JXALANTE
JXALANTEは、COBOLアプリケーション(ユーザー・プログラム)からAIMのシステム情報を出力するユーティリティ・インターフェースです。OpenFrameでは、JXALANTEのAPGとDCWSINFコマンドのみサポートしています。
1. APG情報の照会
APGは、APGの使用状況に関する情報を照会する機能です。
APG情報の照会時には、パラメータタイプとして3種類を指定できますが、現在は「APGを使用するジョブ名の取得」のみがサポートされています。
パラメータ |
パラメータ区分値 |
OpenFrameの対応有無 |
APG状態情報の照会 |
X'00001' |
非対応 |
起動したAPG情報の照会 |
X'00002' |
非対応 |
APGを使用するジョブ名の取得 |
X'00003' |
対応 |
-
呼び出し形式
CALL "JXALANTE" USING 'APG' RPL NOTELVL PARAM [AIM DID]
-
パラメータ
以下は、JXALANTEのAPGを指定するための各パラメータ項目に関する説明です。
-
RPL
APG情報の要求時に返される結果情報です。
項目名 タイプ 長さ 備考 長さ
バイナリ
2
予約フィールド
バイナリ
2
リターンコード
バイナリ
2
詳細コード
バイナリ
2
ジョブの総数
バイナリ
2
前回返されたジョブ数
バイナリ
2
返されたジョブの状態
バイナリ
2
返されたジョブ数
バイナリ
2
予約フィールド
バイナリ
20
-
NOTELVL
JXALANTEの実行時のログレベルを指定します。OpenFrameではサポートされておらず、互換性のために指定されます。
-
PARM
APGに対するリクエスト情報を指定します。
項目名 タイプ 長さ 備考 パラメータタイプ
バイナリ
2
リクエストタイプ
バイナリ
2
現在、OpenFrameではサポートされていません。
リクエストジョブ数
バイナリ
2
予約フィールド
バイナリ
2
APG名
バイナリ
2
必須入力
-
AIM DID
AIM DID(ディレクトリID)を指定します。省略可能です。
-
-
リターンコード
エラーコード 説明 0x0000
正常に処理されました。
0x0004
指定されたAPGに関連するジョブがありません。
0x0008
指定されたAPGは起動状態ではありません。
0x000c
パラメータ入力エラーです。
-
例
以下は、'OIVPAPG0' APGを使用しているジョブのリストを返す例です。
ID DIVISION. PROGRAM-ID. CASE7. DATA DIVISION. WORKING-STORAGE SECTION. 01 APG1-AREA. 03 APG1-FIL01 PIC X(08) VALUE 'APG '. 01 APG2-AREA. 03 APG2-FIL01 PIC 9(04) COMP VALUE 4036. 03 APG2-FIL02 PIC X(02) VALUE LOW-VALUE. 03 APG2-RTN PIC 9(04) COMP VALUE ZERO. 03 APG2-FIL03 PIC X(02) VALUE LOW-VALUE. 03 APG2-JOBALL PIC 9(04) COMP VALUE ZERO. 03 APG2-FIL04 PIC X(02) VALUE LOW-VALUE. 03 APG2-INF PIC 9(04) COMP VALUE ZERO. 03 APG2-INF-CNT PIC 9(04) COMP VALUE ZERO. 03 APG2-FIL06 PIC X(20) VALUE LOW-VALUE. 03 APG2-JOB-AREA VALUE LOW-VALUE. 05 APG2-JOB-OC OCCURS 500. 07 APG2-JOB PIC X(08). 01 APG3-AREA. 03 APG3-LEVEL PIC 9(04) COMP. 01 APG4-AREA. 03 APG4-FIL01 PIC X(02) VALUE X'0003'. 03 APG4-FIL02 PIC X(02) VALUE X'0001'. 03 APG4-FIL03 PIC 9(04) COMP VALUE 1. 03 APG4-FIL04 PIC X(02) VALUE X'0000'. 03 APG4-NAME PIC X(08). PROCEDURE DIVISION. MOVE 'OIVPAPG0' TO APG4-NAME. CALL 'JXALANTE' USING APG1-AREA APG2-AREA APG3-AREA APG4-AREA.
