OpenFrame Baseの環境設定

本章では、OpenFrame Baseの環境設定項目について説明します。

1. 概要

OpenFrame Base(以下、Base)を運用するために必要な設定は、openframe_base.confの各「SECTION」「KEY」項目の「VALUE」値として設定し、ofconfigツールを使用して保存します。

デフォルト値が「(NONE)」であるキー項目が一部あります。そのキー項目の値を「(NONE)」に指定した場合の動作については備考欄を参照してください。

以下は、各サブジェクトのセクションの説明です。各セクションのキー項目の値の詳細ついては、各節を参照してください。

  • acs

    OpenFrameのストレージ管理システムで使用する3つのSMSクラス(データ、マネジメント、ストレージ)の選択ルールを設定します。

    セクション 説明

    DSNAME

    ワイルドカード文字(%, *)を含むデータセット名とJCLのDD文に記述されたユニット名に選択するSMSクラスを設定します。

    PREFIX

    ワイルドカード文字(%, *)を含むデータセット名のプレフィックスとJCLのDD文に記述されたユニット名に選択するSMSクラスを設定します。

    SUFFIX

    ワイルドカード文字(%, *)を含むデータセット名のサフィックスとJCLのDD文に記述されたユニット名に選択するSMSクラスを設定します。

  • api3270

    OpenFrameシステムの3270データ・ストリーム変換機能の一般的な設定を行います。

    セクション 説明

    CPM

    3270データ・ストリームを変換する際に使用されるCPMファイルを設定します。

    CPM_FLAG

    3270データ・ストリームを変換する際に2バイト文字を区切るSOSIコードの設定を行います。

  • console

    OpenFrameシステムのコンソールとコマンドに関する設定を行います。

    セクション 説明

    CONSOLE

    コンソール・サーバーとクライアントの設定を行います。

    COMMAND

    コマンド・サーバーとコマンド処理インターフェースを設定します。

  • cpm

    OpenFrameシステムのコードページの変換に関する設定を行います。

    セクション 説明

    DEFAULT_CODEPAGE

    デフォルトで使用するCPMデータ・ファイルを指定します。

  • ds

    OpenFrameシステムで使用するデータセットの一般的な設定を行います。

    セクション 説明

    DATASET_DIRECTORY

    データセット関連のディレクトリを設定します。

    DATASET_RESOURCE

    データセットの各種リソースを設定します。

    DATASET_DEFAULT

    データセットの基本設定を行います。

    DATASET_LOCK

    ロック・クライアントの設定を行います。

    AMS_DEFAULT

    アクセス方式サービスの基本情報を設定します。

    ICF_CATALOG

    統合カタログの基本情報を設定します。

    FILE_HANDLER

    外部ファイル・ハンドラーの基本情報を設定します。

    TSAM_RDB

    業務用VSAMデータセットに対するTSAM使用情報を設定します。

    TSAM_BACKUP

    業務用VSAMデータセットに対するTSAM接続に失敗した場合に使用するバックアップ接続情報を設定します。

  • dstool

    データセット関連のツールで使用する様々な設定を行います。

    セクション 説明

    COBGENSCH

    cobgenschツールの設定を行います。

    COMMON

    データセット関連ツールの共通設定を行います。

    DSCREATE

    dscreateツールの設定を行います。

    DSLOAD

    dsloadツールとdssaveツールの設定を行います。

    DSMIGIN

    dsmiginツールとdsmigoutツールの設定を行います。

    DSVIEW

    dsviewツールとdseditツールの設定を行います。

    OFRDMSVR

    ofrdmsvrサーバーの基本設定を行います。

    OFRDSEDT

    ofrdsedtサーバーの基本設定を行います。

    OFRUISVR

    ofruisvrサーバーの基本設定を行います。

    SPFEDIT

    spfeditツールの設定を行います。

  • idcams

    IDCAMSプログラムで使用されるさまざまな設定を保存します。

    セクション 説明

    EXTPROC

    IDCAMSプログラムのDEFINE、DELETE、REPROコマンド使用時に、コマンド終了後に実行されるプログラムを設定します。

  • ofsys

    OpenFrameシステムのシステム・ ディレクトリ構造を含む全般的な設定を行います。

    セクション 説明

    DIRECTORY

    OpenFrameシステムのディレクトリ情報を設定します。

    EXTENSION

    OpenFrameシステムで使用されるファイルの拡張子を設定します。

    COMPILER

    OpenFrameシステムで使用されるアプリケーション・プログラムをコンパイルするためのCOBOLコンパイラーとPL/Iコンパイラーの種類を設定します。

    LOG

    OpenFrameシステムで生成されるログ・ファイルの属性情報を設定します。

    WEBDE

    OpenFrameシステムで使用されるWEBDEに関する設定を行います。

    WEBDE_CPY_LIB

    OpenFrameシステムで使用されるWEBDEのコピーブックに関する設定を行います。

    SYSTEM_INFO

    OpenFrameシステムで使用される固有値を設定します。

  • saf

    OpenFrameシステムのアクセス制御に関する設定を行います。

    セクション 説明

    SAF_DEFAULT

    SAFのデフォルト設定を行います。

    AUTH_METHOD

    SAFで使用する認証方法を設定します。

    OFRSASVR

    ofrsasvrサーバーの設定を行います。

    ERRCODE

    ユーザー作成関数(saf_exit)でエラーコードのメッセージを設定します。

    TACF_DUMMY

    TACFダミーの設定を行います。

  • smf

    SMFで使用する設定を行います。

    セクション 説明

    DATASET

    SMFで使用するデータセットと使用可能なノードを設定します。

  • sms

    OpenFrameのストレージ管理システムで使用する3つのSMSクラス(データ、マネジメント、ストレージ)を設定します。

    セクション 説明

    SAF_DEFAULT

    データ・クラスを設定します。

    MGMTCLAS

    マネジメント・クラスを設定します。

    STORCLAS

    ストレージ・クラスを設定します。

  • sort

    OpenFrameシステムで使用するSORTユーティリティの一般設定を行います。

    セクション 説明

    WORKSPACE

    ソートに必要なワークスペースを設定します。

    OPTION

    SORTユーティリティで使用するオプションを設定します。

    PATH

    バイナリの場所を設定します。

    SEQUENCE

    ユーザー定義の照合順序を定義したファイルの場所を設定します。

    TEXTSM_DEFAULT

    TEXTSMで使用するオプションを設定します。

2. acs

OpenFrameのストレージ管理システムで使用する3つのSMSクラス(データ、マネジメント、ストレージ)の選択ルールを設定します。

SMSクラスは、次の3つのルールに基づいて選択されます。

  • データセット名を使用します。

  • データセット名のプレフィックスを使用します。

  • データセット名のサフィックスを使用します。

特定のデータセット名が上記の3つのルールをすべて満たす場合は、データセット名を使用してSMSクラスを指定する方法が最も優先順位が高く、データセット名のサフィックスを使用する方法が最も優先順位が低くなります。また、特定のデータセット名が1つのルール内で複数の項目に対応する場合、対応する項目の中で最も多くの文字がマッチングされる項目が選択されます。この設定に使用されるSMSクラス名は事前に定義されている必要があります。

この設定に指定されたルールが多い場合、データセットの割り振り速度が低下することがあります。

2.1. DSNAME

ワイルドカード文字(%、*)を含むデータセット名とJCLのDD文に記述されたユニット名として選択するSMSクラスを設定します。ユーザーが任意のキーと値を構成して追加することができます。

以下は、デフォルトで提供されるopenframe_base.confファイルに記述されている設定例です。

区分 説明

'%'

1文字の英数字に対応されます。

'*'

1つの修飾子内で1つまたは複数の文字に対応されます。

2.1.1. SAMPLE.NV*.%%DS01

データセット名とユニット名に選択されるSMSクラスを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

有効な値

備考

  • 形式

    DsName[+Unit]=[DataClas],[MgmtClas],[StorClas]
  • 以下は、データセット名のルールがキーと合っている場合、データ、マネジメント、ストレージのクラスをDCLAS001、MCLAS001、SCLAS001に指定した例です。これらのクラスは、smsサブジェクトに事前に定義されている必要があります。

    DCLAS001,MCLAS001,SCLAS001

2.2. PREFIX

ワイルドカード文字(%、*)を含むデータセット名のプレフィックスとJCLのDD文に記述されたユニット名として選択するSMSクラスを設定します。ユーザーが任意のキーと値を構成して追加することができます。

以下は、デフォルトで提供されるopenframe_base.confファイルに記述されている設定例です。

区分 説明

'%'

1文字の英数字に対応されます。

'*'

1つの修飾子内で1つまたは複数の文字に対応されます。

2.2.1. SAMPLE.NVSM.

データセット名のプレフィックスとユニットに選択されるSMSクラスを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

有効な値

備考

  • 形式

    Prefix[+Unit]=[DataClas],[MgmtClas],[StorClas]
  • 以下は、データセット名のルールがキーと合っている場合、データ、マネジメント、ストレージのクラスをDCLAS001、MCLAS001、SCLAS001に指定した例です。これらのクラスは、smsサブジェクトに事前に設定されている必要があります。

    DCLAS001,MCLAS001,SCLAS001

2.3. SUFFIX

ワイルドカード文字(%、*)を含むデータセット名のサフィックスとJCLのDD文に記述されたユニット名として選択するSMSクラスを設定します。ユーザーが任意のキーと値を構成して追加することができます。

以下は、デフォルトで提供されるopenframe_base.confファイルに記述されている設定例です。

区分 説明

'%'

1文字の英数字に対応されます。

'*'

1つの修飾子内で1つまたは複数の文字に対応されます。

2.3.1. .NVSM.DS01

データセット名のサフィックスとユニットに選択されるSMSクラスを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

有効な値

備考

  • 形式

    Suffix[+Unit]=[DataClas],[MgmtClas],[StorClas]
  • 以下は、データセット名のルールがキーと合っている場合、データ、マネジメント、ストレージのクラスをDCLAS001、MCLAS001、SCLAS001に指定した例です。これらのクラスは、smsサブジェクトに事前に設定されている必要があります。

    DCLAS001,MCLAS001,SCLAS001

3. api3270

OpenFrameシステムの3270データ・ストリーム変換機能の一般的な設定を行います。

3.1. CPM

3270データ・ストリームを変換する際に使用されるCPMファイルを設定します。

3.1.1. EBCDIC_TO_ASCII

3270データ・ストリームを変換する際に、メインフレームのEBCDICコードをOpenFrameのASCIIコードに変換するために使用されるCPMファイルを指定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

