OpenFrame Batchの環境設定

本章では、OpenFrame Batchの環境設定項目について説明します。

1. 概要

OpenFrame Batch(以下、Batch)を運用するために必要な設定は、openframe_batch.confの各セクション(SECTION)のキー(KEY)の「VALUE」項目に設定し、ofconfigツールを使用して保存します。

デフォルト値が「(NONE)」であるキー項目が一部あります。そのキー項目の値(VALUE項目)を「(NONE)」に指定した場合の動作については備考欄を参照してください。

以下は、各サブジェクトのセクションの説明です。各セクションのキー項目の値の詳細ついては、各節を参照してください。

  • adrdssu

    ADRDSSUユーティリティを起動するための設定を行います。

    セクション 説明

    DUMP_VSAM

    DUMPコマンドでTSAMデータセットを保存する場合は、Tiberoのtbexport、tbimportユーティリティを使用します。このユーティリティで使用する情報を設定します。

  • dbutil

    データベース・コマンドを実行するユーティリティを使用するために必要な設定を行います。

    セクション 説明

    DIRECTORY

    データベース・ユーティリティが使用するディレクトリのパスを設定します。

    EXIT_PROGRAM

    DSNUTILBが終了処理に使用するプログラムを設定します。

    DB_LOGIN

    DB2ユーティリティで使用するログイン情報を設定します。

    DB2HPU

    DB2HPUを使用するために必要な情報を設定します。

    DB2LOAD

    DSNUTILBユーティリティで使用する情報を設定します。

    ORALOAD

    Oracle用のDSNUTILBユーティリティを使用するために必要な情報を設定します。

    OFHPU

    DB2の接続に必要な情報を設定します。

    DB2CMD

    DB2のコマンド処理に関する設定を行います。

    DSNUTILU

    DSNUTILUユーティリティの設定を行います。

    UTIL_RETURN

    データベース・ユーティリティの特定のエラーコードやリターンコードを別のリターンコードに変更したい場合に設定します。

  • dsnmtv01

    データベースのシステム名とデータベースの接続に必要な設定を行います。

    セクション 説明

    SYSTEM:{ system }

    接続するデータベース・システムの情報を設定します。

  • ezaci

    EZACIの実行に必要な設定を行います。

    セクション 説明

    E2A

    EZACIE2Aプログラムが使用するCPM名を指定します。

    A2E

    EZACIA2Eプログラムが使用するCPM名を指定します。

  • ezplus

    EZTPA00ユーティリティを起動するための設定を行います。

    セクション 説明

    SYSTEM:{ system }

    EZTPA00ユーティリティが接続するデータベース・システムの情報を設定します。

    ENV

    EZTPA00ユーティリティが使用する環境設定値を設定します。

  • ftp

    FTPプログラムの実行に必要な設定を行います。

    セクション 説明

    DIRECTORY

    FTPプログラムが使用するディレクトリ情報を設定します。

    UNIT

    FTPプログラムが使用するユニット情報を設定します。

    ERROR

    サーバーから返されたエラー・メッセージがある場合、FTPプログラムが出力するメッセージを設定します。

    COMMAND_OPERATION

    FTPプログラムのコマンド処理に必要な設定を行います。

    OPTION

    FTPの基本動作に必要な情報を設定します。

  • ikjeft01

    データベースのシステム名とデータベースの接続に必要な設定を行います。

    セクション 説明

    SYSTEM:{ system }

    接続するデータベース・システムの情報を設定します。

    SHARED_OBJECT

    IKJEFT01ユーティリティが共有オブジェクト・ファイルを直接閲覧するための設定を行います。

    REPORT_DBCONN

    データベース接続に関する別途のログを作成したい場合に、共有オブジェクトで作成したログ記録関数を登録します。

    TACF

    IKJEFT01ユーティリティで実行するプログラムのTACF設定を行います。

  • isrsupc

    ISRSUPCユーティリティの実行に必要な設定を行います。

    セクション 説明

    LINECMP

    行単位で文字列を比較する際の設定を行います。

  • idcams

    IDCAMSまたはKQCAMSユーティリティの動作を設定します。

    セクション 説明

    DEFAULT_USER

    OpenFrameのセキュリティ製品であるTACFとIDCAMS/KQCAMSを連携する場合に使用される基本的なユーザー情報を設定します。

    TACF

    TACFの動作に関する設定を行います。

    AMS

    AMSの動作に関する設定を行います。

  • print

    出力処理に関する設定を行います。

    セクション 説明

    PRINTERn

    プリンター情報を設定します。PRINTER1からPRINT9まで設定できます。

    INTRDR

    内部読み取りプログラムの起動に必要な情報を設定します。

    WRITER

    外部書き出しプログラムの起動に必要な情報を設定します。

    PMSVR

    ofrpmsvrサーバーのTPスケジュールの時間間隔と再試行回数のしきい値を設定します。

    SSPRT

    SSPRT書き出しプログラムを使用する場合に必要な情報を設定します。

  • rc

    ジョブ・ステップで実行したバッチ・プログラムのリターンコード処理を設定します。

    セクション 説明

    PGM_NAME

    プログラムの名前ごとにリターンコードを設定します。

    PGM_TYPE

    プログラムのタイプごとにリターンコードを設定します。

  • textrun

    textrunツールの実行に必要な設定を行います。

    セクション 説明

    DEFAULT_USER

    textrunツールの実行時に使用するTACFのデフォルト・ユーザー情報を設定します。

    EXIT_CODE

    リターンコードを設定します。

    MONITORING

    ジョブ・モニタリングの設定を行います。

    AUTOEDIT

    Control-M AutoEdit機能を使用するかどうかを設定します。

    OPTION

    textrunツールの実行時に使用するオプションを設定します。

  • tjclrun

    tjclrunの実行に必要な設定を行います。

    セクション 説明

    JOB

    TJESでジョブを処理するために要求される最小限のJCL JOB文のパラメータが省略された場合に使用するデフォルト値を設定します。

    PERFORM

    CPUの優先順位の変更有無と優先順位を設定します。

    DD

    JCLでインストリーム・データセットのDCB情報とスプール・データセットに書き込めるレコード数の制限を設定します。

    DDTAB

    ジョブを実行時に使用されるJCL DD文の情報を設定します。

    SYSLIB

    tjclrunが実行するプログラムのサブバッチ実行プログラムや共有ライブラリなどを検索時に使用されるデフォルト・ディレクトリを設定します。

    PRELOAD

    tjclrunが特定のプログラムを実行する前にLD_LIBRARY_PATH環境変数に追加するライブラリ・パスを設定します。

    PGM

    共有ライブラリにコンパイルされたバッチ・アプリケーションを使用するためにtjclrunが利用する間接制御ユーティリティのPGMRTS00の設定を行います。

    ACCOUNT

    ジョブの実行に必要なユーザー・アカウント情報を設定します。

    TACF

    tjclrunのTACF対応機能のうち、データセットに対するTACFアクセス権限チェックと主要ユーティリティに対するTACF実行権限チェックを使用するかどうかを設定します。

    AMS

    ランナーの実行中のAMS処理に関する情報を設定します。

    JCL

    tjclrunがJCLファイル・スクリプトを処理するために必要な情報を設定します。

    OPTION

    tjclrunの追加機能を設定します。

    DEBUG

    tjclrunの動作の分析に必要な情報を設定します。

    PGMRTS00

    tjclrunの動作の分析に必要な情報を設定します。

  • tjes

    OpenFrame TJESの環境設定を行います。

    セクション 説明

    NODEINFO

    ノード情報を設定します。

    JOBDEF

    TJESのジョブ管理情報を設定します。

    JOBCLASS

    TJESのジョブ・クラスのデフォルト属性情報を設定します。

    SCHEDULING

    TJESのジョブ・スケジューリング情報を設定します。

    PROCLIB

    ジョブの実行に必要なデータセット情報を設定します。

    DYNAMIC_LIBRARY

    ユーザー・ライブラリが変更された場合に設定します。

    SPOOL

    TJESのスプール情報を設定します。

    INTRDR

    TJESの内部読み取りプログラム情報を設定します。

    INITDEF

    TJESのランナーの初期値を設定します。

    OUTCLASS

    SYSOUTの出力クラスに応じてOUTPUT DISPOSITIONとデフォルト・レコードの長さを設定します。

    OUTDEF

    TJESの出力処理情報を設定します。

    TACF

    TACFを使用してジョブとスプールの権限チェックを行うかどうかを設定します。

  • tjesmgr

    tjesmgrの実行に必要な設定を行います。

    セクション 説明

    DEFAULT_OPTION

    tjesmgrのコマンドを実行時に参照する情報を設定します。

    DEFAULT_USER

    tjesmgrを実行する際に、tjesmgrのオプションやtacfloginでユーザー情報を入力していない場合に使用されるユーザー情報を設定します。

    TACF

    tjesmgrでTACFの環境を設定します。

  • tso

    TSOユーティリティの実行に必要な設定を行います。

    セクション 説明

    COMMON

    TSOの全般的な情報を設定します。

    TERM_CLASS

    プリンター出力のための記録装置と出力クラスの情報を設定します。

    MAP

    メニュー画面を表示するためのマップ情報を設定します。

    TSOMGR

    画面処理とジョブ管理を行うTSOMGRの情報を設定します。

    LOGIN_PROC

    DEFAULT_PROCキーを設定しない場合に、ログイン・ユーザーが実行するデフォルト・プロシージャを設定します。

    SMTP

    SMTP機能を使用するために必要な情報を設定します。

2. adrdssu

ADRDSSUユーティリティを起動するための設定項目について説明します。

2.1. DUMP_VSAM

DUMPコマンドでTSAMデータセットを保存する場合は、Tiberoのtbexport、tbimportユーティリティを使用します。このユーティリティで使用する情報を設定します。

2.1.1. USERNAME

tbexport、tbimportユーティリティで使用するユーザー名を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

tibero

有効な値

備考

2.1.2. PASSWORD

tbexport、tbimportユーティリティで使用するパスワードを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

tmax

有効な値

備考

PASSWORDキーまたはENPASSWDキーのいずれかを設定します。

2.1.3. ENPASSWD

tbexport、tbimportユーティリティで使用する暗号化されたパスワードを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

AA68690384C8042F154AEDF2A7B9F2A52B27EB63AF0777D67076195863248D2A

有効な値

備考

PASSWORDキーまたはENPASSWDキーのいずれかを設定します。

2.1.4. DATABASE

tbexport、tbimportユーティリティで使用する暗号化されたデータベース名を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

tb_rb71

有効な値

備考

2.1.5. PORT

tbexport、tbimportユーティリティで使用するポート番号を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

数値

デフォルト値

8629

有効な値

1024~49151

備考

2.1.6. TBEXPORT_PATH

tbexport、tbimportユーティリティが存在するパスを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

${TB_HOME}/client/bin

有効な値

備考

2.1.7. IP

tbexport、tbimportユーティリティで使用するIPアドレスを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

localhost

有効な値

備考

3. dbutil

データベース・コマンドを実行するユーティリティを使用するために必要な設定項目について説明します。

3.1. DIRECTORY

データベース・ユーティリティが使用するディレクトリのパスを設定します。

3.1.1. DBUTIL_CONTROL_DIR

スクリプトなどを呼び出すパスを指定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

${OPENFRAME_HOME}/temp

有効な値

備考

3.1.2. DBUTIL_LOG_DIR

ログを記録するパスを指定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

${OPENFRAME_HOME}/temp

有効な値

備考

3.1.3. DBUTIL_DATA_DIR

必要な場合にダウンロードしたデータを保存するパスを指定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

${OPENFRAME_HOME}/temp

有効な値

備考

3.1.4. DBUTIL_TEMP_DIR

ユーティリティで一時的に使用するディレクトリ・パスを指定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

${OPENFRAME_HOME}/temp

有効な値

備考

3.1.5. DBUTIL_BACKUP_DIR

バックアップ・データを保存するディレクトリ・パスを指定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

${OPENFRAME_HOME}/temp

有効な値

備考

3.2. EXIT_PROGRAM

DSNUTILBが終了処理に使用するプログラムを設定します。

3.2.1. DSNUTILB_EXIT

DSNUTILBがエラーが発生して終了する際に実行する終了プログラムを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

exit_test %TABLE %ID %PASSWORD %INSTANCE

有効な値

備考

「%」で指定する値は終了プログラムのパラメータとして使用されます。

  • program_name %TABLE %ID %PASSWORD %INSTANCE

3.2.2. DSNUTILB_SUCCESS_EXIT

DSNUTILBが正常に終了する際に実行する終了プログラムを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

exit_test_success

有効な値

備考

「%」で指定する値は終了プログラムのパラメータとして使用されます。

  • program_name %TABLE %ID %PASSWORD %INSTANCE

3.3. DB_LOGIN

DB2ユーティリティで使用するログイン情報を設定します。

3.3.1. USERNAME

データベースの接続に使用するユーザー名を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

tibero

有効な値

備考

3.3.2. PASSWORD

データベースの接続に使用するパスワードを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

tmax

有効な値

備考

3.3.3. DATABASE

データベースの接続に使用するデータベース名を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

tb_rb71

有効な値

備考

3.3.4. INSTANCE

データベースの接続に使用するインスタンス名を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

tb_rb71

有効な値

備考

3.4. DB2HPU

DB2HPUを使用するために必要な情報を設定します。

3.4.1. USERNAME

データベースの接続に使用するユーザー名を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

tibero

有効な値

備考

3.4.2. PASSWORD

データベースの接続に使用するパスワードを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

tmax

有効な値

備考

3.4.3. DATABASE

データベースの接続に使用するデータベース名を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

tb_rb71

有効な値

備考

3.4.4. INSTANCE

データベースの接続に使用するインスタンス名を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

tb_rb71

有効な値

備考

3.4.5. HPU_HEADER{n}

ユーティリティがDB2HPUを使用する際に入力されるスクリプトで使用されるヘッダー・フレーズを指定します。セクション名は、HPU_HEADER1からHPU_HEADER4まで4つを指定できます。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

