コンパイル設定ファイル
本章では、OFCOBOLでコンパイル・オプションを設定するconfigファイルについて説明します。
1. 概要
ofcobやofcbppツールで使用されるオプションをconfigファイルにあらかじめ定義することができます。configファイルのオプション設定は、ツールに直接記述するコマンドのオプションより優先されます。
以下は、オプションの優先順位です。
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configファイルに定義されたオプション
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コマンドで指定されたオプション
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デフォルト・オプション
configファイルは、compile.configという名前で次の場所に保存します。
$OFCOB_HOME/config/
2. configファイル
以下は、compile.configファイルの設定項目についての説明です。
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使用方法
{ "ENABLE_REPORT_WRITER": "OFF", "ENABLE_OSVS": "OFF", "ENABLE_OFASM": "OFF", "ENABLE_CBLTDLI": "OFF", "ENABLE_AERTDLI": "OFF", "CHECK_INDEX": "OFF", "COLLATING_SEQUENCE": "ASCII" }
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オプション
デフォルト・オプションは、$OFCOB_HOME/config/compile.conf.exampleで確認できます。
項目 説明 ENABLE_REPORT_WRITER
ENABLE_OSVS
ofcob、ofcbppの--enable-osvsと同じオプションです。(ofcob、ofcbppの両方に適用されます)
ENABLE_OFSAM
ofcobの--enable-ofasmと同じオプションです。(ofcobにのみ適用されます)
ENABLE_CBLTDLI
ofcobの--enable-cbltdliと同じオプションです。(ofcobにのみ適用されます)
ENABLE_AERTDLI
ofcobの--enable-aertdliと同じオプションです。(ofcobにのみ適用されます)
CHECK_INDEX
ofcobの--check-indexと同じオプションです。(ofcobにのみ適用されます)
COLLATING_SEQUENCE
ASCIIとEBCDICのいずれかを選択できます。
EBCDICを選択する場合、ofcbppの--collating-seq-ebcdicと同じです。(ofcbppにのみ適用されます)