String

デフォルト値

EBCASCJP.cpm

有効な値

備考

3.1.2. ASCII_TO_EBCDIC

3270データ・ストリームを変換する際に、OpenFrameのASCIIコードをメインフレームのEBCDICコードに変換するために使用されるCPMファイルを指定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

String

デフォルト値

ASCEBCJP.cpm

有効な値

備考

3.2. CPM_FLAG

3270データ・ストリームを変換する際、2バイト文字を区切るためのSOSIコードの設定を行います。

3.2.1. EBCDIC_TO_ASCII

3270データ・ストリームを変換する際に、メインフレームのEBCDICコードをOpenFrameのASCIIコードに変換するためのSOSIコードの設定を行います。

項目 説明

パラメータ・タイプ

String

デフォルト値

CPM_CONVERT_SOSI_TO_SPACE

有効な値

備考

  • CPM_CONVERT_SOSI_TO_SPACE : SOSIコードをスペースに変換します。

  • CPM_CONVERT_SOSI_TO_NULL : SOSIコードをNULLに変換します。

  • CPM_CONVERT_ADD_SOSI : 2バイト文字がある場合、SOSIコードを追加します。

3.2.2. ASCII_TO_EBCDIC

3270データ・ストリームを変換する際に、OpenFrameのASCIIコードをメインフレームのEBCDICコードに変換するためのSOSIコードの設定を行います。

項目 説明

パラメータ・タイプ

String

デフォルト値

CPM_CONVERT_SPACE_TO_SOSI

有効な値

備考

  • CPM_CONVERT_SPACE_TO_SOSI : スペースをSOSIコードに変換します。

  • CPM_CONVERT_NULL_TO_SOSI : NULLをSOSIコードに変換します。

  • CPM_CONVERT_ADD_SOSI : 2バイト文字がある場合、SOSIコードを追加します。

4. console

OpenFrameのコンソールとコマンドに関する設定を行います。

4.1. CONSOLE

コンソール・サーバーとクライアントの設定を行います。

4.1.1. RETRY_COUNT

ofrcmsvrサーバーがダウンした場合に再接続を試みる回数を指定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

数値

デフォルト値

3

有効な値

0~(2^31 - 1)

備考

4.1.2. RETRY_INTERVAL

ofrcmsvrサーバーがダウンした場合に再接続を試みる時間間隔を指定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

数値

デフォルト値

5 (単位:秒)

有効な値

0~(2^31 - 1)

備考

4.1.3. ALIVE_INTERVAL

tconmgrでサーバーが起動しているかどうかをチェックするための時間間隔を指定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

数値

デフォルト値

10 (単位:秒)

有効な値

0~(2^31-1) / 10

備考

4.1.4. CHECK_AUTH

データセットを処理する際に権限をチェックするかどうかを指定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

NO

有効な値

YES, NO

備考

  • YES : 権限チェックを行います。

  • NO : 権限チェックを行いません。

4.1.5. CONSOLE_MSG_TO_SCREEN

TSO CLISTで実行したCOBOLアプリケーションのDISPLAY UPON CONSOLE文の処理方法を指定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

NO

有効な値

YES, NO

備考

  • YES : TSO画面に出力します。

  • NO : コンソール(tconmgr)に出力します。

4.1.6. EXTENDED_JOB_INFO

コンソールに送信されるメッセージの先頭にジョブ情報を出力するかどうかを指定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

NO

有効な値

YES, NO

備考

  • YES : メッセージの送信元のユーザー名、ジョブID、ジョブ名を出力します。

  • NO : メッセージの送信元のジョブIDを出力します。ジョブIDがない場合には、ユーザー名を出力します。

4.1.7. CRITICAL_MSG_MAX_COUNT

OpenFrame OSCで実行したCOBOLアプリケーション内のEXEC CICS WRITE OPERATOR CRITICAL文の処理が可能な最大数を指定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

数値

デフォルト値

1024

有効な値

0~(2^31 - 1)

備考

4.1.8. EXPANDED_CONSOLE

コンソール・ウィンドウの横の長さを拡張するかどうかを指定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

NO

有効な値

YES, NO

備考

  • YES : 横の長さを133バイトに拡張します。

  • NO : 横の長さを拡張しません。(80バイト)

4.1.9. CLEAR_TERMINATED_REQUEST

クライアントから送信された応答要求メッセージ(accept request)がクライアントの終了後も残っている場合、それを削除するかどうかを指定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

NO

有効な値

YES, NO

備考

  • YES : 応答要求メッセージを削除します。

  • NO : 応答要求メッセージを削除しません。

4.1.10. IGNORE_DEFAULT_MSG

コンソールにデフォルト・メッセージを出力するかどうかを指定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

NO

有効な値

YES, NO

備考

  • YES : コマンドや要求を実行時に何のメッセージも出力しません。(出力メッセージを除く)

  • NO : デフォルト・メッセージを出力します。(「Accept request received!!!」、「Process has been terminated.」)

4.1.11. DISPLAY_CONSOLE_MSG_TO_SYSMSG

COBOLアプリケーションのDISPLAY UPON CONSOLE文のメッセージ、またはASMアプリケーションのWTO ROUTCDE=11が指定されたメッセージをジョブ・ステップのSYSMSGに出力するかどうかを指定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

NO

有効な値

YES, NO

備考

  • YES : コンソール(tconmgr)とSYSMSGに出力します。

  • NO : コンソール(tconmgr)にのみ出力します。

4.1.12. PRINT_REPLY_USER

tconmgrなどのコンソール・プログラムで応答メッセージを送信する際に、メッセージのuser項目にプログラムを実行したユーザー名を出力するかどうかを指定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

NO

有効な値

YES, NO

備考

  • YES : プログラムを実行したユーザー名を出力します。

  • NO : メッセージの送信元のuser項目の値をそのまま出力します。

4.2. COMMAND

コマンド・サーバーとコマンド処理インターフェースを設定します。

4.2.1. {COMMAND_NAME}

コマンド処理に使用するコマンドを指定し、そのインターフェースを指定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

有効な値

備考

コマンド処理インターフェースによって値が異なります。

COMMANDセクションは、SERVICE、PGM、PARAM、NOTSUPPORTの4つのコマンド処理インターフェースを持ちます。インターフェースごとに構文が異なります。

[COMMAND]
      SERVICE, <service-name>[, <userinfo-opt>][, <service-opt1>]
                [, <service-opt2>][, ... <service-opt7>]
      PGM, <program-name>[, <userinfo-opt>][, <program-argument1>]
                [, <program-argument2>][, ... <program-argument7>]
      PARAM
      NOTSUPPORT
  • SERVICE

    Tmaxサービスの呼び出しに関するインターフェースです。各設定項目の説明は以下のとおりです。

    項目 説明

    service-name

    呼び出すTmaxサービスの名前を指定します。

    userinfo-opt

    ユーザー情報です。以下のいずれかを指定します。

    • TOKEN : サービスを呼び出す際にユーザー情報をトークンで渡します。

    • SACEE : サービスを呼び出す際にユーザー情報をSACEEで渡します。

    • NONE : サービスを呼び出す際にユーザー情報を渡しません。

    service-opt

    以下のいずれかを指定します。

    • FIELD : サービスを呼び出す際にコマンドのパラメータをFB_COMMANDフィールドに保存した後に渡します。

    • STRING : サービスを呼び出す際にコマンドのパラメータを文字列で渡します。

  • PGM

    プログラムの実行に関するインターフェースです。ユーザー情報は、デフォルトでCOMMAND_USERID=<userid>を環境変数にエクスポートします。各設定項目の説明は以下のとおりです。

    項目 説明

    program-name

    実行するプログラムを指定します。

    userinfo-opt

    ユーザー情報です。以下のいずれかを指定します。

    • TOKEN : COMMAND_TOKEN=<tacf-token>を環境変数にエクスポートします。

    • SACEE : COMMAND_SACEE=<tacf-sacee>を環境変数にエクスポートします。

    • NONE : 環境変数にエクスポートしません。

    program-argument

    実行するプログラムの引数を指定します。

  • PARAM

    このインターフェースは、コマンドの最初のパラメータ値に従ってコマンドの処理を決定します。PARAMを記述したコマンド名でセクションを追加し、そのセクションでコマンドの最初のパラメータに処理を記述します。

    以下は、Fコマンドの最初のパラメータのDTSの値に従ってコマンドを処理する例です。

    [COMMAND]
        F=PARAM
    [F]
        DTS=PGM,dts_program
  • NOTSUPPORT

    ログにメッセージを出力し、コマンドを処理しません。

5. cpm

OpenFrameシステムのコードページ変換に関する設定を行います。

5.1. DEFAULT_CODEPAGE

デフォルトで使用するCPMデータ・ファイルを設定します。

5.1.1. EBC2ASC

EBCDICからASCIIへの変換に使用されるデフォルトのCPMデータ・ファイルのUNIXパスを指定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

${OPENFRAME_HOME}/cpm/EBCASCUS.cpm

有効な値

備考

5.1.2. ASC2EBC

ASCIIからEBCDICへの変換に使用されるデフォルトのCPMデータ・ファイルのUNIXパスを指定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

${OPENFRAME_HOME}/cpm/ASCEBCUS.cpm

有効な値

備考

5.1.3. SO

IMS Message Format Service (MFS)で2バイト処理の際にSOに使用されるHEXコードを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

0A42

有効な値

備考

5.1.4. SI

IMS Message Format Service (MFS)で2バイト処理の際にSIに使用されるHEXコードを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

0A41

有効な値

備考

6. ds

OpenFrameで使用するデータセットの一般的な設定を行います。

6.1. DATASET_DIRECTORY

データセット関連のディレクトリを設定します。

6.1.1. SCHEMA_DIR

データセットをマイグレーションするときに使用するデータセット・スキーマ情報を保存するディレクトリを指定します。dsmigin、dsmigoutツールなどで使用されます。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

${OPENFRAME_HOME}/schema

有効な値

備考

6.2. DATASET_RESOURCE

データセットの各種リソースを設定します。

6.2.1. DATASET_SHMKEY

データセットを割り当てるときに使用する共有メモリのキーを指定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

