OpenFrame AIMのツール

本章では、OpenFrame AIMのオンライン・システムで使用されるツールを紹介し、使用方法について説明します。

1. 概要

以下は、OpenFrame AIMのオンライン・システムでサポートするツールの一覧です。

ツール 説明

aimabegen

アプリケーションでアベンドが発生した場合に画面に表示するメッセージを表に登録・確認・削除します。

aimcmd

コマンドラインでOpenFrame AIMコマンドを実行します。

aimctlcheck

CTL表の内容を確認します。

aimctlinit

CTL表を初期化します。

aiminit

ADL情報を登録する表を作成または削除します。

aimprtview

オンライン印刷情報を確認・削除・再転送します。

aimsmradm

SMRでMENU画面を構成する際に必要な情報を入力するために使用されます。

aimdtsmgr

DTSを使用するためのファイル情報を管理します。

aimtxview

トランザクション・レポートを出力します。

jxdddms

ADL情報を表に登録します。

jybfg000

フォーマット定義ソースをコンパイルします。

2. aimabegen

aimabegenは、アプリケーションでアベンドが発生した場合に画面に表示するメッセージを表に登録・確認・削除するツールです。

使用方法

以下は、aimabegenを実行する方法です。

Usage : aimabegen <command> [options]
<command>:
   store|s  : Store USER ABEND Message
       options:
           -c : specify code
           -m : specify message
   delete|d : Delete USER ABEND Message
       options:
           -c : specify code
           -i : executes immedidately
   load|l   : Load USER ABEND Message
       options:
           -c : specify code

Example:
   aimabegen s -c 01 -m "USER ABEND Message"
  • 入力項目

    項目 説明

    <command>

    • store (s) : アプリケーションのアベンド・メッセージを表に登録します。(省略形 : s)

    • delete (d) : アプリケーションのアベンド・メッセージを表から削除します。(省略形 : d)

    • load (l) : アプリケーションのアベンド・メッセージを確認します。(省略形 : l)

    以下は、各コマンドのオプションについての説明です。

    • store (s)

      オプション 説明

      [-c]

      アプリケーションで登録するアベンド・メッセージのコード値を指定します。コード値は8桁を超えてはなりません。[-m]オプションと一緒に使用できます。

      [-m]

      アプリケーションで登録するアベンド・メッセージを指定します。メッセージは80バイトを超えてはなりません。[-c]オプションと一緒に使用できます。

    • delete (d)

      オプション 説明

      [-c]

      アプリケーションで削除するアベンド・メッセージのコード値を指定します。

      [-i]

      アプリケーションでアベンド・メッセージ情報を直ちに削除します。

    • load (l)

      オプション 説明

      [-c]

      アプリケーションで確認するアベンド・メッセージのコード値を指定します。

使用例

以下は、アプリケーションでアベンド・メッセージを表に登録する例です。

$ aimabegen s -c 1 -m "USER ABEND Massage 1"

以下は、コマンドの実行結果です。

store success.

以下は、アプリケーションで登録されたアベンド・メッセージを削除する例です。

$ aimabegen d

以下は、コマンドの実行結果です。

Do you want to delete all? [Y/N] : Y
delete success.

以下は、アプリケーションでアベンド・メッセージを確認する例です。

$ aimabegen l

以下は、コマンドの実行結果です。

o USER ABEND Message
-----------------------------------------------------------------------------------------
CODE     MSG
-----------------------------------------------------------------------------------------
1        USER ABEND Massage 1
load success.

3. aimcmd

aimcmdは、コマンドラインでOpenFrame AIMコマンドを実行できるようにするツールです。

コマンドの実行時に情報を管理するDCMSと基本的な環境設定については設定ファイルのDCMSセクションを参照し、コマンドの実行記録については設定ファイルのLOG_DIR設定を参照して確認できます。設定ファイルの詳細については、OpenFrame AIM『環境設定ガイド』を参照してください。

使用方法

以下は、aimcmdを実行する方法です。

Usage: aimcmd [-u <userid>/<passwd>] -c <command>
     | aimcmd [-h | -v]
Options:
  -u <userid>/<passwd>    Specify TACF user id and password
  -c <command>            Specify AIM command and options
  -h                      Display this information and exit
  -v                      Display version information and exit
Example:
  aimcmd -c 'DISPLAY WS,WS=WS000001'
  • 入力項目

    項目 説明

    [-u <userid>/<passwd>]

    OpenFrame TACFにログインしていない場合、コマンドを使用するユーザーIDとパスワードを指定します。

    以下は、コマンドの実行権限をチェックする場合の優先順位です。

    1. OpenFrame TACFのログイン情報

    2. [-u]オプションで入力されたIDとパスワード情報

    3. openframe_aim.confに指定されているDEFAULT_USER情報

    [-u]オプションは、[-c]オプションまたは[-s]オプションおよび[-l]オプションと一緒に使用できます。

    -c <command>

    実行するAIMコマンドを入力します。

    コマンドは、単一引用符で囲みます。コマンドの種類と形式についての詳細は、OpenFrame AIM『コマンドリファレンスガイド』を参照してください。

    [-c]オプションは、[-u]オプションと一緒に使用できますが、[-s]オプションと[-l]オプションとは一緒に使用できません。

    -h

    aimcmdの使用方法を表示します。

    -v

    ツールのバージョン情報を表示します。

使用例

aimcmdツールを使用してAIMコマンドの「DISPLAY SMQN」を実行した結果です。

$ aimcmd -c 'D SMQN'
aimcmd: command [D SMQN] input
SMQN NAME    MQN NAME    DID    PRC NAME    STATE        Q CNT
OIVPAP00     OIVPMQN     00                 OPENED       0
OIVPAP01     OIVPMQN     00                 OPENED       0
OIVPAP02     OIVPMQN     00                 OPENED       0
OIVPAP03     OIVPMQN     00                 OPENED       0
OIVPAP04     OIVPMQN     00                 OPENED       0
OIVPAP05     OIVPMQN     00                 OPENED       0
OIVPAP06     OIVPMQN     00                 OPENED       0
[2020-12-15T12:35:30.839580] [AIMCMD(13123)           ] [M] [CMD0001M] The command execution was successful, CMD = [D SMQN]

4. aimctlcheck

aimctlcheckは、OpenFrame AIMシステムの運用中に使用されるリアルタイム情報表の内容を確認するツールです。

使用方法

以下は、aimctlcheckを実行する方法です。別途オプションはありません。

Usage : aimctlcheck [options]
Options:
    -d <did>            Specify AIM DID
  • [options]

    オプション 説明

    [-d <did>]

    DIDを指定して初期化します。(デフォルト値: 00)