有効な値

備考

3.4.6. HPU_TRAILER{n}

ユーティリティがDB2HPUを使用する際に入力されるスクリプトで使用するトレーラー・フレーズを指定します。セクション名は、HPU_TRAILER1からHPU_TRAILER4まで4つを指定できます。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

有効な値

備考

3.5. DB2LOAD

DSNUTILBユーティリティで使用する情報を設定します。

3.5.1. PROFILE_PATH

ユーティリティでプロファイル情報を保存するファイルのパスを指定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

${OPENFRAME_HOME}/temp/db2profile

有効な値

備考

3.5.2. HPU_HEADER{n}

ユーティリティがDB2HPUを使用する際に入力されるスクリプトで使用するヘッダー・フレーズを指定します。セクション名は、HPU_HEADER1からHPU_HEADER4まで4つを指定できます。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

有効な値

備考

3.5.3. HPU_TRAILER{n}

ユーティリティがDB2HPUを使用する際に入力されるスクリプトで使用するトレーラー・フレーズを指定します。セクション名は、HPU_TRAILER1からHPU_TRAILER4まで4つを指定できます。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

有効な値

備考

3.6. ORALOAD

Oracle用のDSNUTILBユーティリティを使用するために必要な情報を設定します。

3.6.1. ORALOAD_DATA_CONVERSION

ロード操作に使用するデータセット・レコードに改行文字がない場合に、改行文字を挿入するかどうかを設定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

NO

有効な値

YES, NO

備考

  • YES : 改行文字を挿入します

  • NO : 改行文字を挿入しません

3.7. DSNUTILB

Tibero用のDSNUTILBの使用に必要な情報を指定します。

3.7.1. NVARCHAR_LENGTH

LOADとUNLO​​ADコマンドを実行するテーブルのNVARCHARとNCAHRの列の長さを指定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

NORMAL

有効な値

NORMAL, EBCDIC

備考

EBCDICの場合、NVARCHARとNCHARの列の長さがそのままバイト長となります。NORMALの場合は、Tibero ESQLの動的SQLによって決定されるタイプの長さに従います。

3.8. OFHPU

DB2の接続に必要な情報を設定します。

3.8.1. FILEPATH

db2hpuファイルが存在するパスを指定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

/opt/ibm/HPU/V5.1

有効な値

備考

3.9. DB2CMD

DB2のコマンド処理に関する設定を行います。

3.9.1. PATH

IKJEFT01ユーティリティで処理するDB2コマンドが保存されているファイルのパスを指定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

${OPENFRAME_HOME}/temp/DB2CMD

有効な値

備考

3.10. DSNUTILU

DSNUTILUユーティリティの設定を行います。

3.10.1. PATH

DSNUTILUユーティリティが存在するパスを指定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

${OPENFRAME_HOME}/temp/DSNUTILU

有効な値

備考

3.11. UTIL_RETURN

データベース・ユーティリティの特定のエラーコードやリターンコードを別のリターンコードに変更したい場合に設定します

3.11.1. {utility_name}

指定したユーティリティ内部の特定のエラーコードやリターンコードを別のリターンコードに変更します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

1:0

有効な値

備考

  • 形式

    from:to;from:to

    ユーティリティが子プロセスから取得したfromのリターンコードをtoのリターンコードに置き換えます。

4. dsnmtv01

データベースのシステム名とデータベースの接続に必要な設定項目について説明します。

4.1. SYSTEM:{system}

接続するデータベース・システムの情報を設定します。

4.1.1. DATABASE

接続するデータベース名を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

SAMPLE

有効な値

備考

4.1.2. INSTANCE

データベースのインスタンス名を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

SAMPLE

有効な値

備考

4.1.3. USERNAME

データベースに接続するためのユーザー名を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

db2inst1

有効な値

備考

4.1.4. PASSWORD

データベースに接続するためのパスワードを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

db2inst1a

有効な値

備考

PASSWORDキーまたはENPASSWDキーのいずれかを設定します。

4.1.5. ENPASSWD

データベースに接続するための暗号化されたパスワードを指定します。enpasswdツールを使用して暗号化されたパスワードを作成します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

有効な値

備考

PASSWORDキーまたはENPASSWDキーのいずれかを設定します。

5. ezaci

EZACIの実行に必要な設定項目について説明します。

5.1. E2A

EZACIE2Aプログラムが使用するCPM名を指定します。

5.1.1. US

EZACIE2AプログラムのデータをEBCDICからASCIIに変換する際に参照するCPMファイルを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

EBCASCUS.cpm

有効な値

備考

デフォルトのCPMファイルは、${OPENFRAME_HOME}/cpmディレクトリにあります。

5.2. A2E

EZACIA2Eプログラムが使用するCPM名を指定します。

5.2.1. US

EZACIA2EプログラムのデータをASCIIからEBCDICに変換する際に参照するCPMファイルを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

ASCEBCUS.cpm

有効な値

備考

デフォルトのCPMファイルは、${OPENFRAME_HOME}/cpmディレクトリにあります。

6. ezplus

EZTPA00ユーティリティを起動するための設定項目について説明します。

6.1. SYSTEM:{system}

EZTPA00ユーティリティが接続するデータベース・システムの情報を設定します。

6.1.1. DBAUTH

データベースの認証方法を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

PUBLIC

有効な値

PUBLIC, INDIVIDUAL

備考

  • PUBLIC : ログインに必要なユーザー情報をUSERNAMEキー、PASSWORDキーから取得します。

  • INDIVIDUAL : ログインに必要なユーザー情報をSACEEトークンから取得します。

6.1.2. DATABASE

接続するデータベース名を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

tb_rb71

有効な値

備考

6.1.3. INSTANCE

接続するデータベース・インスタンスの名前を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

tb_rb71

有効な値

備考

6.1.4. USERNAME

認証方法をPUBLICに指定した場合に、データベースに接続するためのユーザー名を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

tibero

有効な値

備考

6.1.5. PASSWORD

認証方法をPUBLICに指定した場合に、データベースに接続するためのパスワードを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

tmax

有効な値

備考

PASSWORDキーまたはENPASSWDキーのいずれかを設定します。

6.1.6. ENPASSWD

認証方法をPUBLICに指定した場合に、enpasswdツールを使用して作成した暗号化されたパスワードを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

AA68690384C8042F154AEDF2A7B9F2A52B27EB63AF0777D67076195863248D2A

有効な値

備考

PASSWORDキーまたはENPASSWDキーのいずれかを設定します。

6.2. ENV

EZTPA00ユーティリティが使用する環境設定値を設定します。

6.2.1. WORK_DIR

EZTPA00ユーティリティでProTrieveを呼び出して使用するためのワークスペースを指定します。ProTrieveに入力されるスクリプトを一時保存するために使用します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

${OPENFRAME_HOME}/temp/ezwork

有効な値

備考

7. ftp

FTPプログラムの実行に必要な設定項目について説明します。

7.1. DIRECTORY

FTPプログラムが使用するディレクトリ情報を設定します。

7.1.1. FTP_WORK_DIR

FTPプログラムがFTPサーバーにデータを送信する際に使用する作業ディレクトリを指定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

${OPENFRAME_HOME}/temp

有効な値

備考

エントリがない場合や空の値である場合、デフォルト値はofsysサブジェクトのDIRECTORYセクションのTEMP_DIRキーの値が使用されます。

7.2. UNIT

FTPプログラムが使用するユニット情報を設定します。

7.2.1. DEFAULT

FTPプログラムがデータを送受信する際に使用するデフォルト・ユニット情報を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

3840

有効な値

備考

JCLのDD文のUNITパラメータの値を使用できます。この値としては、デバイス・タイプとエソテリック・デバイス・グループ名を指定できます。

デバイス・タイプは数字、エソテリック・デバイス・グループ名は文字列を指定しますが、内部で両方を一緒に処理するために数字も文字列として処理します。

GET/PUTコマンドで「//DD:ddname」形式を使用する場合は、使用されません。

7.3. ERROR

サーバーから返されたエラー・メッセージがある場合、FTPプログラムが出力するメッセージを設定します。

7.3.1. {error-id}

サーバーから返されたエラー・メッセージをキーとして、返すエラー・メッセージを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

有効な値

備考

エラー・メッセージを記述します。

7.4. COMMAND_OPERATION

コマンドの処理に関する設定を行います

7.4.1. PUT_COND

FTPプログラムのPUTコマンドを実行した際にデータセットがない場合に正常処理するかどうかを設定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

NO

有効な値

YES, NO

備考

  • YES : データセットがなくても正常処理します。

  • NO : データセットがない場合は、エラー処理します。

7.5. OPTION

FTPの基本動作に必要な情報を設定します。

7.5.1. SECURE_FTP

FTPプログラムをlftpのsftpモードで使用するかどうかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

NO

有効な値

YES, NO

備考

  • SECURE_FTP_LISTとNON_SECURE_FTP_LISTに設定されていないIPに適用されます。

7.5.2. SECURE_FTP_LIST

FTPプログラムをlftpのsftpモードで使用するターゲット・サーバーのIPまたはホスト名を設定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

0.0.0.0

有効な値

備考

  • 区切り文字はセミコロン(;)です。

  • IPは128個まで指定できます。

  • SECURE_FTP_LISTとNON_SECURE_FTP_LISTに同じIPを指定する場合は、sftpモードで動作します。

7.5.3. NON_SECURE_FTP_LIST

FTPプログラムをlftpのsftpモードで使用しないターゲット・サーバーのIPまたはホスト名を設定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

0.0.0.0

有効な値

備考

  • 区切り文字はセミコロン(;)です。

  • IPは128個まで指定できます。

  • SECURE_FTP_LIST와 NON_SECURE_FTP_LISTに同じIPを指定する場合は、sftpモードで動作します。

7.5.4. USE_EXIT

JCLにEXIT文が記述されており、FTPを使用する場合、ERRORセクションに登録したエラーが発生したときにリターンコードを0ではなく16で終了するかどうかを設定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

NO

有効な値

YES, NO

備考

EXIT文は、PARMのパラメータで記述します。

7.5.5. FTP_HANDLE_DATASET

FTPが受信するデータの改行文字処理とデータがデータセット・レコードの長さと異なる場合の処理方法を設定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

NO

有効な値

YES, NO

備考

  1. YESを指定し、受信するデータが実際のデータセット・レコードの長さと異なる場合は、レコード形式とデータ形式に応じて以下のように処理されます。

    • ASCII

      • FBの場合 : データがレコード長より長い場合は超えている部分を切り捨て、短い場合は足りない部分を0x20で埋めます。

      • VBの場合 : データがレコード長より長い場合は超えている部分を切り捨て、短い場合は何も付加しません。

    • BINARY

      • FBの場合 : データがレコード長より長い場合は超えている部分を次のレコードとして記録し、短い場合は足りない部分を0x00で埋めます。

      • VBの場合 : データがレコード長より長い場合は超えている部分を切り捨て、短い場合は何も付加しません。

  2. YESを指定し、ASCIIの場合は、受信するデータに改行文字(CR+LF or LF)が含まれていると、その改行文字を削除してからデータセットに書き込みます。

8. ikjeft01

データベースのシステム名とデータベースの接続に必要な設定項目について説明します。

8.1. SYSTEM:{system}

接続するデータベース・システムの情報を設定します。

8.1.1. DBTYPE

データベースの種類を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

TIBERO

有効な値

TIBERO, ORACLE, DB2

備考

8.1.2. DBAUTH

データベースの認証方法を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

PUBLIC

有効な値

PUBLIC, INDIVIDUAL

備考

  • PUBLIC : ログインに必要なユーザー情報をUSERNAMEキー、PASSWORDキーから取得します。

  • INDIVIDUAL : ログインに必要なユーザー情報をSACEEトークンから取得します。

8.1.3. DATABASE

TSO(TSS)セッションの接続中に使用されるデータベース名を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

tb_rb71

有効な値

備考

8.1.4. INSTANCE

TSO(TSS)セッションの接続中に使用されるデータベース・インスタンスの名前を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

tb_rb71

有効な値

備考

8.1.5. USERNAME

認証方法をPUBLICに指定した場合に、データベースに接続するためのユーザー名を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

tibero

有効な値

備考

8.1.6. PASSWORD

認証方法をPUBLICに指定した場合に、データベースに接続するためのパスワードを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

tmax

有効な値

備考

PASSWORDキーまたはENPASSWDキーのいずれかを設定します。

8.1.7. ENPASSWD

認証方法をPUBLICに指定した場合に、enpasswdツールを使用して作成した暗号化されたパスワードを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

AA68690384C8042F154AEDF2A7B9F2A52B27EB63AF0777D67076195863248D2A

有効な値

備考

PASSWORDキーまたはENPASSWDキーのいずれかを設定します。

8.2. SHARED_OBJECT

IKJEFT01/KEQEFT01ユーティリティが共有オブジェクト・ファイルを直接閲覧するための設定を行います。

8.2.1. DLOPEN_GLOBAL

共有オブジェクトをdlopenする際に、RTLD_GLOBALオプションを指定するかとうかを設定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

