されたら、システム定義リストが自動的に更新されます。

[編集]ボタンをクリックすると、リソースを編集することができます。システム定義の編集項目は登録項目と同じですが、一部の属性は変更できません。

次のリソース・タイプごとにシステム定義を登録または編集することができます。詳細については、各節を参照してください。

上記のリソース・タイプに加え、LIBRARY、ENQMODEL、WEBSERVICE、LSRPOOL、MAPSET、PIPELINE、PROFILE、SESSIONSリソースを登録、検索、編集、および削除することができます。ただし、OSCではこれらのリソース・タイプはサポートされないため、説明は省略します。詳細については、OpenFrame OSC『リソースガイド』を」参照してください。

本節では、システム定義を登録するときに使用される項目について説明し、編集できない項目は個別にコメントします。

System Definition Type - CONNECTION

以下は、CONNECTIONリソースを定義するための画面です。

figure om 10 14
[OSC] - Add System Definition - CONNECTION

以下は、各項目の説明です。

項目 説明

COMMECTION

接続名です。(最大4バイト、編集モードでは入力できません)

GROUP

リソースが属しているグループ名です。(最大8バイト、編集モードでは入力できません)

NETNAME

接続対象のOSCサーバー名です。(最大8バイト)

PROTOCOL

接続に使用するプロトコルを指定します。(現在は、_blankのみサポートされます)

  • _blank : OSCアプリケーション・サーバーへの接続を設定します。

ACCESSMETHOD

接続のアクセス方法を指定します。(現在は、VTAMのみサポートされます)

INSERVICE

接続を使用できるかどうかを指定します。

System Definition Type - FILE

以下は、FILEリソースを定義するための画面です。

figure om 10 16
[OSC] - Add System Definition - FILE

以下は、各項目の説明です。

項目 説明

FILE

ファイル名です。(最大8バイト、編集モードでは入力できません)

GROUP

リソース定義グループ名です。(最大8バイト、編集モードでは入力できません)

DSNAME

ファイルに使用されるデータセット名です。(最大44バイト)

OPENTIME

OSCエンジンがアプリケーション・プログラムで使用するファイルを開く時点を指定します。

  • FIRSTREF : 要求されるまでは閉じられたままであり、ファイルへの要求が発生したときに開かれます。

  • STARTUP : OSCエンジンの起動時にファイルが開かれます。

REMOTESYSTEM

リモート・リージョン・サーバーのSYSIDです。(最大4バイト)

REMOTENAME

リモート・リージョン・サーバーで使用されるファイル・リソース名です。(最大8バイト)

RECORDSIZE

レコードの最大長です。

KEYLENGTH

レコードのキー長です。

RECORDFORMAT

レコードのフォーマットです。

  • V : 可変長

  • F : 固定長

MAXNUMRECS

レコードの最大数です。

ADD

ファイルにレコードを追加できるようにするかどうかを設定します。(YES | NO)

BROWSE

ファイル内のレコードを順次検索できるようにするかどうかを設定します。(YES | NO)

DELETE

ファイルからレコードを削除できるようにするかどうかを設定します。(YES | NO)

READ

ファイルからレコードを読み取れるようにするかどうかを指定します。(YES | NO)

UPDATE

ファイルのレコードを更新できるようにするかどうかを設定します。(YES | NO)

JOURNAL

ジャーナル名です。ジャーナルを無効にする場合は、Noを指定します。(最大8バイト)

CICSの旧バージョンでは、ジャーナル名に1から99の数字を使用していましたが、互換性のためにDFHJnn形式に変更しました。(nn : 1~99)

System Definition Type - JOURNALMODEL

以下は、JOURNALMODELリソースを定義するための画面です。

figure om 10 17
[OSC] - Add System Definition - JOURNALMODEL

以下は、各項目の説明です。

項目 説明

JOURNALMODEL

ジャーナル・モデル名です。(最大8バイト、編集モードでは入力できません)

GROUP

リソース定義グループです。(最大8バイト、編集モードでは入力できません)

JOURNALNAME

ジャーナル名です。(最大8バイト)

TYPE

ジャーナル・レコードが記録される対象を指定します。

  • MVS : VBデータセットに記録する

  • SMF : SMFデータセットに記録する (OSCではサポートされません)

  • DUMMY : ジャーナル・レコードを記録しない (OSCではサポートされません)

STREAMNAME

LOG STREAMとして機能するVBデータセット名です。

System Definition Type - PROGRAM

以下は、PROGRAMリソースを定義するための画面です。

figure om 10 18
[OSC] - Add System Definition - PROGRAM

以下は、各項目の説明です。

項目 説明

PROGRAM

プログラム名です。(最大8バイト、編集モードでは入力できません)

GROUP

リソース定義グループです。(最大8バイト、編集モードでは入力できません)

LANGUAGE

プログラムが作成されたプログラミング言語です。

現在は、COBOL、PLI、ASSEMBLERをサポートしています。

RELOAD

LINK、LOAD、XCTLを介してプログラムを呼び出すときにコピーを使用するかどうかを指定します。(YES | NO)

RESIDENT

プログラムの常駐状態を設定します。(YES | NO)

TRANSID

トランザクションIDです。(最大4バイト)

REMOTESYSTME

リモート・リージョン・サーバーのSYSIDです。(最大4バイト)

REMOTENAME

リモート・リージョン・サーバーが使用するプログラム名です。(最大8バイト)

System Definition Type - TDQUEUE

以下は、TDQUEUEリソースを定義するための画面です。

figure om 10 19
[OSC] - Add System Definition - TDQUEUE

以下は、各項目の説明です。共通項目とタイプごとに異なる設定項目に分けて説明します。

  • 共通項目

    項目 説明

    TDQUEUE

    TDQ名です。(最大4バイト、編集モードでは入力できません)

    GROUP

    リソース定義グループです。(最大8バイト、編集モードでは入力できません)

    TYPE

    TDQタイプです。必須指定項目です。

    • EXTRA : EXTRA-partition TDQ

    • INDIRECT : INDIRECT TDQ

    • INTRA : INTRA-partition TDQ

    • LOG : LOG TDQ

    • REMOTE : リモートTDQ

  • EXTRA TDQ

    項目 説明

    DDNAME

    JCLに指定されたDD名です。(最大8バイト)