使用例

以下は、aimctlcheckの実行例です。

$ aimctlcheck -d 00

以下は、コマンドの実行結果です。

o APG (Total : 1)
------------------------------------
DID NAME     RCVR_LVL      OPEN_TYPE
------------------------------------
00  OIVPAPG0 DWN,FW,CAN    0 (NONE)


o JOB (Total : 1)
---------------------------------------
DID APG      JOB      PED      ACP_TYPE
---------------------------------------
00  OIVPAPG0 OIVPJOB  OIVPPED  1 (YES)


o PROCEDURE (Total : 1)
-------------------------------------------------
DID NAME     TYPE   STATE       FID      SMQN
-------------------------------------------------
00  OIVPPROC 2 (PF) 1 (OPENED)  OIVPFID0


o MQN (Total : 1)
-----------------------------------------------------------------
DID NAME     PROCEDURE JOBNAME  TYPE         STATE       AP_TYPE
-----------------------------------------------------------------
00  OIVPMQN            OIVPJOB  2 (PFACP)    1 (OPENED)  0 (DRVN)


o SMQN (Total : 7)
---------------------------------------------------------------
DID NAME     MQN      APL      JOBNAME  STATE          AP_TYPE
---------------------------------------------------------------
00  OIVPAP00 OIVPMQN  OIVPAP00 OIVPJOB  1 (OPENED)     0 (DRVN)
00  OIVPAP01 OIVPMQN  OIVPAP01 OIVPJOB  1 (OPENED)     0 (DRVN)
00  OIVPAP02 OIVPMQN  OIVPAP02 OIVPJOB  1 (OPENED)     0 (DRVN)
00  OIVPAP03 OIVPMQN  OIVPAP03 OIVPJOB  1 (OPENED)     0 (DRVN)
00  OIVPAP04 OIVPMQN  OIVPAP04 OIVPJOB  1 (OPENED)     0 (DRVN)
00  OIVPAP05 OIVPMQN  OIVPAP05 OIVPJOB  1 (OPENED)     0 (DRVN)
00  OIVPAP06 OIVPMQN  OIVPAP06 OIVPJOB  1 (OPENED)     0 (DRVN)


o WORKSTATION (Total : 1)
----------------------------------------------------
DID NAME     PROCEDURE MQN      SMQN     WS_STATE
----------------------------------------------------
00  UGSSSC00 OIVPPROC  OIVPMQN  OIVPAP00 1 (IDLE)

以下は、コマンドの出力項目についての説明です。

  • APG

    項目 説明

    DID

    AIMディレクトリのIDです。

    NAME

    APG名です。

    RCVR_LVL

    APGに指定されたリカバリ・レベルを表示します。

    • NON : リカバリ機能を使用しない

    • DWN : ダウン・リカバリ機能

    • CAN : キャンセル・リカバリ機能

    • FW : フォワード・リカバリ機能

    • BW : バックワード・リカバリ機能

    OPEN_TYPE

    APGが属するアプリケーションの起動時に、NDBまたはデータセットにエラーが発生しても無視して続行するかどうかを表示します。

    • NONE : エラーが発生したら異常終了

    • OPEN : エラーが発生しても無視して続行

  • JOB

    項目 説明

    DID

    AIMディレクトリのIDです。

    APG

    ジョブに含まれたAPG名です。

    JOB

    ジョブ名です。

    PED

    ジョブに含まれたPED名です。

    ACP_TYPE

    ACPジョブであるかどうかを表示します。

    • YES : ACPジョブである場合

    • NO : ACPジョブでない場合

  • PROCEDURE

    項目 説明

    DID

    AIMディレクトリのIDです。

    NAME

    プロシージャ名です。

    TYPE

    プロシージャで使用されるメッセージ・ファイルのタイプです。

    • MF(Message File) : メッセージ・ファイル

    • PF(Presentation File) : プレゼンテーション・ファイル

    STATE

    プロシージャの状態を表示します。

    • OPENED : 指定されたプロシージャがオープン状態

    • CLOSING : 指定されたプロシージャがクローズ状態

    FID

    プロシージャに接続する場合に出力されるフォーマット定義体です。

    SMQN

    プロシージャに接続する場合に実行するアプリケーションです。

  • MQN

    項目 説明

    DID

    AIMディレクトリのIDです。

    NAME

    MQN名です。

    PROCEDURE

    MQNと接続されたプロシージャ名です。

    JOBNAME

    実行したジョブ名です。

    TYPE

    MQNのタイプを表示します。

    • MF : メッセージ・ファイル

    • PFACP : プレゼンテーション・ファイル・タイプのACP

    • PF : プレゼンテーション・ファイル

    STATE

    MQNの状態を表示します。

    • OPENED : MQNが動作中の状態

    AP_TYPE

    アプリケーションのアクティブ化モードを表示します。

    • DRVN : メッセージ駆動型のアプリケーション

    • WAIT : メッセージ待機型のアプリケーション

  • SMQN

    項目 説明

    DID

    AIMディレクトリのIDです。

    NAME

    SMQN名です。

    MQN

    SMQNに含まれたMQN名です。

    APL

    SMQNと接続されたアプリケーション名です。

    JOBNAME

    実行したジョブ名です。

    STATE

    SMQNの状態を表示します。

    • OPENED : SMQNが動作中の状態

    • INH_T : 一時閉塞状態

    • INH_F : 同期閉塞状態

    • INH_E : 緊急閉塞状態

    AP_TYPE

    アプリケーションのアクティブ化モードを表示します。

    • DRVN : メッセージ駆動型のアプリケーション

    • WAIT : メッセージ待機型のアプリケーション

  • WORKSTATION

    項目 説明

    DID

    AIMディレクトリのIDです。

    NAME

    ワークステーション名です。

    PROCEDURE

    接続したプロシージャ名です。

    MQN

    端末を実行したMQN名です。

    SMQN

    端末を実行したSMQN名です。

    WS_STATE

    端末の状態を表示します。

    • IDLE : 待機状態

    • BUSY : MQNと対話中

5. aimctlinit

aimctlinitは、OpenFrame AIMシステムの運用中に使用されるCTL表を初期化するツールです。

システムの運用中に使用するとシステムを再起動しなければならないので、異常時以外は使用をお勧めしません。

使用方法

以下は、aimctlinitを実行する方法です。

aimctlinit
Usage : aimctlinit [options]
Options:
    -i                  Executes immedidately
    -d <did>            Specify AIM DID
  • [options]

    オプション 説明

    [-i]

    ユーザー確認なしですぐに初期化します。

    [-d <did>]

    DIDを指定して初期化します。(デフォルト値: 00)

