用語集
- リソース定義 (Resource Definition)
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リソースの名前とタイプ、属性、リソースにアクセスするために必要な情報などを含む設定情報です。
- マップ (Map)
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OSCシステムでは、アプリケーションと端末間の通信を行うために、画面を構成するさまざまな命令がアセンブラのマクロとして構成されます。
- タスク (Task)
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1つのユーザー・トランザクション要求に応じて発生するシステムの実行単位を意味します。
- トランザクション (Transaction)
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1つのユーザー要求による処理単位を意味します。復旧可能な1つの完結された作業でもあります。
- フォーマット (Format)
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OSIシステムでは、アプリケーションと端末間の通信を行うために、画面を構成するさまざまな命令がアセンブラマクロとして構成されます。
- Agent (エージェント)
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OpenFrame Managerサーバーの構成要素の1つであり、特定のマシンとの通信を担当します。
- Alternate Index (代替索引)
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ベース・クラスター・レコードに基本キー以外のキー・フィールドでアクセスできる方法です。
- APPLID
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OpenFrameシステム内で各OSCアプリケーション・サーバーを区別するために割り当てる識別子です。 Tmaxのサーバー名をOSCアプリケーション・サーバーのAPPLIDとして使用します。
- ATI (Active Terminal Information)
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MSCおよびMSIシステムで接続中のエミュレーター情報を保存して管理するために使用する領域です。
- ATI (Automatic Transaction Initiation)
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クライアントのトランザクション要求を除き、OSCシステムが自動的にトランザクションを行う機能です。
- Base Cluster (ベース・クラスター)
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代替索引によって別の処理順番を提供される基本データセットです。
- BCS (Basic Catalog Structure)
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データセット名をキーとして持つVSAM KSDSで、データセットの名前でデータセットの情報を保存し取得します。カタログを構成するデータセットの1つです。
- BMP (Batch Messaging Processing)
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IMS/DCのBMPリージョンでユーザー・プログラムが運用するためのモジュールであり、バッチ業務をサポートします。
- BMS (Basic Mapping Support)
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IBMメインフレームのCICSシステム内で端末を介して入力されたメッセージをアプリケーション・サーバーが処理できるデータ形式に変換する機能を担当します。その逆の場合にも適用されます。
- Catalog (カタログ)
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他のデータセットのメタ情報を有するデータセットです。データセットの正確な格納位置を知らなくても、名前だけで特定のデータセットを探し、使用できるようにします。
- CBLTDLI
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OSC、OSI、およびBatchアプリケーションがHiDBにアクセスする際に使用する呼び出しレベルのインターフェースです。
- CICS (Customer Information Control System)
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IBMメインフレーム・システムで分散オンライン・トランザクション処理をサポートするシステムです。
- COMMAREA (Communication Area)
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1つのトランザクションでの両プログラム間、または1つの端末から起動される両トランザクション間でデータをやり取りする際に使用するデータ通信領域です。CICS内のプログラムにのみ該当します。
- Control Interval (制御インターバル)
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VSAMがデータ・レコードとレコード制御情報を保存するディスク・デバイスの連続的な領域です。
- CPM
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相互異なるコードページを使用するシステム間のデータを変換および管理するためのツールであり、国際標準コード・セットであるUnicodeを媒介として異なるコードをマッピングします。
- CVDA (CICS-Value Data Areas)
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OSCアプリケーション・プログラムで使用できるシステム指定のシンボリック値です。
- CWA (Common Work Area)
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1つのOSCサーバーまたはCICSサーバーのすべてのアプリケーションがアクセスできる共通作業領域です。
ただし、OSCでは同じリージョンに対応するサーバー・グループ内で使用でき、CICSでは同じリージョン内のプログラムでのみ使用できます。
- Data Set Access Method (データセット・アクセス方式)
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データをレコード単位で保存および検索するために使用される技術です。
- DBD (Database Description)
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データベースの構造やアクセス・メソッド、データベース・レコード内のセグメントとフィールド、そして各々のセグメント・タイプ間の関係について記述するマクロ・アセンブラー・コマンドの集合です。