    SYSOUTCLASS

    SYSOUTデータセットのクラスを指定します。

    • 文字 : A~Zまたは0~9までの文字

    • アスタリスク(*) : デフォルト値

    • blank : 空白

    RECORDSIZE

    レコードの最大サイズを設定します。(デフォルト値: 1)

    • SYSOUTCLASSを設定した場合は、レコード形式に関係なく、最大値は8,968です。

    • SYSOUTCLASSを設定した場合は、レコード形式に関係なく、最大値は32,767です。

    RECORDFORMAT

    この項目は、Block Format項目と一緒に設定する必要があります。

    • blank (デフォルト値)

    • FIXED

    • VARIABLE

    BLOCKSIZE

    ブロックの最大サイズを設定します。

    • SYSOUTCLASSを設定した場合、レコード形式がVARIABLEの場合の最大値は8,972であり、FIXEDの場合は8,968です。

    • SYSOUTCLASSを設定していない場合は、レコード形式に関係なく、最大値は32,767です。

    BLOCKFORMAT

    ブロック形式を指定します。

    • blank

    • BLOCKED

    • UNBLOCKED

    DISPOSITION

    データセットのDISPOSITIONを指定します。

    • SHR

    • OLD

    • MOD

    TYPEFILE

    データセット・タイプを指定します。

    • INPUT

    • OUTPUT

    • RDBACK

    WRITER

    JCLに指定されたWRITER名を指定します。

    • blank

    • INTRDR

    PRINTCONTROL

    制御文字を指定します。

    • blank

    • ASA

    • MACHINE

    ERROROPTION

    I/Oエラーが発生したときの動作を指定します。

    • IGNORE

    • SKIP

    OPENTIME

    データセットの初期状態を指定します。

    • INITIAL

    • DEFERRED

    DSORG

    JCLに指定されたDSORG名を指定します。

    • PS

    • DA

    • IS

    • PO

  • INDIRECT TDQ

    項目 説明

    INDIRECTNAME

    間接キューが指すTDQ名です。INDIRECTNAMEに指定されるすべてのTDQタイプを使用できます。(最大4バイト)

  • INTRA TDQ

    項目 説明

    ATIFACILITY

    ATI(Automatic Transaction Initiation、自動トランザクション開始)が発生したときに実行されるトランザクション・アウトプットの出力先を指定します。

    • TERMINAL : 端末に出力されます。

    • FILE : ファイルに出力されます。

    • SYSTEM : トランザクションが実行されません。

    RECOVERYSTATUS

    リカバリの状態です。

    • NO : リカバリしない

    • PHYSICAL : 物理的なリカバリ

    • LOGICAL : 論理的なリカバリ

    FACILITYID

    ATIFACILITYがTERMINALに設定された場合のターゲット端末IDです。ATIFACILITYがFILEに設定された場合は、空白が設定されます。

    TRANSID

    ATI機能によって開始されたトランザクションIDです。

    TRIGGERLEVEL

    ATI機能によってトランザクションが開始する前のTDQレコードの数です。(最大値:32,767)

    USERID

    TRANSID項目が設定された場合、セキュリティ・チェックに使用されるユーザーIDです。

    WAIT

    UOWを基準にして変更をコミットするのを待機します。(OSCではサポートされません)

    WAITACTION

    UOWに対して実行するアクションを指定します。(OSCではサポートされません)

    WaitとWait Actionは、OSC 7ではサポートされていないため、OpenFrameマネージャーでは意味がありません。

  • LOG TDQ

    項目 説明

    DDNAME

    JCLに指定されたDD名です。(最大8バイト)

    DISPOSITION

    データセットのDISPOSITIONを指定します。

    • SHR

    • OLD

    • MOD

    TYPEFILE

    データセット・タイプを指定します。

    • INPUT

    • OUTPUT

    • RDBACK

  • REMOTE TDQ

    項目 説明

    REMOTESYSTEM

    リモート・リージョン・サーバーのSYSIDです。(最大4バイト)

    REMOTENAME

    リモート・リージョン・サーバーで使用されるTDQ名です。(最大8バイト)

System Definition Type - TERMINAL

以下は、TERMINALリソースを定義するための画面です。

figure om 10 21
[OSC] - Add System Definition - TERMINAL

以下は、各項目の説明です。

項目 説明

TERMINAL

端末名です。(最大4バイト、編集モードでは入力できません)

GROUP

リソース定義グループです。(最大8バイト、編集モードでは入力できません)

TYPETERM

端末のTYPETERM名です。(最大8バイト)

NETNAME

端末のLU名です。アプリケーション・サーバー内で一意である必要があります。(最大8バイト)

PRINTER

プリンター名です。(最大4バイト)

PRINTERCOPY

「PRINTER」項目に指定されたプリンターへの印刷要求を受け入れるかどうかを指定します。プリンターが使用できない場合は、ALTPRINTERCOPY項目の設定に従って、ALTPRINTER項目に設定されたプリンターで印刷します。

  • YES : 印刷する

  • NO : 印刷しない

ALTPRINTER

「PRINTER」 項目に指定されたプリンターを使用できない場合に使用する代替プリンター名です。

ALTPRINTERCOPY

「ALTPRINTER」項目に指定されたプリンターへの印刷要求を受け入れるかどうかを指定します。

  • YES : 印刷する

  • NO : 印刷しない

INSERVICE

端末の状態です。

  • YES : OpenFrameがトランザクションを初期化し、端末にメッセージを自動的に送信します。

  • NO : 端末はメッセージを送受信できません。

System Definition Type - TRANCLASS

以下は、TRANCLASSリソースを定義するための画面です。

figure om 10 35
[OSC] - Add System Definition - TRANCLASS

以下は、各項目の説明です。

項目 説明

TRANCLASS

TRANCLASS名です。(最大8バイト、編集モードでは入力できません)

GROUP

リソース定義グループです。(最大8バイト、編集モードでは入力できません)

MAXACTIVE

同時に実行できるトランザクション数です。

PURGETHRESH

キューに入れることができる最大トランザクション数です。指定された最大値を超えると、エラーを返します。

「None」チェックボックスにチェックを入れると、無制限になります。

System Definition Type - TRANSACTION

以下は、TRANSACTIONリソースを定義するための画面です。

figure om 10 22
[OSC] - Add System Definition - TRANSACTION

以下は、各項目の説明です。

項目 説明

TRANSACTION

トランザクション名です。(最大8バイト、編集モードでは入力できません)

