紹介

本章では、システム定義の基本概念について説明します。

1. 概要

IMS/DCでは、一連のシステム定義マクロ・ステートメントを提供しています。

OpenFrame OSI(以下、OSI)は、IMS/DCのマクロ機能に対応する以下のマクロをサポートしています。

マクロ 説明

APPLCTN

アプリケーション・プログラムに必要なリソースを定義します。

DATABASE

OSIで使用するデータベースを定義します。

NAME

物理端末と関連付けられる論理端末名を定義します。

TERMINAL

物理端末の属性を指定します。

TRANSACT

APPLCTNマクロで指定したアプリケーション・プログラムを使用できるトランザクションを定義します。

TYPE

端末の集合の属性を指定します。

以下は、マクロのリソースを定義する際の注意事項です。

  • 名前に空白、コンマ(,)、ピリオド(.)、ハイフン(-)、または等号(=)を含むことはできません。

  • PSB名は英字で始める必要があります。

  • 論理端末とトランザクションの名前は、1から8文字の英字で指定指定します。

2. マクロ構造

以下の図は、OSIシステム定義マクロの構造を示しています。マクロ内のマクロは、下位階層にあることになります。マクロの順序は重要ではありませんが、その階層関係は守る必要があります。

figure system definition struct
OSIシステム定義マクロの構造