OpenFrame OSCの環境設定

本章では、OpenFrame OSCの環境設定項目について説明します。

1. 概要

OpenFrame OSC(以下、OSC)の運用に必要な設定は、openframe_osc.confの各「SECTION」「KEY」項目の「VALUE」値として設定し、ofconfigツールを使用して保存します。

デフォルト値が「(NONE)」であるキー項目が一部あります。そのキー項目の値を「(NONE)」に指定した場合の動作については備考欄を参照してください。

以下は、各サブジェクトのセクションの説明です。各セクションのキー項目の値の詳細ついては、各節を参照してください。

  • cobnet

    .NETアプリケーション からCOBOLアプリケーションを呼び出すために提供されるcobnetサーバーの設定を行います。

    セクション 説明

    GENERAL

    cobnetサーバーを起動および運用するための情報を設定します。

  • osc

    OSCシステムの共通情報の設定を行います。

    セクション 説明

    GENERAL

    OSCリージョンを起動および運用するための情報とリソース情報を設定します。

    OSCSCSVR

    時間条件が設定されたトランザクションをスケジュールするOSCSCSVRサーバーの情報を設定します。

    OSCMCSVR

    OSCアプリケーション・サーバーを監視するOSCMCSVRサーバーの情報を設定します。

    OSCOSSVR

    OpenFrame Managerの多様なサービスを提供するためのOSCOSSVRサーバーの情報を設定します。

  • osc.{servername}

    servernameの名前を持つOSCアプリケーション・サーバーで使用する設定を行います。OSCアプリケーション・サーバー名が「OSC00001」であるとした場合、サブジェクト名は「osc.OSC00001」になります。

    セクション 説明

    GENERAL

    OSCアプリケーション・サーバーを起動および運用するための情報とリソース情報を設定します。

    SAF

    OSCのセキュリティ関連の設定を行います。

    SD

    OSCアプリケーション・サーバーで使用されるシステム定義に関連する設定を行います。

    TDQ

    OSCで使用するTDQ(Transient Data Queue)に関連する設定を行います。

    TSQ

    OSCで使用するTSQ(Temporary Storage Queue)に関連する設定を行います。

    CPM

    OSCアプリケーション・サーバーとTN3270クライアントで使用するCCSID番号を設定します。

    CPM_FLAG

    EBCDICからASCIIへの変換時に、またはASCIIからEBCDICへの変換時に使用されるCPMフラグ・オプションを設定します。

    TRANCLASS

    OSCリージョンのTRANCLASSに関連する設定を行います。

    CSPG

    OSCでページング機能を使用する際に、該当するコマンドのショートカットキーを設定します。

    DB2CONN

    DB2セッションを使用する場合にセッション情報を設定します。

    AUTINST

    OSCリージョンでシステム定義に定義していないリソースを使用するためのAutoInstall機能に関連する設定を行います。

  • osc.{osctlsvrname}

    OSCリージョンでログ・タイプTDQを使用する場合、TDQログ・サーバーで使用する設定を行います。

    セクション 説明

    OSCTLSVR

    TDQログ・サーバーの起動と運用のための情報を設定します。

  • osc.{oscmqsvrname}

    IBM WebSphere MQのトリガー・モニターに接続するために提供するOSCMQSVRサーバーの設定を行います。

    セクション 説明

    MQ

    トリガー・モニター情報を設定します。

2. cobnet

.NETアプリケーション からCOBOLアプリケーションを呼び出すために提供されるcobnetサーバーの設定を行います。

2.1. GENERAL

cobnetサーバーを起動および運用するための情報を設定します。

2.1.1. LOG_LEVEL

cobnetサーバーで出力するログ情報のレベルを指定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

D

有効な値

D,E,T

備考

  • D : Debug

  • E : Error

  • T : Test

3. osc

OSCシステムの共通情報の設定を行います。

3.1. GENERAL

OSCリージョンを起動および運用するための情報とリソース情報を設定します。

3.1.1. SYSTEM_LOGLVL

OSCシステムのログ・レベルを指定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

I

有効な値

D,E,I,T

備考

  • D : Debug

  • E : Error

  • I : Info

  • T : Test

3.1.2. NCS_FILE

名前付きカウンター・サービス(NCS)に使用される情報を保存する一時ファイルを指定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

