OpenFrame Baseの環境設定
本章では、OpenFrame Baseの環境設定項目について説明します。
1. 概要
OpenFrame Base(以下、Base)を運用するために必要な設定は、openframe_base.confの各セクション(SECTION)のキー(KEY)の「VALUE」項目に設定し、ofconfigツールを使用して保存します。
デフォルト値が「(NONE)」であるキー項目が一部あります。そのキー項目の値(VALUE項目)を「(NONE)」に指定した場合の動作については備考欄を参照してください。 |
以下は、各サブジェクトのセクションの説明です。各セクションのキー項目の値の詳細ついては、各節を参照してください。
-
OpenFrameのストレージ管理システムで使用する3つのSMSクラス(データ、マネジメント、ストレージ)の選択ルールを設定します。
セクション 説明 ワイルドカード文字(%, *)を含むデータセット名とJCLのDD文に記述されたユニット名に選択するSMSクラスを設定します。
ワイルドカード文字(%, *)を含むデータセット名のプレフィックスとJCLのDD文に記述されたユニット名に選択するSMSクラスを設定します。
ワイルドカード文字(%, *)を含むデータセット名のサフィックスとJCLのDD文に記述されたユニット名に選択するSMSクラスを設定します。
-
OpenFrameシステムの3270データ・ストリーム変換機能の一般的な設定を行います。
セクション 説明 3270データ・ストリームを変換する際に使用されるCPMファイルを設定します。
3270データ・ストリームを変換する際に2バイト文字を区切るSOSIコードの設定を行います。
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OpenFrameシステムのコンソールとコマンドに関する設定を行います。
セクション 説明 コンソール・サーバーとクライアントの設定を行います。
コマンド・サーバーとコマンド処理インターフェースを設定します。
-
OpenFrameシステムのコードページの変換に関する設定を行います。
セクション 説明 デフォルトで使用するCPMデータ・ファイルを指定します。
-
OpenFrameシステムで使用するデータセットの一般的な設定を行います。
セクション 説明 データセット関連のディレクトリを設定します。
データセットの各種リソースを設定します。
データセットの基本設定を行います。
ロック・クライアントの設定を行います。
アクセス方式サービスの基本情報を設定します。
統合カタログの基本情報を設定します。
外部ファイル・ハンドラーの基本情報を設定します。
テープ・ボリュームに保存されたデータセットを入力または出力する際に使用するコマンドを指定します。
VSAMデータセットのTSAM使用情報を設定します。
VSAMデータセットに対するTSAM接続に失敗した場合に使用するバックアップ接続を設定します。
RDBIIデータセットのRDBII使用情報を設定します。
RDBIIデータセットに対するRDBII接続に失敗した場合に使用するバックアップ接続を設定します。
-
データセット関連のツールで使用する様々な設定を行います。
セクション 説明 cobgenschツールの設定を行います。
データセット関連ツールの共通設定を行います。
dscreateツールの設定を行います。
dsloadツールとdssaveツールの設定を行います。
dsmiginツールとdsmigoutツールの設定を行います。
dsviewツールとdseditツールの設定を行います。
ofrdmsvrサーバーの基本設定を行います。
ofrdsedtサーバーの基本設定を行います。
ofruisvrサーバーの基本設定を行います。
spfeditツールの設定を行います。
-
OpenFrameシステムのシステム・ ディレクトリ構造を含む全般的な設定を行います。
セクション 説明 OpenFrameシステムのディレクトリ情報を設定します。
OpenFrameシステムで使用されるファイルの拡張子を設定します。
OpenFrameシステムで使用されるアプリケーション・プログラムをコンパイルするためのCOBOLコンパイラーとPL/Iコンパイラーの種類を設定します。
OpenFrameシステムで生成されるログ・ファイルの属性情報を設定します。
OpenFrameシステムで使用されるWEBDEに関する設定を行います。
OpenFrameシステムで使用されるWEBDEのコピーブックに関する設定を行います。
OpenFrameシステムで使用される固有値を設定します。
OpenFrameシステムで使用するデータベースの情報を指定します。
-
OpenFrameシステムのアクセス制御に関する設定を行います。
セクション 説明 SAFのデフォルト設定を行います。
SAFで使用する認証方法を設定します。
ofrsasvrサーバーの設定を行います。
ユーザー作成関数(saf_exit)でエラーコードのメッセージを設定します。
TACFダミーの設定を行います。
-
SMFで使用する設定を行います。
セクション 説明 SMFで使用するデータセットと使用可能なノードを設定します。
-
OpenFrameのストレージ管理システムで使用する3つのSMSクラス(データ、マネジメント、ストレージ)を設定します。
セクション 説明 データ・クラスを設定します。
マネジメント・クラスを設定します。
ストレージ・クラスを設定します。
-
OpenFrameシステムで使用するSORTユーティリティの一般設定を行います。
セクション 説明 ソートに必要なワークスペースを設定します。
SORTユーティリティで使用するオプションを設定します。
バイナリの場所を設定します。
ユーザー定義の照合順序を定義したファイルの場所を設定します。
TEXTSMで使用するオプションを設定します。
2. acs
OpenFrameのストレージ管理システムで使用する3つのSMSクラス(データ、マネジメント、ストレージ)の選択ルールを設定します。
SMSクラスは、次の3つのルールに基づいて選択されます。
-
データセット名を使用します。
-
データセット名のプレフィックスを使用します。
-
データセット名のサフィックスを使用します。
特定のデータセット名が上記の3つのルールをすべて満たす場合は、データセット名を使用してSMSクラスを指定する方法が最も優先順位が高く、データセット名のサフィックスを使用する方法が最も優先順位が低くなります。また、特定のデータセット名が1つのルール内で複数の項目に対応する場合、対応する項目の中で最も多くの文字がマッチングされる項目が選択されます。この設定に使用されるSMSクラス名は事前に定義されている必要があります。
この設定に指定されたルールが多い場合、データセットの割り振り速度が低下することがあります。 |
2.1. DSNAME
ワイルドカード文字(%、*)を含むデータセット名とJCLのDD文に記述されたユニット名として選択するSMSクラスを設定します。ユーザーが任意のキーと値を構成して追加することができます。
以下は、デフォルトで提供されるopenframe_base.confファイルに記述されている設定例です。
区分 | 説明 |
---|---|
'%' |
1文字の英数字に対応されます。 |
'*' |
1つの修飾子内で1つまたは複数の文字に対応されます。 |
2.1.1. SAMPLE.NV*.%%DS01
データセット名とユニット名に選択されるSMSクラスを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
文字列 |
デフォルト値 |
|
有効な値 |
|
備考 |
|
2.2. PREFIX
ワイルドカード文字(%、*)を含むデータセット名のプレフィックスとJCLのDD文に記述されたユニット名として選択するSMSクラスを設定します。ユーザーが任意のキーと値を構成して追加することができます。
