OpenFrame AIMの環境設定

本章では、OpenFrame AIMの環境設定項目について説明します。

1. 概要

OpenFrame AIMの運用に必要な設定は、openframe_aim.confの各セクション(SECTION)のキー(KEY)の「VALUE」項目に設定し、ofconfigツールを使用して保存します。

デフォルト値が「(NONE)」である「KEY」が一部あります。その「KEY」「VALUE」を「(NONE)」に指定した場合の動作については備考欄を参照してください。

以下は、各サブジェクトのセクションの説明です。各セクションのキーの入力値についての説明は各節を参照してください。

  • aim

    SECTION 説明

    AIMCTL

    OpenFrame AIMの運用管理について設定します。

    DCMS

    DCMSの情報を設定します。

    DEFAULT_USER

    OpenFrame AIMのTACFのデフォルト・ユーザー情報を設定します。

    PSAM

    OpenFrame AIMのメッセージ編集機能(PSAM)について設定します。

    RDB

    OpenFrame AIMのオンライン・システム領域で使用されるRDB情報を設定します。

    SPA

    OpenFrame AIMのオンライン・システム領域で使用されるSPA情報を設定します。

    OSAMFRUN

    OpenFrame AIMのOSAMFRUNユーティリティ情報を設定します。

    DTS

    OpenFrame AIMのDTSに関する情報を設定します。

    APSVR

    OpenFrame AIMのAPSVRの運用に関する情報を設定します。

  • smr

    SECTION 説明

    GENERAL

    SMRの運用管理に関する情報を設定します。

    AID

    SMRで使用する機能をどのキーにマッピングするかを設定します。

    FORMAT

    SMR業務で使用する画面を指定します。

    SIGNON

    SIGNON画面で使用するユーザーIDとパスワード・レコードの名前を設定します。

2. aim

OpenFrame AIMの運用管理について設定します。

2.1. AIMCTL

OpenFrame AIMの運用管理について設定します。

2.1.1. IGNORE_DS_NOT_FOUND_ERROR

ADLリソースのうち、PEDコマンドのDATASET NAME句で定義されたデータセットがシステムに存在しない場合、DS NOT FOUNDエラーを発生させるかどうかを設定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

NO

有効な値

YES、NO

備考

  • YES:DS_NOT_FOUNDエラーを発生させません。

  • NO:DS_NOT_FOUNDエラーを発生させます。

2.2. DCMS

DCMSの情報を設定します。

2.2.1. OS

OpenFrame AIMのマイグレーション対象となるシステムのOSタイプを指定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

XSP

有効な値

XSP、MSP

備考

富士通メインフレームのOSであるXSPとMSPのみサポートします。

2.2.2. RETURN

OpenFrame AIMのSMRを使用してAIMに接続した際、SMRに戻るAIDキーを指定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

PF04

有効な値

備考

2.2.3. LOGLVL

OpenFrame AIMのaimdcmsサーバーと各プロセス(aimapsvr)によって出力されるメッセージのレベルを設定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

D

有効な値

D、M、W、E

備考

  • D:デバッグ

  • M:メッセージ

  • W:警告

  • E:エラー

D > M > W > E の順に出力されるメッセージの数が減少するため、使用目的に合わせて適切なレベルを設定する必要があります。

2.2.4. WSGRP

OpenFrame AIMシステムへの接続を許可するワークステーション・グループ名を指定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

AIM#WSG0

有効な値

8バイト以下

備考

2.2.5. TXLOG_TYPE

OpenFrame AIMでオンライン・トランザクションのログを記録するリソース・タイプを指定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

NONE

有効な値

NONE、DB、FILE、BOTH

備考

  • NONE:オンライン・トランザクションのロギング機能を使用しません。

  • DB:オンライン・トランザクション・ログをデータベース・テーブルに記録します。

  • FILE:オンライン・トランザクション・ログをファイルに記録します。

  • BOTH:オンライン・トランザクション・ログをデータベース・テーブルとファイルの両方に記録します。

オンライン・トランザクション・ログをファイルに記録する場合は、$OPENFRAME_HOME/log/aimパスのaimtxlog_[日付].logファイルに記録されます。

2.2.6. SPARM_DATE

OpenFrame AIMでアプリケーションが使用するシステム日付を指定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

(NONE)

有効な値

備考

YYYYMMDDの形式で指定します。(例: 20190101)