    [-i]オプションと一緒に使用できます。

使用例

以下は、初期化コマンドの実行例です。

$ aimctlinit

以下は、コマンドの実行結果です。

Do you want to execute aimctlinit? [Y/N] : Y
AIMINITCTL successed

以下は、初期化の実行時に、確認なしで実行される例です。

$ aimctlinit -i

以下は、コマンドの実行結果です。

AIMINITCTL successed

以下は、DIDを指定して初期化する例です。

$ aimctlinit -d 00

以下は、コマンドの実行結果です。

Do you want to execute aimctlinit? [Y/N] : Y
AIMINITCTL successed

6. aiminit

aiminitは、OpenFrame AIMのADL情報と運用時に使用されるランタイムとログ情報を管理する表と索引を作成または削除するツールです。

使用方法

以下は、aiminitを実行する方法です。

Usage : aiminit <command> [options]
Command :
    create                  Create AIM System Tables/Indices
    remove                  Remove AIM System Tables/Indices
    list                    Display AIM System Table/Indices List

Options:
    -t  <table/index name>  Specify AIM System Table/Index to be created or removed
    -st <tablespace>        Specify AIM system tablespace name
    -lt <tablespace>        Specify AIM log tablespace name
  • 入力項目

    項目 説明

    <command>

    • create : OpenFrame AIMのシステム表を作成します。

    • remove : OpenFrame AIMのシステム表を削除します。

    • list : OpenFrame AIMのシステム表リストを表示します。

  • [options]

    オプション 説明

    [-t <table/index name>]

    作成・削除する表または索引の名前を指定します。指定しない場合は、すべての表を作成または削除します。

    [-st <tablespace>]

    OpenFrame AIMシステムの表領域名を指定します。表を作成する場合にのみ有効です。

    [-lt <tablespace>]

    OpenFrame AIMログの表領域名を指定します。表を作成する場合にのみ有効です。

使用例

以下は、表を作成する例です。

$ aiminit create -st OFM_REPOSITORY -lt OFM_LOG

以下は、表を削除する例です。

$ aiminit remove

上記のコマンドを実行すると、以下のようなメッセージが出力されます。

Removing the DB table may affect the system.
Do you want to remove the DB table? [Y/N] :

以下は、表の構造を確認する例です。

$ aiminit list

以下は、実行結果です。

No   Table
----------------------------------------------
  1  OFM_AIM_ADL_MASTER
  2    |-OFM_AIM_ADL_SIS
  3    |-OFM_AIM_ADL_APG
  4    |-OFM_AIM_ADL_SG
  5    |-OFM_AIM_ADL_DCMS
  6    |   '-OFM_AIM_ADL_DCMS_WSTYPE
  7    |-OFM_AIM_ADL_WS
  8    |-OFM_AIM_ADL_WS_TERM
  9    |-OFM_AIM_ADL_LD_GRP
 10    |-OFM_AIM_ADL_LD_TYPE
 11    |-OFM_AIM_ADL_LD_TYPE_LD
 12    |-OFM_AIM_ADL_LD_TYPE_RLD
 13    |-OFM_AIM_ADL_MUK_TYPE
 14    |-OFM_AIM_ADL_MUK
 15    |-OFM_AIM_ADL_MSF
 16    |-OFM_AIM_ADL_MUKF
 17    |-OFM_AIM_ADL_PROC
 18    |-OFM_AIM_ADL_SCHM
 19    |   '-OFM_AIM_ADL_SCHM_DS
 20    |       '-OFM_AIM_ADL_SCHM_DS_VOLUME
 21    |-OFM_AIM_ADL_MQN
 22    |   |-OFM_AIM_ADL_SMQN
 23    |   |-OFM_AIM_ADL_MQN_DD
 24    |   '-OFM_AIM_ADL_MQN_SPECIAL
 25    '-OFM_AIM_ADL_PED
 26         '-OFM_AIM_ADL_PED_AP
 27             |-OFM_AIM_ADL_PED_DB
 28             |   '-OFM_AIM_ADL_PED_DB_DETAIL
 29             |-OFM_AIM_ADL_PED_DS
 30             |   '-OFM_AIM_ADL_PED_DS_DETAIL
 31             |-OFM_AIM_ADL_PED_MQN
 32             '-OFM_AIM_ADL_PED_RDB
 33                 '-OFM_AIM_ADL_PED_RDB_DETAIL
 34  OFM_AIM_AIS_MASTER
 35    |-OFM_AIM_AIS_NAMCNV_MCPCNV
 36    |-OFM_AIM_AIS_NAMCNV_APLCNV
 37    |-OFM_AIM_AIS_NAMCNV_LDCNV
 38    |-OFM_AIM_AIS_ACSWS_DCPRES
 39    |-OFM_AIM_AIS_ACSWS_DCPNRS
 40    |-OFM_AIM_AIS_ACSWS_WSE_SEQ
 41    |-OFM_AIM_AIS_ACSWS_WSE
 42    |-OFM_AIM_AIS_ACSWS_WSE_WS
 43    |-OFM_AIM_AIS_MCP
 44    |   |-OFM_AIM_AIS_MCP_SCHD_SEQ
 45    |   |-OFM_AIM_AIS_MCP_SCHD
 46    |   |   '-OFM_AIM_AIS_MCP_SCHD_UKEY
 47    |   |-OFM_AIM_AIS_MCP_SCHD_IDX_WS_NAME
 48    |   '-OFM_AIM_AIS_MCP_SCHD_IDX_FID_NAME
 49    |-OFM_AIM_AIS_MENU
 50    |   '-OFM_AIM_AIS_MENU_SCHD
 51    |       '-OFM_AIM_AIS_MENU_SCHD_UKEY
 52    '-OFM_AIM_AIS_SEC_PW
 53  OFM_AIM_CTL_PROC
 54  OFM_AIM_CTL_WS
 55  OFM_AIM_CTL_APG
 56  OFM_AIM_CTL_JOB
 57    '-OFM_AIM_CTL_MQN
 58        '-OFM_AIM_CTL_SMQN
 59  OFM_AIM_SMRUTRM
 60  OFM_AIM_SMRUWRK
 61  OFM_AIM_SMRWRK
 62  OFM_AIM_ACP_MASTER
 63    |-OFM_AIM_ACP_DD
 64    |-OFM_AIM_ACP_DD_IDX1
 65    '-OFM_AIM_ACPIN_JOB
 66         |-OFM_AIM_ACPIN_DEST
 67         '-OFM_AIM_ACPIN_MQN
 68             |-OFM_AIM_ACPIN_MQN_APL
 69             |-OFM_AIM_ACPIN_MQN_APL_IDX1
 70             |-OFM_AIM_ACPIN_MQN_FILE
 71             '-OFM_AIM_ACPIN_MQN_FILE_IDX1
 72  OFM_AIM_ABEND_MSG
 73  OFM_AIM_POST_TIME
 74  OFM_AIM_TX_LOG
 75  OFM_AIM_TX_LOG_IDX1
 76  OFM_AIM_PRT
 77  OFM_AIM_PRT_SEQ
 78  OFM_AIM_DTS_VFILE