以下は、デフォルトで提供されるopenframe_base.confファイルに記述されている設定例です。
区分 | 説明 |
---|---|
'%' |
1文字の英数字に対応されます。 |
'*' |
1つの修飾子内で1つまたは複数の文字に対応されます。 |
2.2.1. SAMPLE.NVSM.
データセット名のプレフィックスとユニットに選択されるSMSクラスを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
文字列 |
デフォルト値 |
|
有効な値 |
|
備考 |
|
2.3. SUFFIX
ワイルドカード文字(%、*)を含むデータセット名のサフィックスとJCLのDD文に記述されたユニット名として選択するSMSクラスを設定します。ユーザーが任意のキーと値を構成して追加することができます。
以下は、デフォルトで提供されるopenframe_base.confファイルに記述されている設定例です。
区分 | 説明 |
---|---|
'%' |
1文字の英数字に対応されます。 |
'*' |
1つの修飾子内で1つまたは複数の文字に対応されます。 |
2.3.1. .NVSM.DS01
データセット名のサフィックスとユニットに選択されるSMSクラスを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
文字列 |
デフォルト値 |
|
有効な値 |
|
備考 |
|
3. api3270
OpenFrameシステムの3270データ・ストリーム変換機能の一般的な設定を行います。
3.1. CPM
3270データ・ストリームを変換する際に使用されるCPMファイルを設定します。
3.2. CPM_FLAG
3270データ・ストリームを変換する際、2バイト文字を区切るためのSOSIコードの設定を行います。
3.2.1. EBCDIC_TO_ASCII
3270データ・ストリームを変換する際に、メインフレームのEBCDICコードをOpenFrameのASCIIコードに変換するためのSOSIコードの設定を行います。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
文字列 |
デフォルト値 |
CPM_CONVERT_SOSI_TO_SPACE |
有効な値 |
|
備考 |
|
3.2.2. ASCII_TO_EBCDIC
3270データ・ストリームを変換する際に、OpenFrameのASCIIコードをメインフレームのEBCDICコードに変換するためのSOSIコードの設定を行います。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
文字列 |
デフォルト値 |
CPM_CONVERT_SPACE_TO_SOSI |
有効な値 |
|
備考 |
|
4. console
OpenFrameのコンソールとコマンドに関する設定を行います。
4.1. CONSOLE
コンソール・サーバーとクライアントの設定を行います。
4.1.1. RETRY_COUNT
ofrcmsvrサーバーがダウンした場合に再接続を試みる回数を指定します。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
数値 |
デフォルト値 |
3 |
有効な値 |
0~(2^31 - 1) |
備考 |
4.1.2. RETRY_INTERVAL
ofrcmsvrサーバーがダウンした場合に再接続を試みる時間間隔を指定します。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
数値 |
デフォルト値 |
5 (単位:秒) |
有効な値 |
0~(2^31 - 1) |
備考 |
4.1.3. ALIVE_INTERVAL
tconmgrでサーバーが起動しているかどうかをチェックするための時間間隔を指定します。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
数値 |
デフォルト値 |
10 (単位:秒) |
有効な値 |
0~(2^31-1) / 10 |
備考 |
4.1.4. CHECK_AUTH
データセットを処理する際に権限をチェックするかどうかを指定します。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
ブール値 |
デフォルト値 |
NO |
有効な値 |
YES, NO |
備考 |
|
4.1.5. CONSOLE_MSG_TO_SCREEN
TSO CLISTで実行したCOBOLアプリケーションのDISPLAY UPON CONSOLE文とACCEPT FROMCONSOLE文の処理方法を指定します。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
ブール値 |
デフォルト値 |
NO |
有効な値 |
YES, NO |
備考 |
|
4.1.6. EXTENDED_JOB_INFO
コンソールに送信されるメッセージの先頭にジョブ情報を出力するかどうかを指定します。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
ブール値 |
デフォルト値 |
NO |
有効な値 |
YES, NO |
備考 |
|
4.1.7. CRITICAL_MSG_MAX_COUNT
OpenFrame OSCで実行したCOBOLアプリケーション内のEXEC CICS WRITE OPERATOR CRITICAL文の処理が可能な最大数を指定します。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
数値 |
デフォルト値 |
1024 |
有効な値 |
0~(2^31 - 1) |
備考 |
4.1.8. EXPANDED_CONSOLE
コンソール履歴表示ウィンドウの縦の長さを拡張するかどうかを指定します。設定によって要求される端末の最小サイズ条件が異なります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
ブール値 |
デフォルト値 |
NO |
有効な値 |
YES, NO |
備考 |
|
4.1.9. CLEAR_TERMINATED_REQUEST
クライアントから送信された応答要求メッセージ(accept request)がクライアントの終了後も残っている場合、それを削除するかどうかを指定します。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
ブール値 |
デフォルト値 |
NO |
有効な値 |
YES, NO |
備考 |
|
4.1.10. IGNORE_DEFAULT_MSG
コンソールにデフォルト・メッセージを出力するかどうかを指定します。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
ブール値 |
デフォルト値 |
NO |
有効な値 |
YES, NO |
備考 |
|
5. cpm
OpenFrameシステムのコードページ変換に関する設定を行います。
5.1. DEFAULT_CODEPAGE
デフォルトで使用するCPMデータ・ファイルを設定します。
5.1.1. EBC2ASC
EBCDICからASCIIへの変換に使用されるデフォルトのCPMデータ・ファイルのUNIXパスを指定します。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
文字列 |
デフォルト値 |
${OPENFRAME_HOME}/cpm/EBCASCUS.cpm |
有効な値 |
|
備考 |
5.1.2. ASC2EBC
ASCIIからEBCDICへの変換に使用されるデフォルトのCPMデータ・ファイルのUNIXパスを指定します。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
文字列 |
デフォルト値 |
${OPENFRAME_HOME}/cpm/ASCEBCUS.cpm |
有効な値 |
|
備考 |
6. ds
OpenFrameで使用するデータセットの一般的な設定を行います。
6.3. DATASET_DEFAULT
データセットの基本設定を行います。
6.3.1. DEFAULT_VOLSER
デフォルト・ボリューム・シリアルを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
文字列 |
デフォルト値 |
DEFVOL |
有効な値 |
|
備考 |
6バイト以内に設定します。 |
6.3.2. DEFAULT_MGMTCLAS
デフォルト・マネジメント・クラスを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
文字列 |
デフォルト値 |
|
有効な値 |
|
備考 |
例) MCLAS001 |
6.3.3. DEFAULT_STORCLAS
デフォルト・ストレージ・クラスを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
文字列 |
デフォルト値 |
|
有効な値 |
|
備考 |
例) SCLAS001 |
6.3.4. SPOOL_VOLSER
スプール・ボリュームのシリアル名を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
文字列 |
デフォルト値 |
VSPOOL |
有効な値 |
|
備考 |
6.3.5. NVSM_BUFFER_SIZE
非VSAMデータセットのバッファー長を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
数値 |
デフォルト値 |
32 (単位:キロバイト) |
有効な値 |
0~(2^31 - 1) / 1024 |
備考 |
非VSAMデータセットのブロック・サイズよりも大きすぎる値を指定すると、メモリを過剰に使用するだけでパフォーマンスは向上されません。 一般的にはデフォルト値を使用するか、メモリ容量に余裕がある場合は、パフォーマンス向上のために値を少し大きく指定することができます。 |
6.3.6. NVSM_EXTENT_LIMIT
非VSAMデータセットのエクステントの最大数を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
