AIM操作コマンド
本章では、RDBII関連のAIM操作コマンドについて説明します。
1. パブリックデータベースの使用制限
AIM操作コマンドのRESTRICTを使用すると、パブリックデータベースやメタデータベースの使用を制限することができます。管理者は、パブリックデータベースやメタデータベースのリカバリレベルを一時的に変更することができます。
構文は以下のとおりです。
RESTRICT RDB,MD=メタデータベース名[DID=AIM DID名] [,DBSN=パブリックデータベース名],RCVL=リカバリレベル
項目 | 説明 |
---|---|
MD |
処理するメタデータベース名を指定します。 |
DID |
AIMシステムのDID名を指定します。 |
DBSN |
パブリックデータベース名を指定します。指定しない場合は、メタデータベースのすべてのパブリックデータベースを処理します。 |
RCVL |
リカバリレベルを指定します。 |
以下は、RESTRICTを使用してTMAXPUBというパブリックデータベースの使用を制限する例です。
aimcmd -c 'RESTRICT,RDB,MD=RDBII,RCVL=(NOTUSED),DID=00,DBSN=TMAXPUB' NOCHECK
2. パブリックデータベースの使用制限の解除
AIM操作コマンドのRELEASEを使用すると、RESTRICTによって制限されたリカバリレベルを元に戻すことができます。
構文は以下のとおりです。
RELEASE RDB,MD=メタデータベース名[DID=AIM DID名] [,DBSN=パブリックデータベース名],TYPE=RCVL
項目 | 説明 |
---|---|
MD |
処理するメタデータベース名を指定します。 |
DID |
AIMシステムのDID名を指定します。 |
DBSN |
パブリックデータベース名を指定します。指定しない場合は、メタデータベースのすべてのパブリックデータベースを処理します。 |
以下は、RELEASEを使用してTMAXPUBというパブリックデータベースへの使用制限を解除する例です。
aimcmd -c 'RELASE,RDB,MD=RDBII10,TYPE=RCVL,DID=00,DBSN=TMAXPUB'