1. ATTRIB文

ALLOCATE文より使用できるように、データセットの属性リストを定義します。ALLOCATE文では、ATTRIB文で定義した属性リストを、USINGオペランドを使って使用できます。(略語:ATTR)

  • 構文

    ATTRIB name
           [LRECL(lrecl)]
           [BLKSIZE(blksize)]
           [BUFL(buflen)]
           [BUFNO(bufno)]
           [DSORG(DA|DAU|PO|POU|PS|PSU)]
           [NCP(ncp)]
           [LIMCT(limct)]
           [DIAGNS(TRACE)]
           [EXPDT(expdt)]
           [RECFM(A|B|D|F|L|M|S|T|U|V)]
           [INPUT|OUTPUT]
           [RETPD(retpd)]
           [BUFOFF(bufoff)]
           [DEN(density)]
           [REUSE]
           [BFALN(F|D)]
           [BFTEX(S|A|R)]
           [EROPT(ACC|SKP|ABE)]
           [OPTCD(A|B|C|E|F|H|J|Q|R|T|U|W|Z[,...])]
           [KEYNEN(keylen)|MODE(K|AN)|TRTCH(C|E|T|ET)]
  • オペランド

    以下は、ATTRIB文のオペランドについての説明です。

    オペランド 説明

    name

    属性リスト名を指定します。省略できません。

    DSORG

    データセットの構造を指定します。(略語:DS)

    • DA:直接アクセス・データセット

    • DAU:移動不可直接アクセス・データセット

    • PO:区分編成のデータセット

    • POU:移動不可区分編成のデータセット

    • PS:物理順次のデータセット

    • PSU:移動不可物理順次のデータセット

    RECFM

    レコードの形式と特性を指定します。(略語:REC)

    • A:ANSI制御文字がレコードの先頭に存在

    • B:ブロック化されたレコード

    • D:D形式のレコード

    • F:固定長レコード

    • L:ライン単位のレコード

    • M:マシン制御文字がレコードの先頭に存在

    • S :スパン・レコード

    • T:トラック・オーバーフロー・レコード

    • U:長さが未指定のレコード

    • V:可変長レコード

    LRECL

    レコード長をlreclに数字で指定します。(略語:LR)

    BLKSIZE

    ブロックのサイズをblksizeに数字で指定します。(略語:BLK, BL)

    BUFL

    バッファーのサイズをbuflenに数字で指定します。OpenFrameでは構文エラーのみチェックします。

    BUFNO

    使用するバッファーの数をbufnoに数字で指定します。OpenFrameでは構文エラーのみチェックします。(略語:BUFN)

    INPUT

    入力処理をします。OpenFrameでは構文エラーのみチェックします。(略語:I)

    OUTPUT

    出力処理をします。OpenFrameでは構文エラーのみチェックします。(略語:OU)

    NCP

    CHECKの実行前のREAD/WRITEの最大数をncpに指定します。OpenFrameでは構文エラーのみチェックします。(略語:N)

    BFALN

    バッファーの境界を合わせます。OpenFrameでは構文エラーのみチェックします。(略語:BFA)

    BFTEK

    バッファーの制御方法を指定します。OpenFrameでは構文エラーのみチェックします。(略語:BFT)

    LIMCT

    検索するトラック/ブロックの数をlimctに指定します。OpenFrameでは構文エラーのみチェックします。(略語:LI)

    EROPT

    データのエラーを検出する際の処理方法を指定します。OpenFrameでは構文エラーのみチェックします。(略語:ER)

    DIAGNS

    ジョブ領域とDCBの内容をトレースします。OpenFrameでは構文エラーのみチェックします。(略語:DI)

    EXPDT

    データセットの満了日をexpdtに指定します。(略語:EX)

    RETPD

    データセットの保存期間をretpdに指定します。(略語:RET)

    OPTCD

    オプション機能を指定します。OpenFrameでは構文エラーのみチェックします。(略語:OP)

    BUFOFF

    ブロックの接頭語の長さをbufoffに指定します。OpenFrameでは構文エラーのみチェックします。(略語:BUFO)

    DEN

    テープの記録密度をdensityに指定します。OpenFrameでは構文エラーのみチェックします。(略語:DE)

    KEYLEN

    キーの長さをkeylenに数字で指定します。(略語:K)

    MODE

    漢字プリンターの使用モードを指定します。OpenFrameでは構文エラーのみチェックします。(略語:M)

    TRTCH

    テープの記録方式を指定します。OpenFrameでは構文エラーのみチェックします。(略語:T)

    REUSE

    使用するDD名が既に割り当てられている場合は解放し、再度割り当てます。(略語:REU)

  • 使用例

    以下は、ATTRIB文の使用例です。

    ATTRIB DCB1 RECFM(F,B),LRECL(80),DSORG(PO)