7. aimprtview

aimprtviewは、オンライン印刷情報を取得・削除・再転送するツールです。

使用方法

以下は、aimprtviewを実行する方法です。

Usage : aimprtview <command> [options]
<command>:
   load|l : Load print information
       options:
           -d       : specify PRT ID
           -n       : specify DEST NAME
           -f       : specify FORMAT ID
   delete|d : Delete print information
       options:
           -d       : specify PRT ID
           -i       : executes immedidately
   resend|r : Resend print information
           -d       : specify PRT ID
  • 入力項目

    項目 説明

    <command>

    • load (l) : オンライン印刷情報を取得します。(省略形 : l)

    • delete (d) : オンライン印刷情報を表から削除します。(省略形 : d)

    • resend (r) : オンライン印刷情報を再転送します。(省略形 : r)

    以下は、各コマンドのオプションについての説明です。

    • load (l)

      オプション 説明

      [-d]

      オンライン印刷情報を取得するSEQを指定します。

      [-n]

      オンライン印刷情報を取得するDESTNAMEを指定します。

      [-f]

      オンライン印刷情報を取得するFORMATIDを指定します。

    • delete (d)

      オプション 説明

      [-d]

      オンライン印刷情報を削除するSEQを指定します。

      [-i]

      オンライン印刷情報を直ちに削除します。

    • resend (r)

      オプション 説明

      [-d]

      オンライン印刷情報を再転送するSEQを指定します。

  • 出力項目

    以下は、loadコマンドによって表形式で出力される項目の説明です。

    項目 説明

    SEQ

    帳票データを転送する処理のIDを表示します。

    DESTNAME

    帳票データが転送される印刷端末の宛先を表示します。

    FORMATID

    帳票データを作成する帳票の名前を表示します。

    SEND

    帳票データを印刷端末に転送するのに成功した回数を表示します。

    FAIL

    帳票データを印刷端末に転送するのに失敗した回数を表示します。

    NOTIFY

    帳票データを印刷端末に転送したかどうかを表示します。Nは転送完了状態、Yは転送待機状態を示します。

    ISSUE TIME

    帳票データをDBに保存した日時を表示します。

    PRINT_TIME

    帳票データを印刷端末に転送した日時を表示します。

使用例

以下は、オンライン印刷情報を取得する例です。

$ aimprtview l

以下は、コマンドの実行結果です。

o Print Information
----------------------------------------------------------------------------------------------
SEQ      DESTNAME FORMATID SEND     FAIL     NOTIFY  ISSUE_TIME           PRINT_TIME
----------------------------------------------------------------------------------------------
1        UGSSSC00 OIVPFID5 1        0             N  2024/01/19 01:01:10  2024/01/19 01:01:30
2        UGSSSC00 OIVPFID5 1        0             N  2024/02/01 00:43:19  2024/02/01 00:44:28

以下は、登録されたオンライン印刷情報を削除する例です。

$ aimprtview d -d 1

以下は、コマンドの実行結果です。

Removing the DB table may affect the system.
Do you want to remove the DB table? [Y/N] : Y
delete success.

以下は、オンライン印刷情報を再転送する例です。

$ aimprtview r -d 2

以下は、コマンドの実行結果です。

resend success.

8. aimsmradm

aimsmradmは、SMRでMENU画面を構成する際に必要な情報を入力するために使用するツールです。

使用方法

以下は、aimsmradmを実行する方法です。

Usage : aimsmradm [-p <tablename|all>]
      | aimsmradm [-r smrmenu]
      | aimsmradm [-h | -v | -i]
options:
    -v                  : Show version
    -h                  : Show help
    -i                  : Input commands
                          [Press Ctrl-d for quit]
    -p <tablename|all>  : Display SMR DB table
                          <tablename> : smrutrm, smruwrk, smrwrk
    -r smrmenu          : Reflect SMR MENU immediately
  • 入力項目

    項目 説明

    [-v]

    aimsmradmのバージョン情報を表示します。

    [-h]

    aimsmradmの使用方法を表示します。

    [-i]

    端末、ユーザー、業務情報を登録および削除するためのコマンドを入力するために使用されます。

    Ctrl-dを押すと入力モードが終了します。

    [-p <tablenameまたはall>]

    SMR DBに保存されている内容を表示します。

    tablenameとしてsmrutrm、smruwrk、smrwrkを入力でき、allを入力するとすべての情報を確認することができます。

    [-r smrmenu]

    メモリにキャッシュされているSMR MENUを更新します。

    接続ユーザーが存在する場合は動作しません。

使用例

以下は、SMR DBに登録された情報を確認する例です。

$ aimsmradm -p smrwrk

以下は、コマンドを実行した結果です。

======================================================================
 * TABLE NAME : OFM_AIM_SMRWRK
 NO  | WORK     | PROC     | PASSWD  | ORDER | DLANG
       NAME                | DNAME
       DESC
----------------------------------------------------------------------
 1     TSTMENU    -          NO        0       JAPANESE
                             TEST ONLINE

以下は、SMRコマンドの入力待ち画面です。SMRコマンドを入力してMENU画面を構成するための情報を入力します。

$ aimsmradm -i
Enter the Command [Ctrl-d to quit] :

コマンドの詳細については、OpenFrame AIM『管理者ガイド』の「SMRコマンド」を参照してください。

以下は、SMR MENUを更新する例です。aimsmradm -r smrmenuコマンドを使用した場合、以下のようにコマンドの確認を要求します。

$ aimsmradm -r smrmenu
Confirm command?(y/n):

以下は、SMR MENUが正常に更新された場合の結果です。

[2023-05-12T12:35:43.075706] [aimsmradm(143606)       ] [M] [ATM0300M] Successfully done - Dynamic reflect for SMR MENU

9. aimtxview

aimtxviewは、トランザクション・レポートを出力するためのツールです。トランザクションの開始時間と終了時間、ジョブID、ジョブ名、MQN名、SMQN名、Qカウントなどの情報を出力または削除することができます。

このツールを使用するためには、OpenFrame AIM設定ファイルのTXLOG_TYPE設定がDBまたはBOTHに設定されている必要があります。設定ファイルの詳細については、OpenFrame AIM『環境設定ガイド』を参照してください。

使用方法

以下は、aimtxviewを実行する方法です。すべてのオプションを組み合わせて使用できます。

Usage : aimtxview <command> [options] [-r] <tran date> [tran date]
<command>:
   display|d        : Display transaction information
       options:
           -a       : Full table information output
           -f <t|c> : Specify output format
              t     : Table type
              c     : CSV type
           -o <a|d> : Specify output ordering
              a     : Ascending order
              d     : Descending order
   remove|r         : Remove transaction information
       options:
           -i       : Executes immediately
[options]:
   -r               : Specify a transaction date range
   -h               : Display tool information and exit
   -v               : Display version information