数値 |
デフォルト値 |
15 |
有効な値 |
0~(2^31 - 1) |
備考 |
デフォルト値を使用することをお勧めします。デフォルト値を指定した際に許可される最大サイズを超える非VSAMデータセットを使用する場合は、デフォルト値より大きい値を指定します。 |
6.3.7. DISP_KEEP_IMPLIES
Disposeを実行時に、DISPOSITIONがKEEPに設定されているデータセットをカタログに登録するかどうかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
文字列 |
デフォルト値 |
KEEP |
有効な値 |
CATLG, KEEP |
備考 |
|
6.3.8. IGNORE_DS_DUPLICATE
新しく割り当てられたデータセットのボリューム・ディレクトリに同じ名前のファイルが存在する場合の処理方法を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
ブール値 |
デフォルト値 |
NO |
有効な値 |
YES, NO |
備考 |
|
6.3.9. IGNORE_SPOOL_TEMP_SIZE
スプールまたは一時データセットとして出力されるデータセットのサイズ制限が適用されないように設定します。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
ブール値 |
デフォルト値 |
NO |
有効な値 |
YES, NO |
備考 |
|
6.3.10. VOLUME_SELECT_METHOD
新しいデータセットを割り当てる際に複数のボリュームが指定されている場合、データセットが作成されるボリュームを選択する方法を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
文字列 |
デフォルト値 |
AMPLE |
有効な値 |
AMPLE, FIRST |
備考 |
|
6.3.11. UNIT_VOLUME_MISMATCH
データセットを割り当てる際に指定されたユニット情報とボリューム情報が異なる場合、エラーを発生させるかどうかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
文字列 |
デフォルト値 |
IGNORE |
有効な値 |
IGNORE, STRICT |
備考 |
|
6.3.12. GUARANTEED_DS_SPACE
新しいデータセットを作成する際に、ボリューム・シリアルまたはユニット・デバイスを設定するかどうかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
ブール値 |
デフォルト値 |
NO |
有効な値 |
YES, NO |
備考 |
|
6.3.13. DSNAME_EXTEND_SEGMENT_NAME
JCLでFILEパラメータに使用するデータセット名セグメントの最大長を設定します。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
ブール値 |
デフォルト値 |
NO |
有効な値 |
YES, NO |
備考 |
|
6.3.14. DS_OLDSHR_UNIT_METHOD
DISPOSITIONがOLDまたはSHRに設定されたデータセットを割り当てる場合、ユニットの指定を考慮した新しい割り当て方法を使用するかどうかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
文字列 |
デフォルト値 |
OLD |
有効な値 |
OLD, NEW |
備考 |
|
6.3.15. DSALC_SLOT_COUNT
データセットに割り当てられるスロットの最大数を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
数値 |
デフォルト値 |
8192 |
有効な値 |
256~65535 |
備考 |
スロット番号0はシステム内部で予約されているため、データセットの割り当てには使用できません。したがって、ユーザーが割り当てられる最大数は、「指定した最大の割り当てスロット数 - 1」です。 |
6.3.16. DATASET_SIZE_LIMIT
非VSAMデータセットの最大サイズを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
数値 |
デフォルト値 |
0 (単位:キロバイト) |
有効な値 |
0~2147483647 |
備考 |
システムで許可する非VSAMデータセットの最大サイズを考慮して指定します。 0に指定する場合、データセットのサイズを制限しません。 |
6.3.17. CHECK_DSAUTH_V2
データセットを割り当てる際に権限チェックを行うかどうかを指定します。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
ブール値 |
デフォルト値 |
NO |
有効な値 |
YES, NO |
備考 |
|
6.3.18. USE_PDS_DIRECTORY
区分データセットのディレクトリ機能を使用するかどうかを指定します。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
ブール値 |
デフォルト値 |
NO |
有効な値 |
YES, NO |
備考 |
区分データセットのディレクトリはメンバーの所有者情報を含みます。
|
6.3.19. USE_PDSE_SHARING
拡張区分データセットで使われる共有方式を区分データセットに適用するかどうかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
ブール値 |
デフォルト値 |
NO |
有効な値 |
YES, NO |
備考 |
|
6.3.20. USE_PDSE_SHARING_DBMSLOCK
拡張区分データセットの共有方式を区分データセットに適用する際に、DBMSロック機能を使用するかどうかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
YES |
デフォルト値 |
NO |
有効な値 |
YES, NO |
備考 |
USE_PDSE_SHARINGキーを「YES」に指定した場合にのみ動作し、RELAX_MEMBER_NAME_LIMITオプションとは一緒に使用できません。
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6.3.21. CHECK_BROKEN_RECORD
レコード形式がFタイプのデータセットが破損され、決められたレコード長でレコード単位が構成されない場合にエラーを発生させるかどうかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
ブール値 |
デフォルト値 |
YES |
有効な値 |
YES, NO |
備考 |
|
6.3.22. VSAM_REPRO_USE_DPL
VSAMデータセットにREPROを実行する際にDPL機能を使用するかどうかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
ブール値 |
デフォルト値 |
NO |
有効な値 |
YES, NO |
備考 |
|
6.3.23. USE_BDAM_AS_TSAM
BDAM(Basic Direct Access Method)データセットとしてTSAMを使用するかどうかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
ブール値 |
デフォルト値 |
NO |
有効な値 |
YES, NO |
備考 |
|
6.3.24. CREATE_OLD_TEMPORARYDS
DISPOSITIONをOLDに指定するとき、一時データセットが存在しない場合にデータセットを新規作成するかどうかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
ブール値 |
デフォルト値 |
NO |
有効な値 |
YES, NO |
備考 |
|
6.3.25. RELAX_MEMBER_NAME_LIMIT
区分データセットのメンバー名の長さと特殊文字の使用を制限するかどうかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
ブール値 |
デフォルト値 |
NO |
有効な値 |
YES, NO |
備考 |
|
6.3.26. PASSED_DS_FORWARD_SEARCH
前のジョブ・ステップから渡されたデータセットを検索する際に、先頭の(先に割り当てられた)データセットから検索するかどうかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
ブール値 |
デフォルト値 |
NO |
有効な値 |
YES, NO |
備考 |
|
6.3.27. UNCATLG_DS_WITH_VOL
JCLのDD文にVOL=SERを指定し、DISPOSITIONをUNCATLGに指定する場合、アンカタログを実行するかどうかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
ブール値 |
デフォルト値 |
NO |
有効な値 |
YES, NO |
備考 |
|
6.3.28. UPDATE_NVSM_ATTR_AFTER_CREATION
DISPOSITIONがOLDまたはSHRに設定された非VSAMデータセットのDCBパラメータを指定する場合、DCBパラメータの属性でカタログやVTOCの情報を変更するかどうかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
ブール値 |
デフォルト値 |
YES |
有効な値 |
YES, NO |
備考 |
|
6.3.29. SET_PDS_SIZE_TOTAL
全メンバーの合計を区分データセット(PDS)のサイズとして設定するかどうかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
ブール値 |
デフォルト値 |
NO |
有効な値 |
YES, NO |
備考 |
|