GROUP

リソース定義グループです。(最大8バイト、編集モードでは入力できません)

PROGRAM

トランザクションを実行するためにOSCで制御情報を送信するプログラム名です。(最大8バイト)

RESSEC

トランザクションがアクセスするリソースに対して、セキュリティ・チェックを実行するかどうかを指定します。

  • YES : TACFを介してセキュリティ・チェックを実行します。

  • NO : ユーザーはすべてのリソースにアクセスできます。

SHUTDOWN

OSCのシャットダウン中にトランザクションを実行できるかどうかを指定します。そのトランザクションは、XLT(Transaction List Table)に指定されている必要があります。

  • ENABLED : OSCシャットダウン中にトランザクションを実行します。

  • DISABLED : OSCシャットダウン中にトランザクションを実行しません。

TRANCLASS

トランザクションが処理されるTRANCLASS名です。

PROFILE

トランザクションを開始した端末と一緒に使用される処理オプションを指定するプロファイル名です。

TWASIZE

トランザクションに割り当てられたTWAサイズです。(最大値:32,767)

TASKREQ

トランザクションの開始方法を指定します。

  • ファンクションキー(FまたはPF)

  • ライト・ペン

  • オペレーターID(OPID)カード

STATUS

トランザクションの状態を指定します。

System Definition Type - TSMODEL

以下は、TSMODELリソースを定義するための画面です。

figure om 10 25
[OSC] - Add System Definition - TSMODEL

以下は、各項目の説明です。

項目 説明

TSMODEL

TSMODEL名です。(最大8バイト、編集モードでは入力できません)

GROUP

リソース定義グループです。(最大8バイト、編集モードでは入力できません)

PREFIX

TSMODELが適用されるTSQのプレフィックスを指定します。(最大16バイト)

LOCATION

TSMODELが適用されるTSQの場所を指定します。

  • AUX : データセット

  • MAIN : メモリまたはデータベース・テーブル

RECOVERY

TSMODELが適用されるTSQでエラーが発生した場合、リカバリするかどうかを指定します。

System Definition Type - TYPETERM

以下は、TYPETERMリソースを定義するための画面です。

figure om 10 26
[OSC] - Add System Definition - TYPETERM

以下は、各項目の説明です。

項目 説明

TYPETERM

TYPETERMの名前です。(最大8バイト、編集モードでは入力できません)

GROUP

リソース定義グループです。(最大8バイト、編集モードでは入力できません)

DEVICE

デバイスのタイプです。

TERMINALMODEL

端末のモデル番号を設定します。

  • 1 : 12X40画面サイズの端末または3275 Display Station Model 11

  • 2 : 24X80画面サイズの端末または3275 Display Station Model 12

LOGONMSG

「Good Morning」トランザクションをサポートするかどうかを設定します。

AUDIBLEALARM

警告音機能をサポートするかどうかを設定します。

COLOR

拡張色をサポートするかどうかを設定します。

HILIGHT

反転、アンダーライン、点滅などのハイライト機能をサポートするかどうかを設定します。

KATAKANA

カタカナをサポートするかどうかを設定します。

OUTLINE

枠線をサポートするかどうかを設定します。

PROGSYMBOLS

拡張文字セット(Programmed Symbol Facility)をサポートするかどうかを設定します。

VALIDATION

フィールド検証機能を使用するかどうかを設定します。

FORMFEED

プリンター端末にFORMFEED文字を送信するかどうかを設定します。

SOSI

1バイトと2バイト文字の混合モードをサポートするかどうかを設定します。

BACKTRANS

画面の背景の透明度の変更をサポートするかどうかを設定します。

IOAREALEN MIN

トランザクションに渡される端末の入出力領域の長さ(最小値と最大値)を設定します。(最大値: 32,767)

TCTUALEN

TCTUA領域のサイズを指定します。(デフォルト値: 0、最小値: 0、最大値: 32,767)

ATI

端末でSTARTコマンド、またはIntra-Partition TDQueueによるATI要求の実行を許可するかどうかを設定します。(YES | NO、デフォルト値: NO)

TTI

端末でトランザクションの起動を許可するかどうかを設定します。(YES | NO、デフォルト値: YES)

CREATESESS

端末がリージョンに接続していない状態でATI要求を受信した場合、自動でリージョンに接続するかどうかを設定します。(YES | NO、デフォルト値: NO)

System Definition Type - URIMAP

以下は、URIMAPリソースを定義するための画面です。

figure om 10 23
[OSC] - Add System Definition - URIMAP

以下は、各項目の説明です。

項目 説明

URIMAP

URIMAP名です。(最大8バイト、編集モードでは入力できません)

GROUP

リソース定義グループです。(最大8バイト、編集モードでは入力できません)

STATUS

URIMAP定義を有効(ENABLED)または無効(DISABLED)にします。

SCHEME

HTTPまたはHTTPSのいずれかを指定できます。OSCではHTTPを指定します。

USAGE

OSCをWebサーバーとして使用する場合は「SERVER」を、Webクライアントとして使用する場合は、「CLIENT」を指定します。

PATH

要求を送受信するためのパスを指定します。

上記の表に記述されていない項目は、OSC 7でサポートされないため、OpenFrame Managerでは無効です。

System Definition Type - TCPIPSERVICE

以下は、TCPIPSERVICEリソースを定義するための画面です。

figure om 10 24
[OSC] - Add System Definition - TCPIPSERVICE

以下は、各項目の説明です。

項目 説明

TCPIPSERVICE

TCPIPSERVICE名です。(最大8バイト、編集モードでは入力できません)

GROUP

リソース定義グループです。(最大8バイト、編集モードでは入力できません)

URM

ANALYZERプログラムを指定します。

PORTNUMBER

要求を受信するポート番号を指定します。

STATUS

要求を受信するかどうかを指定します。

PROTOCOL

OSCではHTTPのみがサポートされます。

TRANSACTION

別名トランザクションとして実行されるトランザクション名を指定します。(デフォルト値:CWBA)