/tmp/OSCNCS

有効な値

備考

UNIXファイルのパスです。

3.1.3. NCS_STORAGE

名前付きカウンター・サービス(NCS)に使用される情報を管理するストレージを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

AUX

有効な値

AUX,MAIN

備考

  • AUX : ディスクで管理

  • MAIN : メモリで管理

3.1.4. NCS_WRITE_COUNT

「NCS_STORAGE=AUX」に設定した場合にのみ有効です。oscncsvrの再起動時に、NCS_FILEに記録されたcount値を指定した値だけ増加させます。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

数値

デフォルト値

1

有効な値

1~2147438640

備考

1または10の倍数で指定します。

3.1.5. XA_TSAM_DB

TSAM-XAをサポートするために、Tmax環境設定の[DB]セクションのOPENINFOの値を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

(NONE)

有効な値

備考

3.1.6. ASMTBL

ASMテーブルを共有メモリにロードするかどうかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

NO

有効な値

YES, NO

備考

  • YES : ロードします。

  • NO : ロードしません。

3.1.7. REQUEST_FILEOPEN_WITH_LOCK_WAIT

ファイルまたはEXTRA TDQ(DATASET)を開く際に、該当データセットが他のタスクによってすでにロックされている場合、待機するかどうかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

NO

有効な値

YES, NO

備考

  • YES : 待機します。

  • NO : 待機しません。

3.1.8. ENABLE_TX_TIME

CICS ASKTIMEコマンドを実行時に、ユーザーが希望するシステム時間に設定するTX_TIME機能を使用するかどうかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

NO

有効な値

YES, NO

備考

  • YES : TX_TIME機能を使用します。

  • NO : TX_TIME機能を使用しません。

3.1.9. MQ_LIB_PATH

OSCでIBM MQのMQI(MQ Interface)を使用するためのMQライブラリ・パスを指定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

(NONE)

有効な値

備考

UNIXディレクトリ・パスです。

3.1.10. GETMAIN_EXTRA_SPACE

GETMAINを実行時に、指定したサイズの追加バッファーをメモリに割り当てます。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

数値

デフォルト値

0

有効な値

0~(2^31 - 1)

備考

3.1.11. GETMAIN_ENABLE_MONITORING

GETMAIN SHAREDに対するOpenFrame Managerの監視情報を記録するかどうかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

YES

有効な値

YES, NO

備考

  • YES : 監視情報を記録します。

  • NO : 監視情報を記録しません。

3.2. OSCSCSVR

時間条件が設定されたトランザクションをスケジュールするOSCSCSVRサーバーの情報を設定します。

3.2.1. BACKUP

期限切れになっていないスケジュール情報のバックアップの有無とバックアップ先を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

NONE

有効な値

NONE,TSAM

備考

  • NONE : バックアップを使用しません。NONEに指定した場合、BACKUP_DATASETの設定に影響されません。

  • TSAM : TSAMデータセットを利用したバックアップを使用します。

3.2.2. BACKUP_DATASET

期限切れになっていないスケジュール情報をバックアップするデータセットを指定します。BACKUPキーをTSAMに指定した場合に有効です。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

(NONE)

有効な値

備考

TSAM KSDS形式のデータセットです。キー・サイズは20バイトに固定し、レコード・サイズは最小20バイト、最大32700バイトの可変長に設定する必要があります。

3.3. OSCMCSVR

OSCアプリケーション・サーバーを監視するOSCMCSVRサーバーの情報を設定します。

3.3.1. REGION_ {regionname}

regionnameには、OSCリージョンの名前を指定します。指定したリージョンのパフォーマンス・レコードのデータ・セクション内のフィールドのうち、ログに残す領域を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

0-10,100-30

有効な値

備考

「オフセット- 長さ」で構成された文字列です。それぞれの文字列はコンマ(,)で区切ります。各領域はオフセットを順次に指定する必要があります(例: 1-10, 20-10)。

以下は、OSCMCSVRセクションの設定例です。OSC00001リージョンでは、パフォーマンス・レコードのデータ・セクション内のフィールドのうち、2つの領域を指定しています。最初は、データ・セクションのオフセット0から10バイトの領域、2番目は、オフセット100から30バイトの領域です。OSCMCSVRは、この2つの領域のログを残します。

