SMRコマンド

本付録では、SMRで端末、ユーザー、業務情報を登録および削除するために使用されるコマンドの使用方法について説明します。

1. DFNUTRM

専用端末機能を利用するために特定の端末にユーザーを割り当てます。1つの端末には一人のユーザーのみ割り当てることができ、ユーザーは複数の端末に割り当てられることができます。

  • 構文

    -DFNUTRM-userid-/-userpass-TERMINAL(termid)-
    オペランド 説明

    userid

    TACFに登録されているユーザーIDを入力します。

    userpass

    useridに対応するユーザーのパスワードを入力します。

    termid

    専用端末として登録する端末のLU名を入力します。端末のLU名は最大8バイトまで登録できます。

  • 以下は、端末TERM001をパスワードがPASSWDであるユーザーUSER001の専用端末として登録する例です。

    DFNUTRM USER001/PASSWD TERMINAL(TERM001)

2. DLTUTRM

専用端末として登録されている端末の登録を解除します。

  • 構文

    -DLTUTRM-termid-
    オペランド 説明

    termid

    登録を解除する端末のLU名を入力します。

  • 以下は、専用端末として登録されている端末TERM001を削除する例です。

    DLTUTRM TERM001

3. DFNWRK

SMRメニューに割り当てるAIM/TSO業務アプリケーション、またはサブメニューを登録および削除します。

登録
  • 構文

    -DFNWRK-workid-+--------+-+--------------+-+-------------------------------+->
                   '-CREATE-' '-NAME('name')-' '-DNAME('dname')-+--------------+->
                                                                '-DLANG(dlang)-'
    
                  >-+--------------------------------+--------------------+------>
                  >-'-PROCID(procid)+--------------+-'-PASSWORD(workpass)-'
                                     '-ORDER(order)-'
    
                  >-+-LIKE(likeid)-+-
                    '-DESC('desc')-'
    オペランド 説明

    workid

    SMRメニューとして登録する業務IDを入力します。業務IDは8文字以内の英大文字/数字で定義し、先頭は必ず英字でなければなりません。

    name

    業務の英語名を入力します。

    dname

    業務の多言語名を入力します。

    多言語名は、40バイト以内で定義する必要があります。

    dlang

    dnameに登録した名前の言語を指定します。 (デフォルト値:JAPANESE)

    procid

    SMRメニュー画面を階層構造で構成する場合、サブメニューとして登録する業務IDを入力します。

    order

    procidを設定した場合、メニュー画面で登録した業務を表示する順番を指定します。

    1~9999の範囲で指定する必要があり、指定しない場合はデフォルト値として0が設定されます。

    workpass

    業務パスワードを使用する場合は、パスワードを入力してください。業務パスワードは8文字以内の英大文字/数字で定義し、先頭は必ず英字でなければなりません。

    likeid

    登録した業務の情報をここで指定した業務の情報と同様に登録します。

    desc

    AIM/TSO業務アプリケーションを実行するためのコマンドを入力します。

  • 以下は、英語名がTESTWORK、パスワードがPASSWDの業務WORK0001を登録する例です。

    DFNWRK WORK0001 NAME('TESTWORK') PASSWORD(PASSWD)

    以下は、業務LIKEWORKの情報をコピーして業務WORK0002を登録する例です。

    DFNWRK WORK0002 CREATE LIKE(LIKEWORK)
削除
  • 構文

    -DFNWRK-workid-DELETE-+----------------+-+-----------------+-
                          '-PROCID(procid)-' '-DELMODE(NO|YES)-'
    オペランド 説明

    workid

    情報を削除する業務IDを入力します。

    procid

    workidに対応する業務の下位の業務のうち、IDがprocidの業務情報を削除します。

    DELMODE(NO | YES)

    削除モードを選択します。

    • NO : workidに対応する業務の登録情報のみを削除します。 (デフォルト値)

    • YES : workidに対応する業務の登録情報だけでなく、その業務と他の業務との関連情報、またその業務とユーザーとの関連情報も削除します。

  • 以下は、業務WORK0001の情報のみを削除する例です。

    DFNWRK WORK0001 DELETE

    以下は、業務WORK0002の情報だけでなく、その業務に関連する情報をすべて削除する例です。

    DFNWRK WORK0002 DELETE DELMODE(YES)

4. DFNUWRK

ユーザーに特定の業務を割り当てます。

  • 構文

    -DFNUWRK-userid-+-ID(workid)---+-+--------------+-
                    '-LIKE(likeid)-' '-ORDER(order)-'
    オペランド 説明

    userid

    業務を割り当てるユーザーのIDを入力します。

    workid

    ユーザーに割り当てる業務IDを入力します。

    likeid

    ここで指定したIDのユーザーに割り当てられた業務をコピーして、useridに対応するユーザーに割り当てます。

    order

    SMRメニュー画面で割り当てられた業務が表示される順番を指定します。

    1~9999の範囲で指定する必要があり、指定しない場合はデフォルト値として0が設定されます。

  • 以下は、ユーザーUSER001に業務WORK001を割り当てる例です。

    DFNUWRK USER001 ID(WORK001)

    以下は、ユーザーUSER003に割り当てられた業務をそのままコピーしてユーザーUSER002に割り当てる例です。

    DFNUWRK USER002 LIKE(USER003)

5. DLTUWRK

ユーザーに割り当てられた業務を削除します。

  • 構文

    -DLTUWRK-userid-ID(workid)-
    オペランド 説明

    userid

    業務を削除するユーザーのIDを入力します。

    workid

    削除する業務IDを入力します。

  • 以下は、ユーザーUSER001に割り当てられた業務WORK001を削除する例です。

    DLTUWRK USER001 ID(WORK001)