0x805

有効な値

備考

10進数または16進数で指定することができます。16進数で指定する場合は、先頭に「0x」を付けます。

6.3. DATASET_DEFAULT

データセットの基本設定を行います。

6.3.1. DEFAULT_VOLSER

デフォルト・ボリューム・シリアルを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

DEFVOL

有効な値

備考

6バイト以内

6.3.2. DEFAULT_MGMTCLAS

デフォルト・マネジメント・クラスを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

有効な値

備考

例) MCLAS001

6.3.3. DEFAULT_STORCLAS

デフォルト・ストレージ・クラスを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

有効な値

備考

例) SCLAS001

6.3.4. SPOOL_VOLSER

スプール・ボリュームのシリアル名を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

VSPOOL

有効な値

備考

6.3.5. NVSM_BUFFER_SIZE

非VSAMデータセットのバッファー長を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

数値

デフォルト値

32 (単位:キロバイト)

有効な値

0~(2^31 - 1) / 1024

備考

非VSAMデータセットのブロック・サイズよりも大きすぎる値を指定すると、メモリを過剰に使用するだけでパフォーマンスは向上されません。

一般的にはデフォルト値を使用するか、メモリ容量に余裕がある場合は、パフォーマンス向上のために値を少し大きく指定することができます。

6.3.6. NVSM_EXTENT_LIMIT

非VSAMデータセットのエクステントの最大数を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

数値

デフォルト値

15

有効な値

0~(2^31 - 1)

備考

デフォルト値を使用することをお勧めします。デフォルト値を指定した際に許可される最大サイズを超える非VSAMデータセットを使用する場合は、デフォルト値より大きい値を指定します。

6.3.7. DISP_KEEP_IMPLIES

Disposeを実行時に、DISPOSITIONがKEEPに設定されているデータセットをカタログに登録するかどうかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

KEEP

有効な値

CATLG, KEEP

備考

  • CATLG : DISPOSITIONがKEEPに設定されているデータセットを破棄するとき、カタログに登録します。つまり、すべてのデータセットがカタログに登録されます。

  • KEEP : DISPOSITIONがKEEPに設定されているデータセットを破棄するとき、データセットをカタログに強制登録しません。

6.3.8. IGNORE_DS_DUPLICATE

新しく割り当てられたデータセットのボリューム・ディレクトリに同じ名前のファイルが存在する場合の処理方法を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

NO

有効な値

YES, NO

備考

  • YES : 同じ名前のファイルが存在してもエラーを発生させません。

  • NO : 同じ名前のファイルが存在する場合、エラーを発生させます。

6.3.9. VOLUME_SELECT_METHOD

新しいデータセットを割り当てる際に複数のボリュームが指定されている場合、データセットが作成されるボリュームを選択する方法を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

AMPLE

有効な値

AMPLE, FIRST

備考

  • AMPLE : 指定された複数のボリュームから、空き領域が最も大きいボリュームを選択します。

  • FIRST : 指定された複数のボリュームから、最初のボリュームを選択します。

6.3.10. UNIT_VOLUME_MISMATCH

データセットを割り当てる際に指定されたユニット情報とボリューム情報が異なる場合、エラーを発生させるかどうかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

IGNORE

有効な値

IGNORE, STRICT

備考

  • IGNORE : エラーを発生させません。

  • STRICT : エラーを発生させます。

6.3.11. GUARANTEED_DS_SPACE

新しいデータセットを作成する際に、ボリューム・シリアルまたはユニット・デバイスを設定するかどうかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

NO

有効な値

YES, NO

備考

  • YES : ボリューム・シリアルまたはユニット・デバイス情報がない場合、エラーを発生させます。

  • NO : ボリューム・シリアルまたはユニット・デバイス情報がない場合、エラーを発生させずにSMSストレージ・クラスまたはデフォルト・ボリューム・シリアルを使用します。

6.3.12. DS_OLDSHR_UNIT_METHOD

DISPOSITIONがOLDまたはSHRに設定されたデータセットを割り当てる場合、ユニットの指定を考慮した新しい割り当て方法を使用するかどうかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

OLD

有効な値

OLD, NEW

備考

  • OLD : データセットを割り当てる際にボリュームを指定せずにユニットのみを指定した場合、まずカタログでデータセットを検索し、見つからなかった場合は指定したユニットに含まれているボリュームでデータセットを検索します。ボリュームを指定してユニットを指定しなかった場合は、ボリュームでデータセットを検索します。

  • NEW : データセットを割り当てる際にボリュームを指定せずにユニットのみを指定した場合、カタログでデータセットが見つからなかった場合はエラー処理します。ボリュームを指定してユニットを指定しなかった場合も、エラー処理します。

6.3.13. DSALC_SLOT_COUNT

データセットに割り当てられるスロットの最大数を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

数値

デフォルト値

8192

有効な値

256~65535

備考

スロット番号0はシステム内部で予約されているため、データセットの割り当てには使用できません。したがって、ユーザーが割り当てられる最大数は、「指定した最大の割り当てスロット数 - 1」です。

6.3.14. DATASET_SIZE_LIMIT

非VSAMデータセットの最大サイズを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

数値

デフォルト値

0 (単位:キロバイト)

有効な値

0~2147483647

備考

システムで許可する非VSAMデータセットの最大サイズを考慮して指定します。

0に指定する場合、データセットのサイズを制限しません。

6.3.15. CHECK_DSAUTH_V2

データセットを割り当てる際に権限チェックを行うかどうかを指定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

NO

有効な値

YES, NO

備考

  • YES : 権限チェックを行います。

  • NO : 権限チェックを行いません。

6.3.16. USE_PDS_DIRECTORY

区分データセットのディレクトリ機能を使用するかどうかを指定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

NO

有効な値

YES, NO

備考

区分データセットのディレクトリはメンバーの所有者情報を含みます。

  • YES : 区分データセットのディレクトリ機能を使用します。

  • NO : 区分データセットのディレクトリ機能を使用しません。

6.3.17. USE_PDSE_SHARING

拡張区分データセットで使われる共有方式を区分データセットに適用するかどうかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

NO

有効な値

YES, NO

備考

  • YES : 拡張区分データセットの共有機能を使用します。区分データセットをDISP=SHRで使用する場合に、メンバーのセキュアな共有を保証します。dscreate、dsdelete、dsedit、spfeditツールでDISP=SHRにしてデータセットを割り当てます。

  • NO : 拡張区分データセットの共有機能を使用しません。区分データセットをDISP=SHRにして複数のジョブで同じメンバーを使用する場合、データセットの整合性は保証されません。dscreate、dsdelete、dsedit、spfeditツールでは安全性のためにDISP=OLDにしてデータセットを割り当てます。

6.3.18. USE_PDSE_SHARING_DBMSLOCK

拡張区分データセットの共有方式を区分データセットに適用する際に、DBMSロック機能を使用するかどうかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

YES

デフォルト値

NO

有効な値

YES, NO

備考

USE_PDSE_SHARINGキーを「YES」に指定した場合にのみ動作し、RELAX_MEMBER_NAME_LIMITオプションとは一緒に使用できません。

  • YES : DBMSロック機能を使用します。

  • NO : ファイル・ロック機能を使用します。

6.3.19. CHECK_BROKEN_RECORD

レコード形式がFタイプのデータセットが破損され、決められたレコード長でレコード単位が構成されない場合にエラーを発生させるかどうかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

YES

有効な値

YES, NO

備考

  • YES : データセットのレコードが破損された場合、エラーを発生させます。

  • NO : データセットのレコードが破損された場合でも、警告メッセージのみ出力しエラーは発生させません。

6.3.20. VSAM_REPRO_USE_DPL

VSAMデータセットにREPROを実行する際にDPL機能を使用するかどうかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

NO

有効な値

YES, NO

備考

  • YES : DPL機能を使用します。

  • NO : DPL機能を使用しません。

6.3.21. USE_BDAM_AS_TSAM

BDAM(Basic Direct Access Method)データセットとしてTSAMを使用するかどうかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

NO

有効な値

YES, NO

備考

  • YES : BDAMとしてTSAMを使用します。

  • NO : BDAMとしてUNIXファイルを使用します。

6.3.22. CREATE_OLD_TEMPORARYDS

DISPOSITIONをOLDに指定するとき、一時データセットが存在しない場合にデータセットを新規作成するかどうかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

NO

有効な値

YES, NO

備考

  • YES : 一時データセットを作成します。

  • NO : 一時データセットを作成せずにエラーを発生させます。

6.3.23. RELAX_MEMBER_NAME_LIMIT

区分データセットのメンバー名の長さと特殊文字の使用を制限するかどうかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

NO

有効な値

YES, NO

備考

  • YES : 63バイトまで使用可能であり、ピリオド(.)、ハイフン(-)、アンダーライン(_)、チルダ(~)文字の使用を制限しません。

  • NO : 長さと特殊文字の使用を制限します。

前のジョブ・ステップから渡されたデータセットを検索する際に、先頭の(先に割り当てられた)データセットから検索するかどうかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

NO

有効な値

YES, NO

備考

  • YES : 先頭のデータセットから検索します。

  • NO : 最後のデータセットから検索します。

6.3.25. UNCATLG_DS_WITH_VOL

JCLのDD文にVOL=SERを指定し、DISPOSITIONをUNCATLGに指定する場合、アンカタログを実行するかどうかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

NO

有効な値

YES, NO

備考

  • YES : アンカタログを実行します。

  • NO : アンカタログを実行しません。

6.3.26. UPDATE_NVSM_ATTR_AFTER_CREATION

DISPOSITIONがOLDまたはSHRに設定された非VSAMデータセットのDCBパラメータを指定する場合、DCBパラメータの属性でカタログやVTOCの情報を変更するかどうかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

YES

有効な値

YES, NO

備考

  • YES : DCBパラメータの属性でカタログやVTOCの情報を変更します。

  • NO : DCBパラメータの属性でカタログやVTOCの情報を変更せずに既存の情報を維持します。

6.3.27. SET_PDS_SIZE_TOTAL

全メンバーの合計を区分データセット(PDS)のサイズとして設定するかどうかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

NO

有効な値

YES, NO

備考

  • YES : 全メンバーの合計がPDSのサイズになります。

  • NO : PDSのサイズが0に設定されます。

6.3.28. VOLSER_OVERRIDE_STORCLAS

JCLのDD文にVOL=SERを指定し, システムに登録されたACSルールを満たすデータセットである場合、ボリューム情報を指定されたボリュームにオーバーライドするかどうかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