6.3.30. VOLSER_OVERRIDE_STORCLAS
JCLのDD文にVOL=SERを指定し, システムに登録されたACSルールを満たすデータセットである場合、ボリューム情報を指定されたボリュームにオーバーライドするかどうかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
ブール値 |
デフォルト値 |
NO |
有効な値 |
YES, NO |
備考 |
|
6.3.31. UPDATE_GENERATION_AT_END_OF_STEP
GDGの世代番号情報のアップデートをステップの終了時に行うか、ジョブの終了時に行うか指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
ブール値 |
デフォルト値 |
NO |
有効な値 |
YES, NO |
備考 |
|
6.3.32. SAME_RELATIVE_GDSNUM_IN_JOB
JCLの特定のステップでGDGの相対世代番号でGDSを割り当てて、以降のステップで同じGDGの相対世代番号で割り当てるときに、同じ絶対世代番号のGDSを参照するかどうかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
ブール値 |
デフォルト値 |
NO |
有効な値 |
YES, NO |
備考 |
UPDATE_GENERATION_AT_END_OF_STEP=YESの場合にのみ有効です。
|
6.3.33. PASSED_NEW_DATASET_DISP
JCLの特定のステップでDISP=(NEW,PASS)で作成したデータセットを、以降のステップでNORMAL/ABNORMAL DISPOSITIONなしに、DISPOSITION=SHRに指定する場合、Disposeを実行時にDELETEで処理するか、KEEPで処理するかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
文字列 |
デフォルト値 |
KEEP |
有効な値 |
DELETE, KEEP |
備考 |
|
6.3.34. VSAM_REPRO_NULL_PADDING
VSAMデータセットのREPROを実行時に、出力データセットがAVRLRECL=MAXLRECLで、入力レコードの長さが出力データセットのレコード長より小さい場合に、残りのレコード部分をゼロ埋めするかどうかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
ブール値 |
デフォルト値 |
NO |
有効な値 |
YES, NO |
備考 |
|
6.3.35. SET_OUTPUT_DCB_TO_SMS
SORTやIEBGENERなどのユーティリティを実行する際に、出力データセットのDCB情報をACSルールに従ってSMSクラスで設定するか、あるいは入力データセットのDCB情報と同一に設定するかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
ブール値 |
デフォルト値 |
NO |
有効な値 |
YES, NO |
備考 |
|
6.3.36. DELETE_GDS_AT_END_OF_STEP
JCLのDD文にNORMAL DISPOSITION=DELETEに指定したGDSをステップの終了時に削除するか、ジョブの終了時に削除するか指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
ブール値 |
デフォルト値 |
NO |
有効な値 |
YES, NO |
備考 |
|
6.3.37. USE_EXPDT_TYPE_NEW
JCLのDD文にデータセットの有効期限を示すEXPDT値を指定する際に、日付の範囲を1~366にするか、0~366にするかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
ブール値 |
デフォルト値 |
NO |
有効な値 |
YES, NO |
備考 |
|
6.3.38. VSAM_REPRO_ZERO_RECORD_ERROR
VSAMデータセットのREPROを実行時に、入力レコード数が0件の場合にエラーを発生させるかどうかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
ブール値 |
デフォルト値 |
NO |
有効な値 |
YES, NO |
備考 |
|
6.3.39. SET_GDG_DATASET_SORT_TYPE
GDGを割り当てる際に、関連付けられたGDSを割り当てる順序を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
文字列 |
デフォルト値 |
FIFO |
有効な値 |
LIFO, FIFO |
備考 |
|
6.3.40. GDG_SCRATCH_DEFAULT
SCRATCH/NOSCRATCHオプションを指定せずにGDGを作成した場合に使用されるデフォルト・オプションを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
文字列 |
デフォルト値 |
NOSCRATCH |
有効な値 |
SCRATCH, NOSCRATCH |
備考 |
|
6.3.41. GDG_LOCK_METHOD
GDSへのロックを要請した場合に、関連付けられたGDGへのロックの要請方法を指定します。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
文字列 |
デフォルト値 |
OLD |
有効な値 |
NEW, OLD, UNSAFE |
備考 |
|
6.3.42. ALLOW_FIELD_DUP
コピーブック内のフィールド名の重複を許可するかどうかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
ブール値 |
デフォルト値 |
NO |
有効な値 |
YES, NO |
備考 |
|
6.3.43. USE_PDS_REMOVE
JCLのDD文にnormal disposition DELETEを指定した状態でデータセット名にPDSメンバーを含める場合、PDSは削除せずにPDSメンバーのみ削除するか、PDSも一緒に削除するかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
ブール値 |
デフォルト値 |
NO |
有効な値 |
YES, NO |
備考 |
|
6.3.44. USE_TAPE_FILESEQ
テープ・ボリュームを使用するときに、データセットの順序番号機能を使用するかどうかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
ブール値 |
デフォルト値 |
NO |
有効な値 |
YES, NO |
備考 |
|
6.3.45. IGNORE_TAPEDS_DUPLICATE
テープ・ボリュームに対してDISPパラメータをNEWに指定したときに既存のデータセットがすでに存在する場合、エラーを発生させるかどうかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
ブール値 |
デフォルト値 |
NO |
有効な値 |
YES, NO |
備考 |
|
6.3.46. CREATE_OLD_TAPEDS
テープ・ボリュームのデータセットに対してDISPパラメータをOLDに指定したときにデータセットが存在しない場合、エラーを発生させるかどうかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
ブール値 |
デフォルト値 |
NO |
有効な値 |
YES, NO |
備考 |
この設定は、USE_TAPE_FILESEQがNOに設定された場合にのみ有効であり、そうでない場合は、YESを指定した場合と同様に動作します。 |
6.3.47. KEEP_TAPE_DATASET
テープ・ボリュームのデータセットに対してDISPパラメータをPASSまたはDELETEに指定したときに削除するかどうかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
ブール値 |
デフォルト値 |
NO |
有効な値 |
YES, NO |
備考 |
この設定は、USE_TAPE_FILESEQがNOに設定された場合にのみ有効であり、そうでない場合は、YESを指定した場合と同様に動作します。 |
6.4. DATASET_LOCK
ロック・クライアントの設定を行います。
6.4.1. LOCK_FLAG
ロック・クライアントがロック・サーバーにLOCK、UNLOCK、LOCK CLEAR、LOCK LISTなどのロック関連要求を送信するかどうかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
文字列 |
デフォルト値 |
LOCK |
有効な値 |
LOCK, NOLOCK |
備考 |
|
6.5. AMS_DEFAULT
アクセス方式サービスの基本情報を設定します。
6.5.1. ERROR_LEVEL
エラーが発生した場合の対処方法を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
文字列 |
デフォルト値 |
IGNORE |
有効な値 |
IGNORE, STRICT |
備考 |
|
6.6. ICF_CATALOG
統合カタログの基本情報を設定します。
6.6.1. MASCAT_VSER
マスター・カタログが作成されたボリュームを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
文字列 |
デフォルト値 |
DEFVOL |
有効な値 |
|
備考 |
6.6.2. MASCAT_NAME
マスター・カタログの名前を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
文字列 |
デフォルト値 |
SYS1.MASTER.ICFCAT |
有効な値 |
|
備考 |
6.6.3. ALIAS_LEVEL
データセットのエイリアス・レベルを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
数値 |
デフォルト値 |
1 |
有効な値 |
1~4 |
備考 |