上記の表に記述されていない項目は、OSC 7でサポートされないため、OpenFrame Managerでは意味がありません。

2.7. Runtime Resources

ナビゲーション領域[Regions] > [Runtime Resources]メニューを選択すると、Runtime Resources画面が表示されます。この画面では、各リージョンごとにランタイム・リソースの設定を確認、変更、削除することができます。

Runtime Resources画面で各リソース・タイプごとにランタイム・リソースを確認または変更することができます。

リージョン・ツリー・ビューから特定のリージョン名を選択し、「リソースタイプ」項目からリソース・タイプを選択して[検索]ボタンをクリックすると、OSCの起動後にRTSDによって管理されるランタイム・リソースの一覧がタイプごとに表示されます。(LIKE(プレフィックス)検索)

[更新]ボタンをクリックすると、最新情報に更新されます。

figure om 10 27
[OSC] - Runtime Resources
  • 検索条件

    以下は、検索条件の各項目の説明です。

    項目 説明

    リソースタイプ

    検索するリソース・タイプを指定します。

    リソース名

    検索するリソース名を指定します。(LIKE(プレフィックス)検索)

  • 検索結果

    以下は、検索結果の各項目の説明です。

    項目 説明

    タイプ

    リソース・タイプです。

    名前

    表示されたリソース名をクリックすると、ランタイム・リソースの詳細画面が表示されます。詳細については、ランタイム・リソースの管理を参照してください。

2.7.1. ランタイム・リソースの管理

Runtime Resources画面「名前」一覧から特定のリソース名をクリックすると、ランタイム・リソースの詳細画面が表示されます。

画面の右上にある[編集]ボタンをクリックすると、一部の項目を編集することができます。また、[削除]ボタンをクリックすると、リソース削除するかどうかを尋ねるダイアログボックスが表示され、[OK]ボタンをクリックすると、リソースが削除されます。

次のリソース・タイプの詳細を表示します。

本節では、ランタイム・リソース・タイプの詳細画面について説明し、編集モードで変更できる項目は個別にコメントします。
Runtime Resources Type(CONNECTION)

以下は、CONNECTIONリソースの詳細画面です。

figure om 10 28
[OSC] - Runtime Resources - CONNECTION
項目 説明

CONNECTION

接続名です。

NETNAME

接続対象となるOSCサーバー名です。

PROTOCOL

接続に使用するプロトコルです。(現在は、blankのみサポートしています)

  • _blank : OSCアプリケーションサーバーへの接続

ACCESSMETHOD

接続に使用するアクセス方法を設定します。(現在は、VTAMのみサポートしています)

  • 0 : VTAM

  • 1 : IRC

  • 2 : XM

INSERVICE

接続を使用できるかどうかを設定します。(編集モードで変更可能)

Runtime Resources Type(FILE)

以下は、FILEリソースの詳細画面です。

figure om 10 29
[OSC] - Runtime Resources - FILE
項目 説明

FILE

ファイル名です。

DSNAME

ファイルに使用されるデータセット名です。

OPENTIME

OSCエンジンがアプリケーション・プログラムで使用するファイルを開く時点を指定します。

  • FIRSTREF : 要求されるまでは閉じられたままであり、ファイルへの要求が発生したときに開かれます。

  • STARTUP : OSCエンジンの起動時にファイルが開かれます。

REMOTESYSTEM

リモート・リージョン・サーバーのSYSIDです。

REMOTENAME

リモート・リージョン・サーバーで使用されるファイル名です。

RECORDSIZE

レコードの最大長です。

KEYLENGTH

レコードのキー長です。

RECORDFORMAT

レコードのフォーマットです。

  • V : 可変長

  • F : 固定長

MAXNUMRECS

レコードの最大数です。

ADD

ファイルにレコードを追加できるようにするかどうかを設定します。

BROWSE

ファイル内のレコードを順次検索できるようにするかどうかを設定します。

DELETE

ファイルからレコードを削除できるようにするかどうかを設定します。

READ

ファイルからレコードを読み取れるようにするかどうかを指定します。

UPDATE

ファイルのレコードを更新できるようにするかどうかを設定します。

JOURNAL

ジャーナル名です。

CICSの旧バージョンでは、ジャーナル名に1から99の数字を使用していましたが、互換性のためにDFHJnn形式に変更しました。(nn : 1~99)

OPEN STATUS

ファイルの状態を示します。(編集モードで変更可能)

  • OPEN : ファイルが開いている

  • CLOSED : ファイルが閉じられている

ENABLE STATUS

ファイルにアクセスできるかどうかを示します。(編集モードで変更可能)

  • ENABLED : アクセスできる

  • DISABLED : アクセスできない

Runtime Resources Type(JOURNALMODEL)

以下は、JOURNALMODELリソースの詳細画面です。

figure om 10 30
[OSC] - Runtime Resources - JOURNALMODEL
項目 説明

JOURNALMODEL

ジャーナル・モデル名です

JOURNALNAME

ジャーナル名です。

CICSの旧バージョンでは、ジャーナル名に1から99の数字を使用していましたが、互換性のためにDFHJnn形式に変更しました。(nn : 1~99)

TYPE

ジャーナル・レコードが記録される対象を指定します。

  • MVS : VBデータセットに記録する

  • SMF : SMFデータセットに記録する (OSCではサポートされません)

  • DUMMY : ジャーナル・レコードを記録しない (OSCではサポートされません)

STREAMNAME

LOG STREAMとして機能するVBデータセット名です。

Runtime Resources Type(PROGRAM)

以下は、PROGRAMリソースの詳細画面です。

figure om 10 31
[OSC] - Runtime Resources - PROGRAM
項目 説明

PROGRAM

プログラム名です。

LANGUAGE

プログラムが作成されたプログラミング言語です。

  • COBOL

  • PLI

  • ASSEMBLER

STATUS

プログラムの状態です。(編集モードで変更可能)

  • ENABLED

  • DISABLED

RELOAD

LINK、LOAD、XCTLを介してプログラムを呼び出すときにコピーを使用するかどうかを指定します。(YES | NO)

RESIDENT

プログラムの常駐状態を設定します。

REMOTESYSTEM

リモート・リージョン・サーバーのSYSIDです。

REMOTENAME

リモート・リージョン・サーバーが使用するプログラム名です。

TRANSID

トランザクションIDです。

Runtime Resources Type(TDQUEUE)