NO

有効な値

YES, NO

備考

  • YES : JCLのDD文のVOL=SERに指定されたボリュームにオーバーライドします。

  • NO : ストレージ・クラスに指定されたボリュームをそのまま使用します。

6.3.29. UPDATE_GENERATION_AT_END_OF_STEP

GDGの世代番号情報のアップデートをステップの終了時に行うか、ジョブの終了時に行うか指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

NO

有効な値

YES, NO

備考

  • YES : ステップの終了時にアップデートします。

  • NO : ジョブの終了時にアップデートします。

6.3.30. SAME_RELATIVE_GDSNUM_IN_JOB

JCLの特定のステップでGDGの相対世代番号でGDSを割り当てて、以降のステップで同じGDGの相対世代番号で割り当てるときに、同じ絶対世代番号のGDSを参照するかどうかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

NO

有効な値

YES, NO

備考

UPDATE_GENERATION_AT_END_OF_STEP=YESの場合にのみ有効です。

  • YES : 以前のステップと同じ絶対世代番号のGDSを参照します。

  • NO : 以前のステップでアップデートされた絶対世代番号のGDSを参照します。

6.3.31. PASSED_NEW_DATASET_DISP

JCLの特定のステップでDISP=(NEW,PASS)で作成したデータセットを、以降のステップでNORMAL/ABNORMAL DISPOSITIONなしに、DISPOSITION=SHRに指定する場合、Disposeを実行時にDELETEで処理するか、KEEPで処理するかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

KEEP

有効な値

DELETE, KEEP

備考

  • DELETE : Disposeを実行時にDELETEで処理します。

  • KEEP : Disposeを実行時にKEEPで処理します。

6.3.32. VSAM_REPRO_NULL_PADDING

VSAMデータセットのREPROを実行時に、出力データセットがAVRLRECL=MAXLRECLで、入力レコードの長さが出力データセットのレコード長より小さい場合に、残りのレコード部分をゼロ埋めするかどうかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

NO

有効な値

YES, NO

備考

  • YES : ゼロ埋めします。

  • NO : 入力レコードの長さだけ書き込みます。

6.3.33. SET_OUTPUT_DCB_TO_SMS

SORTやIEBGENERなどのユーティリティを実行する際に、出力データセットのDCB情報をACSルールに従ってSMSクラスで設定するか、あるいは入力データセットのDCB情報と同一に設定するかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

NO

有効な値

YES, NO

備考

  • YES : 出力データセットのDCB情報をデータセットのACSルールに従ってSMSクラスで設定します。

  • NO : 出力データセットのDCB情報を入力データセットのDCB情報と同一に設定します。

6.3.34. DELETE_GDS_AT_END_OF_STEP

JCLのDD文にNORMAL DISPOSITION=DELETEに指定したGDSをステップの終了時に削除するか、ジョブの終了時に削除するか指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

NO

有効な値

YES, NO

備考

  • YES : ステップの終了時に削除します。

  • NO : ジョブの終了時に削除します。

6.3.35. USE_EXPDT_TYPE_NEW

JCLのDD文にデータセットの有効期限を示すEXPDT値を指定する際に、日付の範囲を1~366にするか、0~366にするかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

NO

有効な値

YES, NO

備考

  • YES : 日付の範囲を1~366に指定します。

  • NO : 日付の範囲を0~366に指定します。

6.3.36. VSAM_REPRO_ZERO_RECORD_ERROR

VSAMデータセットのREPROを実行時に、入力レコード数が0件の場合にエラーを発生させるかどうかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

NO

有効な値

YES, NO

備考

  • YES : エラーを発生させます。ただし、非VSAMデータセットのREPROを実行する場合は、エラーを発生させません。

  • NO : エラーを発生させません。

6.3.37. SET_GDG_DATASET_SORT_TYPE

GDGを割り当てる際に、関連付けられたGDSを割り当てる順序を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

FIFO

有効な値

LIFO, FIFO

備考

  • LIFO : 最後に作成されたGDSを先に割り当てます。

  • FIFO : 最初に作成されたGDSを先に割り当てます。

6.3.38. GDG_SCRATCH_DEFAULT

SCRATCH/NOSCRATCHオプションを指定せずにGDGを作成した場合に使用されるデフォルト・オプションを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

NOSCRATCH

有効な値

SCRATCH, NOSCRATCH

備考

  • SCRATCH : SCRATCHをデフォルト・オプションとします。

  • NOSCRATCH : NOSCRATCHをデフォルト・オプションとします。

6.3.39. GDG_LOCK_METHOD

GDSへのロックを要求した場合に、関連付けられたGDGへのロックの要求方法を指定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

OLD

有効な値

NEW, OLD, UNSAFE

備考

  • NEW : データセット名としてGDS相対番号を指定した場合にのみGDGへのロックを要求します。

  • OLD : データセット名としてGDS相対番号とGDS絶対番号を指定したすべての場合に、GDGへのロックを要求します。

  • UNSAFE : GDGに対してはロックを要求せず、GDS相対番号とGDS絶対番号に対してステップの実行時にロックを要求します。デッドロックを引き起こす可能性があるため、使用をお勧めしません。

6.3.40. ALLOW_FIELD_DUP

コピーブック内のフィールド名の重複を許可するかどうかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

NO

有効な値

YES, NO

備考

  • YES : コピーブック内のフィールド名の重複を許可します。

  • NO : コピーブック内のフィールド名の重複を許可しません。

6.3.41. USE_PDS_REMOVE

JCLのDD文にnormal disposition DELETEを指定した状態でデータセット名にPDSメンバーを含める場合、PDSは削除せずにPDSメンバーのみ削除するか、PDSも一緒に削除するかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

NO

有効な値

YES, NO

備考

  • YES : PDSも一緒に削除します。

  • NO : PDSは削除せず、PDSメンバーのみ削除します。

6.3.42. USE_TAPE_FILESEQ

テープ・ボリュームを使用するときにデータセットのシーケンス番号機能を使用するかどうかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

NO

有効な値

YES, NO

備考

  • YES : テープ・ボリュームに限ってデータセットのシーケンス番号機能を使用します。

  • NO : すべてのボリュームに対してデータセットのシーケンス番号機能を使用しません。

6.3.43. IGNORE_TAPEDS_DUPLICATE

テープボリュームにNEW dispositionを使用する場合、データセットがすでに存在しているときにエラーを発生させるかどうかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

NO

有効な値

YES, NO

備考

  • YES : エラーを発生させずに、スプールに警告メッセージを出力します。

  • NO : エラーを発生させます。

6.3.44. CREATE_OLD_TAPEDS

テープ・ボリュームのデータセットに対してOLD dispositionを設定したが、データセットが存在しない場合にエラーを発生させるかどうかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

NO

有効な値

YES, NO

備考

  • YES : データセットを作成してタスクを続行します。

  • NO : データセットを作成せずにエラーを発生させます。

この設定は、USE_TAPE_FILESEQ項目が「NO」の場合にのみ有効であり、そうでない場合は「YES」が適用されます。

6.3.45. KEEP_TAPE_DATASET

テープ・ボリュームのデータセットにPASSまたはDELETE dispositionを指定する際、データセットを削除するかどうかを設定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

NO

有効な値

YES, NO

備考

  • YES : データセットを削除しません。

  • NO : データセットを削除します。

この設定は、USE_TAPE_FILESEQ項目が「NO」の場合にのみ有効であり、そうでない場合は「YES」が適用されます。

6.3.46. VSAM_REPRO_IMPORT_DIR

VSAMデータセットに対してREPROを実行する際、TBLOADERを使用する場合の関連ファイルを格納するパスを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

${OPENFRAME_HOME}/impor_dir/repro

有効な値

備考

6.4. DATASET_LOCK

ロック・クライアントの設定を行います。

6.4.1. LOCK_FLAG

ロック・クライアントがロック・サーバーにLOCK、UNLOCK、LOCK CLEAR、LOCK LISTなどのロック関連要求を送信するかどうかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

LOCK

有効な値

LOCK, NOLOCK

備考

  • LOCK : ロック・サーバーにロック関連要求を送信します。

  • NOLOCK : ロック・サーバーにロック関連要求を送信しません。

6.4.2. REQUEST_RETRYINTERVAL

ロック・クライアントが不安定なネットワークやロック・サーバーの一時停止などの問題のためロック関連の要求の送信に失敗した場合、再試行する時間間隔を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

数値

デフォルト値

5 (単位:秒)

有効な値

0~(2^31 - 1)

備考

6.4.3. LOCK_WAIT_TIMEOUT

データセットをロックする際、前のロックが解除されるまで待機する時間を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

0

有効な値

備考

整数のみ有効です。

  • 0以下 : 無限に待ちます。

  • 1~59 : 最小値の60秒を待ちます。

  • 86400以上 : 86400秒(1日)を待ちます。

6.5. AMS_DEFAULT

アクセス方式サービスの基本情報を設定します。

6.5.1. ERROR_LEVEL

エラーが発生した場合の対処方法を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

IGNORE

有効な値

IGNORE, STRICT

備考

  • IGNORE : データセットの削除時にエラーが発生した場合、エラーを無視して続行します。

  • STRICT : データセットの削除時にエラーが発生した場合、処理を中断します。

6.5.2. AMS_CHECK_CATAUTH

データセットをカタログに登録する際に、ユーザーのTACF権限をチェックするかどうかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

NO

有効な値

YES, NO

備考

  • YES : ユーザーのTACF権限をチェックします。

  • NO : ユーザーのTACF権限をチェックしません。

6.5.3. AMS_CHECK_INVALID_CATALOG_IN_ADVANCE

JCLのJOBCAT、STEPCATにカタログを記述するか、ツールなどのオプションでカタログを指定してデータセットを作成する際、指定されたカタログの有効性を先にチェックするかどうかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