Example:
   aimtxview d 20190101
   aimtxview d -a 20190101
   aimtxview d -o d 20190101
   aimtxview d -f c 20190101
   aimtxview d -r 20190101 20191231
   aimtxview r 20190101
   aimtxview r -i 20190101
   aimtxview r -r 20190101 20191231
  • 入力項目

    項目 説明

    <command>

    • display (d) : トランザクション情報を出力します。省略形の d を使用してコマンドを実行することもできます。

    • remove (r) : トランザクション情報を削除します。省略形の r を使用してコマンドを実行することもできます。

    tran date

    検索するトランザクションの日付を「YYYYMMDD」形式で入力します。

    以下は、<command>の各オプションについての説明です。

    • display (d)

      トランザクション情報を出力します。省略形の d を使用して実行できます。

      項目 説明

      [-a]

      すべての情報を出力します。未指定の場合は、デフォルト情報を出力します。

      [-f <t|c>]

      出力形式を指定します。

      • t : 表タイプ(デフォルト値)

      • c : CSVタイプ

      [-o <a|d>]

      ソート方法を指定します。

      • a : 昇順でソート(デフォルト値)

      • d : 降順でソート

    • remove (r)

      トランザクション情報を出力します。省略形の r を使用して実行できます。

      項目 説明

      [-i]

      ユーザー確認なしですぐに削除します。

  • [options]

    オプション 説明

    [-r]

    検索または削除するトランザクションの期間を指定します。

    [-h]

    aimtxviewの使用方法を表示します。

    [-v]

    aimtxviewのバージョン情報を表示します。

使用例

以下は、デフォルト出力の例です。

$ aimtxview -a -r 20190101 20191231

以下は、コマンドの実行結果と各項目についての説明です。

TRANS_DATE  TRANS_TIME    TRANS_END_TIME  JOB_NAME  MQN_NAME  SMQN_NAME  TRANS_SVC_TIME  TRANS_CPU_TIME  WS_NAME   IP_ADDR    Q_CNT
------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
2019/01/01  19:42:32.761  19:42:32.764    OIVPJOB   OIVPMQN   OIVPAP00            0.003           0.002  UGSSSC00  127.0.0.1      0
2019/01/01  19:42:34.453  19:42:34.456    OIVPJOB   OIVPMQN   OIVPAP01            0.003           0.002  UGSSSC00  127.0.0.1      0
2019/01/01  19:42:35.370  19:42:35.373    OIVPJOB   OIVPMQN   OIVPAP05            0.003           0.002  UGSSSC00  127.0.0.1      0
2019/01/01  19:42:35.628  19:42:35.631    OIVPJOB   OIVPMQN   OIVPAP01            0.003           0.002  UGSSSC00  127.0.0.1      0
項目 説明

TRANS_DATE

トランザクションが実行された日付です。

TRANS_TIME

トランザクションの開始時間です。

TRANS_END_TIME

トランザクションの終了時間です。

JOB_NAME

ジョブ名です。

MQN_NAME

MQN名です。

SMQN_NAME

SMQN名です。

TRANS_SVC_TIME

トランザクションの実行時間です。

TRANS_CPU_TIME

CPU時間です。

すべての情報を出力する[-a]オプションを指定した場合に出力されます。

WS_NAME

WS名です。

トランザクション情報を出力する[-a]オプションを指定した場合に出力されます。

IP_ADDR

トランザクションを実行したIPアドレスです。

すべての情報を出力する[-a]オプションを指定した場合に出力されます。

Q_CNT

トランザクションで待機中のメッセージの数です。

以下は、すべての情報を出力する例です。

$ aimtxview d -a 20190101

以下は、コマンドの実行結果です。

TRANS_DATE  TRANS_TIME    TRANS_END_TIME  JOB_NAME  MQN_NAME  SMQN_NAME  TRANS_SVC_TIME  TRANS_CPU_TIME  WS_NAME   IP_ADDR    Q_CNT
------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
2019/01/01  19:42:32.761  19:42:32.764    OIVPJOB   OIVPMQN   OIVPAP00            0.003           0.002  UGSSSC00  127.0.0.1      0
2019/01/01  19:42:34.453  19:42:34.456    OIVPJOB   OIVPMQN   OIVPAP01            0.003           0.002  UGSSSC00  127.0.0.1      0
2019/01/01  19:42:35.370  19:42:35.373    OIVPJOB   OIVPMQN   OIVPAP05            0.003           0.002  UGSSSC00  127.0.0.1      0
2019/01/01  19:42:35.628  19:42:35.631    OIVPJOB   OIVPMQN   OIVPAP01            0.003           0.002  UGSSSC00  127.0.0.1      0

以下は、CSVタイプで出力する例です。

$ aimtxview d -f c 20190101

以下は、コマンドの実行結果です。

2019/01/01,19:42:32.761,19:42:32.764,OIVPJOB ,OIVPMQN ,OIVPAP00,0.003,0
2019/01/01,19:42:34.453,19:42:34.456,OIVPJOB ,OIVPMQN ,OIVPAP01,0.003,0
2019/01/01,19:42:35.370,19:42:35.373,OIVPJOB ,OIVPMQN ,OIVPAP05,0.003,0
2019/01/01,19:42:35.628,19:42:35.631,OIVPJOB ,OIVPMQN ,OIVPAP01,0.003,0

以下は、降順で出力する例です。

$ aimtxview d -o d 20190101

以下は、コマンドの実行結果です。

TRANS_DATE    TRANS_TIME      TRANS_END_TIME    JOB_NAME    MQN_NAME    SMQN_NAME    TRANS_SVC_TIME       Q_CNT
---------------------------------------------------------------------------------------------------------------
2019/01/01    19:42:35.628    19:42:35.631      OIVPJOB     OIVPMQN     OIVPAP01              0.003           0
2019/01/01    19:42:35.370    19:42:35.373      OIVPJOB     OIVPMQN     OIVPAP05              0.003           0
2019/01/01    19:42:34.453    19:42:34.456      OIVPJOB     OIVPMQN     OIVPAP01              0.003           0
2019/01/01    19:42:32.761    19:42:32.764      OIVPJOB     OIVPMQN     OIVPAP00              0.003           0

以下は、期間を設定して出力する例です。

$ aimtxview d -r 20190101 20191231

以下は、コマンドの実行結果です。

TRANS_DATE    TRANS_TIME      TRANS_END_TIME    JOB_NAME    MQN_NAME    SMQN_NAME    TRANS_SVC_TIME       Q_CNT
---------------------------------------------------------------------------------------------------------------
2019/01/01    19:42:32.761    19:42:32.764      OIVPJOB     OIVPMQN     OIVPAP00              0.003           0
2019/01/01    19:42:34.453    19:42:34.456      OIVPJOB     OIVPMQN     OIVPAP01              0.003           0
2019/01/01    19:42:35.370    19:42:35.373      OIVPJOB     OIVPMQN     OIVPAP05              0.003           0
2019/01/01    19:42:35.628    19:42:35.631      OIVPJOB     OIVPMQN     OIVPAP01              0.003           0
2019/01/02    09:00:38.531    09:00:38.533      OIVPJOB     OIVPMQN     OIVPAP00              0.002           0
2019/01/02    09:00:39.680    09:00:39.683      OIVPJOB     OIVPMQN     OIVPAP01              0.003           0
2019/01/02    09:00:41.998    09:00:42.000      OIVPJOB     OIVPMQN     OIVPAP05              0.002           0
2019/01/02    09:00:43.414    09:00:43.416      OIVPJOB     OIVPMQN     OIVPAP01              0.002           0