2. ワークステーション情報の照会
DCWSINFは、ワークステーションに関する情報を照会する機能です。
ワークステーション情報の照会時には、5つのパラメータタイプを指定できますが、現在は「NAME」と「ALL」タイプのみサポートしています。
パラメータ |
パラメータ区分値 |
サブパラメータ名 |
対応の有無 |
NAMEの指定 |
x'0014' |
NAME |
対応 |
WSLDの指定 |
x'0014' |
WSLD |
非対応 |
ALLの指定 |
x'000c' |
ALL |
対応 |
ERRの指定 |
x'000c' |
ERR |
非対応 |
CONTの指定 |
x'000c' |
CONT |
非対応 |
-
呼び出し形式
CALL "JXALANTE" USING 'DCWSINF' RPL NOTELVL PARAM WORKAREA
2.1. NAME情報の指定でワークステーション情報を照会
-
パラメータ
以下は、JXALANTEのDCWSINFのNAME指定のための各パラメータ項目に関する説明です。
-
RPL
DCWSINF情報の要求時に返される結果情報です。
項目名 タイプ 長さ 備考 長さ
バイナリ
2
予約フィールド
バイナリ
2
リターンコード
バイナリ
2
AIM結合状態
文字
1
言語種別
文字
1
現在、OpenFrameではサポートされていません。
予約フィールド
文字
3
BTSタイプ
文字
1
現在、OpenFrameではサポートされていません。
障害情報
文字
1
現在、OpenFrameではサポートされていません。
送出メッセージ情報
文字
1
現在、OpenFrameではサポートされていません。
送出メッセージ種別
文字
1
現在、OpenFrameではサポートされていません。
プロシージャの結合状態
文字
1
現在、OpenFrameではサポートされていません。
ファイル種別
文字
1
現在、OpenFrameではサポートされていません。
端末情報
文字
1
メッセージスケジューリングモード
文字
1
現在、OpenFrameではサポートされていません。
制御権情報
バイナリ
2
現在、OpenFrameではサポートされていません。
結合中の論理宛先数
バイナリ
2
現在、OpenFrameではサポートされていません。
プロシージャ名
文字
8
MQN名
文字
8
SMQN名
文字
8
予約フィールド
文字
8
-
NOTELVL
JXALANTEの実行時のログレベルを指定します。OpenFrameではサポートされておらず、互換性のために指定します。
-
PARM
DCWSINFに対するリクエスト情報を指定します。
項目名 タイプ 長さ 備考 パラメータタイプ
バイナリ
2
NAME指定のためには、x'0014’を指定します。
予約フィールド
バイナリ
2
サブパラメータタイプ
文字
8
NAME指定のためには、'NAME’を指定します。
ワークステーション名
文字
8
必須入力
APG名
バイナリ
2
必須入力
-
WORKAREA
NAMEの指定時には使用されませんが、互換性のために指定します。
-
-
リターンコード
エラーコード 説明 00
正常に処理されました。
21
ワークステーション情報が存在しません。
22
パラメータ情報が正しくありません。
-
例
以下は、'OIVPTRM1’ワークステーションに関する情報を返す例です。
ID DIVISION. PROGRAM-ID. CASE13. DATA DIVISION. WORKING-STORAGE SECTION. 01 C1-A. 02 FILLER PIC X(8) VALUE 'DCWSINF '. 01 C1-B. 02 FILLER PIC X(2) VALUE X'0038'. 02 FILLER PIC X(2) VALUE X'0000'. 02 C1-CODE-1 PIC S9(4) COMP. 02 FILLER PIC X(2) VALUE SPACE. 02 C1-INFAIM1 PIC X(1) VALUE SPACE. 02 C1-INFLANG1 PIC X(1) VALUE SPACE. 02 FILLER PIC X(2) VALUE SPACE. 02 FILLER PIC X(1) VALUE SPACE. 02 FILLER PIC X(1) VALUE SPACE. 02 FILLER PIC X(1) VALUE SPACE. 02 FILLER PIC X(1) VALUE SPACE. 02 FILLER PIC X(1) VALUE SPACE. 02 FILLER PIC X(1) VALUE SPACE. 02 FILLER PIC X(1) VALUE SPACE. 02 FILLER PIC X(1) VALUE SPACE. 02 FILLER PIC S9(4) COMP. 02 FILLER PIC S9(4) COMP. 02 C1-PRC PIC X(8). 02 C1-MQN PIC X(8). 02 C1-SMQN PIC X(8). 02 FILLER PIC X(8). 02 C5-BB OCCURS 200. 03 C5-R-WS PIC X(8) VALUE SPACE. 03 PROC PIC X(8) VALUE SPACE. 03 AIMC PIC X(1) VALUE SPACE. 03 PROCC PIC X(1) VALUE SPACE. 03 FILLER PIC X(10) VALUE SPACE. 01 C1-C. 02 FILLER PIC X(2) VALUE X'0001'. 01 C1-D. 02 PARM-TYPE PIC X(2) VALUE X'0014'. 02 FILLER PIC X(2) VALUE X'0000'. 02 FILLER PIC X(8) VALUE 'NAME '. 02 C5-WS PIC X(8) VALUE SPACE. 01 C1-E. 02 FILLER PIC X(2) VALUE X'0100'. 02 FILLER PIC X(2) VALUE X'0000'. 02 FILLER PIC X(252) VALUE ALL X'00'. PROCEDURE DIVISION. MOVE 'OIVPTRM1' TO C5-WS. CALL 'JXALANTE' USING C1-A C1-B C1-C C1-D C1-E.