NO

有効な値

YES, NO

備考

  • YES : 指定したカタログの有効性を先にチェックします。

  • NO : データセットを先に作成した後、カタログに登録する際にカタログの有効性をチェックします。

6.6. ICF_CATALOG

統合カタログの基本情報を設定します。

6.6.1. MASCAT_VSER

マスター・カタログが作成されたボリュームを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

DEFVOL

有効な値

備考

6.6.2. MASCAT_NAME

マスター・カタログの名前を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

SYS1.MASTER.ICFCAT

有効な値

備考

6.6.3. ALIAS_LEVEL

データセットのエイリアス・レベルを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

数値

デフォルト値

1

有効な値

1~4

備考

6.6.4. ERROR_LEVEL

エラーが発生した場合の対応策を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

IGNORE

有効な値

IGNORE, STRICT

備考

  • IGNORE : データセットの削除時にエラーが発生した場合、エラーを無視して続行します。

  • STRICT : データセットの削除時にエラーが発生した場合、処理を中断します。

6.6.5. USE_SYSCAT

システム・カタログを使用するかどうかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

NO

有効な値

YES, NO

備考

  • YES : システム・カタログを使用します。この場合、SYSCAT_NAMEキーを指定する必要があります。

  • NO : システム・カタログを使用しません。

6.6.6. SYSCAT_NAME

システム・カタログの名前を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

SYS1.SYSCAT

有効な値

備考

システム・カタログを使用する場合は、必ず指定します。

6.7. FILE_HANDLER

外部ファイル・ハンドラーの基本情報を設定します。

6.7.1. CHECK_DSAUTH

データセットにアクセスする際に権限チェックを行うかどうかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

NO

有効な値

YES, NO

備考

COBOL、PL/I、Cアプリケーション・プログラムのすべてに適用されます。

  • YES : 権限チェックを行います。

  • NO : 権限チェックを行いません。

6.7.2. ADD_ASA_CODE

アプリケーション・プログラムがASA制御文字を指定してデータセットへの書き込みを実行するときに使用されます。レコードの先頭にASA制御文字1バイトを追加してデータセットに記録するかどうかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

NO

有効な値

YES, NO

備考

COBOL、PL/I、Cアプリケーション・プログラムのすべてに適用されます。WRITE ADVANCING文がある場合にのみ有効な設定です。

  • YES : レコードの先頭にASA制御文字1バイトを追加してデータセットに記録します。

  • NO : レコードの先頭にASA制御文字1バイトを追加せずに、アプリケーション・プログラムに処理を委任します。

6.7.3. REPLACE_ASA_CODE

すべてのAタイプ・データセットに対してレコードの先頭の1バイトをASA制御文字に置き換えてデータセットに記録するかどうかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

YES

有効な値

YES, NO

備考

COBOL、PL/I、Cアプリケーション・プログラムのすべてに適用されます。WRITE ADVANCING文があり、ADD_ASA_CODE=NOの場合にのみ有効な設定です。コンパイル時にtextfhモジュールを使用するアプリケーション・プログラムでのみ有効です。

  • YES : レコードの先頭の1バイトをASA制御文字に置き換えてデータセットに記録します。

  • NO : レコードの先頭の1バイトをASA制御文字に置き換えずに、アプリケーション・プログラムに委任して処理します。

6.7.4. CHECK_VBLENGTH_CONFLICT

可変長データセットについて、COBOLアプリケーション・プログラムとデータセット情報上の長さが異なる場合にエラーを発生させるかどうかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

YES

有効な値

YES, NO

備考

  • YES : エラーを発生させます。

  • NO : エラーを発生させずに、以降の処理をアプリケーション・プログラムに委任します。

6.7.5. CHECK_BOUNDARY_VIOLATION

COBOLアプリケーション・プログラムが読み込んだレコードの長さが最大値/最小値を超えた場合にエラーを発生させるかどうかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

YES

有効な値

YES, NO

備考

コンパイル時にtcobfhモジュールを使用するCOBOLアプリケーション・プログラムでのみ有効です。

  • YES : エラーを発生させます。

  • NO : エラーを発生させずに、以降の処理をアプリケーション・プログラムに委任します。

6.7.6. CHECK_OUTPUT_RECFM_CONFLICT

COBOLアプリケーション・プログラムが使用する出力データセットについて、アプリケーション・プログラムとデータセット情報上のレコード形式が異なる場合にエラーを発生させるかどうかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

YES

有効な値

YES, NO

備考

コンパイル時にtextfhモジュールを使用するCOBOLアプリケーション・プログラムでのみ有効です。

  • YES : エラーを発生させます。

  • NO : エラーを発生させずに、以降の処理をアプリケーション・プログラムに委任します。

6.7.7. OVERRIDE_NEW_OUTPUT_DSATTR

COBOLアプリケーション・プログラムが使用する新規の出力データセットについて、アプリケーション・プログラムのデータセット情報でDCB情報をオーバーライドするかどうかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

NO

有効な値

YES, NO

備考

  • YES : DCB情報をオーバーライドします。

  • NO : DCB情報をオーバーライドしません。

6.7.8. OVERRIDE_DSATTR

COBOLアプリケーション・プログラムがオープンするデータセットについて、OPENモードごとにアプリケーション・プログラムのデータセット情報でDCB情報をオーバーライドするかどうかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

NO

有効な値

INPUT, OUTPUT, INOUT, NO

備考

  • INPUT : 入力データセットについてのみ、アプリケーション・プログラムのデータセット情報でDCB情報をオーバーライドします。

  • OUTPUT : 出力データセットについてのみ、アプリケーション・プログラムのデータセット情報でDCB情報をオーバーライドします。

  • INOUT : すべての入出力データセットについて、アプリケーション・プログラムのデータセット情報でDCB情報をオーバーライドします。

  • NO : アプリケーション・プログラムのデータセット情報でDCB情報をオーバーライドしません。

6.7.9. VSAM_APPEND_SPACE

レコードの最大長より短いレコードを読み取る際に、残りの領域を埋めるバイト値を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

NO

有効な値

SPACE, NULL, NO

備考

コンパイル時にtextfhモジュールを使用するCOBOLアプリケーション・プログラムでのみ有効です。

  • SPACE : 残りの領域をスペース(0x20)で埋めます。

  • NULL : 残りの領域をNULL(0x00)で埋めます。

  • NO : 残りの領域を埋めません。

6.7.10. SET_INDICATOR_START_INVALID_KEY

START文で使用されたキーに該当するレコードが存在しない場合の処理方法を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

NO

有効な値

YES, NO

備考

コンパイル時にtcobfhモジュールを使用するCOBOLアプリケーション・プログラムとISAMデータセットにのみ有効です。

  • YES : 以降の読み取り時に指定したキーのレコードより大きいレコードを読み取り、該当するレコードがない場合は「END OF FILE」エラーを返します。

  • NO : 「INVALID KEY」エラーを返します。

6.7.11. INHIBIT_RESTRICT_INTERVAL

AIMコマンドであるINHIBITとRESTRICTを確認する間隔を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

数値

デフォルト値

1000

有効な値

1-65536

備考

コンパイル時にtcobfhモジュールを使用するCOBOLアプリケーション・プログラムとISAMデータセットにのみ有効な設定です。

6.8. TSAM_RDB

業務用VSAMデータセットに対するTSAM使用情報を設定します。

6.8.1. DSNAME_USE_COMMENT

TSAMを定義する際に、表の名前の作成ルールを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

NO

有効な値

YES, NO

備考

  • YES : 表の名前を任意に簡略化してコメントを追加します。

  • NO : 表の名前を任意に簡略化せずに、名前に含まれたピリオド(.)をアンダーライン(_)に置き換えます。

6.8.2. TEMP_PATH

TSAMを定義する際に生成されるソース・ファイルの一時保存先を指定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

${OPENFRAME_HOME}/tsam/temp

有効な値

備考

6.8.3. LIBRARY_PATH

TSAMを定義する際に生成されるライブラリ(.so)ファイルの保存先を指定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

${OPENFRAME_HOME}/tsam/lib

有効な値

備考

6.8.4. COPYBOOK_PATH

TSAMを定義する際に使用されるコピーブック・ファイルの保存先を指定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

${OPENFRAME_HOME}/tsam/copybook

有効な値

備考

6.8.5. FETCH_COL_DEFAULT_VALUE

アプリケーション・プログラムがTSAMレコードを読み取る際に、シリアライズによって分割されたフィールドの長さより短いデータが入っている場合に、残りの領域を埋める値を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

数値

デフォルト値

20

有効な値

00~99

備考

「0x」を付けていないHex値を示します。

例) 20(SPACE)、00(NULL)

6.8.6. MASSINSERT_COUNT

VSAMデータセットにREPROを実行する際に、一度に表に挿入するレコードの件数を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

数値

デフォルト値

100

有効な値

50~250

備考

6.8.7. PRINT_DEBUG_MSG_ON

VSAMデータセットに入出力を実行する際に、SQLなどのデバッグ・メッセージを出力するかどうかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

NO

有効な値

YES, NO

備考

  • YES : デバッグ・メッセージを出力します。

  • NO : デバッグ・メッセージを出力しません。

6.8.8. USE_AUDIT_COLS

VSAMデータセットにAUDIT情報を追加するかどうかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

NO

有効な値

YES, NO

備考

  • YES : VSAMデータセットにAUDIT情報を追加します。

  • NO : VSAMデータセットにAUDIT情報を追加しません。

  • 7.1バージョンでは、変更日のみ追加されます。

6.8.9. USE_LOADER_FOR_REPRO

VSAMデータセットにREPROを実行する際、TBLOADERを使用するかどうかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

Y_N

デフォルト値

NO

有効な値

YES, NO

備考

  • YES : REPROの実行時にTBLOADERを使用します。

  • NO : REPROの実行時、TBLOADERを使用せずにデフォルト動作のMASSINSERTを使用します。

6.9. TSAM_BACKUP

業務用VSAMデータセットに対するTSAM接続に失敗した場合に使用するバックアップ接続情報を設定します。

6.9.1. RETRY_COUNT

接続の再試行回数を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

数値

デフォルト値

10

有効な値

0~(2^31 - 1)

備考

6.9.2. RETRY_INTERVAL

接続の再試行間隔を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

数値

デフォルト値

10 (単位:秒)

有効な値

0~(2^31 - 1)

備考

7. dstool

データセット関連のツールで使用する様々な設定を行います。

7.1. COBGENSCH

cobgenschツールの設定を行います。

7.1.1. ODO_MIN_ZERO_AVAILABLE

COBOLのOCCURS DEPENDING ON句で最小値が設定されていない場合の処理方法を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

NO

有効な値

YES, NO

備考

  • YES : OCCURS DEPENDING ON句で最小値が省略された場合、スキーマ・ファイルのOCCURSの最小値に1を出力します。

  • NO : OCCURS DEPENDING ON句で最小値が省略された場合、スキーマ・ファイルのOCCURSの最小値に0を出力します。

7.1.2. COBCOPY

COBOLのCOPY OF文で指定されたライブラリ・ディレクトリを検索するパスを指定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

