サポートされない富士通 AIM/DBの機能

本付録では、OpenFrame NDBでサポートされない富士通 AIM/DBの機能について説明します。

1. クロスセット(Cross-set)移行機能

クロスセットの関係は、AIM DBのレコード間関係において、1つのレコード・タイプが複数のセットに関連付けられ、複数の親レコード・タイプを持つことを示します。現在、OpenFrameの移行ツール・プログラムとユーティリティでは、このような構造のクロスセット移行機能はサポートしておらず、1つのメンバー・レコード・タイプが1つのオーナー・レコード・タイプを持つセットに対してのみ処理することができます。クロスセットの場合、ユーティリティでないユーザー・アプリケーションを使用してダウンロードしたPGCSとSTCSの値で、オーナーとメンバーの関係を把握して移行する方法のみサポートしています。

2. サブスキーマのレコード・フィールド再構成機能

AIM DBは、サブスキーマで使用されるレコードを記述する際、RDBのビュー機能のようにレコードのフィールドを元のレコードの構造とは異なる形式で再構成して使用することができます。現在OpenFrame NDBでは、この機能をサポートしておらず、元のレコードの形式でのみ入出力を実行することができます。

3. 一部のユーティリティ機能への対応

AIM DBのユーティリティのうち、OpenFrame NDBのRDB化により不要となったユーティリティについては、構文解析のみをサポートします。

構文解析のみをサポートするユーティリティは以下のとおりです。

  • JXHIXGEN

  • JXYXIREF

  • JXYXIDBR