- DCB (Data Control Block)
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データセットに対する適切な処理情報が含まれた構造体であり、JCLのDD文やカタログから情報を抽出して構成されます。
- DEDB (Data Entry Database)
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1つ以上の領域で構成された直接アクセス・データベースです。各々の領域はルート・セグメントと従属セグメントを含みます。DEDBは特に大容量の高性能データベースの処理のために考案されたものです。
- DIB (DL/I Interface Block)
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EXEC DLIインターフェースを使用する場合に、DL/Iモジュールとアプリケーション・プログラムを接続するシステム・コントロール・ブロックです。
- DL/I (Data Language One)
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アプリケーションがIMSシステムで管理するトランザクション・メッセージやデータベースにアクセスするために使用するインターフェース・モジュールです。
- DPL (Distributed Program Link)
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OSCアプリケーション・プログラムでリモートのOSCアプリケーション・サーバーに存在するプログラムをリンクする機能です。
- EIB (EXEC Interface Block)
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OSCアプリケーション・プログラムとOSCアプリケーション・サーバー間を接続するシステム・コントロール・ブロックです。
- EXEC CICS
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OSCアプリケーション・プログラムがOSCリソースにアクセスする際に使用するコマンド・インターフェースです。
- EXEC DLI
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OSCおよびBatchアプリケーションがPCBを利用してリソースにアクセスする際に使用するコマンド・インターフェースです。DLIを利用してHiDBだけでなく、IMS/DCのメッセージ・キューにもアクセスできます。
- Function Shipping (関数移送)
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OSCアプリケーション・プログラムからリモートのOSCアプリケーション・サーバーに設定されたリソースにアクセスできる機能です。
- GDG (Generation Data Group、世代データ・グループ)
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相互関連する連続的なデータセットをカタログに登録して1つのグループとして管理します。
- GDS(Generation Data Set、世代データセット)
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GDGに含まれるそれぞれのデータセットを意味します。
- HiDB (Hierarchical Database/High Performance Database)
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IBMメインフレームのIMS/DB製品に対応するOpenFrameデータベース製品です。
- IFP (IMS Fast Path)タイプのサポート・モジュール
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IMS/DCのIFPリージョンでユーザー・プログラムを運用するためのモジュールです。
- IMS/DB (Information Management System/Database)
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顧客の業務データを構造的に保存して管理する、IBMメインフレームの階層型データベース管理システムです。
- IMS/DC (Information Management System/Data Communication)
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IBMメインフレームの製品。ネットワーク端末から送信されたり、他のアプリケーションで生成されたトランザクション・メッセージを処理するメッセージ基盤のトランザクション処理システムです。
- Internal Reader (インターナル・リーダー)
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OpenFrameモジュールがJCLをTJESに送信するための内部モジュールです。
- IOPCB
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OSIが提供するメッセージ・キューでデータを読み書きするために使用するPCBリソースです。
- JCL (Job Control Language)
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TJESがバッチ・プログラムを実行する方法や、サブシステムを起動する方法を記述したスクリプト言語です。
- JOBQ
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TJESがジョブ情報を保存すシステム・データセットです。
- Lock Server (ロック・サーバー)
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データセットを操作時にデータセットのロックを管理して、データセットの排他的な使用を保証するサーバーです。
- LUW (Logical Unit of Work)
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1つのアプリケーションが1つのUOW(Unit of Work)で構成された場合でなく、複数の論理的な区間に分かれた場合のその1つ1つのUOWを意味します。
- Master(マスター)
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OpenFrame Managerサーバーの構成要素の1つであり、OpenFrameエンジンとの通信を担当します。
- Message Queue (メッセージ・キュー)
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メッセージを使用して動作するプログラムのためのシステム・リソースです。
- MFS (Message Format Service)
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IMS/DCシステム内で端末を介して入力されたメッセージをアプリケーション・サーバーが処理できるデータ形式に変換する機能を担当します。その反対の場合にも適用されます。
