OpenFrame Batch 7.3

本章では、OpenFrame Batch 7.3の新機能と変更機能およびバグの修正について簡単に説明します。詳細ついては、関連マニュアルを参照してください。

1. 新機能

本節では、OpenFrame Batch for XSP 5バージョンから追加された新機能について説明します。

  • TSOコマンドの追加

    以下のTSOコマンドが追加されました。

    • CPYDS

    • CRTDS

    • LSTDS

    • MRGDS

    • RNMDS

      追加されたコマンドの詳細については、OpenFrame Batch『TSO管理者ガイド』を参照してください。

  • XSP JCL文の追加

    以下のJCL文が追加されました。

    • FDDS

    • FDDE

      XSP JCL文の詳細については、OpenFrame Batch『ジョブ制御言語文法書』を参照してください。

  • tjesmgrコマンドの追加

    以下のtjesmgrコマンドが追加されました。

    • SPOOLBACKUPSTOP

    • SPOOLBACKUPSTATUS

      追加されたコマンドの詳細については、OpenFrame Batch『TJESガイド』を参照してください。

2. 変更機能

本節では、変更された機能について説明します。

  • XSP BATCH SYSTEMの追加

    • OpenFrame Batch 7.3バージョンから、MVSとMSPに加え、XSPに対応します。

    • OpenFrame環境設定のofsysサブジェクトのSYSTEM_INFOセクションのBATCH_OS_TYPEキーをXSPに設定すると、XSP BATCHを使用できます。

  • データベース接続の構造を変更

    • NDBとRDBIIを同時に使用できるため、データベース接続の構造が変更されました。

    • OpenFrame Batch 7.3バージョンからは、ADLを確認してデータベースに接続できるようにサポートします。

3. バグの修正

本節では、各モジュールのバグの修正について説明します。

  • XSP JCL文のCOND条件のチェック機能を修正

    • XSP JCL文のCOND条件をチェックする際、code1とcode2の大小比較を正常にチェックするように修正しました。

  • XSP JCL文のJEND文の構文解析エラーを修正

    • MACRO文とJCL文での位置に応じてJEND文の解析結果が異なる問題を修正しました。