Y_N

デフォルト値

${OPENFRAME_HOME}/temp

有効な値

備考

7.2. COMMON

データセット関連ツールの共通設定を行います。

7.2.1. CHECK_DSAUTH

データセットを割り当てる際に権限チェックを行うかどうかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

NO

有効な値

備考

  • YES : 権限チェックを行います。

  • NO : 権限チェックを行いません。

7.3. DSCREATE

dscreateツールの設定を行います。

7.3.1. DUPLICATE_CATALOG_ERROR

カタログにデータセットが存在する場合、エラーを発生させるかどうかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

NO

有効な値

YES, NO

備考

  • YES : カタログにデータセットが存在する場合、エラーを発生させます。

  • NO : カタログにデータセットが存在する場合、カタログに登録せずにデータセットを作成します。

7.3.2. RECAT_UPDATE_DSATTR

RECATALOGオプションを指定する際にデータセットの属性をアップデートするかどうかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

NO

有効な値

YES, NO

備考

  • YES : データセットの属性をアップデートします。

  • NO : データセットのレポート情報のみアップデートします。

7.3.3. DUPLICATE_MEMBER_ERROR

重複するPDSメンバーを作成する場合に、エラーを発生させるかどうかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

NO

有効な値

YES, NO

備考

  • YES : 重複するメンバーを作成する場合、エラーを発生させます。

  • NO : 重複するメンバーを作成してもエラーを発生させません。

7.4. DSLOAD

dsloadツールとdssaveツールの設定を行います。

7.4.1. SIZE_LIMIT

データセットをロードするためのデータセットの最大サイズを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

数値

デフォルト値

1000000 (単位 : バイト)

有効な値

0~(2^63 - 1)

備考

データセットのサイズが大きいほどロードと保存に時間がかかるので、システムの負荷を減らすためにデータセットのサイズを制限します。

7.4.2. LOAD_DIR

データセットをロードする際に、一時ファイルを保存するディレクトリのUNIXパスを指定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

${OPENFRAME_HOME}/temp

有効な値

備考

7.4.3. DELIMITER

データセットをロードする際のレコードの区切り子を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

\r\n (単位 : バイト)

有効な値

備考

7.5. DSMIGIN

dsmiginツールとdsmigoutツールの設定を行います。

7.5.1. IGNORE_MAPPING_ERROR

レコードのコードページ変換において、変換コードが指定されていないコードはスキップして、次のレコードの変換を続行するかどうかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

NO

有効な値

YES, NO

備考

  • YES : スキップして変換を続行します。

  • NO : 変換を中止します。ただし、[-i]オプションが指定された状態でNOを指定した場合は、変換が続行されます。

7.6. DSVIEW

dsviewツールとdseditツールの設定を行います。

7.6.1. NOCATALOG_VIEW

カタログされていないデータセットもビューアーやエディターでサポートするかどうかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

YES

有効な値

YES, NO

備考

  • YES : サポートします。

  • NO : サポートしません。

7.6.2. CPM_PATH

2バイト文字セットを変換するためのCPMファイルの場所を指定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

(NONE)

有効な値

備考

指定しない場合、CPMファイルの場所は以下のとおり設定されます。

  • LANG環境変数がko_KRの場合

    ${OPENFRAME_HOME}/cpm/EBCASCKR.cpm
  • LANG環境変数がja_JPの場合

    ${OPENFRAME_HOME}/cpm/EBCASCJP.cpm
  • その他の場合

    ${OPENFRAME_HOME}/cpm/EBCASCUS.cpm

7.6.3. CPM_TYPE

シングルバイトとダブルバイトの文字セットを変換するためのCPMファイルのタイプを指定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

EBCTOASC

有効な値

EBCTOASC, ASCTOEBC

備考

  • EBCTOASC : EBCDICをASCIIに変換するCPMを使用するときに使用します。

    (例:EBCASCJP.cpm、JEFASCK.cpmなど)

  • ASCTOEBC : ASCIIをEBCDICに変換するCPMを使用するときに使用します。

    (例:ASCEBCJP.cpm、ASCJEFK.cpmなど)

7.6.4. LOCALE

dsviewツールに適用するロケールを指定します。何も指定しない場合は、ロケール関連システム環境変数の設定に従います。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

(NONE)

有効な値

備考

  • Windows-31J文字セットを指定する例です。

    ja_JP.windows31j

7.7. OFRDMSVR

ofrdmsvrサーバーの基本設定を行います。

7.7.1. CHECK_EXPIRE_DATE

データセットの終了日を確認して、終了日が過ぎたデータセットを削除するかどうかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

YES

有効な値

YES, NO

備考

  • YES : 削除します。

  • NO : 削除しません。

7.7.2. APPLY_GDG_MEMBER

GDSについても、終了日が過ぎたデータセットを削除するかどうかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

YES

有効な値

YES, NO

備考

  • YES : 削除します。

  • NO : 削除しません。

7.7.3. CALL_SERVICE_INTERVAL

ofrdmsvrサーバーのサービスを呼び出す時間間隔を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

数値

デフォルト値

180 (単位 : 分)

有効な値

0~(2^31 - 1) / 60

備考

7.8. OFRDSEDT

ofrdsedtサーバーの基本設定を行います。

7.8.1. CHECK_DSAUTH

ofrdsedtサーバーのサービスを利用してデータセットの処理を行う際に、権限チェックを行うかどうかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

NO

有効な値

YES, NO

備考

  • YES : 権限チェックを行います。

  • NO : 権限チェックを行いません。

7.8.2. CLIENT_ALIVE_INTERVAL

ofrdsedtサーバーのサービスを利用するクライアントが現在接続しているかを確認するためのタイムアウト間隔を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

数値

デフォルト値

0

有効な値

0~2147483647

備考

7.9. OFRUISVR

ofruisvrサーバーの基本設定を行います。

7.9.1. DSCREOWNER

ofruisvrサーバーのサービスを利用してデータセットを作成する際に、TACFトークンを使って作成されたデータセットの所有者を変更するかどうかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

MASTER

有効な値

MASTER, USER

備考

  • MASTER : 作成されたデータセットの所有者を変更しません。データセットの所有者は、ofruisvrサーバーを起動したユーザーIDになります。

  • USER : 作成されたデータセットの所有者をTACFトークンのユーザーIDに変更します。TACFトークンのユーザーIDについては、OpenFrame TACF『管理者ガイド』を参照してください。

7.9.2. CHECK_DSAUTH

ofruisvrサーバーのサービスを利用してデータセットの処理を行う際に、権限チェックを行うかどうかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

NO

有効な値

YES, NO

備考

  • YES : 権限チェックを行います。

  • NO : 権限チェックを行いません。

7.9.3. COMMAND_LIST

ofruisvrサーバーのOFRUISVRCOMMANDサービスを利用して実行できるコマンド一覧(dslist、dscreate、dsdeleteなど)を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

dslist,dscreate,dsdelete,offile

有効な値

備考

指定しない場合は、何も実行されません。

7.10. SPFEDIT

spfeditツールの設定を行います。

7.10.1. RECORD_READ_COUNT

spfeditツールでデータセットを1回読み込むときにメモリにロードするレコー ドの数を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

数値

デフォルト値

1024

有効な値

1024~(2^63 - 1)

備考

大容量データセットを迅速に開くために、レコードの一部を読み込んで画面に表示します。メモリにロードしたレコードの次の内容を検索する場合は、内部でデータセットを追加で読み込んでメモリにロードします。

7.10.2. END_KEY_FUNC_DEL_EOL

データセット編集画面で<End>キーを押したときに、カーソルが置かれた文字から該当するレコードの最後まで削除するかどうかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

NO

有効な値

YES, NO

備考

  • YES : カーソルが置かれた文字から該当するレコードの最後まで削除します。

  • NO : 何も実行されません。

7.10.3. F12_KEY_FUNC_RETRIEVE

データセット編集/検索画面で<F12>キーを押したときに、Primary Command lineに最後に入力したコマンドを再表示(Retrieve)するかどうかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

NO

有効な値

YES, NO

備考

  • YES : Primary Command lineにコマンドを再表示します。

  • NO : 何も実行されません。

7.10.4. REPLACE_CREATE_NEEDED

REPLACEコマンドでデータセットを置き換える際に、置換対象のデータセットが存在しない場合、新規データセットを作成するかどうかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

NO

有効な値

YES, NO

備考

  • YES : 新規データセットを作成します。

  • NO : エラーを発生させます。

7.10.5. EDIT_SIZE_LIMIT

spfeditツールで編集可能なデータセットの最大サイズを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

数値

デフォルト値

0 (単位: MB)

有効な値

0~(2^31 - 1)

備考

0に指定する場合、spfeditツールでデータセットのサイズを制限しません。

7.10.6. DEFAULT_CURSOR_ON_LINE_COMMAND

プライマリ・コマンド行にカーソルがある場合、<Enter>キーを押したときに行コマンド・フィールドにカーソルを移動するかどうかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

NO

有効な値

YES, NO

備考

  • YES : Line command fieldにカーソルを移動します。

  • NO : Line command fieldにカーソルを移動しません。

7.10.7. CURSOR_KEY_FUNC_SCROLL

データセット編集/検索画面で、画面に表示しきれないデータセットについて、方向キーを使用してカーソルを移動する際に画面外にスクロールするかどうかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

YES

有効な値

YES, NO

備考

  • YES : 画面外にスクロールします。

  • NO : 画面をスクロールせずに、カーソルを画面の反対側に移動します。

7.10.8. CPM_PATH

日本語などの2バイト文字コードを変換するためのCPMファイルのパスを指定します。指定しない場合は、現在のシステム・ロケール情報に基づいて2バイト文字コードを変換します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

(NONE)

有効な値

備考

7.10.9. CPM_TYPE

シングルバイトとダブルバイトの文字セットを変換するためのCPMファイルのタイプを指定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

EBCTOASC

有効な値

EBCTOASC, ASCTOEBC

備考

  • EBCTOASC : EBCDICをASCIIに変換するCPMを使用するときに使用します。

    (例:EBCASCJP.cpm、JEFASCK.cpmなど)

  • ASCTOEBC : ASCIIをEBCDICに変換するCPMを使用するときに使用します。

    (例:ASCEBCJP.cpm、ASCJEFK.cpmなど)