6.6.4. ERROR_LEVEL
エラーが発生した場合の対応策を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
文字列 |
デフォルト値 |
IGNORE |
有効な値 |
IGNORE, STRICT |
備考 |
|
6.7. FILE_HANDLER
外部ファイル・ハンドラーの基本情報を設定します。
6.7.1. CHECK_DSAUTH
データセットにアクセスする際に権限チェックを行うかどうかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
ブール値 |
デフォルト値 |
NO |
有効な値 |
YES, NO |
備考 |
COBOL、PL/I、Cアプリケーション・プログラムのすべてに適用されます。
|
6.7.2. ADD_ASA_CODE
アプリケーション・プログラムがASA制御文字を指定してデータセットへの書き込みを実行するときに使用されます。レコードの先頭にASA制御文字1バイトを追加してデータセットに記録するかどうかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
ブール値 |
デフォルト値 |
NO |
有効な値 |
YES, NO |
備考 |
COBOL、PL/I、Cアプリケーション・プログラムのすべてに適用されます。WRITE ADVANCING文がある場合にのみ有効な設定です。
|
6.7.3. REPLACE_ASA_CODE
すべてのAタイプ・データセットに対してレコードの先頭の1バイトをASA制御文字に置き換えてデータセットに記録するかどうかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
ブール値 |
デフォルト値 |
YES |
有効な値 |
YES, NO |
備考 |
COBOL、PL/I、Cアプリケーション・プログラムのすべてに適用されます。WRITE ADVANCING文があり、ADD_ASA_CODE=NOの場合にのみ有効な設定です。コンパイル時にtextfhモジュールを使用するアプリケーション・プログラムでのみ有効です。
|
6.7.4. CHECK_VBLENGTH_CONFLICT
可変長データセットについて、COBOLアプリケーション・プログラムとデータセット情報上の長さが異なる場合にエラーを発生させるかどうかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
ブール値 |
デフォルト値 |
YES |
有効な値 |
YES, NO |
備考 |
|
6.7.5. CHECK_BOUNDARY_VIOLATION
COBOLアプリケーション・プログラムが読み込んだレコードの長さが最大値/最小値を超えた場合にエラーを発生させるかどうかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
ブール値 |
デフォルト値 |
YES |
有効な値 |
YES, NO |
備考 |
コンパイル時にtcobfhモジュールを使用するCOBOLアプリケーション・プログラムでのみ有効です。
|
6.7.6. CHECK_OUTPUT_RECFM_CONFLICT
COBOLアプリケーション・プログラムが使用する出力データセットについて、アプリケーション・プログラムとデータセット情報上のレコード形式が異なる場合にエラーを発生させるかどうかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
ブール値 |
デフォルト値 |
YES |
有効な値 |
YES, NO |
備考 |
コンパイル時にtextfhモジュールを使用するCOBOLアプリケーション・プログラムでのみ有効です。
|
6.7.7. OVERRIDE_NEW_OUTPUT_DSATTR
COBOLアプリケーション・プログラムが使用する新規の出力データセットについて、アプリケーション・プログラムのデータセット情報でDCB情報をオーバーライドするかどうかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
ブール値 |
デフォルト値 |
NO |
有効な値 |
YES, NO |
備考 |
|
6.7.8. OVERRIDE_DSATTR
COBOLアプリケーション・プログラムがオープンするデータセットについて、OPENモードごとにアプリケーション・プログラムのデータセット情報でDCB情報をオーバーライドするかどうかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
文字列 |
デフォルト値 |
NO |
有効な値 |
INPUT, OUTPUT, INOUT, NO |
備考 |
|
6.7.9. VSAM_APPEND_SPACE
レコードの最大長より短いレコードを読み取る際に、残りの領域を埋めるバイト値を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
文字列 |
デフォルト値 |
NO |
有効な値 |
SPACE, NULL, NO |
備考 |
コンパイル時にtextfhモジュールを使用するCOBOLアプリケーション・プログラムでのみ有効です。
|
6.7.10. SET_INDICATOR_START_INVALID_KEY
START文で使用されたキーに該当するレコードが存在しない場合の処理方法を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
ブール値 |
デフォルト値 |
NO |
有効な値 |
YES, NO |
備考 |
コンパイル時にtcobfhモジュールを使用するCOBOLアプリケーション・プログラムとISAMデータセットにのみ有効です。
|
6.8. TAPE_DEVICE
テープ・ボリュームに保存されたデータセットを入力または出力する際に使用するコマンドを指定します。
6.8.1. POPEN_INPUT
テープ・ボリュームのデータセットを入力データセットとして開くときに使用するコマンドを指定します。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
文字列 |
デフォルト値 |
cat %s | gzip -d |
有効な値 |
|
備考 |
6.8.2. POPEN_OUTPUT
テープ・ボリュームのデータセットを出力データセットとして開くときに使用するコマンドを指定します。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
文字列 |
デフォルト値 |
cat | gzip -1 > %s |
有効な値 |
|
備考 |
6.9. TSAM_RDB
VSAMデータセットのTSAM使用情報を設定します。
6.9.1. DSNAME_USE_COMMENT
TSAMを定義する際に、表の名前の作成ルールを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
ブール値 |
デフォルト値 |
NO |
有効な値 |
YES, NO |
備考 |
|
6.9.2. TEMP_PATH
TSAMを定義する際に生成されるソース・ファイルの一時保存先を指定します。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
文字列 |
デフォルト値 |
${OPENFRAME_HOME}/tsam/temp |
有効な値 |
|
備考 |
6.9.3. LIBRARY_PATH
TSAMを定義する際に生成されるライブラリ(.so)ファイルの保存先を指定します。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
文字列 |
デフォルト値 |
${OPENFRAME_HOME}/tsam/lib |
有効な値 |
|
備考 |
6.9.4. COPYBOOK_PATH
TSAMを定義する際に使用されるコピーブック・ファイルの保存先を指定します。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
文字列 |
デフォルト値 |
${OPENFRAME_HOME}/tsam/copybook |
有効な値 |
|
備考 |
6.9.5. FETCH_COL_DEFAULT_VALUE
アプリケーション・プログラムがTSAMレコードを読み取る際に、シリアライズによって分割されたフィールドの長さより短いデータが入っている場合に、残りの領域を埋める値を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
数値 |
デフォルト値 |
20 |
有効な値 |
00~99 |
備考 |
「0x」を付けていないHex値を示します。 例) 20(SPACE)、00(NULL) |
6.9.6. MASSINSERT_COUNT
VSAMデータセットにREPROを実行する際に、一度に表に挿入するレコードの件数を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
数値 |
デフォルト値 |
100 |
有効な値 |
50~250 |
備考 |
6.9.7. PRINT_DEBUG_MSG_ON
VSAMデータセットに入出力を実行する際に、SQLなどのデバッグ・メッセージを出力するかどうかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
ブール値 |
デフォルト値 |
NO |
有効な値 |
YES, NO |
備考 |
|
6.9.8. USE_AUDIT_COLS
VSAMデータセットに監査(AUDIT)情報を追加するかどうかを設定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
ブール値 |
デフォルト値 |
NO |
有効な値 |
YES, NO |
備考 |
|
6.10. TSAM_BACKUP
VSAMデータセットへのTSAM接続に失敗した場合に使用するバックアップ接続を設定します。
6.11. RDBII_DATASET
RDBIIデータセットの使用情報を設定します。
6.11.1. USE_RDBII_DATASET