該当するキーのVALUEを(NONE)に指定した場合は、アプリケーションがOpenFrame Batch環境設定の日付を使用します。

2.2.7. SPARM_TIME

OpenFrame AIMでアプリケーションが使用するシステム時間を指定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

(NONE)

有効な値

備考

HHMMSSの形式で指定します。(例: 120000)

該当するキーのVALUEを(NONE)に指定した場合は、アプリケーションがOpenFrame Batch環境設定の時間を使用します。

2.2.8. WEBAIM_SYM_DEST_TYPE

Webサービスを通じてAIMからリクエストを受け取る際、デスティネーション・タイプを指定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

DSP

有効な値

DSP、APL

備考

  • DSP:デスティネーション・タイプをDSPに指定します。

  • APL:デスティネーション・タイプをAPLに指定します。

2.3. DEFAULT_USER

OpenFrame AIMのTACFのデフォルト・ユーザー情報を設定します。

2.3.1. USERNAME

TACFのユーザー名を指定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

ROOT

有効な値

備考

2.3.2. PASSWORD

ユーザー・パスワードを設定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

SYS1

有効な値

備考

2.4. PSAM

OpenFrame AIMのメッセージ編集機能(PSAM)について設定します。

2.4.1. PSAMBIN

PSAMマップのコンパイルによって取得されるバイナリ・ファイル(物理マップ)の格納場所を指定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

${OPENFRAME_HOME}/aim/psambin

有効な値

備考

2.4.2. PSAMCPY

PSAMマップのコンパイルによって取得される端末入出力データ・ファイル(コピーブック)の格納場所を指定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

${OPENFRAME_HOME}/cobcpy/mapcpy

有効な値

備考

2.4.3. XPRINT

EXTESプリンター端末を使用するかどうかを指定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

NO

有効な値

YES、NO

備考

  • YES:EXTESプリンター端末を使用します。

  • NO:EXTESプリンター端末を使用しません。

2.4.4. LANG

画面を表示するPSAMマップをコンパイルする場合に必要なcpmの言語を指定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

JP

有効な値

備考

2.4.5. DYNAMIC_LOAD

OpenFrame AIMシステムの運用中にPSAMマップ・ファイルが変更された場合、システムを停止することなく、変更内容を動的に適用するかどうかを指定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

YES

有効な値

YES、NO

備考

  • YES:PSAMマップのコンパイル後すぐに適用します。

  • NO:変更されたPSAMマップをシステムの再起動時に適用します。

YESに指定した場合は、変更内容がすぐに適用されるため、該当のマップ・ファイルを使用するプログラムが端末と通信中の場合は注意が必要です。

2.4.6. SOSI_IS_SPACE_IN_MIXED

OpenFrame AIMシステムの運用中にMIXEDフィールドでSOSIコードとして空白を使用するかどうかを指定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

NO

有効な値

YES、NO

備考

  • YES:空白をSOSIコードとして認識します。

  • NO:0E0FをSOSIコードとして認識します。

2.4.7. ITEMGRP

PSAMでフィールドの最初の属性バイトが空白の場合、画面データを出力するかどうかを指定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

NO

有効な値

YES、NO

備考

  • YES:フィールドの最初の属性バイトが空白の場合、画面データを出力します。

  • NO:フィールドの最初の属性バイトが空白の場合、画面データを出力しません。

2.4.8. COLOR_PATTERN

PSAMのカラーパターンを定義します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

0

有効な値

YES、NO

備考

カラーパターンは、0〜4の整数を指定します。
カラーパターンの詳細については、OpenFrame AIM 『リソースガイド』の「属性指定に基づく基本色」を参照してください。

2.5. RDB

OpenFrame AIMのオンライン・システム領域で使用するRDB情報を設定します。

2.5.1. DBCONN

OpenFrame AIMのオンライン・システムで使用されるRDB接続を指定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

SYS1_CLIENT

有効な値

備考

DB接続は、dbconn.conf設定ファイルに指定されている必要があります。

2.5.2. USE_RDB

OpenFrame AIMでユーザー・アプリケーションのRDBを使用するかどうかを指定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

NO

有効な値

YES、NO

備考

  • YES:RDBを使用します。

  • NO:RDBを使用しません。

2.6. SPA

OpenFrame AIMのオンライン・システム領域で使用されるSPA情報を設定します。

2.6.1. INIT

OpenFrame AIMのオンライン・システムで使用されるSPA領域を初期化するかどうかを設定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