7.10.10. LOCALE

spfeditツールに適用するロケールを指定します。指定しない場合は、ロケール関連のシステム環境変数を設定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

(NONE)

有効な値

YES, NO

備考

以下は、Windows-31J文字セットを指定する例です。

ja_JP.windows31j

8. idcams

IDCAMSプログラムで使用されるさまざまな設定を保存します。

8.1. EXTPROC

IDCAMSプログラムのDEFINE、DELETE、REPROコマンドを使用する際、コマンドの終了後に実行されるプログラムに関する設定です。

8.1.1. LOCATION

IDCAMSプログラムのDEFINE、DELETE、REPROコマンドを使用する際、コマンドの終了後に実行されるプログラムのパスを指定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

(NONE)

有効な値

備考

9. ofsys

OpenFrameシステムのシステム・ ディレクトリ構造を含む全般的な設定を行います。

9.1. DIRECTORY

OpenFrameシステムのディレクトリ情報を設定します。

9.1.1. HOME_DIR

OpenFrameシステムのホーム・ディレクトリを指定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

${OPENFRAME_HOME}

有効な値

備考

設定ファイルで環境変数を使用できるので、通常は${OPENFRAME_ HOME}に指定します。

9.1.2. BIN_DIR

OpenFrameシステムのバイナリ・ディレクトリを指定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

${OPENFRAME_HOME}/bin

有効な値

備考

UNIXシェルで直接実行できるOpenFrameバイナリが格納されているディレクトリです。通常、この設定に指定されたバイナリ・ディレクトリが環境変数の$PATHに追加で登録されます。

9.1.3. LIB_DIR

OpenFrameシステムのライブラリ・ディレクトリを指定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

${OPENFRAME_HOME}/lib

有効な値

備考

通常は、ここで指定したライブラリ・ディレクトリがUNIXシステムで共有ライブラリを設定する環境変数に追加で登録されます。

Linuxシステムの場合、環境変数名は$LD_LIBRARY_PATHです。

9.1.4. UTIL_DIR

OpenFrameシステムのユーティリティ・ディレクトリを指定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

${OPENFRAME_HOME}/util

有効な値

備考

OpenFrame BatchでJCLで実行できるユーティリティが格納されているディレクトリです。通常は、ここで指定したユーティリティ・ディレクトリが環境変数の$PATHに追加で登録されます。

9.1.5. TEMP_DIR

OpenFrameシステムで使用する一時ディレクトリを指定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

${OPENFRAME_HOME}/temp

有効な値

備考

通常、ここで指定したディレクトリには一時的に使用された後削除されるデータが保存されます。もし大量のデータが長期間削除されずに残っている場合は、弊社の技術サポート・チームにお問い合わせください。

9.1.6. DATA_DIR

OpenFrameシステムで使用するデータ・ディレクトリを指定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

${OPENFRAME_HOME}/data

有効な値

備考

データ・ディレクトリには、OpenFrameシステムで使用する小さいサイズのデータ・ファイルが保存されます。マルチノード環境では、ノード間で共有する必要のないデータが保存されます。

9.1.7. LOG_DIR

OpenFrameシステムで生成されるログ・データを保存するディレクトリを指定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

${OPENFRAME_HOME}/log

有効な値

備考

システム管理者はこのディレクトリを定期的にチェックし、不要なログ・ファイルを削除する必要があります。

9.1.8. LICENSE_DIR

OpenFrameシステムの起動に必要なライセンス・ファイルを保存するディレクトリを指定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

${OPENFRAME_HOME}/license

有効な値

備考

9.1.9. INCLUDE_DIR

OpenFrameシステムと一緒に提供されるユーザー・インターフェースが含まれたCヘッダー・ファイルを格納するディレクトリを指定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

${OPENFRAME_HOME}/include

有効な値

備考

9.1.10. SHARED_DIR

マルチノード環境でOpenFrameシステムを構成した場合に、すべてのノードからアクセスできるディレクトリを指定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

${OPENFRAME_HOME}/shared

有効な値

備考

このディレクトリには、OpenFrameシステムの全ノードが共有する必要のあるデータが保存されます。大容量の業務を処理するシステムでは、共有ディスクで構成されているディレクトリを指定します。

9.1.11. PROFILE_DIR

OpenFrameシステムのユーザー・プロファイル・ディレクトリを指定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

${OPENFRAME_HOME}/profile

有効な値

備考

プロファイル・ディレクトリは、OpenFrameの各ユーザーのプロファイルが格納されているディレクトリです。プロファイルのファイル名は、ユーザー・アカウントと同じ名前である必要があります。

tjesmgrやOpenFrame Managerは、ユーザーがログインすると、このディレクトリからユーザー・プロファイル情報を読み込んで、ユーザーのデフォルト・カタログを設定します。

ユーザー・プロファイル内に記述される形式は以下のとおりです。

  • 形式

    UCAT=<user-catalog>

以下は、ユーザーUSER01がユーザー・プロファイル・ファイルを作成および設定する例です。ファイル内に記述されたカタログがシステムに存在する場合、そのユーザーがtjesmgrを実行すると、「Current catalog is SYS1.USR001」というメッセージが出力され、デフォルト・カタログとして設定されます。

$ cat ${OPENFRAME_HOME}/profile/USER01
UCAT=SYS1.USR001

9.1.12. SCRIPT_DIR

OpenFrameシステムで使用するシェル・スクリプトなどのファイルが保存されるディレクトリを指定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

${OPENFRAME_HOME}/script

有効な値

備考

9.2. EXTENSION

OpenFrameシステムで使用されるファイルの拡張子を設定します。

9.2.1. SHARED_OBJECT

共有オブジェクトの拡張子を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

.so

有効な値

備考

OpenFrame Batchシステムで設定されたディレクトリから実行モジュールが見つからなかった場合は、拡張子を含めて実行モジュールをもう一度検索します。

通常UNIXシステムでは、標準として.so拡張子を使用します。

9.3. COMPILER

OpenFrameシステムで使用されるアプリケーション・プログラムをコンパイルするためのCOBOLコンパイラーとPL/Iコンパイラーの種類を設定します。

9.3.1. COBOL_COMPILER

COBOLコンパイラーの種類を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

OFCOBOL

有効な値

OFCOBOL, MFCOBOL, NETCOBOL

備考

9.3.2. PLI_COMPILER

PL/Iコンパイラーの種類を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

OFPLI

有効な値

IBMPLI, OPENPLI, OFPLI

備考

9.4. LOG

OpenFrameシステムで生成されるログ・ファイルの属性情報を設定します。

9.4.1. LOG_FILE_CREAT_MODE

ログ・ファイルを作成する際に権限情報を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

0644

有効な値

備考

8進数モードで指定します。

9.5. WEBDE

OpenFrameシステムで使用されるWEBDEに関する設定を行います。

9.5.1. BINARY_PATH

OpenFrame Managerの[Dataset]メニューのビュー機能で使用するバイナリ・ディレクトリを指定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

${OPENFRAME_HOME}/webde/bin

有効な値

備考

9.6. WEBDE_CPY_LIB

OpenFrameシステムで使用されるWEBDEのコピーブックに関する設定を行います。

9.6.1. COPYBOOK

OpenFrame Managerの[Dataset]メニューのビュー機能で使用するコピーブック・ディレクトリを指定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

${OPENFRAME_HOME}/webde/copybook

有効な値

備考

9.7. SYSTEM_INFO

OpenFrameシステムで使用される固有値を設定します。

9.7.1. BATCH_OS_TYPE

OpenFrame BatchシステムでJCLを実行時に互換されるオペレーティング・システムを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

MVS

有効な値

MVS, MSP, VOS3

備考

9.7.2. SYSTEM_NAME

OpenFrame BatchシステムとOpenFrame Onlineシステムで使用するCVT環境変数のOF_CVT_SYSTEM_NAMEの値を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

OFRAME

有効な値

備考

9.7.3. SSNAME

OpenFrame BatchシステムとOpenFrame Onlineシステムで使用するCVT環境変数のOF_CVT_SSNAMEの値を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

OFRAME

有効な値

備考

9.7.4. SYSTEM_ID

OpenFrame BatchシステムとOpenFrame Onlineシステムで使用するCVT環境変数のOF_CVT_SYSTEM_IDの値を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

OFRAME

有効な値

備考

9.7.5. LPAR_NAME

OpenFrame BatchシステムとOpenFrame Onlineで使用するCVT環境変数のOF_CVT_LPAR_NAMEの値を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

OFRAME1

有効な値

備考

10. saf

OpenFrameシステムのアクセス制御に関する設定を行います。

10.1. SAF_DEFAULT

SAFのデフォルト設定を行います。

10.1.1. AUDIT_ALL_ACCESS

リソースごとに設定された監査レベルに従ってログを記録するか、あるいはすべてのログを記録するかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

NO

有効な値

YES, NO

備考

  • YES : リソースに設定された監査レベルに関係なく、すべてのログを記録します

  • NO : リソースに設定された監査レベルに従ってログを記録します。

10.1.2. ASKGRPNM

端末でログインする際にグループ名を入力するか否かを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

NO

有効な値

YES, NO

備考

  • YES : グループ名を入力します。

  • NO : グループ名を入力しません。

10.2. AUTH_METHOD

SAFで使用する認証方法を設定します。

TACF認証、OS認証、PAM認証などをYESまたはNOに設定できます。

現在OpenFrameでは、TACF認証をYESに設定した場合にのみ接続可能です。TACF認証のみ使用するか、OS認証またはPAM認証をTACF認証と連携して使用することもできます。

10.2.1. TACF_AUTH

TACFが提供する認証方法を使用するかどうかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

YES

有効な値

YES, NO

備考

  • YES : TACF認証を使用します。

  • NO : TACF認証を使用しません。

10.2.2. OS_AUTH

オペレーティング・システムが提供する認証方法を使用するかどうかを指定します。OS認証は単独では使用できず、TACF認証と連携して使用する必要があります。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

NO

有効な値

YES, NO

備考

  • YES : OS認証を使用します。

  • NO : OS認証を使用しません。

10.2.3. PAM_AUTH

PAMが提供する認証方法を使用するかどうかを指定します。PAM認証は単独では使用できず、TACF認証と連携して使用しなければなりません。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