RDBIIデータセットを使用するかどうかを指定します。この設定をYESに指定しない場合は、RDBIIデータセットを使用できません。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
ブール値 |
デフォルト値 |
NO |
有効な値 |
YES, NO |
備考 |
6.11.2. KEYSEQ
RDBIIデータセットで使用するキー・シーケンスを指定します。RDBIIデータセットを使用する前に必ず設定する必要があります。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
文字列 |
デフォルト値 |
ASCII |
有効な値 |
ASCII, EBCDIC |
備考 |
設定値がEBCDICで、RDBIIデータセットの列タイプがCHARの場合、表の作成時に列タイプはNVARCHAR2で作成されます。 |
6.11.3. RDBII_VOLSER
RDBIIデータセットを格納するボリュームを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
文字列 |
デフォルト値 |
RDBII |
有効な値 |
|
備考 |
6.11.4. RDBII_TABLESPACE
RDBII表の表領域を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
文字列 |
デフォルト値 |
RDBII |
有効な値 |
|
備考 |
6.11.5. COMMIT_CNT
RDBII表へのコミット間隔を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
数値 |
デフォルト値 |
4096 |
有効な値 |
|
備考 |
6.11.6. ALTER_PRIOD2UDSCR
RDBII表を作成するときに、表名のドット(.)をアンダーバー(_)に変更するかどうかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
ブール値 |
デフォルト値 |
NO |
有効な値 |
YES, NO |
備考 |
6.11.7. ADD_SCHEMA_IN_CONSTRAINT
RDBII表の制約を作成するときに、スキーマを追加するかどうかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
ブール値 |
デフォルト値 |
NO |
有効な値 |
YES, NO |
備考 |
6.11.8. SCHEMA_DIR
RDBII表のレイアウトを含むスキーマ・ファイルの場所を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
文字列 |
デフォルト値 |
${OPENFRAME_HOME}/rdbii/schema |
有効な値 |
|
備考 |
7. dstool
データセット関連のツールで使用する様々な設定を行います。
7.1. COBGENSCH
cobgenschツールの設定を行います。
7.3. DSCREATE
dscreateツールの設定を行います。
7.3.1. DUPLICATE_CATALOG_ERROR
カタログにデータセットが存在する場合、エラーを発生させるかどうかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
ブール値 |
デフォルト値 |
NO |
有効な値 |
YES, NO |
備考 |
|
7.4. DSLOAD
dsloadツールとdssaveツールの設定を行います。
7.4.1. SIZE_LIMIT
データセットをロードするためのデータセットの最大サイズを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
数値 |
デフォルト値 |
1000000 (単位:バイト) |
有効な値 |
0~(2^63 - 1) |
備考 |
データセットのサイズが大きいほどロードと保存に時間がかかるので、システムの負荷を減らすためにデータセットのサイズを制限します。 |
7.6. DSVIEW
dsviewツールとdseditツールの設定を行います。
7.6.1. NOCATALOG_VIEW
カタログされていないデータセットもビューアーやエディターでサポートするかどうかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
ブール値 |
デフォルト値 |
YES |
有効な値 |
YES, NO |
備考 |
|
7.6.2. CPM_PATH
2バイト文字セットを変換するためのCPMファイルの場所を指定します。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
文字列 |
デフォルト値 |
(NONE) |
有効な値 |
|
備考 |
指定しない場合、CPMファイルの場所は以下のとおり設定されます。
|
7.7. OFRDMSVR
ofrdmsvrサーバーの基本設定を行います。
7.7.1. CHECK_EXPIRE_DATE
データセットの終了日を確認して、終了日が過ぎたデータセットを削除するかどうかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
ブール値 |
デフォルト値 |
YES |
有効な値 |
YES, NO |
備考 |
|
7.8. OFRDSEDT
ofrdsedtサーバーの基本設定を行います。
7.9. OFRUISVR
ofruisvrサーバーの基本設定を行います。
7.9.1. DSCREOWNER
ofruisvrサーバーのサービスを利用してデータセットを作成する際に、TACFトークンを使って作成されたデータセットの所有者を変更するかどうかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
文字列 |
デフォルト値 |
MASTER |
有効な値 |
MASTER, USER |
備考 |
|
7.10. SPFEDIT
spfeditツールの設定を行います。
7.10.1. RECORD_READ_COUNT
spfeditツールでデータセットを1回読み込むときにメモリにロードするレコー ドの数を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
数値 |
デフォルト値 |
1024 |
有効な値 |
1024~(2^63 - 1) |
備考 |
大容量データセットを迅速に開くために、レコードの一部を読み込んで画面に表示します。メモリにロードしたレコードの次の内容を検索する場合は、内部でデータセットを追加で読み込んでメモリにロードします。 |
7.10.2. END_KEY_FUNC_DEL_EOL
データセット編集画面で<End>キーを押したときに、カーソルが置かれた文字から該当するレコードの最後まで削除するかどうかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
ブール値 |
デフォルト値 |
NO |
有効な値 |
YES, NO |
備考 |
|
7.10.3. F12_KEY_FUNC_RETRIEVE
データセット編集/検索画面で<F12>キーを押したときに、Primary Command lineに最後に入力したコマンドを再表示(Retrieve)するかどうかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
ブール値 |
デフォルト値 |
NO |
有効な値 |
YES, NO |
備考 |
|
7.10.4. REPLACE_CREATE_NEEDED
REPLACEコマンドでデータセットを置き換える際に、置換対象のデータセットが存在しない場合、新規データセットを作成するかどうかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
ブール値 |
デフォルト値 |
NO |
有効な値 |
YES, NO |
備考 |
|
7.10.5. EDIT_SIZE_LIMIT
spfeditツールで編集可能なデータセットの最大サイズを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
数値 |
デフォルト値 |
0 (単位: MB) |
有効な値 |
0~(2^31 - 1) |
備考 |
0に指定する場合、spfeditツールでデータセットのサイズを制限しません。 |
7.10.6. DEFAULT_CURSOR_ON_LINE_COMMAND
プライマリ・コマンド行にカーソルがある場合、<Enter>キーを押したときに行コマンド・フィールドにカーソルを移動するかどうかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
ブール値 |
デフォルト値 |
NO |
有効な値 |
YES, NO |
備考 |
|
7.10.7. CURSOR_KEY_FUNC_SCROLL
データセット編集/検索画面で、画面に表示しきれないデータセットについて、方向キーを使用してカーソルを移動する際に画面外にスクロールするかどうかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
ブール値 |
デフォルト値 |
YES |
有効な値 |
YES, NO |
備考 |
|
7.10.8. CPM_PATH
日本語などの2バイト文字コードを変換するためのCPMファイルのパスを指定します。指定しない場合は、現在のシステム・ロケール情報に基づいて2バイト文字コードを変換します。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
文字列 |
デフォルト値 |
(NONE) |
有効な値 |
|
備考 |
8. ofsys
OpenFrameシステムのシステム・ ディレクトリ構造を含む全般的な設定を行います。
8.1. DIRECTORY
OpenFrameシステムのディレクトリ情報を設定します。
8.1.1. HOME_DIR
OpenFrameシステムのホーム・ディレクトリを指定します。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
文字列 |
デフォルト値 |
${OPENFRAME_HOME} |
有効な値 |
|
備考 |