以下は、TDQUEUEリソースの詳細画面です。

figure om 10 32
[OSC] - Runtime Resources - TDQUEUE
  • 共通項目

    項目 説明

    TDQUEUE

    TDQ名です。

    TYPE

    TDQタイプです。必須指定項目です。

    • EXTRA : EXTRA-partition TDQ

    • INDIRECT : INDIRECT TDQ

    • INTRA : INTRA-partition TDQ

    • LOG : LOG TDQ

    • REMOTE : リモートTDQ

    OPEN STATUS

    TDQの状態を示します。(EXTRA TDQは編集モードで変更可能)

    • OPEN : TDQが開いている

    • CLOSED : TDQが閉じられている

    ENABLE STATUS

    TDQにアクセスできるかどうかを示します。(EXTRA TDQは編集モードで変更可能)

    • ENABLED : アクセスできる

    • DISABLED : アクセスできない

  • EXTRA TDQ

    項目 説明

    DDNAME

    JCLに指定されたDD名です。

    SYSOUTCLASS

    SYSOUTデータセットのクラスです。

    • 文字 : A~Zまたは0~9までの文字

    • アスタリスク(*) : デフォルト値

    • blank : 空白

    RECORDSIZE

    レコードの最大サイズを設定します。(デフォルト値: 1)

    • SYSOUTCLASSを設定した場合は、レコード形式に関係なく、最大値は8,968です。

    • SYSOUTCLASSを設定した場合は、レコード形式に関係なく、最大値は32,767です。

    RECORDFORMAT

    この項目は、Block Format項目と一緒に設定する必要があります。

    • blank (デフォルト値)

    • FIXED

    • VARIABLE

    BLOCKSIZE

    ブロックの最大サイズを設定します。

    • SYSOUTCLASSを設定した場合、レコード形式がVARIABLEの場合の最大値は8,972であり、FIXEDの場合は8,968です。

    • SYSOUTCLASSを設定していない場合は、レコード形式に関係なく、最大値は32,767です。

    BLOCKFORMAT

    ブロック形式を指定します。

    • blank

    • BLOCKED

    • UNBLOCKED

    DISPOSITION

    データセットのDISPOSITIONを指定します。

    • SHR

    • OLD

    • MOD

    TYPEFILE

    データセット・タイプを指定します。

    • INPUT

    • OUTPUT

    • RDBACK

    WRITER

    JCLに指定されたWRITER名を指定します。

    • blank

    • INTRDR

    PRINTCONTROL

    制御文字を指定します。

    • blank

    • ASA

    • MACHINE

    DSORG

    JCLに指定されたDSORG名を指定します。

    • PS

    • DA

    • IS

    • PO

  • INDIRECT TDQ

    項目 説明

    INDIRECTNAME

    間接キューが指すTDQ名です。

    INDIRECTNAMEに指定されるすべてのTDQタイプを使用できます。

  • INTRA TDQ

    項目 説明

    ATIFACILITY

    ATI(Automatic Transaction Initiation)が発生したときに実行されるトランザクション・アウトプットの出力先を指定します。

    • TERMINAL : 端末に出力されます。

    • FILE : ファイルに出力されます。

    • SYSTEM : トランザクションが実行されません。

    RECOVERYSTATUS

    リカバリの状態です。

    • NO : リカバリしない

    • PHYSICAL : 物理的なリカバリ

    • LOGICAL : 論理的なリカバリ

    FACILITYID

    ATIFACILITYがTERMINALに設定された場合のターゲット端末IDです。ATIFACILITYがFILEに設定された場合は、空白が設定されます。

    TRANSID

    ATI機能によって開始されたトランザクションIDです。

    TRIGGERLEVEL

    ATI機能によってトランザクションが開始する前のTDQレコードの数です。(最大値:32,767)

    USERID

    TRANSID項目が設定された場合、セキュリティ・チェックに使用されるユーザーIDです。

    上記の表で説明していないWaitとWait Actionは、OSC 7ではサポートされていないため、OpenFrameマネージャーでは意味がありません。

  • LOG TDQ

    項目 説明

    DDNAME

    JCLに指定されたDD名です。

    DISPOSITION

    データセットのDISPOSITIONを指定します。

    • SHR

    • OLD

    • MOD

    TYPEFILE

    データセット・タイプを指定します。

    • INPUT

    • OUTPUT

    • RDBACK

  • REMOTE TDQ

    項目 説明

    REMOTENAME

    リモート・リージョン・サーバーで使用するTDQ名です。

    REMOTESYSTEM

    リモート・リージョン・サーバーのSYSIDです。

Runtime Resources Type(TERMINAL)

以下は、TERMINALリソースの詳細画面です。

figure om 10 34
[OSC] - Runtime Resources - TERMINAL
項目 説明

TERMINAL

端末名です。

NETNAME

端末のLU名です。

TYPETERM

端末が使用するTYPETERM名です。

PRINTER

プリンター名です。

PRINTERCOPY

「PRINTER」項目に指定されたプリンターへの印刷要求を受け入れるかどうかを指定します。プリンターが使用できない場合は、Alternate Printer Copy項目の設定に従って、Alternate Printer項目に設定されたプリンターで印刷します。

  • YES : 印刷する

  • NO : 印刷しない

ALTPRINTER

「PRINTER」 項目に指定されたプリンターを使用できない場合に使用する代替プリンター名です。

ALTPRINTERCOPY

「ALTPRINTER」項目に指定されたプリンターへの印刷要求を受け入れるかどうかを指定します。

  • YES : 印刷する

  • NO : 印刷しない

INSERVICE

端末の状態です。(編集モードで変更可能)

  • YES : 端末はトランザクションを初期化し、自動的にメッセージを端末に送信します。

  • NO : 端末はメッセージを送受信できません。

DEVICE

デバイスのタイプです。

COLOR

拡張カラーをサポートするかどうかを示します。

ATI

端末でSTARTコマンドまたはIntra-PartitionのTDQueueを介してATI要求を許可するかどうかを示します。(YES | NO、編集モードで変更可能)

TTI

端末でトランザクションの開始を許可するかどうかを示します。(YES | NO、編集モードで変更可能)