NO

有効な値

YES, NO

備考

8.3. REPORT_DBCONN

データベース接続に関する別途のログを作成したい場合に、共有オブジェクトで作成したログ記録関数を登録します。

8.3.1. MODULE

OpenFrameのログを記録する共有オブジェクト・モジュールを指定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

${OPENFRAME_HOME}/lib/IKCONN.so

有効な値

備考

共有オブジェクト・モジュールの拡張子(IKCONN.so)は、システム・デバイスによってIKCONN.so、またはIKCONN.slになります。インストールされたOpenFrameのライブラリ・ディレクトリでIKCONNモジュールの拡張子を確認してファイル名とフルパスを指定します。

一般的に、HPデバイスのうちItanium(IA)系はIKCONN.slファイルを使用し、その他の場合はIKCONN.soファイルを使用します。

以下は、ログ記録関数のプロトタイプを示します。IKJEFT01/KEQEFT01ユーティリティが実行されるたびにREPORT_DBCONN関数が呼び出され、ログに必要な情報を受けられます。

int REPORT_DBCONN(char *job_id, char *job_name, char *step_name, char *pgm_name);

8.4. TACF

IKJEFT01ユーティリティで実行するプログラムのTACF設定を行います。

8.4.1. CHECK_PGMAUTH

IKJEFT01ユーティリティでプログラムを実行する際にプログラムの権限チェックをするかどうかを設定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

NO

有効な値

YES, NO

備考

9. isrsupc

ISRSUPCユーティリティの実行に必要な設定項目について説明します。

9.1. LINECMP

ISRSUPCユーティリティを使用して行単位で文字列を比較する際の設定を行います。

9.1.1. USE_FAST_COMPARE

行を比較する際に1行のみを比較するか、n:nで比較するかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

NO

有効な値

YES, NO

備考

  • YES : 行を比較する際に1行のみを比較します。

  • NO : 行を比較する際にn:nで比較します。

n:nで行を比較する場合、比較データが多くなるほど、多くのデータがメモリに保持されることになるため、パフォーマンスが低下することがあります。

10. idcams

IDCAMSまたはKQCAMSユーティリティの動作を調整するために使用する設定項目について説明します。

10.1. DEFAULT_USER

OpenFrameのセキュリティ製品であるTACFとIDCAMS/KQCAMSユーティリティを連携した場合、コマンドラインでIDCAMS/KQCAMSを実行すると、ユーザー名、デフォルト・グループ名、パスワードを入力するように要求されます。これらの情報を毎回入力しないためには、以下のキーに基本的なユーザー情報を設定します。

10.1.1. USERNAME

ログインに使用されるTACFのユーザー名を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

ROOT

有効な値

備考

10.1.2. PASSWORD

ログインに使用されるTACFのパスワードを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

SYS1

有効な値

備考

PASSWORDキーまたはENPASSWDキーのいずれかを設定します。

10.1.3. ENPASSWD

ログインに使用されるTACFの暗号化されたパスワードを指定します。暗号化されたパスワードは、enpasswdツールを使用して作成します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

F2A136C2D7348F01F1681D0A080EDEE944DFCB714B5038F512A08B202ECBD810

有効な値

備考

PASSWORDキーまたはENPASSWDキーのいずれかを設定します。

10.1.4. GROUPNAME

ログインに使用されるTACFユーザーのグループ情報を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

SYS1

有効な値

備考

10.2. TACF

TACFの動作に関する設定を行います。

10.2.1. CHECK_DSAUTH

それぞれの機能コマンドでデータセットにアクセスする際に権限チェックをするか否かを設定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

NO

有効な値

YES, NO

備考

10.3. AMS

AMSの動作に関する設定を行います。

10.3.1. VOLSER_OVERRIDE_STORCLAS

ストレージ・クラスで指定したボリュームをVOLUMEパラメータで指定した値で上書きするかどうかを設定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

YES

有効な値

YES, NO

備考

  • YES : VOLUMEパラメータの値で上書きします。

  • NO : ACSルールが適用されるデータセットの場合は、SMSストレージ・クラスに指定されたボリューム名を使用します。ACSルールが適用されないデータセットの場合は、VOLUMEパラメータの値でボリューム名を上書きします。

10.3.2. USE_MULTI_VOLUME_SELECTION

VOLUMEパラメータで複数のボリュームを指定した場合に、ボリューム情報をすべて確認するかどうかを設定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

NO

有効な値

YES, NO

備考

  • YES : パラメータに入力された順にボリュームの存在を確認します。存在するボリューム名を使用し、ボリュームが存在しない場合はデフォルト・ボリューム名を使用します。

  • NO : パラメータに入力されたボリュームのうち最初のボリューム名を使用してボリュームの存在を確認します。

11. print

出力処理に関する設定項目について説明します。

11.1. PRINTER{n}

プリンター情報を設定します。セクション名は、PRINTER1からPRINTER9まで9つを設定できます。

11.1.1. CLASS

PRINTERnで処理できる出力の出力クラスを指定します。連続する英大文字、または数字で構成された文字列を指定できます。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

AB

有効な値

備考

11.1.2. COMMAND

外部プリンター・ソリューションにデータと情報を送信するためのコマンドを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

cat

有効な値

備考

11.1.3. DRIVER_PATH

外部プリンター・ソリューションのインターフェースのために作成された共有ライブラリのパスを指定します。プリンター・ソリューションごとに異なるので、正しく設定する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

${OPENFRAME_HOME}/lib/libdfltprt.so

有効な値

備考

11.2. INTRDR

内部読み取りプログラムの起動に必要な情報を設定します。

11.2.1. DRIVER_PATH

内部読み取りプログラムの起動のために作成された共有ライブラリのパスを指定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

${OPENFRAME_HOME}/lib/libirdrprt.so

有効な値

備考

11.3. WRITER

外部書き出しプログラムの起動に必要な情報を設定します。

11.3.1. SMTPP

SMTP書き出しプログラムを使用するために作成された共有ライブラリのパスを指定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

${OPENFRAME_HOME}/lib/libsmtpprt.so

有効な値

備考

11.4. PMSVR

ofrpmsvrサーバーのTPスケジューリングの時間間隔、再試行回数のしきい値を設定します。

11.4.1. INTERVAL

ofrpmsvrサーバーのTPスケジューリングの時間間隔を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

数値

デフォルト値

3000000(単位: ミリ秒(μs))

有効な値

0~10000000

備考

11.4.2. THRESHOLD

ofrpmsvrサーバーの動作中にエラーが発生した場合の再試行回数のしきい値を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

数値

デフォルト値

100

有効な値

0~10000

備考

指定した回数を超えて再試行すると、サーバーが自動で終了します。

11.5. SSPRT

SSPRT書き出しプログラムを使用する場合に必要な情報を設定します。

11.5.1. {class}

特定のクラスのサーバーIPとprintq名を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

127.0.0.1;lp1

有効な値

備考

クラスはA~Z、0~9を指定できます。この設定はSSPRT書き出しプログラムでのみ有効です。

12. rc

ジョブ・ステップで実行したバッチ・プログラムのリターンコード処理に関する設定項目について説明します。

ジョブ・ステップで実行したバッチ・プログラムとOpenFrame環境設定のリターンコードの値を比較して、設定した範囲内に含まれる場合にはエラー処理します。

JCLにはジョブ・ステップの終了後にリターンコードを確認して以降のステップを実行するかどうかを決める条件を指定するCONDオペランドがあります。rcの設定はCONDオペランドの設定より優先順位が高いので、rcの設定によりステップがエラー処理される場合は、COND条件によって以降のステップが実行される状況であってもステップを実行せずに終了します。

12.1. PGM_NAME

プログラム名ごとにリターンコードを設定します。

12.1.1. {program-name}

特定のプログラム名にリターンコードを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

12~4095

有効な値

備考

リターンコードは0~4096までの数字です。

  • 複数のリターンコードを指定する場合は、コンマ(,)で区切ります。

  • リターンコードの範囲を指定する場合は、ハイフン(-)を使用します。

以下の例では、IKJEFT01、MYPGM1プログラムは8~255のリターンコードをエラー処理し、MYPGM2プログラムは8と16~4096のリターンコードをエラー処理するように設定しています。

$ ofconfig list -n NODE1 -s rc -sec PGM_NAME

===================================================================================
  SUBJECT   |     SECTION      |         KEY         |            VALUE
===================================================================================
    rc      |    PGM_NAME      |       IKJEFT01      |            8-255
            |                  |        MYPGM1       |            8-255
            |                  |        MYPGM2       |          8,16-4096
===================================================================================

12.2. PGM_TYPE

プログラムのタイプごとにリターンコードを設定します。

12.2.1. COBOL

COBOLコンパイラーで作成したプログラムのリターンコードを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

12~4095

有効な値

備考

リターンコードは0~4096までの数字です。

  • 複数のリターンコードを指定する場合は、コンマ(,)で区切ります。

  • リターンコードの範囲を指定する場合は、ハイフン(-)を使用します。

12.2.2. PLI

PLIコンパイラーで作成したプログラムのリターンコードを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

12~4095

有効な値

備考

リターンコードは0~4096までの数字です。

  • 複数のリターンコードを指定する場合は、コンマ(,)で区切ります。

  • リターンコードの範囲を指定する場合は、ハイフン(-)を使用します。

12.2.3. OTHER

プログラムの種類が不明な場合やその他のプログラムのリターンコードを指定します。Cやアセンブリ言語で作成されたプログラムがここに該当します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

12~4095

有効な値

備考

リターンコードは0~4096までの数字です。

  • 複数のリターンコードを指定する場合は、コンマ(,)で区切ります。

  • リターンコードの範囲を指定する場合は、ハイフン(-)を使用します。

12.2.4. ALL

タイプに関係なく、すべてのプログラムのリターンコードを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

12~4095

有効な値

備考

リターンコードは0~4096までの数字です。

  • 複数のリターンコードを指定する場合は、コンマ(,)で区切ります。

  • リターンコードの範囲を指定する場合は、ハイフン(-)を使用します。

ALLキーは、他のキーで該当するリターンコードがなかった場合に使用されます。ALLキーによるリターンコードの比較はオプションであり、必ず指定する必要はありません。

以下のようにrcサブジェクトを設定した場合、COBOLプログラムがリターンコード8で終了したとすると、ALLキーのリターンコード設定によりエラー処理されます。ALLキーの設定がない場合は、このプログラムはDoneで処理されます。

$ ofconfig list -n NODE1 -s rc -sec PGM_TYPE

===================================================================================
  SUBJECT   |     SECTION      |         KEY         |            VALUE
===================================================================================
    rc      |    PGM_TYPE      |        COBOL        |           16-4096
            |                  |         ALL         |            8-255
===================================================================================

13. textrun

textrunツールの実行に必要な設定項目について説明します。

13.1. DEFAULT_USER

textrunツールの実行時に使用するTACFのデフォルト・ユーザー情報を設定します。textrunの-iオプションやtacfloginでユーザー情報を入力していない場合は、このセクションに設定されたTACFユーザーで認証を行います。

13.1.1. USERNAME

TACF認証を行うユーザーを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

ROOT

有効な値

備考

13.1.2. PASSWORD

TACF認証を行うユーザーのパスワードを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

SYS1

有効な値

備考

PASSWORDキーまたはENPASSWDキーのいずれかを設定します。

13.1.3. GROUPNAME

TACF認証を行うユーザーのグループ情報を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

SYS1

有効な値

備考

13.1.4. ENPASSWD

TACF認証を行うユーザーの暗号化されたパスワードを指定します。暗号化されたパスワードは、enpasswdツールを使用して作成します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

F2A136C2D7348F01F1681D0A080EDEE944DFCB714B5038F512A08B202ECBD810

有効な値

備考

PASSWORDキーまたはENPASSWDキーのいずれかを設定します。

13.2. EXIT_CODE

リターンコードを設定します。

13.2.1. USE_RC_CODE

ジョブの状態によってリターンコードを指定するかどうかを設定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

NO

有効な値

YES, NO

備考

  • YESに指定した場合、STOPキー、FLUSHキーに設定された値でリターンコードを返します。

  • NOに設定した場合、正常に終了した場合は「0」を、そうでない場合は「255」を返します。

13.2.2. ERROR

ジョブがERROR状態の場合に返されるリターンコードを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

数値

デフォルト値

252

有効な値

1~255

備考

USER_RC_CODEキーの値が「YES」に設定された場合にのみ有効です。

13.2.3. STOP

ジョブがSTOP状態の場合に返されるリターンコードを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

数値

デフォルト値

253

有効な値

1~255

備考

USER_RC_CODEキーの値が「YES」に設定された場合にのみ有効です。

13.2.4. FLUSH

ジョブがFLUSH状態の場合に返されるリターンコードを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

数値

デフォルト値

254

有効な値

1~255

備考

USER_RC_CODEキーの値が「YES」に設定された場合にのみ有効です。

13.3. MONITORING

ジョブ・モニタリングの設定を行います。

13.3.1. RETRY_COUNT

ジョブのモニタリング中にモニタリング・サービスの接続に問題が発生した場合に再試行する回数を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

数値

デフォルト値

3

有効な値

備考

13.3.2. RETRY_INTERVAL

モニタリング・サービスの再接続を試行する時間間隔を秒単位で指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

数値

デフォルト値

3

有効な値

備考

13.4. AUTOEDIT

Control-M AutoEdit機能を使用するかどうかを設定します。

13.4.1. USE

外部スケジューラーのControl-MのAutoEdit機能を使用するか否かを設定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

NO

有効な値

YES, NO

備考

13.5. TWS

TWS関連の設定を行います。

13.5.1. USE

外部スケジューラーであるTivoliのTWSを使用するかどうかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