- Mirror Server (ミラー・サーバー)
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関数移送、DPL、その他のサーバー間の遠隔通信を必要とする要求を処理するOSCアプリケーション・サーバーです。
対象となるOSCアプリケーション・サーバーの設定およびリソースを共有します。
- Mirror Service (ミラーサービス)
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OSCリモート・トランザクションからDPLおよび関数移送要求を受けた際にミラー・サーバーで実行され、要求された機能を実際に実行するサービスです。
- MPP (Message Processing Program)
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IMS/DCのMPPリージョンでユーザー・プログラムを運用するためのモジュールであり、既存のIBMメインフレームMPP上のユーザー・プログラムの特徴であるメッセージ・キュー・マネージャーによって実行される業務の流れをそのままサポートします。
- MSC (Mapping Support type C)
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IBMメインフレームのBMSに対応するシステムであり、TN3270端末を介して入力されたメッセージをOpenFrame OSCアプリケーション・サーバーが処理できるデータ形式に変換します。また、OSCアプリケーション・サーバーと端末間でEBCDICデータとASCIIデータの通信をサポートします。
- MSI (Mapping Support type I)
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IBMメインフレームのMFSに対応するシステムであり、TN3270端末を介して入力されたメッセージをOpenFrame OSIアプリケーション・サーバーが処理できるデータ形式に変換します。また、OSIアプリケーション・サーバーと端末間でEBCDICデータとASCIIデータの通信をサポートします。
- MVS (Multiple Virtual Storage)
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IBM System/370およびSystem/390システムの基盤となるオペレーティング・システムです。
- NCS (Named Counter Server)
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IBMメインフレームのSYSPLEX環境で順次に番号を提供するカウンター・サーバーを意味します。
- Non-VSAM (非VSAM)
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VSAMアクセス方式が使用される前に開発されたアクセス方式です。
- OIVP (OpenFrame Online Installation Verificaiton Procedure)
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OpenFrame Online環境が正しく構築されて起動に問題がないかを検証する手順です。
- Online Core
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OpenFrameのOnlineで提供するすべての種類のアプリケーション・サーバーが動作するために必要な共通領域であり、TPモニターであるTmaxがそのエンジン機能を担当します。
- OpenFrame Manager
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OpenFrameの便利な運用のためにGUIを提供する管理ツールです。
- OSC Application Server
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OSCアプリケーション・プログラムを実行するためのリソースおよび環境を提供し、プログラムを実行する機能を果たすOpenFrameタイプのTmaxサーバーを指します。
- OSC System Server
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OSCアプリケーション・サーバーを補助し、システム運用のための追加機能を提供するサーバーです。
- OSC (Online Server type C)
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OpenFrameのOnline製品のうち、IBM CICSトランザクション・サーバーに対応するサーバー・タイプであり、オンライン・トランザクション業務を処理するミドルウェアです。
- OSD (Online System Definition)
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OpenFrameのOnlineシステムの運用のために必要な各種のリソース定義を保存する領域です。
- OSI (Online Server type I)
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OpenFrameのOnline製品のうち、IBMメインフレームのIMS/DCに対応するサーバー・タイプであり、オンライン・トランザクション業務を処理するミドルウェアです。
- OST (OSC Supplied Transaction)
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IBM CICSシステムのSupplied Transactionでシステムの運用に必要なトランザクション機能を提供するOpenFrame OSCのモジュールです。
- OUTPUTQ
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TJESがジョブの実行中に生成されるアウトプット情報を保存するシステム・データセットです。
- PATH (アクセス・パス)
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代替索引を使用してベース・クラスターを処理する時に使用されるカタログ・エントリであり、代替索引ごとに最低1つのアクセス・パスが定義されます。
- PCB (Program Control Block)
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IMSデータベースやメッセージ・ソース、デスティネーションに関するアプリケーションのインターフェースを規定するコントロール・ブロックです。PSBを作成する際にDBAによって定義されます。
- PCB Mask
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アプリケーションのDL/I呼び出しに対する様々な結果情報を含むデータ構造体です。
- PDS (Partitioned Data Set)