CREATESESS

端末がリージョンに接続されていないときにATI要求を受信した場合、自動的にリージョンに接続するかどうかを示します。(YES | NO、編集モードで変更可能)

Runtime Resources Type(TRANCLASS)

以下は、TRANCLASSリソースの詳細画面です。

figure om 10 38
[OSC] - Runtime Resources - TRANCLASS
項目 説明

TRANCLASS

TRANCLASS名です。

MAXACTIVE

同時に実行できるトランザクションの最大数です。

PURGETHRESH

キューに入れることができる最大トランザクション数です。

Runtime Resources Type(TRANSACTION)

以下は、TRANSACTIONリソースの詳細画面です。

figure om 10 35 1
[OSC] - Runtime Resources - TRANSACTION
項目 説明

TRANSACTION

トランザクションの名前またはIDです。

PROGRAM

トランザクションを実行するためにOSCで制御情報を送信するプログラム名です。

RESSEC

トランザクションがアクセスするリソースに対して、セキュリティ・チェックを実行するかどうかを指定します。

  • YES : TACFを介してセキュリティ・チェックを実行します。

  • NO : ユーザーはすべてのリソースにアクセスできます。

SHUTDOWN

OSCのシャットダウン中にトランザクションを実行できるかどうかを指定します。そのトランザクションは、XLT(Transaction List Table)に指定されている必要があります。

  • ENABLED : OSCシャットダウン中にトランザクションを実行します。

  • DISABLED : OSCシャットダウン中にトランザクションを実行しません。

TRANCLASS

トランザクションが処理されるTRANCLASSサーバー名です。(編集モードで変更可能)

TWASIZE

トランザクションに割り当てられたTWAサイズです。(最大値:32,767)

STATUS

トランザクションの状態です。(編集モードで変更可能)

Runtime Resources Type(TSMODEL)

以下は、TSMODELリソースの詳細画面です。

figure om 10 36
[OSC] - Runtime Resources - TSMODEL
項目 説明

TSMODEL

TSMODEL名です。

PREFIX

TSMODELが適用されるTSQのプレフィックスを指定します。

LOCATION

TSMODELが適用されるTSQの場所です。

  • AUX : データセット

  • MAIN : メモリまたはデータベース・テーブル

RECOVERY

TSMODELが適用されるTSQでエラーが発生した場合、リカバリするかどうかを指定します。

SECURITY

TSMODELが適用されるTSQのセキュリティ・チェックを実行するかどうかを指定します。(YES | NO)

REMOTESYSTEM

リモート・リージョン・サーバーのSYSIDです。

3. Terminals

ナビゲーション領域[Terminals]メニューを選択すると、OpenFrameゲートウェイを介して接続された端末の一覧と情報を検索できます。

Terminals画面の左側にゲートウェイを選択できるツリーが表示されます。検索するゲートウェイを選択すると、接続している端末一覧が表示されます。端末の一覧を更新する場合は、[更新]ボタンをクリックします。また、[切断]ボタンを使用すると、ゲートウェイと端末の接続を強制的に終了することができます。

figure om terminal
[OSC] - Terminals
  • 検索結果

    以下は、検索結果の各項目の説明です。

    項目 説明

    IPアドレス

    接続している端末のIPアドレスです。

    LU名

    接続している端末のLU名です。

    LUタイプ

    接続している端末のLUタイプです。

    LUのステータス

    接続している端末の状態です。

    • CONNECTED : LUが接続している状態

    • LOGON : LUが接続された後、リージョンに接続している状態

    ログオンリージョン

    端末が特定のリージョンにログオンしている場合、そのリージョン名を表示します。

4. Scheduled Transactions

ナビゲーション領域[Scheduled Transactions]メニューを選択すると、次のタブで構成された画面が表示されます。

4.1. [開始キュー]タブ

[開始キュー]タブを選択すると、STARTコマンドが実行されるようにスケジューリングされたトランザクションを検索することができます。STARTコマンドは、指定した時刻にタスクを実行することをシステムに要求します。

検索条件を入力して[検索]ボタンをクリックすると、該当するトランザクションの一覧が表示されます。検索条件を入力せずに検索すると、すべてのトランザクションの一覧が表示されます。[更新]ボタンをクリックすると、最新情報に更新されます。要求されたSTARTコマンドを取り消す場合は、[キャンセル]ボタンをクリックします。

figure om 3 1
[OSC] - Scheduled Transactions - [開始キュー]タブ
  • 検索条件

    以下は、検索条件の各項目の説明です。

    項目 説明

    リージョン名

    トランザクションが開始されるリージョン名を指定します。(完全一致検索)

    リクエストID

    要求IDを指定します。(完全一致検索)

    開始時間

    指定した日付と時刻以降にキューイングされたデータを検索します。(完全一致検索)

    トランザクション名

    開始されたトランザクション名を指定します。(完全一致検索)

    端末ID

    トランザクションが開始される端末IDを指定します。(完全一致検索)

  • 検索結果

    実行がスケジュールされたタスクを持つサーバーの一覧が表示されます。

    以下は、検索結果の各項目の説明です。

    項目 説明

    リージョン

    トランザクションが開始されるリージョン名です。

    リクエストID

    要求IDです。

    開始時間

    タスクが開始される時刻です。

    トランザクションID

    開始を要求するトランザクションIDです。

    端末ID

    トランザクションが開始された端末IDです。

    ユーザーID

    トランザクションの開始を要求したユーザーIDです。

    リモートトランザクションID

    トランザクションが開始された場合、RETRIEVEコマンドから返されるトランザクションIDです。

    リモート端末ID

    トランザクションが開始された場合、RETRIEVEコマンドから返される端末IDです。

    キューID

    START要求で使用されるキューIDです。

詳細については、『OpenFrame OSC開発者ガイド』の「3.3.6. START」コマンドを参照してください。

4.2. [遅延キュー]タブ

[遅延キュー]タブを選択すると、DELAYコマンドが実行されるようにスケジューリングされたトランザクションを検索できます。DELAYコマンドは、指定した時刻まで、または期間の間タスクの実行を遅延させます。