NO

有効な値

YES, NO

備考

13.6. OPTION

textrunツールの実行時に使用するオプションを設定します。

13.6.1. RUN_NODE

ジョブをサブミットする際に-nオプションを指定していない場合にデフォルトで適用するノードを指定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

*

有効な値

備考

アスタリスク(*)は、ジョブを実行するノードを特定しない場合に指定します。

13.6.2. LOG

textrunツールの実行時にログを記録するかどうかを設定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

YES

有効な値

YES, NO

備考

14. tjclrun

tjclrunの実行に必要な設定項目について説明します。

14.1. JOB

TJESでジョブを処理するために要求される最小限のJCL JOB文のパラメータが省略された場合に使用するデフォルト値を設定します。

以下は、JOBセクションの設定例です。

$ ofconfig list -n NODE1 -s tjclrun -sec JOB

===================================================================================
  SUBJECT   |     SECTION      |         KEY         |            VALUE
===================================================================================
  tjclrun   |      JOB         |        CLASS        |              A
            |                  |       MSGCLASS      |              A
            |                  |       MSGLEVEL[1]   |              1
            |                  |       MSGLEVEL[2]   |              1
            |                  |         TIME        |           NOLIMIT
===================================================================================

14.1.1. CLASS

JOB文のCLASSパラメータが省略された場合に使用するデフォルトのジョブ・クラスを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

A

有効な値

備考

英字A-Z、数字0-9の1文字を指定します。

14.1.2. MSGCLASS

JOB文のMSGCLASSパラメータが省略された場合に使用するデフォルトのメッセージ・クラスを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

X

有効な値

備考

英字A-Z、数字0-9の1文字を指定します。

14.1.3. MSGLEVEL[1]

JOB文のMSGLEVELパラメータの最初のサブパラメータが省略された場合に使用するデフォルトのメッセージ・レベルを指定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

数値

デフォルト値

0

有効な値

0~2

備考

OpenFrameでは有効な値であるかだけチェックし、現在は使用していません。

14.1.4. MSGLEVEL[2]

JOB文のMSGLEVELパラメータの2番目のサブパラメータが省略された場合に使用するデフォルトのメッセージ・レベルを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

数値

デフォルト値

0

有効な値

0~1

備考

  • 0 : データセットの割り当て結果やジョブ処理に関するログ・メッセージをジョブ・スプールのSYSMSGに出力しません。

  • 1 : データセットの割り当て結果やジョブ処理に関するログ・メッセージをジョブ・スプールのSYSMSGに出力します。

14.1.5. TIME

JCL JOB文のTIMEパラメータが省略された場合に使用するデフォルトのジョブ時間を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

NOLIMIT

有効な値

備考

  • [minutes][,seconds] : 分単位の時間は0~357912、秒単位の時間は0~59の値を指定します。

  • NOLIMIT : 時間の制限を設定しません。

  • 1440 : NOLIMTと同様に時間の制限を設定しません。

  • MAXIMUM : 最大値を使用します。(357912)

CPU使用時間を測定する時間間隔が5秒なので、実際の制限時間と最大5秒までの差が発生する可能性があることに注意してください。

14.2. PERFORM

CPUの優先順位の変更有無と優先順位を設定します。

14.2.1. USE_PERFORM

JCLのPERFORMパラメータを使用してCPUの優先順位を変更するかどうかを設定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

NO

有効な値

YES, NO

備考

値を指定しない場合、JCLのPERFORMパラメータは無視されます。

14.2.2. 1-10

JCLのPERFORMパラメータの設定値1~10に対するCPUの優先順位を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

数値

デフォルト値

1

有効な値

備考

USE_PERFORMキーの値を「YES」に指定した場合には必ず指定します。

JCLのPERFORMパラメータの設定値の範囲は1~999で、UNIXでのCPUの優先順位(ナイス値)の範囲は0-39です。それに合わせてマッピング・テーブルを指定します。

14.2.3. 11-20

JCLのPERFORMパラメータの設定値11-20に対するCPUの優先順位を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

数値

デフォルト値

2

有効な値

備考

USE_PERFORMキーの値を「YES」に指定した場合には必ず指定します。

JCLのPERFORMパラメータの設定値の範囲は1~999で、UNIXでのCPUの優先順位(ナイス値)の範囲は0-39です。それに合わせてマッピング・テーブルを指定します。

14.2.4. 21-30

JCLのPERFORMパラメータの設定値21-30に対するCPUの優先順位を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

数値

デフォルト値

3

有効な値

備考

USE_PERFORMキーの値を「YES」に指定した場合には必ず指定します。

JCLのPERFORMパラメータの設定値の範囲は1~999で、UNIXでのCPUの優先順位(ナイス値)の範囲は0-39です。それに合わせてマッピング・テーブルを指定します。

14.2.5. 31-40

JCLのPERFORMパラメータの設定値31-40に対するCPUの優先順位を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

数値

デフォルト値

4

有効な値

備考

USE_PERFORMキーの値を「YES」に指定した場合には必ず指定します。

JCLのPERFORMパラメータの設定値の範囲は1~999で、UNIXでのCPUの優先順位(ナイス値)の範囲は0-39です。それに合わせてマッピング・テーブルを指定します。

14.2.6. 41-50

JCLのPERFORMパラメータの設定値41-50に対するCPUの優先順位を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

数値

デフォルト値

5

有効な値

備考

USE_PERFORMキーの値を「YES」に指定した場合には必ず指定します。

JCLのPERFORMパラメータの設定値の範囲は1~999で、UNIXでのCPUの優先順位(ナイス値)の範囲は0-39です。それに合わせてマッピング・テーブルを指定します。

14.2.7. 51-60

JCLのPERFORMパラメータの設定値51-60に対するCPUの優先順位を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

数値

デフォルト値

6

有効な値

備考

USE_PERFORMキーの値を「YES」に指定した場合には必ず指定します。

JCLのPERFORMパラメータの設定値の範囲は1~999で、UNIXでのCPUの優先順位(ナイス値)の範囲は0-39です。それに合わせてマッピング・テーブルを指定します。

14.2.8. 61-70

JCLのPERFORMパラメータの設定値61-70に対するCPUの優先順位を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

数値

デフォルト値

7

有効な値

備考

USE_PERFORMキーの値を「YES」に指定した場合には必ず指定します。

JCLのPERFORMパラメータの設定値の範囲は1~999で、UNIXでのCPUの優先順位(ナイス値)の範囲は0-39です。それに合わせてマッピング・テーブルを指定します。

14.2.9. 71-80

JCLのPERFORMパラメータの設定値71-80に対するCPUの優先順位を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

数値

デフォルト値

8

有効な値

備考

USE_PERFORMキーの値を「YES」に指定した場合には必ず指定します。

JCLのPERFORMパラメータの設定値の範囲は1~999で、UNIXでのCPUの優先順位(ナイス値)の範囲は0-39です。それに合わせてマッピング・テーブルを指定します。

14.2.10. 81-90

JCLのPERFORMパラメータの設定値81-90に対するCPUの優先順位を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

数値

デフォルト値

9

有効な値

備考

USE_PERFORMキーの値を「YES」に指定した場合には必ず指定します。

JCLのPERFORMパラメータの設定値の範囲は1~999で、UNIXでのCPUの優先順位(ナイス値)の範囲は0-39です。それに合わせてマッピング・テーブルを指定します。

14.2.11. 91-100

JCLのPERFORMパラメータの設定値91-100に対するCPUの優先順位を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

数値

デフォルト値

10

有効な値

備考

USE_PERFORMキーの値を「YES」に指定した場合には必ず指定します。

JCLのPERFORMパラメータの設定値の範囲は1~999で、UNIXでのCPUの優先順位(ナイス値)の範囲は0-39です。それに合わせてマッピング・テーブルを指定します。

14.2.12. 101-110

JCLのPERFORMパラメータの設定値101-110に対するCPUの優先順位を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

数値

デフォルト値

11

有効な値

備考

USE_PERFORMキーの値を「YES」に指定した場合には必ず指定します。

JCLのPERFORMパラメータの設定値の範囲は1~999で、UNIXでのCPUの優先順位(ナイス値)の範囲は0-39です。それに合わせてマッピング・テーブルを指定します。

14.2.13. 111-120

JCLのPERFORMパラメータの設定値111-120に対するCPUの優先順位を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

数値

デフォルト値

12

有効な値

備考

USE_PERFORMキーの値を「YES」に指定した場合には必ず指定します。

JCLのPERFORMパラメータの設定値の範囲は1~999で、UNIXでのCPUの優先順位(ナイス値)の範囲は0-39です。それに合わせてマッピング・テーブルを指定します。

14.2.14. 121-130

JCLのPERFORMパラメータの設定値121-130に対するCPUの優先順位を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

数値

デフォルト値

13

有効な値

備考

USE_PERFORMキーの値を「YES」に指定した場合には必ず指定します。

JCLのPERFORMパラメータの設定値の範囲は1~999で、UNIXでのCPUの優先順位(ナイス値)の範囲は0-39です。それに合わせてマッピング・テーブルを指定します。

14.2.15. 131-140

JCLのPERFORMパラメータの設定値131~140に対するCPUの優先順位を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

数値

デフォルト値

14

有効な値

備考

USE_PERFORMキーの値を「YES」に指定した場合には必ず指定します。

JCLのPERFORMパラメータの設定値の範囲は1~999で、UNIXでのCPUの優先順位(ナイス値)の範囲は0-39です。それに合わせてマッピング・テーブルを指定します。

14.2.16. 141-150

JCLのPERFORMパラメータの設定値1~10に対するCPUの優先順位を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

数値

デフォルト値

15

有効な値

備考

USE_PERFORMキーの値を「YES」に指定した場合には必ず指定します。

JCLのPERFORMパラメータの設定値の範囲は1~999で、UNIXでのCPUの優先順位(ナイス値)の範囲は0-39です。それに合わせてマッピング・テーブルを指定します。

14.2.17. 151-160

JCLのPERFORMパラメータの設定値151-160に対するCPUの優先順位を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

数値

デフォルト値

16

有効な値

備考

USE_PERFORMキーの値を「YES」に指定した場合には必ず指定します。

JCLのPERFORMパラメータの設定値の範囲は1~999で、UNIXでのCPUの優先順位(ナイス値)の範囲は0-39です。それに合わせてマッピング・テーブルを指定します。

14.2.18. 161-170

JCLのPERFORMパラメータの設定値161-170に対するCPUの優先順位を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

数値

デフォルト値

17

有効な値

備考

USE_PERFORMキーの値を「YES」に指定した場合には必ず指定します。

JCLのPERFORMパラメータの設定値の範囲は1~999で、UNIXでのCPUの優先順位(ナイス値)の範囲は0-39です。それに合わせてマッピング・テーブルを指定します。

14.2.19. 171-180

JCLのPERFORMパラメータの設定値171-180に対するCPUの優先順位を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

数値

デフォルト値

18

有効な値

備考

USE_PERFORMキーの値を「YES」に指定した場合には必ず指定します。

JCLのPERFORMパラメータの設定値の範囲は1~999で、UNIXでのCPUの優先順位(ナイス値)の範囲は0-39です。それに合わせてマッピング・テーブルを指定します。

14.2.20. 181-190

JCLのPERFORMパラメータの設定値181-190に対するCPUの優先順位を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

数値

デフォルト値

19

有効な値

備考

USE_PERFORMキーの値を「YES」に指定した場合には必ず指定します。

JCLのPERFORMパラメータの設定値の範囲は1~999で、UNIXでのCPUの優先順位(ナイス値)の範囲は0-39です。それに合わせてマッピング・テーブルを指定します。

14.2.21. 191-200

JCLのPERFORMパラメータの設定値191-200に対するCPUの優先順位を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

数値

デフォルト値

20

有効な値

備考

USE_PERFORMキーの値を「YES」に指定した場合には必ず指定します。

JCLのPERFORMパラメータの設定値の範囲は1~999で、UNIXでのCPUの優先順位(ナイス値)の範囲は0-39です。それに合わせてマッピング・テーブルを指定します。

14.2.22. 201-210

JCLのPERFORMパラメータの設定値201-210に対するCPUの優先順位を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

数値

デフォルト値

21

有効な値

備考

USE_PERFORMキーの値を「YES」に指定した場合には必ず指定します。

JCLのPERFORMパラメータの設定値の範囲は1~999で、UNIXでのCPUの優先順位(ナイス値)の範囲は0-39です。それに合わせてマッピング・テーブルを指定します。

14.2.23. 211-220

JCLのPERFORMパラメータの設定値211-220に対するCPUの優先順位を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

数値

デフォルト値

22

有効な値

備考

USE_PERFORMキーの値を「YES」に指定した場合には必ず指定します。

JCLのPERFORMパラメータの設定値の範囲は1~999で、UNIXでのCPUの優先順位(ナイス値)の範囲は0-39です。それに合わせてマッピング・テーブルを指定します。

14.2.24. 221-230

JCLのPERFORMパラメータの設定値221-230に対するCPUの優先順位を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

数値

デフォルト値

23

有効な値

備考

USE_PERFORMキーの値を「YES」に指定した場合には必ず指定します。

JCLのPERFORMパラメータの設定値の範囲は1~999で、UNIXでのCPUの優先順位(ナイス値)の範囲は0-39です。それに合わせてマッピング・テーブルを指定します。

14.2.25. 231-240

JCLのPERFORMパラメータの設定値231-240に対するCPUの優先順位を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