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分割データセット、複数の順次構造を有するメンバーおよびそれぞれのメンバーを記述するディレクトリ項目で構成されます。
- PSB (Program Specification Block)
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特定のアプリケーションがデータベースから読み取りできるセグメントやフィールドを記述し、また該当するセグメントに対するアクセス・タイプ(どのような作業を実行できるか)を記述したマクロ・アセンブラー・コマンドの集合であり、特定のデータベースに1つ以上のビューを持っています。
- Region (リージョン)
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メインフレーム・システムでプログラムが実行されるアドレス空間(Address space)を意味します。基本的に1つのリージョンは、OpenFrameで1つのAIMアプリケーション・サーバーやバッチ・ジョブに1対1で対応しますが、複数のプロセスに対応する特殊な場合もあります。
- RTSD (Runtime System Definition)
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AIMアプリケーション・サーバーがランタイム状態でリソース定義にアクセスできるように、リソース定義を保存する領域です。
- RWA (Region Work Area)
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1つのOSCサーバーで共通で使用される情報を保存するための共有メモリ領域です。
- SDS (Sequential Data Set)
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順次データセット。レコードが保存された順番にデータを処理する構造のデータセットです。
- Secondary Index
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ルート・セグメント・キーを使用してデータベース・レコードにアクセスする方式のほかに、他の索引キーを使用して特定のセグメントにアクセスする付加的な方法を提供します。
- SMS (Storage Management System)
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データセットと記憶装置の効率的な管理をサポートする、システム・ユーティリティとライブラリ・モジュールです。
- Sphere (スフィア)
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ベース・クラスターとそのベース・クラスターの代替索引の集合です。
- SPOOL (Simultaneous Peripheral Operations OnLine)
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ジョブの実行に必要な入力やジョブの実行中に生成される結果などを一時的に保存する領域です。
- SSA (Segment Search Argument)
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DL/I呼び出しを処理する際に必要な条件情報を記述するパラメータです。
- SWA (System Work Area)
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OSCシステムで使用する情報を保存する領域です。アプリケーションからはアクセスできません。
- TACF (Tmax Access Control Facility)
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メインフレームのRACFに対応するOpenFrameのユーザー認証およびセキュリティー・プログラムです。
- TCTUA (Terminal Control Table User Area)
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OSCシステムと接続された端末に割り当てられる領域であり、アプリケーションからアクセスできます。
- TDQ (Transient Data Queue)
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OSCアプリケーション・サーバーの内部または外部にデータを送信するためのデータ転送キューです。
- TJES (Tmax Job Entry Subsystem)
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メインフレームのJESに対応するOpenFrameのモジュールです。システムからジョブを受信してスケジューリングした後、内部フォーマットに変換し、ジョブを選択して実行した結果生成されたアウトプットを処理するなど、バッチ・ジョブを管理するサブシステムです。
- TSAM (Tmax VSAM)
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メインフレームのVSAMに対応する製品であり、VSAMデータセットを効率的に管理、処理するモジュールです。
- TSQ (Temporary Storage Queue)
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OSCアプリケーションが一時的にデータを保存できるキュー形式のリソースです。
- TWA (Transaction Work Area)
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トランザクション単位で割り当てるアプリケーションの作業領域です。
- UOW (Unit of Work)
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1つのアプリケーションの復旧時点を基準に論理的に分けられた区間を意味します。復旧時点は、タスクの最後またはSYNCPOINTです。
- VSAM (Virtual Storage Access Method)
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アクセス方式の1つです。ディスクに保存された固定長レコードや可変長レコードの直接処理または順次処理のために使用される技術です。B+ツリー構造の索引管理とカタログ管理が重要です。
- VTOC (Volume Table of Contents)
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各ボリュームの領域の割り当て情報や拡張情報を管理するシステム・データセットです。
- VVDS (VSAM Volume Data Set)
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システムで使用するすべてのボリュームに1つずつ定義したVSAM ESDSです。カタログを構成するデータセットの1つです。
- z/OS (zero-downtime OS)
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64ビット用IBMサーバーのオペレーティング・システムであり、OS/390の後継モデルです。