検索条件を入力して[検索]ボタンをクリックすると、該当するトランザクションの一覧が表示されます。検索条件を入力せずに検索すると、すべてのトランザクションの一覧が表示されます。[更新]ボタンをクリックすると、最新情報に更新されます。要求されたDELAYコマンドを取り消す場合は、[キャンセル]ボタンをクリックします。

figure om 3 2
[OSC] - Scheduled Transactions - [遅延キュー]タブ
  • 検索条件

    以下は、検索条件の各項目の説明です。

    項目 説明

    リージョン名

    トランザクションが遅延しているリージョン名を指定します。(完全一致検索)

    リクエストID

    要求IDを指定します。(完全一致検索)

    開始時間

    指定した日付と時刻以降にキューイングされたデータを検索します。(完全一致検索)

  • 検索結果

    遅延タスクを持つサーバーの一覧が表示されます。

    以下は、検索結果の各項目の説明です。

    項目 説明

    リージョン

    トランザクションが遅延しているリージョン名です。

    リクエストID

    要求IDです。

    開始時間

    タスクが開始される時刻です。

詳細については、『OpenFrame OSC開発者ガイド』の「3.3.3. DELAY」コマンドを参照してください。

5. Named Counters

ナビゲーション領域[Named Counters]メニューを選択すると、ユーザー指定の名前で作成された名前付きカウンターを検索できます。

検索条件を入力して[検索]ボタンをクリックすると、該当する名前付きカウンターの一覧が表示されます。検索条件を入力せずに検索すると、すべての名前付きカウンターの一覧が表示されます。[更新]ボタンをクリックすると、最新情報に更新されます。

figure om namedcounter
[OSC] - Named Counters
  • 検索条件

    以下は、検索条件の各項目の説明です。

    項目 説明

    名前付きカウンター名

    検索するカウンター名を指定します。

    プール名

    検索するプール名を指定します。

  • 検索結果

    以下は、検索結果の各項目の説明です。

    項目 説明

    名前付きカウンター名

    作成されたカウンター名です。

    プール名

    カウンターが属するプール名です。

    タイプ

    カウンターのタイプです。

    • counter : カウンター値を4バイトのバイナリ整数(fullword signed binary values)でサポートします。

    • dcounter : カウンター値を8バイトのバイナリ正数(doubleword unsigned binary values)でサポートします。

    特定のタイプで作成されたカウンターは、同じタイプのCOUNTERコマンドを介してのみアクセスできます。

    現在のカウンター値です。

    最小値

    カウンターの最小値です。

    最大値

    カウンターの最大値です。

    リミット

    最大値に達したかどうかを示します。

6. EIB Response Codes

ナビゲーション領域[EIB Response Codes]メニューを選択すると、OSCコマンドの応答コードの詳細メッセージを検索することができます。

検索条件を入力して[検索]ボタンをクリックすると、該当する応答コードの一覧が表示されます。検索条件を入力せずに検索すると、すべての応答コードの一覧が表示されます。(完全一致検索)

[更新]ボタンをクリックすると、最新情報に更新されます。

figure om 2 1
[OSC] - EIB Response Codes
  • 検索条件

    以下は、検索条件の各項目の説明です。

    項目 説明

    関数コード

    コマンドのコードを指定します。

    関数名

    コマンド名を指定します。

    応答条件

    応答条件を入力します。

    応答コード

    応答コードを指定します。Resp Code1とResp Code2の両方の値を検索できます。

    応答の詳細

    各応答コードの説明に含まれたワードを入力します。

  • 検索結果

    以下は、検索結果の各項目の説明です。

    項目 説明

    関数コード

    コマンドのコードです。

    関数名

    コマンド名です。

    応答コード1

    応答コードです。

    応答コード2

    詳細応答コードです。

    応答条件

    応答の条件です。

    応答の詳細

    応答の説明です。

${OFMANAGER_HOME}/resources/json/ディレクトリのeibresp.jsonファイルの内容と同じです。

7. Program Deploy

ナビゲーション領域[Program Deploy]メニューを選択すると、各リージョンごとにプログラムの一覧を検索、追加、削除、デプロイすることができます。osctdlupdateツールを使用して選択したリージョン・サーバーにプログラムをデプロイし、管理者権限を持つユーザーは、オンライン・ユーザー・プログラムをリージョン・サーバーごとに管理および動的に適用することができます。

SPECIAL権限を持つアカウント、またはTACFのOFMANAGRクラスのOM.PGMADMINプロファイルに登録されたアカウントのみ、[追加][インポート][編集][削除]ボタンを使用することができます。SPECIAL以外の権限を持つアカウントとOM.PGMADMINプロファイルに登録されていないアカウントは、[デプロイ]ボタンのみを使用できます。OM.PGMADMINプロファイルが存在しない場合は、権限に関係なく、すべてのアカウントがすべての機能(ボタン)を使用できます。

各リソースのアクセス権限についての詳細は、OpenFrame TACF『管理者ガイド』の「リソース」を参照し、リソースの追加についての詳細は、一般リソースの追加を参照してください。

[追加]または[インポート]ボタンを使用してプログラムをリージョンに割り当て、そのプログラムを登録されたリージョン・サーバーに動的に適用することができます。

[デプロイ]ボタンをクリックすると、指定されたリージョンにデプロイされ、「デプロイ結果」項目にデプロイ結果を返します。「Success」の場合は正常にデプロイされたことを意味し、「Fail」はデプロイに失敗したか(コピーに失敗)、選択したリージョンに接続されていない(リージョンへの接続に失敗)ことを意味します。

OpenFrame OSCのopenframe_osc.conf設定ファイルのoscサブジェクトのOSCOSSVRセクションのDEPLOY_SOURCE_PATHキーに設定された値の配下に存在するプログラムがOSCで管理されているTDLDIRディレクトリにコピーされ、osctdlupdateが実行されます。

openframe_osc.conf設定ファイルの詳細については、『OpenFrame 環境設定ガイド』を参照してください。

検索条件を入力して[検索]ボタンをクリックすると、デプロイ対象の一覧が表示されます。検索条件を入力せずに検索すると、すべての一覧が表示されます(ワイルドカード(*)検索、ただし、A*Cのような検索は許可されません)。[更新]ボタンをクリックすると、最新情報に更新されます。

figure om program admin
[OSC] - Program Deploy
  • 検索条件

    以下は、検索条件の各項目の説明です。

    項目 説明

    プログラム名

    デプロイ対象のプログラム名を指定します。

  • 検索結果

    以下は、検索結果の各項目の説明です。

    項目 説明

    プログラム名

    プログラム名です。

    リージョン名

    デプロイが実行されるリージョン・サーバー名です。複数のリージョンを表示できます。

    デプロイ結果

    最後に実行されたデプロイの結果です。

    最終デプロイ日

    最後にデプロイされた日付と時刻です。

    検索リスト情報は、OpenFrame Managerで管理されるDB表のデータであるため、OpenFrame Managerではなく、osctdlupdateツールを使用してプログラムを動的に反映した場合は、OpenFrame Managerの検索リストには反映されません。