以下は、削除コマンドを実行する例です。

$ aimtxview r 20190101

以下は、コマンドの実行結果です。

Do you want to remove? [Y/N] : Y
Transaction date : 2019/01/01
Removed count    : 4
Remove successed

以下は、期間を設定して削除コマンドを実行する例です。

$ aimtxview r -r 20190101 20191231

以下は、コマンドの実行結果です。

Do you want to remove? [Y/N] : Y
Transaction date : 2019/01/01 - 2019/12/31
Removed count    : 8
Remove successed

10. aimdtsmgr

aimdtsmgrは、OpenFrame AIMのDTSを運用するための監視対象ファイルの情報を管理するツールです。

使用方法

以下は、aimdtsmgrを実行する方法です。

Usage : aimdtsmgr <command> <type> [options]
Command:                Specify a command to be executed
    define
    delete
    list
Manage VFILE Options: <type> can be specified without -t deleimiter
    -t <type>           Specify type
    -n <name>           Specify name
    -d <dsn>            Specify dataset name
    -m <member>         Specify member name
    -u <unit>           Specify unit name
    -v <volser>         Specify volume
    -i <userid>         Specify userid
VFILE example:
    aimdtsmgr define -t VFILE -n VFILE1 -d VFILE.DSN1
    aimdtsmgr delete -t VFILE -n VFILE1
    aimdtsmgr list -t VFILE
  • 入力項目

    項目 説明

    <command>

    • define:DTS監視対象ファイルの情報を登録します。

    • delete:DTS監視対象ファイルの情報を削除します。

    • list:DTS監視対象ファイルの情報を照会します。

  • [options]

    項目 説明

    [-t <type>]

    DTS監視対象のタイプ情報を指定します。現在は「VFILE」のみ指定できます。

    [-n <name>]

    DTS監視対象のファイル名を指定します。

    [-d <dsn>]

    DTS監視対象のデータセット名を指定します。

    [-m <member>]

    DTS監視対象のデータセットのメンバー名を指定します。

    [-u <unit>]

    DTS監視対象のデータセットを保存した装置名を指定します。

    [-v <volser>]

    DTS監視対象のデータセットを保存したボリューム名を指定します。

    [-i <userid>]

    DTS監視対象ファイルのユーザー名を指定します。

使用例

以下は、VFILE1という名前でDTSのVFILEに登録する例です。

$ aimdtsmgr define -t VFILE -n VFILE1 -d VFILE.DSN1

以下は、DTSからVFILE1というファイル情報を削除する例です。

$ aimdtsmgr delete -t VFILE -n VFILE1

以下は、DTSに登録されているファイル・リストを確認する例です。

$ aimdtsmgr list -t VFILE

実行結果は以下のとおりです。

==============================================================================================================
NAME             DSN      USERID   REGISTERED
--------------------------------------------------------------------------------------------------------------
AMYHC1001        AMAYA    2025/01/06 09:25:35
RCVNH1001        SINODA   2025/01/07 13:31:28
==============================================================================================================

11. jxdddms

jxdddmsは、ADL情報を表に登録するツールです。ADL(AIM Description Language)を使用してOpenFrame AIMのオンライン・システム、データベース、データセット、アプリケーションなどの環境を定義することができます。

使用方法

以下は、jxdddmsを実行する方法です。

Usage : jxdddms <command> [options]
<command>:
   parse|p : Parse ADL (Parsing test)
       options:
           -p       : specify adl file path
   store|s : Store ADL
       options:
           -d       : specify AIMDIR ID
           -p       : specify adl file path
           -f       : overwrite if already exists in AIMDIR
   load|l : Load ADL
       options:
           -d       : specify AIMDIR ID
           -a       : specify adl name
           -t       : specify adl type
           -f <a|t> : specify adl output format
              a     : ADL type
              t     : Table type
   delete|d : Delete ADL
       options:
           -d       : specify AIMDIR ID
           -a       : specify adl name
* ADL type:
    SIS, APG, SG, WS, PROC, DSCH, MQN, PED, ALL
  • 入力項目

    項目 説明

    <command>

    • parse (p) : ADLを解析します。省略形の p を使用して実行できます。

    • store (s) : ADLを解析して表に登録します。省略形の s を使用して実行できます。

    • load (l) : ADLの詳細を表示します。省略形の l を使用して実行できます。

    • delete (d) : ADLを表から削除します。省略形の d を使用して実行できます。

    以下は、<command>の各オプションについての説明です。

    • parse (p)

      項目 説明

      [-p]

      ADLマクロファイルに設定されたADLファイルのパスにあるADLを解析します。

    • store (s)

      項目 説明

      [-d]

      ADL情報を登録するAIMディレクトリのIDを指定します。(デフォルト値: 00)

      [-p]オプションと一緒に使用できます。

      [-p]

      ADLマクロファイルに設定されたADLファイルのパスにあるADLを解析して表に登録します。

      [-f]

      ADL表にすでに存在するADLコマンドの場合は上書きします。

      [-p]オプションと一緒に使用できます。

    • load (l)

      項目 説明

      [-d]

      ADLの情報を登録するAIMディレクトリのIDを指定します。(デフォルト値: 00)

      [-a]、[-t]、[-f ]オプションと一緒に使用できます。

      [-a]

      ADL名を指定します。

      [-a]と[-t]は必須オプションであり、どちらか1つのみ使用することもできます。

      [-t]

      ADLのタイプを指定します。

      • SIS

      • APG

      • SG

      • WS

      • PROC

      • DSCH

      • MQN

      • PED

      • ALL

      [-a]と[-t]は必須オプションであり、どちらか1つのみ使用することもできます。

      [-f <a|t>]

      ADLの出力形式を指定します。

      • a : ADLタイプ(デフォルト値)

      • t : 表タイプ

    • delete (d)

      項目 説明

      [-d]

      ADL情報を登録するAIMディレクトリのIDを指定します。(デフォルト値: 00)

      [-a]オプションと一緒に使用できます。

      [-a]