数値

デフォルト値

24

有効な値

備考

USE_PERFORMキーの値を「YES」に指定した場合には必ず指定します。

JCLのPERFORMパラメータの設定値の範囲は1~999で、UNIXでのCPUの優先順位(ナイス値)の範囲は0-39です。それに合わせてマッピング・テーブルを指定します。

14.2.26. 241-250

JCLのPERFORMパラメータの設定値241-250に対するCPUの優先順位を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

数値

デフォルト値

25

有効な値

備考

USE_PERFORMキーの値を「YES」に指定した場合には必ず指定します。

JCLのPERFORMパラメータの設定値の範囲は1~999で、UNIXでのCPUの優先順位(ナイス値)の範囲は0-39です。それに合わせてマッピング・テーブルを指定します。

14.2.27. 251-260

JCLのPERFORMパラメータの設定値251-260に対するCPUの優先順位を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

数値

デフォルト値

26

有効な値

備考

USE_PERFORMキーの値を「YES」に指定した場合には必ず指定します。

JCLのPERFORMパラメータの設定値の範囲は1~999で、UNIXでのCPUの優先順位(ナイス値)の範囲は0-39です。それに合わせてマッピング・テーブルを指定します。

14.2.28. 261-270

JCLのPERFORMパラメータの設定値261-270に対するCPUの優先順位を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

数値

デフォルト値

27

有効な値

備考

USE_PERFORMキーの値を「YES」に指定した場合には必ず指定します。

JCLのPERFORMパラメータの設定値の範囲は1~999で、UNIXでのCPUの優先順位(ナイス値)の範囲は0-39です。それに合わせてマッピング・テーブルを指定します。

14.2.29. 271-280

JCLのPERFORMパラメータの設定値271-280に対するCPUの優先順位を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

数値

デフォルト値

28

有効な値

備考

USE_PERFORMキーの値を「YES」に指定した場合には必ず指定します。

JCLのPERFORMパラメータの設定値の範囲は1~999で、UNIXでのCPUの優先順位(ナイス値)の範囲は0-39です。それに合わせてマッピング・テーブルを指定します。

14.2.30. 281-290

JCLのPERFORMパラメータの設定値281-290に対するCPUの優先順位を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

数値

デフォルト値

29

有効な値

備考

USE_PERFORMキーの値を「YES」に指定した場合には必ず指定します。

JCLのPERFORMパラメータの設定値の範囲は1~999で、UNIXでのCPUの優先順位(ナイス値)の範囲は0-39です。それに合わせてマッピング・テーブルを指定します。

14.2.31. 291-300

JCLのPERFORMパラメータの設定値291-300に対するCPUの優先順位を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

数値

デフォルト値

30

有効な値

備考

USE_PERFORMキーの値を「YES」に指定した場合には必ず指定します。

JCLのPERFORMパラメータの設定値の範囲は1~999で、UNIXでのCPUの優先順位(ナイス値)の範囲は0-39です。それに合わせてマッピング・テーブルを指定します。

14.2.32. 301-310

JCLのPERFORMパラメータの設定値301-310に対するCPUの優先順位を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

数値

デフォルト値

31

有効な値

備考

USE_PERFORMキーの値を「YES」に指定した場合には必ず指定します。

JCLのPERFORMパラメータの設定値の範囲は1~999で、UNIXでのCPUの優先順位(ナイス値)の範囲は0-39です。それに合わせてマッピング・テーブルを指定します。

14.2.33. 311-320

JCLのPERFORMパラメータの設定値311-320に対するCPUの優先順位を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

数値

デフォルト値

32

有効な値

備考

USE_PERFORMキーの値を「YES」に指定した場合には必ず指定します。

JCLのPERFORMパラメータの設定値の範囲は1~999で、UNIXでのCPUの優先順位(ナイス値)の範囲は0-39です。それに合わせてマッピング・テーブルを指定します。

14.2.34. 321-330

JCLのPERFORMパラメータの設定値321-330に対するCPUの優先順位を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

数値

デフォルト値

33

有効な値

備考

USE_PERFORMキーの値を「YES」に指定した場合には必ず指定します。

JCLのPERFORMパラメータの設定値の範囲は1~999で、UNIXでのCPUの優先順位(ナイス値)の範囲は0-39です。それに合わせてマッピング・テーブルを指定します。

14.2.35. 331-340

JCLのPERFORMパラメータの設定値331-340に対するCPUの優先順位を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

数値

デフォルト値

34

有効な値

備考

USE_PERFORMキーの値を「YES」に指定した場合には必ず指定します。

JCLのPERFORMパラメータの設定値の範囲は1~999で、UNIXでのCPUの優先順位(ナイス値)の範囲は0-39です。それに合わせてマッピング・テーブルを指定します。

14.2.36. 341-350

JCLのPERFORMパラメータの設定値341-350に対するCPUの優先順位を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

数値

デフォルト値

35

有効な値

備考

USE_PERFORMキーの値を「YES」に指定した場合には必ず指定します。

JCLのPERFORMパラメータの設定値の範囲は1~999で、UNIXでのCPUの優先順位(ナイス値)の範囲は0-39です。それに合わせてマッピング・テーブルを指定します。

14.2.37. 351-360

JCLのPERFORMパラメータの設定値351-360に対するCPUの優先順位を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

数値

デフォルト値

36

有効な値

備考

USE_PERFORMキーの値を「YES」に指定した場合には必ず指定します。

JCLのPERFORMパラメータの設定値の範囲は1~999で、UNIXでのCPUの優先順位(ナイス値)の範囲は0-39です。それに合わせてマッピング・テーブルを指定します。

14.2.38. 361-370

JCLのPERFORMパラメータの設定値361-370に対するCPUの優先順位を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

数値

デフォルト値

37

有効な値

備考

USE_PERFORMキーの値を「YES」に指定した場合には必ず指定します。

JCLのPERFORMパラメータの設定値の範囲は1~999で、UNIXでのCPUの優先順位(ナイス値)の範囲は0-39です。それに合わせてマッピング・テーブルを指定します。

14.2.39. 371-380

JCLのPERFORMパラメータの設定値371-380に対するCPUの優先順位を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

数値

デフォルト値

38

有効な値

備考

USE_PERFORMキーの値を「YES」に指定した場合には必ず指定します。

JCLのPERFORMパラメータの設定値の範囲は1~999で、UNIXでのCPUの優先順位(ナイス値)の範囲は0-39です。それに合わせてマッピング・テーブルを指定します。

14.2.40. 381-999

JCLのPERFORMパラメータの設定値381-999に対するCPUの優先順位を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

数値

デフォルト値

39

有効な値

備考

USE_PERFORMキーの値を「YES」に指定した場合には必ず指定します。

JCLのPERFORMパラメータの設定値の範囲は1~999で、UNIXでのCPUの優先順位(ナイス値)の範囲は0-39です。それに合わせてマッピング・テーブルを指定します。

14.3. DD

JCLのインストリーム・データセットのDCB情報、スプール・データセットに書き込めるレコード数の制限を設定します。

14.3.1. INSDSET_LRECL

JCLのインストリーム・データセットのレコード長を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

数値

デフォルト値

80

有効な値

1~4096

備考

tjclrunはインストリーム・データセットのデータの長さが指定した長さより短い場合はスペースで埋めて、長い場合は超える部分を切り捨てます。

14.3.2. INSDSET_RECFM

JCLのインストリーム・データセットのレコードの形式を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

L

有効な値

L,LB,F,FB

備考

14.3.3. OUTLIM

JCLのスプール・データセットに書き込めるレコード数の制限を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

数値

デフォルト値

0

有効な値

0~16777215

備考

0に設定する場合、レコード数に制限はありません。

14.4. DDTAB

ジョブの実行時に使用されるJCL DD文の情報を設定します。

14.4.1. DDTAB_MAX

ジョブの実行時に使用される、処理可能なJCL(JCLプロシージャを含む)DD文の最大数を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

数値

デフォルト値

512

有効な値

512~65535

備考

たとえば、この値を1024に指定した場合は、INPJCLおよびそのジョブで呼び出されるJCLプロシージャを含めて1つのジョブで1024のDD文を使用することができます。それ以上のDD文が存在する場合はエラーとして処理され、ジョブは異常終了し、SYSMSGに「No free DD entry in ddtab」というエラー・メッセージが出力されます。そのような場合は、DDTAB_MAX値を増やすことを考慮する必要があります。

14.5. SYSLIB

tjclrunが実行するプログラムのサブバッチ実行プログラムや共有ライブラリなどを検索時に使用されるデフォルト・ディレクトリを設定します。

14.5.1. BIN_PATH

環境変数のPATHに対応する値です。tjclrunが実行するバッチ・プログラムを検索するデフォルト・ディレクトリ・パスのリストを指定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

${OPENFRAME_HOME}/bin:${OPENFRAME_HOME}/util:${COBDIR}/bin:/ usr/local/bin:/bin:/usr/bin

有効な値

備考

JCLにJOBLIBまたはSTEPLIB DDが設定されている場合は、最初にJOBLIBまたはSTEPLIBから実行ファイルを検索し、その場所にない場合は、BIN_PATHに設定されたディレクトリから検索します。

14.5.2. LIB_PATH

環境変数のLIBPATH (IBM AIX)、SHLIB_PATH (HPUX)、LD_LIBRARY_PATH (SunOSやLinux)に対応する値です。tjclrunが実行するバッチ・プログラムで使用される共有ライブラリを検索するデフォルト・ディレクトリ・パスのリストを指定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

${OPENFRAME_HOME}/lib:${TB_HOME}/client/lib:${PROSORT_HOME}/lib:

${TMAXDIR}/lib:${TCACHE_HOME}/lib:${OFCOB_HOME}/lib:${COBDIR}/lib:/usr/lib:/lib:/usr/local/lib

有効な値

備考

JCLにJOBLIBまたはSTEPLIB DDが設定されている場合は、最初にJOBLIBまたはSTEPLIBから共有ライブラリを検索し、その場所にない場合は、LIB_PATHに設定されたディレクトリから検索します。

14.5.3. COB_PATH

MFCOBOLで使用する環境変数のCOBPATHに対応する値です。tjclrunが実行するCOBOLプログラムで使用するMFCOBOLプログラム用の共有ライブラリやサブプログラムを検索するデフォルト・ディレクトリ・パスのリストを指定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

${COBPATH}

有効な値

備考

JCLにJOBLIBまたはSTEPLIB DDが設定されている場合は、最初にJOBLIBまたはSTEPLIBからMFCOBOLプログラム用の共有ライブラリやサブプログラムを検索し、その場所にない場合は、COB_PATHに設定されたディレクトリから検索します。

設定値のパス・リストは、絶対パスを指定します。複数のパスを指定する場合は、それぞれのパスをコロン(:)で区切ります。パス・リストの値が長くても1行に入力する必要があります。パス・リストの最大長は4096バイトです。

メインフレームではオブジェクトに対してバッチ・プログラムや共有ライブラリといった区分がありませんが、OpenFrame(UNIX)ではそれぞれが区分されているため、JCLに設定されたJOBLIBやSTEPLIB DDはBIN_PATH、LIB_PATH、COB_PATHにすべて影響を及ぼします。

tjclrunセクションにBIN_PATH、LIB_PATH、COB_PATHを別々に設定するようにした理由は、各OpenFrame(UNIX)でバッチ・プログラムや共有ライブラリなどのオブジェクト・タイプごとに検索するディレクトリを別々に設定することで、オブジェクトをより効率的に探せるようにするためです。

特定のUNIX環境で(現在まで確認されたのはIBM AIXシステム)tjclrunプログラムにsetuid root権限を付与してインストールして運用する場合、セキュリティ上の理由でtjclrunプログラムを実行時に運用システムが環境変数のLIBPATH(IBM AIXの場合)をクリアする問題があります。そのような場合は、お客様のOpenFrame環境でtjclrunプログラムを直接再リンクする必要があります。また、BIN_PATH、LIB_PATH、COB_PATHの環境設定も省略せずに明示的に指定する必要があります。詳細については、OpenFrame Batch『TJESガイド』の「セキュリティ」のsetuid root tjclrunの説明を参照してください。

14.6. PRELOAD

tjclrunが特定のプログラムを実行する前にLD_LIBRARY_PATH環境変数に追加するライブラリ・パスを設定します。

14.6.1. {program-name}

特定のプログラムを実行する前にLD_LIBRARY_PATH環境変数に追加するライブラリ・パスを指定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

${OPENFRAME_HOME}/lib/libofdlopen.so

有効な値

備考

以下は、PRELOADセクションにIKJEFT01ユーティリティを設定した例です。

$ ofconfig list -n NODE1 -s tjclrun -sec PRELOAD -key IKJEFT01

==================================================================================
  SUBJECT  |    SECTION    |       KEY      |               VALUE
==================================================================================
  tjclrun  |    PRELOAD    |    IKJEFT01    | ${OPENFRAME_HOME}/lib/libofdlopen.so
==================================================================================

14.7. PGM

共有ライブラリにコンパイルされたバッチ・アプリケーションを使用するためにtjclrunが利用する間接制御ユーティリティのPGMRTS00の設定を行います。

14.7.1. USE_PGMRTS00

tjclrunがPGMRTS00ユーティリティを利用して共有ライブラリにコンパイルされたバッチ・アプリケーションを呼び出せるようにするかどうかを設定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

NO

有効な値

YES, NO

備考

  • YES : tjclrunは指定されたプログラムが実行ファイルでない場合、PGMRTS00ユーティリティを呼び出します。PGMRTS00は、共有ライブラリにコンパイルされたバッチ・プログラムを動的にロードして実行します。

