1. WAIT文
EVENT文によって監視されているイベントに対してWAIT文を実行する場合、監視の開始点を基準にして監視対象のイベントが発生するまで待機します。
WAIT文で指定したイベントがEVENT文によって監視されていない場合、現在の時点を基準にして監視対象のイベントが発生するまで待機します。すなわち、WAIT文の直前にEVENT文が指定されたかのように動作します。この場合、EVENT文にSTACK(NO)が指定されたのと同様に動作します。
WAIT文は、イベントの発生履歴(スタックで実装されている)を照会します。イベントを登録するとき、STACK(YES)が指定されていると、スタックから項目を取り出します。また、STACK(NO)に指定されている場合は、スタック項目の照会のみ行います。
WAIT文でスタックの項目を取り出したり照会したりすると、イベントの情報が制御変数(例: &SYS#EVENT)に保存されます。制御変数については、コマンド・プロシージャを参照してください。
使用法
| 項目 | 説明 |
|---|---|
time |
指定した時刻まで待機します。hh.mm形式で指定します。
|
date |
指定日まで待機します。OpenFrameでは構文エラーのみチェックします。 |
week |
指定の曜日まで待機します。OpenFrameでは構文エラーのみチェックします。 |
message |
指定したメッセージが出力されるまで待機します。指定した文字列とメッセージの先頭が一致すれば対象となります。「%.文字列」形式で指定した場合は、メッセージの中間部分が指定した文字列と一致すれば対象となります。 |
dspmessage |
イベント待機状態画面に表示するメッセージを指定します。OpenFrameでは構文エラーのみチェックします。 |
sss |
指定した期間の間待機します。(秒単位) |
mmm |
指定した期間の間待機します。(分単位) |
readyjobname |
指定したジョブが開始するまで待機します。OpenFrameでは構文エラーのみチェックします。 |
endjobname |
指定したジョブが終了するまで待機します。 |
msgid |
指定した識別番号を持つメッセージが出力されるまで待機します。 |
system |
指定したシステム・イベントが発生するまで待機します。OpenFrameでは構文エラーのみチェックします。 |
userevent |
指定したユーザー・イベントが発生するまで待機します。OpenFrameでは構文エラーのみチェックします。 |
dataset |
指定したデータセットが作成されるまで待機します。OpenFrameでは構文エラーのみチェックします。 |
mount |
指定したボリュームがマウントされるまで待機します。OpenFrameでは構文エラーのみチェックします。 |
ondevice |
指定したフロッピーディスク装置が準備されるまで待機します。OpenFrameでは構文エラーのみチェックします。 |
sysout |
指定したジョブの出力が終了するまで待機します。OpenFrameでは構文エラーのみチェックします。 |
オペランド
以下は、オペランドについての説明です。
| オペランド | 説明 |
|---|---|
TIME |
指定した時刻まで待機します。 |
DATE |
指定日まで待機します。OpenFrameでは構文エラーのみチェックします。 |
WEEK |
指定の曜日まで待機します。OpenFrameでは構文エラーのみチェックします。 |
MESSAGE |
指定したメッセージが出力されるまで待機します。 |
DSPMESSAGE |
イベント待機状態画面に表示するメッセージを指定します。OpenFrameでは構文エラーのみチェックします。 |
INTERVAL |
指定した期間の間待機します。 |
READYJOBNAME |
指定したジョブが開始するまで待機します。OpenFrameでは構文エラーのみチェックします。 |
ENDJOBNAME |
指定したジョブが終了するまで待機します。(略語: END) |
MSGID |
指定した識別番号を持つメッセージが出力されるまで待機します。 |
SYSTEM |
指定したシステム・イベントが発生するまで待機します。OpenFrameでは構文エラーのみチェックします。 |
USEREVENT |
指定したユーザー・イベントが発生するまで待機します。OpenFrameでは構文エラーのみチェックします。 |
DATASET |
指定したデータセットが作成されるまで待機します。OpenFrameでは構文エラーのみチェックします。 |
MOUNT |
指定したボリュームがマウントされるまで待機します。OpenFrameでは構文エラーのみチェックします。 |
ONDEVICE |
指定したフロッピーディスク装置が準備されるまで待機します。OpenFrameでは構文エラーのみチェックします。 |
SYSOUT |
指定したジョブの出力が終了するまで待機します。OpenFrameでは構文エラーのみチェックします。 |
使用例
以下は、WAIT文の例です。
WAIT MSGID(XDX1000I) INTERVAL(5S)