OpenFrame Batch for MSP 7.3 本章では、OpenFrame Batch for MSP 7.3の新機能について簡単に説明します。詳細については、関連するガイドを参照してください。 1. 新機能 本節では、新しく追加された機能について説明します。 1.1. ジョブ識別番号とステップごとのCPU使用時間を確認できる機能を新設 OFM_BATCH_STEPRPTにCPU_TIMEカラムが新設され、ステップ単位でのCPU使用時間を確認できるようになりました。 OFM_BATCH_JREPORTテーブルが新設され、ジョブ名、ユーザーが指定したアカウント情報、ジョブのCPU使用時間などを確認することができます。 1.2. SYSTEM 環境変数のサポート ofsys - SYSTEM_INFO - SYSTEM_ID - OF_CVT_SYSTEM_IDの設定項目が新設され、SYSTEM_IDの値を指定することで、システムIDを確認できるようになりました。 ofsys - SYSTEM_INFO - SYSTEM_ID - OF_CVT_SSNAMEの設定項目が新設され、SSNAMEの値を指定することで、システム名を確認できるようになりました。 追加でサポートされるコマンドの詳細については、OpenFrame Base『環境設定ガイド』の「ofsys」を参照してください。 2. 変更機能 本節では、変更された機能について説明します。 2.1. OUTPUTディレクトリの変更 tjesにおけるOUTDEF - DATA_DIRのデフォルト値が ${OPENFRAME_HOME}/sharedから ${OPENFRAME_HOME}/outputqに変更されました。 2.2. BDAMをVSAMとして扱えるように変更 USE_BDAM_AS_TSAMをYESに設定する場合、ISAMと同様にコピーブックが必要です。 3. バグの修正 本節では、各モジュールのバグの修正について説明します。 スプールリスト関連の構造体を変更(IMS#313195を参照) tjes_ddlist_tのdisp_statusメンバーのサイズをOFM_BATCH_DDLISTに対応するカラムと同じサイズに変更し、pospoolの実行時にすべてのスプールリストが出力されるように変更しました。 tjesmgr spoolbackuplist core 問題を解決(IMS#313623 参照) tjesmgrでspoolbackuplistの実行時にコアが発生しないよう、保護ロジックを追加しました。 紹介 OpenFrame Batchの紹介