  • NO : tjclrunは実行ファイルにコンパイルされたプログラムのみ呼び出せます。

14.7.2. USE_PGMRTS00_DLOPEN_GLOBAL

tjclrunがPGMRTS00ユーティリティを使用して共有ライブラリにコンパイルされたバッチ・アプリケーションを呼び出すときに、外部変数を使用できるようにします。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

NO

有効な値

YES, NO

備考

  • YES : バッチ・アプリケーションが外部変数を使用するようにします。

  • NO : バッチ・アプリケーションが外部変数を使用しないようにします。

14.8. ACCOUNT

ジョブの実行に必要なユーザー・アカウント情報を設定します。

14.8.1. SETUID

tjclrunプロセス、およびtjclrunがジョブの実行のために呼び出すバッチ・プログラムのプロセスの所有者(owner userid)をJCL JOB文に記述されたUSERパラメータの値で指定するかどうかを設定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

NO

有効な値

YES, NO

備考

  • YES : tjclrunプログラムをsetuid root権限を付与してインストールする必要があり、ジョブの実行中に呼び出されるプログラムはJOB文のUSERパラメータに設定されたユーザーが実行したとプロセス・アカウンティングされます。ジョブの実行中に生成されるファイルやその他のリソースに対する権限チェック(TACFの権限チェックとは別にオペレーティング・システムで基本的に行われる権限チェック)もJOB文に記述されたユーザーに対して行われます。

  • NO : TJESシステムを起動した運用者、特にランナー・スロット・プロセスの所有者がtjclrunおよびジョブ・ステップで実行されるバッチ・プログラムのプロセス所有者として使用されます。その場合、JOB文のUSERパラメータを使用してジョブごとに異なるユーザーが実行するように処理する方法はサポートされません。すべてのオペレーティング・システム・レベルの権限チェックは運用者の権限で行われ、ジョブを実行するプロセスの所有者も同じ運用者のOS USERIDでアカウンティングされます。

14.8.2. USERID

ジョブを実行するユーザーを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

このキーは、SETUIDキーの値が「YES」の場合にのみ有効です。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

(NONE)

有効な値

備考

このキーを指定する場合、JOB文のUSERパラメータに設定されたユーザーの代わりに常にここで指定したユーザーが使用されます。

このキーを指定しない場合は、JOB文のUSERパラメータに設定されたユーザーが使用されます。

14.9. TACF

tjclrunのTACF対応機能のうち、データセットに対するTACFアクセス権限チェックと主要ユーティリティに対するTACF実行権限チェックを使用するかどうかを設定します。

14.9.1. CHECK_DSAUTH

tjclrunのTACF対応機能のうち、データセットに対するTACFアクセス権限チェックを使用するかどうかを設定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

NO

有効な値

YES, NO

備考

14.9.2. CHECK_UTAUTH

tjclrunのTACF対応機能のうち、主要ユーティリティに対するTACF実行権限チェックを使用するかどうかを設定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

NO

有効な値

YES, NO

備考

14.10. AMS

ランナーの実行中のAMS処理に関する情報を設定します。

14.10.1. CONNECTION

ランナーの実行中にAMSの接続を維持し続けるか、それとも必要になるたびに接続を確立して使用するかを設定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

KEEP

有効な値

KEEP,NOKEEP

備考

14.11. JCL

tjclrunがJCLファイル・スクリプトを処理するために必要な情報を設定します。

14.11.1. IGNORE_TRAIL

JCLファイルのトレイル(最後の部分)を「//SYSIN DD *」が省略された入力ストリーム・データセットとして見なすか、無視するかを設定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

YES

有効な値

YES, NO

備考

JCLファイルのトレイルがJCLステートメントでない場合、メインフレームでは「//SYSIN DD *」が省略された入力ストリーム・データセットとして処理されます。

OpenFrameではマイグレーションの際に空白行や不要な行が追加されることが頻繁にあります。そのような場合に、JCLファイルのトレイルを「//SYSIN DD *」が省略された入力ストリーム・データセットとして見なすか、無視するかを設定します。

  • YES : トレイルを無視して捨てます。

  • NO : トレイルを「SYSIN DD *」が省略された入力ストリーム・データセットとして処理します。

内容がない空白のトレイルは、この設定に関係なく常に無視されます。

14.11.2. SYMBOL_DELIM

デリミターがある場合にのみシンボルの置き換え処理を行うかどうかを設定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

NO

有効な値

YES, NO

備考

  • YES : シンボル・デリミターがある場合にのみシンボルを置き換えます。

  • NO : シンボル・デリミターの有無に関係なくシンボルを置き換えます。

14.11.3. PASSWORD_ENCRYPT

ジョブ・スプールにあるINPJCL内のPASSWORDパラメータの値を「*」で暗号化するかどうかを設定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

NO

有効な値

YES, NO

備考

このキーを使用する場合は次のような制約があります。

  • 1つのJCLファイルに2つ以上のジョブがある場合は機能を保証できません。

  • PASSWORDパラメータの値がない場合は処理しません。

  • PASSWORDパラメータがある行がコメントとして記述されている場合は処理できません。

14.11.4. CHANGE_INSDSET_NULL_TO_SPACE

JCLのインストリームデータにNULL文字が存在する場合、' 'に置換するかどうかを設定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

NO

有効な値

YES, NO

備考

インストリームデータのNULL文字を置換しない場合、エラーが発生します。

  • YES : インストリームデータのNULL文字を、' 'に置換します。

  • NO : インストリームデータのNULL文字を置換しません。

14.12. OPTION

tjclrunの追加機能を設定します。

14.12.1. USE_MAX_RC

tjclrunの終了時にジョブのリターンコード(RC)を処理されたステップの最も大きいRCにするか、最後に処理されたステップのRCにするかを設定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

NO

有効な値

YES, NO

備考

  • YES : 処理されたステップの最も大きいRCがそのジョブのRCになります。

  • NO : 最後に処理されたステップのRCがそのジョブのRCになります。

XSPではこの設定に関係なく、最後のステップのRCを返します。

14.12.2. PGM_NOT_FOUND

ジョブ・ステップに設定されているプログラムが見つからなかった場合にエラーまたはフラッシュ処理します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

FLUSH

有効な値

FLUSH, ERROR

備考

  • ERROR : プログラムが見つからなかった場合にジョブをエラー処理します。

  • FLUSH : プログラムが見つからなかった場合にジョブをフラッシュ処理します。

14.12.3. IGNORE_USER_ABEND

ユーザー・アベンドを無視するかどうかを設定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

NO

有効な値

YES, NO

備考

  • YES : ユーザー・アベンドを無視します。

  • NO : ユーザー・アベンドをリターンコードのルールに従って処理します。

14.12.4. FIXED_USER_ABEND_CODE

バッチ・アプリケーションでILBOABN0ユーティリティを呼び出す際に適用する固定されたユーザー・アベンド・コードを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

数値

デフォルト値

255

有効な値

1~255

備考

このキーを設定しない場合は、バッチ・アプリケーションでILBOABN0を呼び出す際にUSING句を指定する必要があります。USING句を省略するとエラーが発生します。

このキーを設定すると、バッチ・アプリケーションでILBOABN0を呼び出す際のUSING句の指定の有無に関係なく、このキーに指定したアベンド・コードを適用します。したがって、USING句を使用した場合も入力パラメータは無視されます。

14.12.5. TIME_CONTROLLER

メインフレームのHourGlassと似たTIME CONTROLLER機能を使用するかどうかを設定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

NO

有効な値

YES, NO

備考

HourGlassは、JCLの特定のDD文の値でアプリケーションの日付と時間などを指定して使用する機能です。

14.12.6. TIME_CONTROLLER_PREFIX

TIME CONTROLLERを使用するために2バイトの接頭辞を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

TC

有効な値

備考

この設定は、TIME_CONTROLLERキーの値を「YES」に指定した場合にのみ有効です。

14.12.7. PUT_DD_INFO

ジョブ・ステップのDD情報を環境変数に保存するかどうかを設定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

NO

有効な値

YES, NO

備考

  • YES : それぞれのジョブ・ステップのDD情報を「ENV_ddname=dsname,volser」の形式で環境変数に保存します。

  • NO : ジョブ・ステップのDD情報を環境変数に保存しません。

14.12.8. SYSOUT_DS_ADD_ASA

SYSOUT DDに設定されたデータセットにASA制御文字を追加するかどうかを設定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

NO

有効な値

YES, NO

備考

14.12.9. SEPARATE_STDOUT_BY_LRECL

アプリケーションのSTDOUTによって送信されたバッファーのサイズがSYSOUT DDのデータセットのレコード長より長い場合、バッファーをデータセットのレコードの長さに分けて出力するかどうかを設定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

NO

有効な値

YES, NO

備考

  • YES : バッファーをデータセットのレコードの長さに分けて複数の行にわたって出力します

  • NO : データセットのレコードの長さだけ出力し、残りのバッファーは無視します。

たとえば、出力するメッセージの長さが133バイトで、データセットのレコードの長さが80バイトであるとしたら、SYSOUT DDへの出力動作は以下のようになります。

  • YES : 最初のレコードに80バイトを出力した後、次のレコードに続けて53バイトを出力します

  • NO : 80バイトだけ出力し、残りの53バイトの内容は出力しません。

14.12.10. SYSOUT_DS_SPACE_PADDING

アプリケーションのSTDOUTによって送信されたバッファーのサイズがSYSOUT DDのデータセットのレコード長より短い場合、足りない部分を半角スペース(0x20)で埋めるか、NULL(0x00)で埋めるかを設定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

NO

有効な値

YES, NO

備考

  • YES : SYSOUTデータセットのレコード長の足りない部分を半角スペース(0x20)で埋めて出力します。

  • NO : SYSOUTデータセットのレコード長の足りない部分をNULL(0x00)で埋めて出力します。

この設定は、SYSOUTデータセットのレコードの形式が「F」、「FB」の場合にのみ有効です。

14.12.11. SPARM_DATE

アプリケーションが使用するシステム日付を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

(NONE)

有効な値

備考

YYYYMMDDの形式で指定します。(例: 20190101)

該当するキーのVALUEを(NONE)に指定した場合は、アプリケーションがOSのシステム日付を使用します。

14.12.12. SPARM_TIME

アプリケーションが使用するシステム時間を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

(NONE)

有効な値

備考

HHMMSSの形式で指定します。(例: 120000)

該当するキーのVALUEを(NONE)に指定した場合は、アプリケーションがOSのシステム時間を使用します。

14.13. DEBUG

tjclrunの動作の分析に必要な情報を設定します。

14.13.1. PROFILE

tjclrunの動作を分析するための実行プロファイル情報を出力するかどうかを設定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

NO

有効な値

YES, NO

備考

  • YES : tjclrunの内部ログ(ジョブ・スプールのSYSMSGなど)に主な実行段階別の時間情報を含むログ・メッセージを追加で出力します。

  • NO : 上記のログ・メッセージを出力しません。

tjclrunの性能問題のために分析する場合以外は、「YES」に設定しないでください。

14.14. PGMRTS00

tjclrunの動作を分析するために必要な情報を記述します。

14.14.1. USER_EXIT_PRE

PGMRTS00の実行時に前処理アプリケーションの絶対パスを指定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

(NONE)

有効な値

備考

前処理を実行するアプリケーションの絶対パスを指定します。アプリケーション名を含む絶対パスを指定する必要があり、パスが指定されていない場合は、前処理が実行されません。

14.14.2. USER_EXIT_POST

PGMRTS00の実行時に後処理アプリケーションの絶対パスを指定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

(NONE)

有効な値

備考

後処理を実行するアプリケーションの絶対パスを指定します。アプリケーション名を含む絶対パスを指定する必要があり、パスが指定されていない場合は、前処理が実行されません。

15. tjes

OpenFrame TJESの環境設定を行います。

15.1. NODEINFO

ノード情報を設定します。

15.1.1. DOMAINNAME

現在のドメイン名を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

DOM1

有効な値

備考

ドメイン名はTmax環境設定のDOMAINセクションに設定されたドメイン名と同じである必要があります。

15.1.2. DOMAINLIST

すべてのドメイン名を指定します。各ドメインはセミコロン(;)で区切ります。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

DOM1

有効な値

備考

ドメイン名はTmax環境設定のDOMAINセクションに設定されたドメイン名と同じである必要があります。

15.1.3. NODENAME

現在のノード名を指定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

NODE1

有効な値

備考

ノード名はTmax環境設定のNODEセクションに設定されたノード名と同じである必要があります。

15.1.4. NODELIST

すべてのノード名を指定します。各ノードはセミコロン(;)で区切ります。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

NODE1

有効な値

備考

ノード名はTmax環境設定のNODEセクションに設定されたノード名と同じである必要があります。

15.2. JOBDEF

TJESのジョブ管理情報を設定します。

15.2.1. STARTNUM

ジョブIDの開始番号を指定します。

STARTNUMキーとENDNUMキーの変更値をシステムに適用するには、tjesinitツールを利用して初期化操作を行う必要があります。初期化操作を行うとJOBQのすべての情報が削除されるので、現在のJOBQの情報を保存したい場合はSPOOL BACKUPコマンドでスプールをバックアップすることを推奨します。

JOBQのサイズが大きいほど一度に多くのジョブ情報を溜められますが、各ジョブの状態の変更および確認性能は低下する可能性があるので、JOBQのサイズを適切に調整して使用してください。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