      ADL名を指定します。

  • 出力項目

    以下は、ロード機能の表形式で出力される項目についての説明です。

    • SIS

      項目 説明

      DID

      AIMディレクトリのIDを表示します。

      NAME

      SIS名を表示します。

    • APG

      項目 説明

      DID

      AIMディレクトリのIDを表示します。

      NAME

      APG名を表示します。

      SIS_NAME

      SIS名を表示します。

      RCVR

      APGに指定されたリカバリ・レベルを表示します。

      • NON : リカバリ機能を使用しない

      • DWN : ダウン・リカバリ機能

      • CAN : キャンセル・リカバリ機能

      • FW : フォワード・リカバリ機能

      • BW : バックワード・リカバリ機能

      EXCL_KEY

      APGに属する排他制御機能を使用する場合のキー値を表示します。

    • SG

      項目 説明

      DID

      AIMディレクトリのIDを表示します。

      NAME

      スキーマ・グループ名を表示します。

      SIS_NAME

      SIS名を表示します。

      RCVR

      スキーマ・グループに指定されたリカバリ・レベルを表示します。

      • NON : リカバリ機能を使用しない

      • DWN : ダウン・リカバリ機能

      • CAN : キャンセル・リカバリ機能

      • FW : フォワード・リカバリ機能

      • BW : バックワード・リカバリ機能

      SCHEMA_ATTR

      スキーマ・グループ内のスキーマ・リソースの属性を表示します。

      • LOCAL : ローカル・リソース

      • GLOBAL : グローバル・リソース

    • WS

      項目 説明

      DID

      AIMディレクトリのIDを表示します。

      NAME

      ワークステーション名を表示します。

      WS_GROUP_NAME

      ワークステーションのグループ名を表示します。

      WS_TYPE_NAME

      ワークステーションのタイプ名を表示します。

      TERM_NAME

      ワークステーションに指定された端末名を表示します。

    • PROC

      項目 説明

      DID

      AIMディレクトリのIDを表示します。

      NAME

      プロシージャ名を表示します。

      RROC_TYPE

      プロシージャで使用されるメッセージ・ファイルのタイプを表示します。

      • MF : メッセージ・ファイル

      • PF : プレゼンテーション・ファイル

      SCHD_TYPE

      ワークステーションが使用するスケジューラー名を表示します。

      COMM_TYPE

      プロシージャ・セッションのタイプを表示します。

      • MULTI : マルチ・セッション

      • SINGLE : シングル・セッション

      COMD_TYPE

      プロシージャとワークステーション間の運用方法を表示します。

      COMD_SMQN

      プロシージャとワークステーション間の運用方法に応じて指定されたSMQN名を表示します。

      COMD_DID

      プロシージャとワークステーション間の運用方法に応じて指定されたDIDを表示します。

      ABEND_MSG_TYPE

      プロシージャに関連付けられているアプリケーションが異常終了された場合、接続中のワークステーションを終了するかどうかを表示します。

      • Y : 終了します。

      • N : 終了しません。

      REPLY_TIMER_TYPE

      特定の状況で応答を待機する時間を管理するかどうかを表示します。

      • Y : 応答待機時間を管理します。

      • N : 応答待機時間を管理しません。

      PASS_ON_MESSAGE

      外部セッションから受信されるメッセージをアプリケーションに転送するかどうかを表示します。

      • Y : 転送されます。

      • N : 転送されません。

      TOP_MENU_FLD

      ワークステーションに自動的に送信されるプロシージャのトップ・メニューのフォーマット定義体を表示します。

      TOP_MENU_ELD

      ワークステーションに自動的に送信されるプロシージャのトップ・メニューのフォーマット定義体が属する編集プログラムのライブラリがグループIDを表示します。

      ON_OUTSESSION_ SMQN

      該当の端末セッションでないセッションから受信した最初のメッセージを通知するSMQN名を表示します。

      ON_OUTSESSION_ DID

      該当の端末セッションでないセッションから受信した最初のメッセージを通知する際、指定されたSMQNが属するMQNのDIDを表示します。

      INITIAL_FLO_TYPE

      プロシージャの初期画面およびユーザーの初期画面を自動的に送信せず、オペレーターから初期画面を要求するコマンドが入力された場合、送信するかどうかを表示します。

      • Y : オペレーター要求コマンドが入力されたら送信します。

      • N : オペレーター要求コマンドが入力されても送信しません。

      INITIAL_FLO

      OFM機能として使用する初期画面のフォーマット定義体を表示します。

    • DSCH

      項目 説明

      DID

      AIMディレクトリのIDを表示します。

      NAME

      スキーマ名を表示します。

      SCHM_GROUP_NAME

      スキーマのグループ名を表示します。

      SCHM_TYPE

      スキーマのタイプを表示します。

      • DATASET

      • R-LDF

      • W-LDF

      • MSF

      • XRF

      • MUKF

      • LDEF

      • ACM

      • VSAM

      CAT_NAME

      VSAMデータセットを指定するVSAMカタログを表示します。

    • MQN

      項目 説明

      DID

      AIMディレクトリのIDを表示します。

      NAME

      MQN名を表示します。

      MQN_TYPE

      MQNで使用されるメッセージ・ファイルのタイプを表示します。

      • MF : メッセージ・ファイル

      • PF : プレゼンテーション・ファイル

      ON_OBST_TYPE

      アプリケーションからワークステーションにメッセージを送信する場合、送信結果を通知する条件を表示します。

      SPF_TYPE

      アプリケーションで使用されるSPF(scratch-pad file)の記憶装置のタイプを表示します。

      • MEMORY

      • DASD

      SPF

      ユーザー指定のSPFタイプを表示します。

      CONN_MODE_TYPE

      アプリケーションの多重通信のマルチタスク処理モードを表示します。

      • DEPENDENT : 単一タスクとして処理

      • INDEPENDENT : 複数タスクとして処理

      CONV_SVC_TYPE

      アプリケーションの通信処理の有無について表示します。

      • Y : 通信処理をする場合

      • N : 通信処理をしない場合

      AP_CONTROL_YN

      アプリケーションがシステムACPを使用するかどうかを表示します。

      • Y : ACPを使用する

      • N : ACPを使用しない

      PRSNT_LIB_NAME

      MQNに対して使用する編集プログラムのライブラリ名を表示します。

      MSG_TYPE

      特定のプログラム間の通信メッセージを回復する際のメッセージ・ファイルのタイプを表示します。

      • RCV : メッセージ・ファイル・タイプで回復

      • NRCV : プレゼンテーション・ファイル・タイプで回復

    • PED

      項目 説明

      DID

      AIMディレクトリのIDを表示します。

      NAME

      PED名を表示します。

      ACP_NAME

      PEDに属するアプリケーションを制御するために使用されるACP名を表示します。

      SWAP_POINT_TYPE

      PEDのアプリケーションとジョブのスワップ・ポイント・タイプを表示します。

      • SESSION

      • MESSAGE

      • NOTHING

使用例

以下は、同じ内容のADLファイルのTESTADL1.adlがある場合、コマンドを実行する例です。

PROCEDURE NAME           IS   TESTADL
              ; SCHEDULE TYPE       IS   SCHTYPE1
              ; COMMUNICATION TYPE  IS   MULTI SESSION
              ; TOP MENU            IS   TESTMENU
              ; ABEND MESSAGE       IS   SYSTEM.
END.