7.1. プログラムの追加

Program Deploy画面[追加]ボタンをクリックすると、プログラムを登録することができます。各項目を入力して[追加]ボタンをクリックします。

figure om program admin add
[OSC] - Program Deploy - プログラムの追加

以下は、各項目の説明です。

項目 説明

プログラム名

プログラム名を最大30文字まで指定します。(特殊文字も使用可能)

複数を指定するときは、コンマ(,)で区切ります。プログラムがsoモジュールの場合はプログラム名のみ入力し、asmoモジュールの場合はプログラムと拡張子の両方を入力します。

虫眼鏡アイコンをクリックすると、プログラムリストの追加画面が表示され、プログラムを選択できます。

リージョンリスト

プログラムをデプロイするリージョン名です。管理するリージョンを選択して追加することができます。

「プログラム名」項目の虫眼鏡アイコンをクリックすると、プログラムリストの追加画面が表示されます。openframe_osc.confのOSCOSSVRセクションのDEPLOY_SOURCE_PATHに設定されているパスに存在するプログラム・リストが表示されます。追加するプログラムを選択したら、[OK]ボタンをクリックします。

figure om program admin add list
[OSC] - プログラムリストの追加

7.2. プログラムの編集

Program Deploy画面[編集]ボタンをクリックすると、プログラムのリージョン一覧を編集できるポップアップ画面が表示されます。

リージョン情報を変更した後、[編集]ボタンをクリックします。各項目についての詳細は、プログラムの追加を参照してください。

figure om program admin edit
[OSC] - Program Deploy - プログラムの編集

8. TX Time Control

[TX Time Control]のサブメニューを使用して、特定の時間にOSCシステム全体、または特定のユーザー・プログラムをテストすることができます。次に、各サブメニューについて説明します。

8.1. Time Information

ナビゲーション領域[TX Time Control] > [Time Information]メニューを選択して、OSCシステム全体または特定のリージョン、特定のユーザー・プログラムをテストする日付と時間を設定することができます。

以下は、Time Information画面です。

figure om tx time control main
[OSC] - Time Information
  • 検索条件

    以下は、検索条件の各項目の説明です。

    項目 説明

    制御タイプ

    制御タイプを入力します。

    キーID

    キーIDを入力します。

  • 検索結果

    以下は、検索結果の各項目の説明です。

    項目 説明

    制御タイプ

    ユーザーの日付と時間を設定するKEY_IDのタイプです。

    以下は、各タイプの種類です。

    • Transaction (TX) : KEY_IDのタイプがトランザクションの場合

    • Terminal (TM) : KEY_IDのタイプが端末の場合

    • User (UR) : KEY_IDのタイプがユーザーの場合

    • Region (RG) : KEY_IDのタイプがリージョンの場合

    キーID

    ユーザーの日付と時間を設定した場所のIDです。IDの範囲を指定できる「*」を最大1つまで含むことができます。

    ユーザー指定の日付

    ユーザーが設定した日付です。YYYY-MM-DD形式で表示されます。

    時間タイプ

    ユーザーが設定した時間タイプです。

    以下は、各タイプの種類です。

    • Absolute (A) : 時間帯ユーザーが設定した時間で固定された場合

    • Minus (M) : システム時間に基づいて、ユーザーが設定した時間をマイナスした場合

    • Plus (P) : システム時間に基づいて、ユーザーが設定した時間をプラスした場合

    ユーザー指定の時間

    ユーザーが設定した時間です。hh:mm:ss形式で表示されます。

    最終登録ユーザー

    データを最後に保存したユーザー名です。

    最終登録時間

    ユーザーが最後にデータを保存した時間です。YYYY-MM-DD hh:mm:ss形式で表示されます。

    最終更新ユーザー

    データを最後に変更したユーザー名です。

    最終更新時間

    ユーザーが最後にデータを変更した時間です。YYYY-MM-DD hh:mm:ss形式で表示されます。

8.1.1. Time Informationの登録

Time Information画面の[追加]ボタンをクリックすると、OSCシステムの時間を設定することができます。各項目を入力して[追加]ボタンをクリックします。

figure om tx time control add
[OSC] - Add Time Information

以下は、各項目の説明です。

項目 説明

制御タイプ

ユーザーの日付と時間を設定するKEY_IDのタイプを選択します。(必須項目)

  • Transaction (TX) : KEY_IDのタイプがトランザクションの場合

  • Terminal (TM) : KEY_IDのタイプが端末の場合

  • User (UR) : KEY_IDのタイプがユーザーの場合

  • Region (RG) : KEY_IDのタイプがリージョンの場合

各タイプの優先順位は、Transaction > Terminal > User > Regionです。

キーID

ユーザーの日付と時間を設定した場所のIDです。IDの範囲を指定できる「*」を最大1つまで含むことができます。(必須項目)

時間タイプ

設定する時間タイプを選択します。

  • Absolute (A) : 時間帯ユーザーが設定した時間で固定された場合

  • Minus (M) : システム時間に基づいて、ユーザーが設定した時間をマイナスした場合

  • Plus (P) : システム時間に基づいて、ユーザーが設定した時間をプラスした場合

日付

設定する日付です。YYYY-MM-DD形式で指定します。

時間

設定する時間です。hh:mm:ss形式で指定します。

8.1.2. Time Informationの編集

Time Information画面[編集]ボタンをクリックすると、設定された日付と時間を変更することができます。各項目を変更して[保存]ボタンをクリックします。変更項目の詳細については、Time Informationの登録を参照してください。

figure om tx time control edit
[OSC] - Edit Time Information

8.1.3. Time Informationの削除

Time Information画面から削除する行を選択して[削除]ボタンをクリックすると、設定した日付と時間が削除されます。