数値

デフォルト値

1

有効な値

1~999999

備考

STARTNUMはENDNUMより小さいか等しい必要があります。

15.3. JOBGDEF

TJESでJOBGのデフォルト値に関する情報を設定します。

15.3.1. SYSGRP

JOBGを指定しない場合に設定されるデフォルトのジョブ・グループです。

システムに適用するには、tjesinitツールを使用して初期化を再実行する必要があります。初期化を実行すると、JOBQのすべての情報が削除されるため、現在のJOBQの情報を保持したい場合は、SPOOL BACKUPコマンドを使用してスプールをバックアップしておくことをお勧めします。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

2,1,N,(N,N,,)

有効な値

  • PRTY: 0~3

  • MUL: 1~999

  • REL: (Y,N)

  • WAIT_GO: (Y,N)

  • WAIT_DATA: (Y,N)

  • WAIT_TIME: 00~99 : 00~59

  • WAIT_JOBG: 8文字以内の名前

備考

  • PRTY、MUL、REL、WAIT_GO、WAIT_DATA、WAIT_TIME、WAIT_JOBGを順に指定します。

  • PRTY: ジョブ・グループの優先順位を指定します。

  • MUL: 一度に処理するジョブの最大数を指定します。

  • REL: ジョブが互いに関連性があり、順次実行する必要がある場合に指定します。

  • WAIT_GO : Yを指定すると、ユーザーが直接TJESMGRのJOBGCTLコマンドを使用してジョブ・グループをリリースしてから、ジョブがスケジュールされます。

  • WAIT_DATA: Yを指定すると、DATA文によってジョブ・グループがリリースされてから、ジョブがスケジュールされます。 DATAステートメントを介したリリースについては、DATAステートメントのJOBGオペランドの説明を参照してください。

  • WAIT_TIME: 指定された時間以降にジョブがリリースされ、スケジュールされます。

  • WAIT_JOBG: 指定したジョブ・グループの終了後にジョブがスケジュールされます。

15.3.2. ENDNUM

ジョブIDの終了番号を指定します。

デフォルトではSTARTNUM=1、ENDNUM=99999に設定されるので、ジョブIDはJOB00001からJOB99999まで作成でき、JOBQには99999のジョブ情報を保存できます。ENDNUMが99999を超える場合のジョブIDの形式はJ0nnnnnnで、99999を超えない場合のジョブIDの形式はJOBnnnnnになります。ENDNUMに指定可能な数字は999999までです。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

数値

デフォルト値

99999

有効な値

1~999999

備考

ENDNUMはSTARTNUMより大きいか等しい必要があります。

15.3.3. FULL_WARNING

JOBQがいっぱいになったという警告メッセージを出力する時点をパーセント(%)で指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

数値

デフォルト値

100

有効な値

1~100

備考

15.4. JOBCLASS

TJESのジョブ・クラスのデフォルト属性情報を設定します。

15.4.1. {class}

ジョブ・クラスごとにデフォルト属性を設定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

START

有効な値

START, HOLD

備考

  • START : 設定したクラスのジョブを実行することを指定します。

  • HOLD : 設定したクラスのジョブを待機させることを指定します。

以下は、ジョブ・クラスA、Bのデフォルト属性を設定した例です。

$ ofconfig list -n NODE1 -s tjes -sec JOBCLASS

===================================================================================
  SUBJECT   |     SECTION      |         KEY         |            VALUE
===================================================================================
   tjes     |    JOBCLASS      |          A          |            START
            |                  |          B          |            START
===================================================================================

15.5. JOBCODE

TJESのジョブ・コードの基本属性に関する情報を設定します。(XSP)

15.5.1. DO_NOT_DISPLAY_TO_MSG

ジョブ・コードをコンソール画面に出力するかどうかを設定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

NO

有効な値

YES, NO

備考

  • YES : ジョブ・コードをコンソール画面に出力しません。

  • NO : ジョブ・コードをコンソール画面に出力します。

15.6. SCHEDULING

TJESのジョブ・スケジューリング情報を設定します。

15.6.1. DUPL_JOBNAME

同じジョブ名を持つジョブを同時に実行するかどうかを設定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

NO

有効な値

YES, NO

備考

  • YES : 同じジョブ名を持つジョブを同時に実行することを許可します。

  • NO : 同じジョブ名を持つジョブを同時に実行することを許可しません。

15.6.2. PRTYJECL

サブミットしたJES2(MVS) / JES(MSP) JCLのPRIORITYパラメータを使用するかどうかを設定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

YES

有効な値

YES, NO

備考

  • YES : PRIORITYパラメータを使用します。

  • NO : PRIORITYパラメータを使用しません。

15.6.3. PRTYJOB

サブミットしたJCLのPRTYパラメータを使用するかどうかを設定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

NO

有効な値

YES, NO

備考

  • YES : PRTYパラメータを使用します。

  • NO : PRTYパラメータを使用しません。

15.6.4. PRTYHIGH

スケジューラーで優先順位の最大値を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

10

有効な値

0~15

備考

最大値より大きい優先順位はエイジング処理を行いません。

15.6.5. PRTYLOW

スケジューラーで優先順位の最小値を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

5

有効な値

0~15

備考

最小値より小さい優先順位はエイジング処理を行いません。

15.6.6. PRTYRATE

1日(24時間)の間に優先順位繰り上げを行う回数を指定します。

86400(24時間)/PRTYRATE秒後にジョブの優先順位を1ずつ繰り上げます。一定時間の間実行されなかったジョブの優先順位を高めて、長く待ったジョブほど早く実行できます。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

数値

デフォルト値

5

有効な値

0~86400

備考

15.6.7. INTERVAL

スケジューラーでスケジューリングする時間間隔を秒単位で指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

数値

デフォルト値

1

有効な値

0以上の整数

備考

15.7. PROCLIB

ジョブの実行に必要なデータセット情報を設定します。複数のデータセットを指定する場合は、それぞれのデータセットをコロン(:)で区切ります。

15.7.1. JCLLIB

JCLを検索するユーザーPDSを指定します。JCLをJCLLIBに格納しておくと、JCL名だけでジョブをサブミットできます。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

SYS1.JCLLIB

有効な値

備考

PDS名を指定します。JCLLIBとUSERLIBのうち、USERLIBに設定したデータセットからまずJCLを検索します。

15.7.2. USERLIB

JCLを検索するユーザーPDSを指定します。JCLをUSERLIBに格納しておくと、JCL名だけでジョブをサブミットできます。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

SYS1.USERLIB

有効な値

備考

PDS名を指定します。JCLLIBとUSERLIBのうち、USERLIBに設定したデータセットからまずJCLを検索します。

15.7.3. EPARMLIB

「キー=値」形式でファイルに指定されている外部パラメータを見つけるためのPDSデータセットを設定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

SYS1.EPARMLIB

有効な値

備考

PDSデータセット名を指定します。

15.7.4. MACLIB

マクロ・ファイルを見つけるためのPDSデータセットを設定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

SYS1.MACLIB

有効な値

備考

PDSデータセット名を指定します。

15.7.5. {ddname}

DD名で検索するユーザーPDSを指定します。JCL内でJES(MSP)/JES2(MVS) JCLのJOBPARM文にPROCLIB={ddname}オペランドが指定されている場合にのみ使用します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

(NONE)

有効な値

備考

該当するキーのVALUEを(NONE)に指定した場合は、JOBPARM文のPROCLIB={ddname}オペランドは使用されません。

15.7.6. PROC{nn}

JCL内のプロシージャやインクルード・ファイルを探すときにデフォルトで検索するPDSを指定します。nnは、00から99まで指定できます。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

SYS1.PROCLIB

有効な値

備考

PDS名を指定します。

15.8. DYNAMIC_LIBRARY

ユーザー・ライブラリが変更された場合に設定します。

15.8.1. TEMPLIB

ユーザー・ライブラリに変更がある場合に、既存のライブラリを一時保存するPDSを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

SYS1.TEMPLIB

有効な値

備考

PDS名を指定します。

15.9. SPOOL

TJESのスプール情報を設定します。

15.9.1. SPOOL_VOLUME_SER

スプールのボリューム・シリアル番号を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

VSPOOL

有効な値

備考

15.9.2. SPOOL_BACKUP_DIR

バックアップ機能を使用する場合に、スプールのバックアップ・データを保存するディレクトリを指定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

${OPENFRAME_HOME}/spbackup

有効な値

備考

15.9.3. SPOOL_UNPACK_DIR

バックアップされたスプール・データを閲覧する際に一時的に使用するディレクトリを指定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

${OPENFRAME_HOME}/spunpack

有効な値

備考

15.9.4. USE_DATABASE

スプールのメタ情報をファイルに保存するか、システム・データベースに保存するかを設定します。

スプールのメタ情報をファイルに保存する場合は、STEPINFO、WAITINFO、TEMPINFO、RESUSAGE、IOREPORT、JESQ、.spool.idファイルがそれぞれ生成されます。システム・データベースに保存する場合は、それぞれのファイルに対応するデータベース・テーブルに保存されます。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

YES

有効な値

YES, NO

備考

  • YES : スプールのメタ情報をシステム・データベースに保存します。

  • NO : スプールのメタ情報をスプール・ディレクトリ配下に生成されるファイルに保存します。

15.9.5. SYSOUT_AS_A_FILE

スプールに生成されるSYSOUTデータをUNIXファイル形式で生成するか、データセット形式で生成するかを設定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

NO

有効な値

YES, NO

備考

  • YES : スプールに生成されるSYSOUTデータをUNIXファイル形式で生成します。SYSOUTデータセットのDCBのRECFM属性を設定しても、システムはRECFM=LAに指定したかのように動作します。

  • NO : スプールに生成されるSYSOUTデータをデータセット形式で生成します。

15.10. INTRDR

TJESの内部読み取りプログラム情報を設定します。

15.10.1. HOLD

内部読み取りプログラムでJCLをサブミットする際にジョブの状態をHOLDにするかどうかを設定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

NO

有効な値

YES, NO

備考

  • YES : 内部読み取りプログラムでJCLをサブミットする際にジョブの状態をHOLDにします。

  • NO : 内部読み取りプログラムでJCLをサブミットする際にジョブの状態をHOLDにしません。

15.10.2. NODENAME

内部読み取りプログラムでJCLをサブミットする際にジョブを実行するノードを指定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

NODE1

有効な値

備考

15.10.3. USERNAME

内部読み取りプログラムでJCLをサブミットする際にTACF認証を受けるユーザーを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

ROOT

有効な値

備考

15.10.4. GROUPNAME

内部読み取りプログラムでJCLをサブミットする際にTACF認証を受けるユーザー・グループを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

SYS1

有効な値

備考

15.10.5. PASSWORD

内部読み取りプログラムでJCLをサブミットする際にTACF認証を受けるユーザーのパスワードを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

SYS1

有効な値

備考

PASSWORDキーかENPASSWDキーのいずれか1つを設定します

15.10.6. ENPASSWD

内部読み取りプログラムでJCLをサブミットする際にTACF認証を受けるユーザーのパスワードを暗号化して指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

F2A136C2D7348F01F1681D0A080EDEE944DFCB714B5038F512A08B202ECBD810

有効な値

備考

PASSWORDキーまたはENPASSWDキーのいずれかを設定します。

15.10.7. ALWAYS_SUBMIT

SYSOUTデータセットを内部読み取りプログラムに送信する場合に、OUTCLASSの設定に関係なく、常に状態をWRITEにするかどうかを設定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

NO

有効な値

YES, NO

備考

  • YES : OUTCLASSの設定に関係なく、常に状態をWRITEにします。

  • NO : OUTCLASSの設定に従います。

15.11. INITDEF

TJESのランナーの初期値を設定します。

15.11.1. INITNUM

該当するノードの全体のランナー・スロット数を指定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

数値

デフォルト値

11

有効な値

11~499

備考

メモリのサイズによって256以下に制限があることがあります。その理由は、ランナーの数が1つ増えるたびに、obmjinitによって割り当てられるメモリが約256バイトさらに必要になるためです。しかし、ランナーの数が増えると、該当するノードで同時に実行できるジョブの数が増えることを意味するので、適切に数を調整する必要があります。

256未満のランナー・スロットを使用しながら、クラスやステータスの値(ACTIVE/INACTIVE)で管理するのが適切です。

15.11.2. INIT{nnnn}

それぞれのランナー・スロットを設定します。

name、classes、statusの形式で指定します。INITnnnnのnnnnには、ランナー・スロットの番号を指定します。同じ設定を持つ連続した多数のランナーは、INITnnnn-mmmmキーで一度に設定できます。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

有効な値

備考

  • name : ランナー・スロットの名前を指定します。INIT0000から始まるように指定します。ランナー・スロット名をINIT0000から指定しない場合、obmjinitサーバーの起動時にエラーが発生します。

  • classes : ランナー・スロットに割り当てられるジョブ・クラスを8バイトまで指定します。

  • status : ランナー・スロットの初期状態を指定します。ACTIVEに指定するとジョブを実行でき、INACTIVEに指定するとジョブを実行できません。

以下は、ランナー・スロットの設定例です。

$ ofconfig list -n NODE1 -s tjes -sec INITDEF

===================================================================================
  SUBJECT   |     SECTION      |         KEY         |            VALUE
===================================================================================
   tjes     |     INITDEF      |       INIT0000      |        INITA,A,ACTIVE
            |                  |       INIT0001      |        INITB,B,ACTIVE
            |                  |       INIT0002      |        INITC,C,ACTIVE
            |                  |       INIT0003      |        INITZ,Z,ACTIVE
            |                  |    INIT0004-0005    |        INITAB,AB,ACTIVE
            |                  |    INIT0006-0007    |        INITCZ,CZ,ACTIVE
            |                  |       INIT0008      |        A-F,ABCDEF,ACTIVE
            |                  |       INIT0009      |        INIT1,1,INACTIVE
            |                  |       INIT0010      |        INIT9,9,INACTIVE
===================================================================================