以下は、ADLファイルのTESTADL1.adlを解析する例です。

$ jxdddms p -p TESTADL1.adl

以下は、コマンドの実行結果です。

[ADL]
   |[PROCEDURE]
   |   |[PROCEDURE]
   |   |   |[PROCEDURE]
   |   |   |   |[PROCEDURE]
   |   |   |   |   |[NAME]
   |   |   |   |   |   |[TESTPROC]
   |   |   |   |[SCHEDULE TYPE]
   |   |   |   |   |[SCHTYPE1]
   |   |   |   |[COMMUNICATION TYPE]
   |   |   |   |   |[MULTI SESSION]
   |   |   |   |[TOP MENU]
   |   |   |   |   |[NAME]
   |   |   |   |   |   |[TESTMENU]
   |   |   |   |[ABEND]
   |   |   |   |   |[SYSTEM]

以下は、ADLファイルのTESTADL1.adlを表に登録する例です。

$ jxdddms s -p TESTADL1.adl

以下は、コマンドの実行結果です。

[TESTADL1.adl] store success.

以下は、ADLタイプで情報を表示する例です。

$ jxdddms l -t PROC

以下は、コマンドの実行結果です。

o PROC (Total : 2 )
OIVPPROC
TESTADL
[PROC] load success.

以下は、ADL名とADLタイプで情報を表示する例です。

$ jxdddms l -a TESTADL

以下は、コマンドの実行結果です。

PROCEDURE NAME IS TESTADL
 ;SCHEDULE TYPE IS SCHTYPE1
 ;COMMUNICATION TYPE MULTI SESSION
 ;ABEND MESSAGE IS SYSTEM
 ;TOP MENU IS TESTMENU.
END.
[TESTADL] load success.

以下は、ADL名と表タイプで情報を表示する例です。

$ jxdddms l -f t -a TESTADL

以下は、コマンドの実行結果です。

o PROCEDURE
-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
DID NAME     RROC_TYPE SCHD_TYPE COMM_TYPE COMD_TYPE COMD_SMQN COMD_DID ABEND_MSG_TYPE REPLY_TIMER_TYPE PASS_ON_MESSAGE TOP_MENU_FLD TOP_MENU_ELD ON_OUTSESSION_SMQN ON_OUTSESSION_DID INITIAL_FLO_TYPE INITIAL_FLO
-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
00  TESTADL            SCHTYPE1  MULTI             0                    Y              N                N               TESTMENU                                                                        N
[TESTADL] load success.

以下は、ADLを表から削除する例です。

$ jxdddms d -a TESTPROC

以下は、コマンドの実行結果です。

[TESTPROC] delete success.

12. jybfg000

jybfg000は、フォーマット定義ソースをOpenFrame AIMで使用できるようにコンパイルするツールです。

jybfg000を使用してフォーマット定義ソースをコンパイルすると、表示サービス・プログラム(PSAM)で使用されるフォーマット定義体とCOBOLプログラムで使用されるフォーマット定義コピーブックが作成されます。

PSAMセクションについての詳細は、OpenFrame AIM『環境設定ガイド』を参照してください。

使用方法

以下は、jybfg000を実行する方法です。

Usage: jybfg000 [-p | -p -n] [-f] [-v] [-l record_length] [-d] fmt_file_path
  • 入力項目

    項目 説明

    [-h]

    jybfg000の使用方法を表示します。

    [-p | -p -n]

    フォーマット定義ソースで定義する画面レイアウトをテキスト・ベースで表示します。

    -nオプションを一緒に使用する場合は、表示される画面レイアウトでフィールドの属性表示である「@」を削除した画面レイアウトを表示します。(-pオプションと一緒に使用する必要があります)

    (プレビュー機能)

    [-f]

    フォーマット定義ソースが固定長レコードであることを指定します。(デフォルト値)

    [-v]

    フォーマット定義ソースが可変長レコードであることを指定します。

    [-l record_length]

    フォーマット定義ソースが固定長の場合にレコード長を指定します。(デフォルト値: 80)

    [-d]

    フォーマット定義ソースの情報を出力する場合に指定します。(デバッグ用)

    fmt_file_path

    コンパイルするためのフォーマット定義ソースのファイル名を指定します。

使用例

以下は、TESTFMT1.fmtが固定長であり、レコード長を80に設定したフォーマット定義ソース・ファイルの例です。

PSAMLOGO FID     TYPE=DSP
TEST0000 RECORD  TYPE=IN
I000001 DATA    NAME=AID01   USAGE=AID
I000002 DATA    NAME=LOGON   USAGE=CTRL1 PIC=(X,30)
TEST0001 RECORD
O000001 DATA    NAME=SYMD-O1 USAGE=CTRL1 PIC=(X,60)
         DEVICE  DVK=DP10
         FRAME
         PART    SIZE=(24,80)
         FIELD   POS=(17,38)  ATTR=OUL VALUE='COPYRIGHT 2000-2006 TMAX SOFT CO.,LTD.'
         FIELD   POS=(20,24)  ATTR=OUL VALUE='LOGON COMMAND   :'
         FIELD   POS=(20,44)  ATTR=(IUL CUR) DATAIN=I000002
         FIELD   POS=(2,2)    ATTR=(OUL RED) VALUE=O000001
         END

フォーマット定義ソースのTESTFMT1.fmtをコンパイルする例です。

$ jybfg000 -p -f -l 93 TESTFMT1.fmt

オプションのデフォルト値によって、上記のコマンドと以下のコマンドは同じです。

$ jybfg000 -p -l 93 TESTFMT1.fmt

以下は、コマンドの実行結果です。

* preview : ---------------------------------------------------------------(begin)-
   MAP : [PSAMLOGO]
   123456789+123456789+123456789+123456789+123456789+123456789+123456789+123456789+
   ------------------------------------------------------------------------------>S
01|
02|@____________________________________________________________
03|
04|
05|
06|
07|
08|
09|
10|
11|
12|
13|
14|
15|
16|
17|
18|@LOGON COMMAND :@____________________________________________________________@
19|
20|
21|
22|
23|                                         @COPYRIGHT 2000-2009 TMAX SOFT CO.,LTD.
24|
   ------------------------------------------------------------------------------<E
* ---------------------------------------------------------------------------(end)-
*  copybook :
  [/home/user/cobcpy/psamcpy/TEST0000.cbl] create.
  [/home/user/cobcpy/psamcpy/TEST0001.cbl] create.

*  binary image :
  [/home/user/openframe/psambin/PSAMLOGO.BIN] create.