システム設定

本付録では、OpenFrame Baseシステムの設定項目について説明します。

1. openframe_base.conf

OpenFrame Baseシステムを運用するためには、openframe_base.confに以下のサブジェクトの各項目を設定した後、ofconfigツールを使用してOpenFrameシステムに設定を保存する必要があります。

サブジェクト 説明

acs

ストレージ管理システムで使用されるSMSクラスの選択ルールを設定します。

api3270

OpenFrameシステムで3270データ・ストリームの変換機能に関する一般的な設定を行います。

console

OpenFrameシステムのコンソールとコマンドに関する設定を行います。

cpm

OpenFrameシステムのコードページの変換に関する設定を行います。

ds

OpenFrameシステムで使用されるデータセットの一般的な設定を行います。

dstool

データセット関連のツール・プログラムで使用される設定を行います。

ofsys

OpenFrameムのシステム・ ディレクトリ構造を含む全般的な設定を行います。

saf

OpenFrameシステムのアクセス制御に関する設定を行います。

smf

SMFで使用される設定を行います。

sms

ストレージ管理システムで使用されるSMSクラスを定義します。

sort

SORTユーティリティの一般的な設定を行います。

  1. ofconfigツールについては、OpenFrame Base『ツールリファレンスガイド』を参照してください。

  2. 各サブジェクトの詳細については、OpenFrame Base『環境設定ガイド』を参照してください。

2. dbconn.conf

OpenFrameシステムの各製品がデータベースに接続するためには、データベースの接続情報が ${OPENFRAME_HOME}/configのdbconn.confファイルに設定されている必要があります。

OpenFrame Baseシステムを運用するには、このファイルに特定のモジュールで要求するセクションと設定項目を作成し、Tiberoデータベース・システムに接続できる情報を登録します。

2.1. [SYS1_ODBC]

以下は、OpenFrame Baseシステムで使用するSYS1_ODBCセクションの例です。

[SYS1_ODBC]
    DATABASE=tb_oframe7
    USERNAME=tibero
    ENPASSWD=AA68690384C8042F154AEDF2A7B9F2A52B27EB63AF0777D67076195863248D2A
項目 説明

DATABASE

接続するデータベース名を指定します。

USERNAME

データベースに接続するためのユーザー・パスワードを指定します。

ENPASSWD

データベースに接続するための暗号化されたユーザー・パスワードを指定します。