2.2. 全ワークステーション情報の照会
-
パラメータ
以下は、JXALANTEのDCWSINFのALL指定のための各パラメータ項目に関する説明です。
-
RPL
DCWSINF情報の要求時に返される結果情報です。
項目名 タイプ 長さ 備考 長さ
バイナリ
2
予約フィールド
バイナリ
2
リターンコード
バイナリ
2
予約フィールド
バイナリ
2
ワークステーションの総数
バイナリ
2
返されたワークステーション数
バイナリ
2
予約フィールド
バイナリ
4
以下は、RPLのサブ項目です。
項目名 タイプ 長さ 備考 ワークステーション名
文字
8
プロシージャ名
文字
8
端末の状態
文字
1
プロシージャの結合状態
文字
1
結合中の論理宛先数
バイナリ
2
現在、OpenFrameではサポートされていません。
予約フィールド
バイナリ
8
-
NOTELVL
JXALANTEの実行時のログレベルを指定します。OpenFrameではサポートされておらず、互換性のために指定します。
-
PARM
DCWSINFに対するリクエスト情報を指定します。
項目名 タイプ 長さ 備考 パラメータタイプ
バイナリ
2
ALLを指定するために、x'000c’を指定します。
予約フィールド
バイナリ
2
サブパラメータタイプ
文字
8
ALLを指定するために、'ALL’を指定します。
-
WORKAREA
NAME指定時には使用されませんが、互換性のために指定します。
-
-
リターンコード
エラーコード 説明 00
正常に処理されました。
21
ワークステーション情報が存在しません。
22
パラメータ情報が正しくありません。
-
例
以下は、全ワークステーションに関する情報を返す例です。
ID DIVISION. PROGRAM-ID. CASE14. DATA DIVISION. WORKING-STORAGE SECTION. 01 C1-A. 02 FILLER PIC X(8) VALUE 'DCWSINF '. 01 C1-B. 02 FILLER PIC S9(4) COMP VALUE 56. 02 FILLER PIC X(2) VALUE X'0000'. 02 C1-CODE-1 PIC S9(4) COMP. 02 FILLER PIC X(2) VALUE SPACE. 02 C1-ENTRY-1 PIC S9(4) COMP. 02 C1-ENTRY1 PIC X(2) VALUE SPACE. 02 FILLER PIC X(4) VALUE SPACE. 02 C1-BB OCCURS 200. 03 C1-WS PIC X(8) VALUE SPACE. 03 PROC PIC X(8) VALUE SPACE. 03 AIMC PIC X(1) VALUE SPACE. 03 PROCC PIC X(1) VALUE SPACE. 03 FILLER PIC X(10) VALUE SPACE. 01 C1-C. 02 FILLER PIC X(2) VALUE X'0001'. 01 C1-D. 02 FILLER PIC X(2) VALUE X'000C'. 02 FILLER PIC X(2) VALUE X'0000'. 02 C1-MODE PIC X(8) VALUE 'ALL '. 01 C1-E. 02 FILLER PIC X(2) VALUE X'0100'. 02 FILLER PIC X(2) VALUE X'0000'. 02 FILLER PIC X(252) VALUE ALL X'00'. PROCEDURE DIVISION. CALL 'JXALANTE' USING C1-A C1-B C1-C C1-D C1-E.