NO

有効な値

YES, NO

備考

  • YES : PAM認証を使用します。

  • NO : PAM認証を使用しません。

10.3. OFRSASVR

ofrsasvrサーバーの設定を行います。

10.3.1. TOKEN_INTERVAL

SASVRの異常終了などの理由で期限切れになったトークンがメモリに残っていることがあります。このような期限切れトークンが溜まることを防止するためにトークンの削除期限を日単位で指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

数値

デフォルト値

0

有効な値

0~(2^31 - 1)

備考

0以上の整数を指定します。0に指定する場合、メモリ・トークンを削除しません。

10.4. ERRCODE

ユーザー作成関数(saf_exit)でパスワードをチェックする際に、あらかじめ定義されたユーザー定義エラーコードの出力メッセージを返す場合に設定します。

10.4.1. INVALID_PASSWORDn

SAFで認証を試みる際に、ユーザー作成関数(saf_exit)のパスワード・チェックでエラーを返す際に出力するメッセージを指定します。

errcode_saf_exit.hファイルにINVALID_PASSWORD ~ INVALID_PASSWORD9まで最大10つのエラーコードを定義することができます。エラーが発生した場合、本設定を読み込んで該当エラーコードの出力メッセージを返します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

(NONE)

有効な値

備考

出力メッセージは、1024バイト以内で指定できます。

以下は、ofconfigツールを使用して検索したキーの設定例です。

$ ofconfig list -s saf -sec ERRCODE

===================================================================================
   SUBJECT |     SECTION     |         KEY       |             VALUE
===================================================================================
    saf    |     ERRCODE     | INVALID_PASSWORD  | password length is wrong.
    saf    |     ERRCODE     | INVALID_PASSWORD1 | password length is wrong.
    saf    |     ERRCODE     | INVALID_PASSWORD2 | password is same as userid.
    saf    |     ERRCODE     | INVALID_PASSWORD3 | password was used before.
===================================================================================

10.5. TACF_DUMMY

TACFダミーの設定を行います。

10.5.1. PRINT_LOG

SAFモジュールがTACFモジュールではなくTACFダミーと連携された場合、デバッグ・メッセージを出力するか否かを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

NO

有効な値

YES, NO

備考

  • YES : デバッグ・メッセージを出力します。

  • NO : デバッグ・メッセージを出力しません。

11. smf

SMFで使用する設定を行います。

11.1. DATASET

SMFで使用するデータセットと使用可能なノードを設定します。

11.1.1. {Dataset Name}

SMFで使用するデータセット名をキーとして指定し、使用可能なノードを値として指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

NODE1

有効な値

備考

以下は、ofconfigツールを使用して検索したキーの設定例です。

$ ofconfig list -s smf -sec DATASET

====================================================================================
   SUBJECT   |      SECTION      |           KEY            |          VALUE
====================================================================================
     smf     |      DATASET      |       NODE1.SMLOG1       |          ALL
             |                   |       NODE1.SMLOG2       |          ALL
             |                   |       NODE2.SMLOG1       |          ALL
             |                   |       NODE2.SMLOG2       |          ALL
             |                   |       SMLOG1.NODE1       |          ALL
             |                   |       SMLOG2.NODE2       |          ALL
             |                   |       SMLOG3.NODE3       |          ALL
             |                   |       SMLOG4.NODE4       |          ALL
====================================================================================

12. sms

OpenFrameストレージ管理システムで使用する3つのSMSクラス(データ、マネジメント、ストレージ)を設定します。

設定されたSMSクラスは、JCLのパラメータとして直接使用されるか、ACSルールによって使用されます。

12.1. DATACLAS

データ・クラスを設定します。

12.1.1. DCLAS001

登録するデータ・クラスの名前と設定値を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

有効な値

備考

  • 形式

    データ・クラスに設定できる有効なキーワードは以下のとおりです。

    Keyword1=Value1,Keyword2=Value2,...
    • RECFM : レコード形式

    • LRECL : 論理レコード長

    • AVGREC : スペース・スケーリング・ファクター(U/K/M)

    • AVGVAL : 平均レコード長

    • PRIMARY : 1次割り振り量

    • SECONDARY : 2次割り振り量

    • DIRECTORY : PDSのディレクトリ・ブロックの数

    • EXPDT : データセットの有効期限(YYYYMMDD)

    • RETPD : データセットの保存期間(作成日基準)

    • VOLCNT : ボリューム数

    • DSNTYPE : データセット名の種類(EXT/HFS/LIB/PDS)

    • COMPACT : 圧縮の有無(Y/N/T/G)

    • SPANNED : スパン・レコードの有無(S/N)

    • RECORG : VSAMデータセットの種類(KS/ES/RR/LS)

    • KEYLEN : キー長(バイト)

    • KEYOFF : キー・オフセット(KSDS)

    • CISIZE : データ・コンポーネントのCIサイズ(実際には使用されない)

    • FRSPAC[0] : 制御インターバル(CI)の空き領域の割合

    • FRSPAC[1] : 制御エリア(CA)の空き領域の割合

    • SHOPTS[0] : リージョンの共有オプション

    • SHOPTS[1] : システムの共有オプション

  • RECFM=FB,LRECL=80

12.2. MGMTCLAS

マネジメント・クラスを設定します。

12.2.1. MCLAS001

登録するマネジメント・クラスの名前と設定値を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

有効な値

備考

  • 形式

    マネジメント・クラスに設定できる有効なキーワードは以下のとおりです。

    Keyword1=Value1,Keyword2=Value2,...
    • EXPDT : データセットの有効期限(YYYYMMDD)

    • RETPD : データセットの保存期間(作成日基準)

    • RETPD_NOUSE : データセットの保存期間(最終参照日基準)

    • RETPD_LIMIT : データセット保存期間の最大限度

  • EXPDT=99991231,RETPD=NOLIMIT

12.3. STORCLAS

ストレージ・クラスを設定します。

12.3.1. SCLAS001

登録するストレージ・クラスの名前と設定値を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

有効な値

備考

  • 形式

    ボリューム・シリアル番号を指定します。

    VolumeSerial1,VolumeSerial2-VolumeSerial3,...
  • DEFVOL
    200000-300000
    DEFVOL,400000-700000

13. sort

OpenFrameシステムで使用するSORTユーティリティの設定を行います。

13.1. WORKSPACE

ソートに必要なワークスペースを設定します。

13.1.1. USE

WORKSPACE設定を使用するかどうかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

NO

有効な値

YES, NO

備考

13.1.2. COUNT

ワークスペースをいくつ使用するかを指定します。USEキーを「YES」に指定した場合にのみ有効です。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

数値

デフォルト値

3

有効な値

1~10

備考

13.1.3. WORKSPACE{n}

ソートに使用するワークスペースのパスを指定します。このキーはWORKSPACE0からWORKSPACE9まで設定可能で、COUNTキーに設定された数だけ設定できます。

USEキーを「YES」に指定した場合にのみ有効です。設定可能なワークスペースの数はCOUNTキーによって決定されます。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

WORKSPACE0=${OPENFRAME_HOME}/temp/sort0

有効な値

備考

13.2. OPTION

SORTユーティリティで使用するオプションを設定します。

13.2.1. STABLE_SORT

安定ソート(Stable Sort)を行うかどうかを指定します。ProSortを使用する場合は、SORTスクリプトのEQUALS/NOEQUALS設定やtipファイルの設定を使用します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

YES

有効な値

YES, NO

備考

13.2.2. MEMORY_LIMIT

SORTユーティリティで使用するメモリ・リミットを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

数値

デフォルト値

512 (単位:MB)

有効な値

0~(2^31 -1)

備考

0に指定すると、上限がないことを示します。

32ビット環境で使用できるメモリ・サイズは2GBです。2GBを超える場合は、メモリを割り当てられません。

ProSortで推奨するメモリ・サイズは、64~512MBです。

13.2.3. SEQUENCE

SORTを実行する際のソート・シーケンスを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

ASCII

有効な値

ASCII, EBCDIC

備考

13.2.4. SOLRF

SOLRFを使用するかNOSOLRFを使用するかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

YES

有効な値

YES, NO

備考

13.2.5. FSZEST

SORTスクリプト内のFILSZ=n、SIZE=nを実際のファイル・サイズと一致させるかどうかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

NO

有効な値

YES, NO

備考

13.2.6. NULL_PADDING

SORTOUTがFBであり、SORTOUTのLRECLよりも書き込んだレコードの長さが短い場合は、残りのスペースをスペースの代わりにNULLを使用して埋めるかどうかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

NO

有効な値

YES, NO

備考

13.3. PATH

バイナリの場所を設定します。

13.3.1. EXITLIB

ユーザー出口ライブラリの場所を指定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

${OPENFRAME_HOME}/shared/exitlib

有効な値

備考

13.4. SEQUENCE

ユーザー定義の照合順序を定義したファイルの場所を設定します。

13.4.1. CQ{n}

COLSEQ句のCQ{n}フォーマットを含むファイルの場所を指定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

${OPENFRAME_HOME}/config/sort/cqn.seq

有効な値

備考

以下は、ofconfigツールを使用して検索したキーの設定例です。

$ ofconfig list -s sort -sec SEQUENCE

===================================================================================
   SUBJECT |     SECTION     |     KEY     |                VALUE
===================================================================================
    sort   |    SEQUENCE     |     CQ1     | ${OPENFRAME_HOME}/config/sort/cq1.seq
    sort   |    SEQUENCE     |     CQ2     | ${OPENFRAME_HOME}/config/sort/cq2.seq
===================================================================================

13.4.2. UC{n}

SyncSortで/COLLATINGSEQUENCE句のUC{n}フォーマットを含むファイルの場所を指定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

${OPENFRAME_HOME}/config/sort/ucn.seq

有効な値

備考

以下は、ofconfigツールを使用して検索したキーの設定例です。

$ ofconfig list -s sort -sec SEQUENCE

===================================================================================
   SUBJECT |     SECTION     |     KEY     |                VALUE
===================================================================================
    sort   |    SEQUENCE     |     UC1     | ${OPENFRAME_HOME}/config/sort/uc1.seq
    sort   |    SEQUENCE     |     UC2     | ${OPENFRAME_HOME}/config/sort/cq2.seq
===================================================================================

13.5. TEXTSM_DEFAULT

TEXTSMで使用するオプションを設定します。

13.5.1. SHOW_SORT_SCRIPT

TEXTSMで作成するSORTスクリプトを出力するかどうかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

NO

有効な値

YES, NO

備考