設定ファイルで環境変数を使用できるので、通常は${OPENFRAME_ HOME}に指定します。 |
8.1.2. BIN_DIR
OpenFrameシステムのバイナリ・ディレクトリを指定します。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
文字列 |
デフォルト値 |
${OPENFRAME_HOME}/bin |
有効な値 |
|
備考 |
UNIXシェルで直接実行できるOpenFrameバイナリが格納されているディレクトリです。通常、この設定に指定されたバイナリ・ディレクトリが環境変数の$PATHに追加で登録されます。 |
8.1.3. LIB_DIR
OpenFrameシステムのライブラリ・ディレクトリを指定します。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
文字列 |
デフォルト値 |
${OPENFRAME_HOME}/lib |
有効な値 |
|
備考 |
通常は、ここで指定したライブラリ・ディレクトリがUNIXシステムで共有ライブラリを設定する環境変数に追加で登録されます。 Linuxシステムの場合、環境変数名は$LD_LIBRARY_PATHです。 |
8.1.4. UTIL_DIR
OpenFrameシステムのユーティリティ・ディレクトリを指定します。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
文字列 |
デフォルト値 |
${OPENFRAME_HOME}/util |
有効な値 |
|
備考 |
OpenFrame BatchでJCLで実行できるユーティリティが格納されているディレクトリです。通常は、ここで指定したユーティリティ・ディレクトリが環境変数の$PATHに追加で登録されます。 |
8.1.5. TEMP_DIR
OpenFrameシステムで使用する一時ディレクトリを指定します。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
文字列 |
デフォルト値 |
${OPENFRAME_HOME}/temp |
有効な値 |
|
備考 |
通常、ここで指定したディレクトリには一時的に使用された後削除されるデータが保存されます。もし大量のデータが長期間削除されずに残っている場合は、弊社の技術サポート・チームにお問い合わせください。 |
8.1.6. DATA_DIR
OpenFrameシステムで使用するデータ・ディレクトリを指定します。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
文字列 |
デフォルト値 |
${OPENFRAME_HOME}/data |
有効な値 |
|
備考 |
データ・ディレクトリには、OpenFrameシステムで使用する小さいサイズのデータ・ファイルが保存されます。マルチノード環境では、ノード間で共有する必要のないデータが保存されます。 |
8.1.7. LOG_DIR
OpenFrameシステムで生成されるログ・データを保存するディレクトリを指定します。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
文字列 |
デフォルト値 |
${OPENFRAME_HOME}/log |
有効な値 |
|
備考 |
システム管理者はこのディレクトリを定期的にチェックし、不要なログ・ファイルを削除する必要があります。 |
8.1.8. LICENSE_DIR
OpenFrameシステムの起動に必要なライセンス・ファイルを保存するディレクトリを指定します。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
文字列 |
デフォルト値 |
${OPENFRAME_HOME}/license |
有効な値 |
|
備考 |
8.1.9. INCLUDE_DIR
OpenFrameシステムと一緒に提供されるユーザー・インターフェースが含まれたCヘッダー・ファイルを格納するディレクトリを指定します。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
文字列 |
デフォルト値 |
${OPENFRAME_HOME}/include |
有効な値 |
|
備考 |
8.1.10. SHARED_DIR
マルチノード環境でOpenFrameシステムを構成した場合に、すべてのノードからアクセスできるディレクトリを指定します。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
文字列 |
デフォルト値 |
${OPENFRAME_HOME}/shared |
有効な値 |
|
備考 |
このディレクトリには、OpenFrameシステムの全ノードが共有する必要のあるデータが保存されます。大容量の業務を処理するシステムでは、共有ディスクで構成されているディレクトリを指定します。 |
8.1.11. PROFILE_DIR
OpenFrameシステムのユーザー・プロファイル・ディレクトリを指定します。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
文字列 |
デフォルト値 |
${OPENFRAME_HOME}/profile |
有効な値 |
|
備考 |
プロファイル・ディレクトリは、OpenFrameの各ユーザーのプロファイルが格納されているディレクトリです。プロファイルのファイル名は、ユーザー・アカウントと同じ名前である必要があります。 tjesmgrやOpenFrame Managerは、ユーザーがログインすると、このディレクトリからユーザー・プロファイル情報を読み込んで、ユーザーのデフォルト・カタログを設定します。 ユーザー・プロファイル内に記述される形式は以下のとおりです。
|
以下は、ユーザーUSER01がユーザー・プロファイル・ファイルを作成および設定する例です。ファイル内に記述されたカタログがシステムに存在する場合、そのユーザーがtjesmgrを実行すると、「Current catalog is SYS1.USR001」というメッセージが出力され、デフォルト・カタログとして設定されます。
$ cat ${OPENFRAME_HOME}/profile/USER01
UCAT=SYS1.USR001
8.3. COMPILER
OpenFrameシステムで使用されるアプリケーション・プログラムをコンパイルするためのCOBOLコンパイラーとPL/Iコンパイラーの種類を設定します。
8.7. SYSTEM_INFO
OpenFrameシステムで使用される固有値を設定します。
8.7.1. BATCH_OS_TYPE
OpenFrame BatchシステムでJCLを実行時に互換されるオペレーティング・システムを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
文字列 |
デフォルト値 |
MVS |
有効な値 |
MVS、MSP、VOS3 |
備考 |
8.7.2. SYSTEM_NAME
OpenFrame BatchシステムとOpenFrame Onlineで使用するCVT環境変数のOF_CVT_SYSTEM_NAMEの値を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
文字列 |
デフォルト値 |
OFRAME |
有効な値 |
|
備考 |
8.7.3. SSNAME
OpenFrame BatchシステムとOpenFrame/Onlineシステムで使用するCVT環境変数のうち、OF_CVT_SSNAMEの値を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
文字列 |
デフォルト値 |
OFRAME |
有効な値 |
|
備考 |
9. saf
OpenFrameシステムのアクセス制御に関する設定を行います。
9.1. SAF_DEFAULT
SAFのデフォルト設定を行います。
9.2. AUTH_METHOD
SAFで使用する認証方法を設定します。
TACF認証、OS認証、PAM認証などをYESまたはNOに設定できます。
現在OpenFrameでは、TACF認証をYESに設定した場合にのみ接続可能です。TACF認証のみ使用するか、OS認証またはPAM認証をTACF認証と連携して使用することもできます。
9.2.1. TACF_AUTH
TACFが提供する認証方法を使用するかどうかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
ブール値 |
デフォルト値 |
YES |
有効な値 |
YES, NO |
備考 |
|
9.4. ERRCODE
ユーザー作成関数(saf_exit)でパスワードをチェックする際に、あらかじめ定義されたユーザー定義エラーコードの出力メッセージを返す場合に設定します。
9.4.1. INVALID_PASSWORDn
SAFで認証を試みる際に、ユーザー作成関数(saf_exit)のパスワード・チェックでエラーを返す際に出力するメッセージを指定します。
errcode_saf_exit.hファイルにINVALID_PASSWORD ~ INVALID_PASSWORD9まで最大10つのエラーコードを定義することができます。エラーが発生した場合、本設定を読み込んで該当エラーコードの出力メッセージを返します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
文字列 |
デフォルト値 |
(NONE) |
有効な値 |
|
備考 |
出力メッセージは、1024バイト以内で指定できます。 |
以下は、ofconfigツールを使用して検索したキーの設定例です。
$ ofconfig list -s saf -sec ERRCODE
===================================================================================
SUBJECT | SECTION | KEY | VALUE
===================================================================================
saf | ERRCODE | INVALID_PASSWORD | password length is wrong.
