プリンター機能

本付録では、OpenFrame OSIシステムでサポートするプリンター機能について説明します。

1. 概要

OpenFrame OSIシステムでは、以下の2つのプリンター方式を提供しています。

  • Display HardCopy

  • SCS-DATA Printer

プリンター機能を使用するには、OpenFrame GWに接続する必要があります。詳細については、OpenFrame GW『Web端末ガイド』を参照してください。

2. Display HardCopy

OpenFrame GWに接続中の端末が表示モード(エミュレーターのデバイス・タイプをIBM-3278-2-Eに設定した場合)であり、OSIシステムにこの端末のLUがプリンターとして定義されている場合、この端末に送信されるすべての画面は、デフォルトのプリンターに出力されます。

  1. 端末を表示モード(エミュレーターごとに指定できるオプションがある)に設定し、OpenFrame GWに接続します。

  2. ログオンするシステム・サーバー(制御リージョン)にこの端末のLU(Netname)がプリンターとして設定されていることを確認します。

  3. 端末に他の端末やプログラムからメッセージを送信し、ハードコピーできるかどうかを確認します。

OSIシステムでは、不要な印刷を防ぐために、ユーザー・データ以外のデータはプリンター端末に送信しないため、プリンターとして設定されている端末は、基本的にX SYSTEM状態となっています。

3. SCS-DATA Printer

OpenFrame GWに接続中の端末がプリンター・モード(エミュレーターのデバイス・タイプをIBM-3287-1に設定した場合)であり、OSIシステムにこの端末のLUがプリンターとして定義されている場合は、この端末に送信されるすべてのデータは、SCS-DATA形式である必要があります。ただし、ユーザー・アプリケーション・プログラムからSCS-DATAを受信する端末がSCS-DATAモードでない場合は、正常に実行されません。

  1. 端末をプリンター・モード(エミュレーターごとに指定できるオプションがある)に設定し、OpenFrame GWに接続します。

  2. ログオンするシステム・サーバー(制御リージョン)にこの端末のLU(Netname)がプリンターとして設定されていることを確認します。

  3. この端末はプリンター・モードであり、入力ができないため、IP-LUマッピングの自動ログオン機能を使用するか、OSIの/OPNDSTコマンドを使用して外部からログオンする必要があります。

  4. 端末にSCS-DATAを送信して正常に出力されることを確認します。