IREAD

有効な値

備考

IREADを設定した場合は、業務アプリケーションの特定の時点ごとにSPA領域を初期化します。

2.7. OSAMFRUN

OpenFrame AIMのOSAMFRUNユーティリティ情報を設定します。

2.7.1. LOGLVL

OpenFrame AIMのOSAMFRUNユーティリティの出力メッセージのレベルを指定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

D

有効な値

D、M、W、E

備考

  • D:Debug

  • M:Message

  • W:Warning

  • E:Error

D > M > W > Eの順に出力メッセージの量が減少するため、使用目的に応じて適切なレベルを設定してください。

2.7.2. PARA_SPACE_TO_UNDERBAR

OpenFrame AIMのOSAMFRUNユーティリティがJCL PARA文に作成されたパラメータの空白をどのように処理するかを設定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

YES

有効な値

YES、NO

備考

  • YES:JCL PARA文に作成されたパラメータの空白を'_'に置換します。

  • NO:JCL PARA文に作成されたパラメータの空白を'_'に置換せず、空白として処理します。

2.8. DTS

OpenFrame AIMのDTS運用に関する設定を指定します。

2.8.1. DIR

OpenFrame AIMのaimdtssvがファイルに対するイベントを監視するディレクトリのパスを指定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

(NONE)

有効な値

備考

2.8.2. SMQN

OpenFrame AIMのaimdtssvがファイルに対するイベントを検出した際にメッセージを送信するSMQN名を記述します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

(NONE)

有効な値

備考

2.9. APSVR

OpenFrame AIMのAPSVR運用に関する設定を指定します。

2.9.1. RESTART_COUNT

OpenFrame AIMのaimapsvr(MQNサーバー)が異常終了した場合の再起動回数を指定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

整数

デフォルト値

5

有効な値

-1、0-2147483647

備考

  • -1:再起動回数を制限しません。異常終了時に連続して再起動します。

  • 0:APSVRの異常終了時に再起動しません。

  • 1-2147483647:指定された回数だけ再起動を行います。

3. smr

OpenFrame AIMのサブモジュールであるSMR機能を使用するための設定を指定します。

3.1. GENERAL

SMRの運用管理に関連する情報を設定します。

3.1.1. LOGLVL

aimidcmサーバーが出力するメッセージのレベルを設定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

D

有効な値

D、M、W、E

備考

  • D : Debug

  • M : Message

  • W : Warnning

  • E : Error

D > M > W > Eの順に出力メッセージの量が減少するため、使用目的に応じて適切なレベルを設定してください。

3.2. AID

SMRで使用する機能をどのキーにマッピングするか設定します。

3.2.1. END

前のSMR画面に戻るキーを設定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

PF02

有効な値

備考

SIGNON画面では、このキーは動作しません。

3.2.2. RETURN

SIGNON画面に戻るキーを設定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

PF03

有効な値

備考

専用端末として登録された端末で使用する場合は、初期メニュー画面に移動します。

3.2.3. BACKWARD

SMRメニュー画面が複数のページで構成されている場合、前のページに移動するキーを設定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

PF04

有効な値

備考

3.2.4. FORWARD

SMRメニュー画面が複数のページで構成されている場合、次のページに移動するキーを設定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

PF05

有効な値

備考

3.2.5. LOGOFF

SMRでログオフしてVTAM画面に戻るキーを設定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

PF15

有効な値

備考

3.2.6. CHANGEPWD

SIGNON画面とパスワード変更画面を移動するキーを設定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

PF03

有効な値

備考

3.3. FORMAT

SMR業務に使用する画面を指定します。

3.3.1. NWPWD_FID

パスワード変更に使用する画面の名前を指定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

SMRNWPWD

有効な値

備考

3.3.2. SIGNON_FID

SIGNON画面の名前を指定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

SMRSIGN0

有効な値

備考

3.4. SIGNON

SIGNON画面で使用するユーザーIDとパスワード・レコードの名前を指定します。

3.4.1. USERID_DATA

SIGNON画面で使用するユーザーIDレコードの名前を指定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

USID

有効な値

備考

3.4.2. PASSWORD_DATA

SIGNON画面で使用するユーザー・パスワード・レコードの名前を指定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

PASS

有効な値

備考