saf | ERRCODE | INVALID_PASSWORD1 | password length is wrong.
saf | ERRCODE | INVALID_PASSWORD2 | password is same as userid.
saf | ERRCODE | INVALID_PASSWORD3 | password was used before.
===================================================================================
10. smf
SMFで使用する設定を行います。
10.1. DATASET
SMFで使用するデータセットと使用可能なノードを設定します。
10.1.1. {Dataset Name}
SMFで使用するデータセット名をキーとして指定し、使用可能なノードを値として指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
文字列 |
デフォルト値 |
NODE1 |
有効な値 |
|
備考 |
以下は、ofconfigツールを使用して検索したキーの設定例です。
$ ofconfig list -s smf -sec DATASET
====================================================================================
SUBJECT | SECTION | KEY | VALUE
====================================================================================
smf | DATASET | NODE1.SMLOG1 | ALL
| | NODE1.SMLOG2 | ALL
| | NODE2.SMLOG1 | ALL
| | NODE2.SMLOG2 | ALL
| | SMLOG1.NODE1 | ALL
| | SMLOG2.NODE2 | ALL
| | SMLOG3.NODE3 | ALL
| | SMLOG4.NODE4 | ALL
====================================================================================
11. sms
OpenFrameストレージ管理システムで使用する3つのSMSクラス(データ、マネジメント、ストレージ)を設定します。
設定されたSMSクラスは、JCLのパラメータとして直接使用されるか、ACSルールによって使用されます。
11.1. DATACLAS
データ・クラスを設定します。
11.1.1. DCLAS001
登録するデータ・クラスの名前と設定値を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
文字列 |
デフォルト値 |
|
有効な値 |
|
備考 |
|
11.2. MGMTCLAS
マネジメント・クラスを設定します。
11.2.1. MCLAS001
登録するマネジメント・クラスの名前と設定値を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
文字列 |
デフォルト値 |
|
有効な値 |
|
備考 |
|
12. sort
OpenFrameシステムで使用するSORTユーティリティの設定を行います。
12.1. WORKSPACE
ソートに必要なワークスペースを設定します。
12.1.1. USE
WORKSPACE設定を使用するかどうかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
ブール値 |
デフォルト値 |
NO |
有効な値 |
YES, NO |
備考 |
12.2. OPTION
SORTユーティリティで使用するオプションを設定します。
12.2.1. STABLE_SORT
安定ソート(Stable Sort)を行うかどうかを指定します。ProSortを使用する場合は、SORTスクリプトのEQUALS/NOEQUALS設定やtipファイルの設定を使用します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
ブール値 |
デフォルト値 |
YES |
有効な値 |
YES, NO |
備考 |
12.2.2. MEMORY_LIMIT
SORTユーティリティで使用するメモリ・リミットを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
数値 |
デフォルト値 |
512 (単位:MB) |
有効な値 |
0~(2^31 -1) |
備考 |
0に指定すると、上限がないことを示します。 32ビット環境で使用できるメモリ・サイズは2GBです。このサイズを超える場合は、メモリを正常に割り当てることができません。 ProSortで推奨するメモリ・サイズは64 ~ 512MBです。 |
12.2.3. SEQUENCE
SORTを実行する際のソート・シーケンスを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
文字列 |
デフォルト値 |
ASCII |
有効な値 |
ASCII, EBCDIC |
備考 |
12.2.4. SOLRF
SOLRFを使用するかNOSOLRFを使用するかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
ブール値 |
デフォルト値 |
YES |
有効な値 |
YES, NO |
備考 |
|
12.4. SEQUENCE
ユーザー定義の照合順序を定義したファイルの場所を設定します。
12.4.1. CQ{n}
COLSEQ句のCQ{n}フォーマットを含むファイルの場所を指定します。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
文字列 |
デフォルト値 |
${OPENFRAME_HOME}/config/sort/cqn.seq |
有効な値 |
|
備考 |
以下は、ofconfigツールを使用して検索したキーの設定例です。
$ ofconfig list -s sort -sec SEQUENCE
===================================================================================
SUBJECT | SECTION | KEY | VALUE
===================================================================================
sort | SEQUENCE | CQ1 | ${OPENFRAME_HOME}/config/sort/cq1.seq
sort | SEQUENCE | CQ2 | ${OPENFRAME_HOME}/config/sort/cq2.seq
===================================================================================
12.4.2. UC{n}
SyncSortで/COLLATINGSEQUENCE句のUC{n}フォーマットを含むファイルの場所を指定します。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
文字列 |
デフォルト値 |
${OPENFRAME_HOME}/config/sort/ucn.seq |
有効な値 |
|
備考 |
以下は、ofconfigツールを使用して検索したキーの設定例です。
$ ofconfig list -s sort -sec SEQUENCE
===================================================================================
SUBJECT | SECTION | KEY | VALUE
===================================================================================
sort | SEQUENCE | UC1 | ${OPENFRAME_HOME}/config/sort/uc1.seq
sort | SEQUENCE | UC2 | ${OPENFRAME_HOME}/config/sort/cq2.seq
===================================================================================