15.12. OUTCLASS

SYSOUTデータセットの出力クラスに応じてデフォルトのOUTPUT DISPOSITION、レコード長、レコード形式を設定できます。

15.12.1. {class}

OUTPUT DISPOSITIONを設定するクラス名とDISPOSITIONを指定します。

JCLに設定されている出力クラスのうち、本設定で設定していない出力クラスのOUTPUT DISPOSITIONはデフォルトの「PURGE,PURGE」で動作します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

XSPの場合、OUTCLASSはAからTの間のアルファベットまたは0から9の間の数字で指定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

PURGE,PURGE:80

有効な値

備考

  • 形式

    class=[normal disp][,abnormal disp][:default lrecl][:default recfm]
    • normal disp: WRITE、HOLD、KEEP、LEAVE、PURGEのいずれかを指定します。

    • abnormal disp: WRITE、HOLD、KEEP、LEAVE、PURGEのいずれかを指定します。

    • default lrecl : recfmがF、FBの場合にのみ適用されます。recfmがFBで、この値を指定していない場合は80に設定されます。

    • default recfm : この値を指定しない場合は、SYSOUTデータセットのrecfmの属性が設定されます。

以下は、出力クラスA、B、C、D、I、ZのOUTPUT DISPOSITIONの設定例です。

$ ofconfig list -n NODE1 -s tjes -sec OUTCLASS

===================================================================================
  SUBJECT   |     SECTION      |         KEY         |            VALUE
===================================================================================
   tjes     |    OUTCLASS      |          A          |        WRITE,WRITE:133
            |                  |          B          |        WRITE,WRITE:133
            |                  |          C          |            133
            |                  |          D          |         WRITE,WRITE
            |                  |          I          |         WRITE,WRITE
            |                  |          Z          |         WRITE,WRITE
===================================================================================

15.13. OUTDEF

TJESの出力処理情報を設定します。

15.13.1. USE_OUTPUTQ

出力処理の実行の有無を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

NO

有効な値

YES, NO

備考

15.13.2. OUTNUM

OUTPUTQのサイズを指定します。

OUTNUMの値が99999を超える場合に発行されるOUTPUT IDの形式はOTnnnnnnであり、そうでない場合はOUTnnnnnになります。

OUTPUTQのサイズが大きいほど一度に多くの出力情報が溜められますが、それぞれの出力状態を変更および確認する性能は低下する可能性があるので、OUTPUTQのサイズを適切に調整して使用してください。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

数値

デフォルト値

8000

有効な値

1~999999

備考

15.13.3. DATA_DIR

スプールで出力データをコピーするディレクトリを指定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

${OPENFRAME_HOME}/shared

有効な値

備考

15.13.4. REMOVE_SPOOL

出力処理の終了後、後処理を行うかどうかを設定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

NO

有効な値

YES, NO

備考

  • YES : 出力処理の終了後、出力をOUTPUTQから削除し、スプールも削除します。

  • NO : 出力処理の終了後、スプールを削除しません。

15.14. TACF

TACFを使用してジョブとスプールの権限チェックを行うかどうかを設定します。

15.14.1. CHECK_JOBNAMEAUTH

SUBMIT、REMOVE、START、HOLDコマンドなどでジョブを制御する際に、ジョブの権限チェックを行うかどうかを設定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

NO

有効な値

YES, NO

備考

15.14.2. CHECK_SPOOLAUTH

tjesmgrでPODDコマンドを使用してスプールを確認できる権限をチェックするかどうかを設定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

NO

有効な値

YES, NO

備考

16. tjesmgr

tjesmgrの実行に必要な設定項目について説明します。

16.1. DEFAULT_OPTION

tjesmgrのコマンドを実行時に参照する情報を設定します。

16.1.1. SPOOL_LIST

tjesmgrのPOSPOOLコマンドを実行時にスプール・リストを表示する基準を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

ALL

有効な値

ALL,EXIST,GTZERO

備考

  • ALL : すべてのスプールを表示します。

  • EXIST : スプール・ファイルが存在するスプールのみ表示します。

  • GTZERO : スプール・ファイルのサイズが0より大きいスプールのみ表示します。

16.1.2. EDITOR

ファイルを開くエディターを指定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

vi &FILEPATH

有効な値

備考

16.1.3. VIEWER

スプールを開くビューアーを指定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

vi &FILEPATH

有効な値

備考

HPまたはAIXデバイスでは、viのみ指定すると、画面の一部から表示されることがあります。そのような場合には、以下のように設定すると、すべての内容が正常に表示されます。

vi –w &ROWCOUNT –R &FILEPATH

16.1.4. DEFAULT_RUNNING_NODE

ジョブをサブミットする際にノードが指定されていない場合に使用されるデフォルト・ノードを指定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

MY

有効な値

MY, ANY

備考

  • MY : 自ノードでのみジョブを実行できます。

  • ANY : すべてのノードでジョブを実行できます。

16.2. DEFAULT_USER

tjesmgrを実行する際に、tjesmgrのオプションやtacfloginでユーザー情報を入力していない場合に使用されるユーザー情報を設定します。このセクションを設定すると、tjesmgrの実行時にこのセクションに設定されたユーザー情報でログインします。

16.2.1. USERNAME

tjesmgrに接続するユーザーを指定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

ROOT

有効な値

備考

16.2.2. GROUPNAME

tjesmgrに接続するユーザーが属するグループ名を指定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

SYS1

有効な値

備考

16.2.3. PASSWORD

tjesmgrに接続するユーザーのパスワードを指定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

SYS1

有効な値

備考

16.2.4. ENPASSWD

tjesmgrに接続するユーザーの暗号化されたパスワードを指定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

F2A136C2D7348F01F1681D0A080EDEE944DFCB714B5038F512A08B202ECBD810

有効な値

備考

16.3. TACF

tjesmgrでTACFの環境を設定します。

16.3.1. CHECK_CMDAUTH

tjesmgrのコマンドに対する権限チェックを行うかどうかを設定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

NO

有効な値

YES, NO

備考

16.3.2. ALLOWED_USER

tjesmgrのSWITCHUSERコマンドを実行する際に設定できるユーザーを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

(NONE)

有効な値

備考

「user1:user2:user3」の形式で指定します。useridは最大3つまで指定できます。

該当するキーのVALUEを(NONE)に指定した場合は、すべてのユーザーに変更できます。

17. tso

TSOユーティリティの実行に必要な設定項目について説明します。

17.1. COMMON

TSOの全般的な情報を設定します。

17.1.1. EXECLIB

CLISTリソース・ディレクトリを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

SYS1.TSOLIB

有効な値

備考

17.1.2. COBLIB

COBOLリソース・ディレクトリを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

SYS1.COBLIB

有効な値

備考

17.1.3. PLF_DIRECTORY

パラメータ・ファイルが存在するディレクトリを指定します。この設定はFEXPORT文とFIMPORT文で参照されます。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

${OPENFRAME_HOME}/shared/TSO

有効な値

備考

17.1.4. DEFAULT_FEXPORT_PLF

FEXPORT文にUSINGオペランドが指定されていない場合に使用されるパラメータ・ファイルを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

DEFEXP.PRM;1

有効な値

備考

17.1.5. DEFAULT_FIMPORT_PLF

FIMPORT文にUSINGオペランドが指定されていない場合に使用されるパラメータ・ファイルを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

DEFIMP.PRM;1

有効な値

備考

17.1.6. IPF_ERRCODE

COBOLプログラムが確認しないIPFエラー・コードを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

-92065,-92062,-92068,-92067

有効な値

備考

COBOLでRCAをチェックする際に特定のコードだけチェックしてその他のコードは処理しなかったり、無限ループに陥いたりする場合があります。これを防ぐために、サブルーチンで指定したエラー・コードが発生すると、COBOLを終了して続きの処理を行うようにします。

複数のエラー・コードを指定するときはコンマ(,)で区切ります。

17.1.7. LASTCC_ERROR_CODE

CLISTがエラーと見なすLASTCCの値を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

数値

デフォルト値

12

有効な値

備考

17.1.8. ASC2EBC_CPM

ASCIIデータをEBCDICデータに変換するときに使用するCPMマップ・ファイルを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

ASCJEFK.cpm

有効な値

備考

17.1.9. ASCFILE_KEEP_IMPLIES

この値をCATLGに指定すると、ASCFILE文でデータセットを作成する際にKEEPオペランドが指定されていても、CATALOGオペランドが指定されているかのように動作します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

KEEP

有効な値

KEEP, CATLG

備考

17.1.10. LOGOFF_AID

SMRモードまたはTSOモードでログオフを実行するときに使用するファンクションキーを指定します。SMRモードの場合はジョブの選択画面に戻り、TSOモードの場合はログオフされます。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

PF04

有効な値

PF01~PF24, PA01~PA03

備考

他のファンクションキーと重複しないようにします。

17.1.11. READY_SCREEN

SMRモードでTSOモードのREADY画面を呼び出す場合に使用するファンクションキーを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

PF24

有効な値

PF01~PF24, PA01~PA03

備考

他のファンクションキーと重複しないようにします。

17.1.12. RETURN_AID

特定のPANELマップから前のPANELマップに回帰する場合に使用するファンクションキーを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

PF03

有効な値

PF01~PF24, PA01~PA03

備考

他のファンクションキーと重複しないようにします。

17.2. TERM_CLASS

プリンター出力のための記録装置と出力クラスの情報を設定します。

17.2.1. {termname}

プリンター出力を行う記録装置の名前を設定し、出力クラスを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

A

有効な値

A~Z, 0~9

備考

17.3. MAP

メニュー画面を表示するためのマップ情報を設定します。

17.3.1. DEFAULT_LIB

コンパイルされたメニュー定義ファイル(map)がある区分データセット(PDS)の名前を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

SYS1.TSOMAP

有効な値

備考

17.3.2. DEFAULT_LOGIN

ログイン画面のためのIPFメニュー名を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

LOGIN

有効な値

備考

17.3.3. DEFAULT_LOGOFF

ログオフ画面のためのIPFメニュー名を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

LOGOFF

有効な値

備考

17.3.4. DEFAULT_NEWPASS

ログイン画面でパスワード期限切れエラーが発生した場合に、パスワードの再設定のためのIPFメニュー名を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

NEWPASS

有効な値

備考

17.3.5. DEFAULT_COMMAND

初期画面のためのIPFメニュー名を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

INIT

有効な値

備考

17.3.6. FIMPORT_MAP

TSO FIMPORTコマンドで必要なパラメータ値の入力を受けるためのIPFメニュー名を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

FIMPMAP

有効な値

備考

17.3.7. FEXPORT_MAP

TSO FEXPORTコマンドで必要なパラメータ値の入力を受けるためのIPFメニュー名を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

FEXPMAP

有効な値

備考

17.4. TSOMGR

画面処理とジョブ管理を行うTSOMGRの情報を設定します。

17.4.1. DEFAULT_PROC

JCLで処理するデフォルト・プロシージャ名を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

INITPROC

有効な値

備考

XSPでは使用されません。

17.4.2. USING_CLASS

JCLをサブミットする際に設定されるジョブのデフォルト・クラスを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

A

有効な値

A~Z, 0~9

備考

XSPでは使用されません。

17.4.3. USING_OUTCLASS

JCLをサブミットする際にTSO JCLのSYSOUTパラメータに設定するデフォルト・クラスを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

A

有効な値

A~Z, 0~9

備考

17.4.4. EXEC_NODE

JCLをサブミットする際に設定されるノード名を指定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

*

有効な値

備考

アスタリスク(*)は、ジョブを実行するノードを特定しない場合に指定します。

17.4.5. CHECK_JOB_INTERVAL

TSOジョブをチェックする間隔を秒単位で指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

数値

デフォルト値

10

有効な値

備考

17.4.6. MAX_TSO_COUNT

同時に接続可能な最大のTSOユーザー数を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

数値

デフォルト値

30

有効な値

備考

17.4.7. LOG_LEVEL

TSOMGRのログ・ファイルに出力するログ情報のレベルを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

M

有効な値

D,M,W,E

備考

  • E : Error

  • W : Warning

  • M : Message

  • D : Debug

17.5. LOGIN_PROC

ログイン・ユーザーが実行するデフォルト・プロシージャを設定します。

TSOMGRセクションのDEFAULT_PROCキーを設定していない場合にのみ有効です。

17.5.1. {user-id}

ログインするユーザーIDを指定し、そのユーザーが実行するデフォルト・プロシージャを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

INITPROC

有効な値

備考

  • KEY : ログイン・ユーザーIDを指定します。

  • VALUE : ログイン・ユーザーのデフォルト・プロシージャを指定します。

  • XSPでは使用されません。

以下は、ROOTユーザーが実行するデフォルト・プロシージャをINITPROCに指定した例です。

$ ofconfig list -n NODE1 -s tso -sec LOGIN_PROC -k ROOT

===================================================================================
  SUBJECT   |     SECTION      |         KEY         |            VALUE
===================================================================================
    tso     |    LOGIN_PROC    |        ROOT         |           INITPROC
===================================================================================

17.6. SMTP

SMTP機能を使用するために必要な情報を設定します。

17.6.1. DOMAIN_NAME

SMTPNOTE文の内部でHELO文を使用するためにホスト・ドメイン名を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

TMAXSOFT

有効な値

備考

17.6.2. SENDER_ADDRESS

SMTPNOTE文の内部でMAIL FROM文を使用するために送信者のEメール・アドレスを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

ROOT@TMAXSOFT.CO.KR

有効な値

備考