 $ ofconfig list -s osc -sec OSCMCSVR

===================================================================================
  SUBJECT   |     SECTION      |         KEY         |            VALUE
===================================================================================
   osc      |    OSCMCSVR      |   REGION_OSC00001   |         0-10,100-30
            |                  |   REGION_OSC00002   |     100-50,200-10,300-65
===================================================================================

詳細については、IBMマニュアルの『CICS Customization Guide』のCICS Monitoring関連内容を参照してください。

3.4. OSCOSSVR

OpenFrame Managerの多様なサービスを提供するためのOSCOSSVRサーバーの情報を設定します。

3.4.1. DEPLOY_SOURCE_PATH

OSCモジュールをデプロイするためのソース・ファイルのパスを指定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

/tmp

有効な値

備考

UNIXディレクトリ・パスです。

4. osc.{servername}

servernameの名前を持つOSCアプリケーション・サーバーで使用する設定を行います。OSCアプリケーション・サーバー名が「OSC00001」であるとした場合、サブジェクト名は「osc.OSC00001」になります。

osc.servernameサブジェクトに設定されたセクションとキーは、oscサブジェクトと重複して設定されることができ、そのような場合は、osc.servernameサブジェクトの設定の優先順位が高いです。

4.1. GENERAL

OSCアプリケーション・サーバーを起動および運用するための情報とリソース情報を設定します。

4.1.1. SYSID

OSCリージョンに割り当てるSYSIDを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

CICS

有効な値

備考

最大4バイトの文字列を指定できます。

4.1.2. JOBID

OSCリージョンに割り当てるジョブIDを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

STC00001

有効な値

備考

8バイトの文字列です。先頭の「JOB」文字を除く3桁の文字と5桁の数字で構成されます。OSCのすべてのリージョンで一意に指定する必要があります。ここで指定したジョブIDは、OSCがスプールにデータを書き込むときに、OpenFrameのスプール・ディレクトリの配下に生成されるディレクトリの名前やデータセットの割り当てと解除のためのジョブID値として使用されます。

SPOOL WRITEコマンドを使用する場合は、指定したジョブIDと同じ名前のディレクトリにスプール・データが保存されます。WRITEQ TDコマンドを使用する場合は、ジョブIDの数字部分の後ろに、コマンドを処理したサーバー・プロセスのSPR ID値を加えた名前のディレクトリにデータが生成されます。

4.1.3. JOBNAME

OSCリージョンに割り当てるジョブ名を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

OSCAPSVR

有効な値

備考

4.1.4. SYS_SHMKEY

OSCリージョンで使用する共有メモリ・キーを指定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

16001

有効な値

備考

4.1.5. SYS_SHMSIZE

OSCリージョンで使用する共有メモリのサイズを指定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

数値

デフォルト値

67108864

有効な値

備考

4.1.6. CWA_SIZE

CWA(Common Work Area)の情報を保存する共有メモリのサイズを指定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

数値

デフォルト値

512

有効な値

512~(2^31 - 1)

備考

4.1.7. GETMAIN_ATTACH_RETRY

リージョンを起動時に、GETMAINを実行するための共有メモリのアタッチに失敗した場合、リージョンの再起動を試行する回数です。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

数値

デフォルト値

10

有効な値

10~(2^31 - 1)

備考

Tmax環境設定で、OSCリージョン・サーバーのCLOPT設定で -nオプションが指定されている必要があります。

4.1.8. USR_SHMKEY

OSCリージョンでユーザー領域に割り当てるために使用する共有メモリ・キーを指定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

16002

有効な値

備考

4.1.9. USR_SHMSIZE

OSCリージョンでユーザー領域に割り当てるために使用する共有メモリのサイズを指定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

数値

デフォルト値

67108864

有効な値

備考

4.1.10. TASKNO_LOCATION

OSCで使用するタスクの保存先を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

SHM

有効な値

SHM,DB

備考

  • SHM : タスク番号を共有メモリに保存して管理します。

  • DB : タスク番号をデータベースに保存して管理します。

4.1.11. TASKNO_MIN

OSCで使用するタスクの最小値を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

数値

デフォルト値

0

有効な値

0~9999999

備考

4.1.12. TASKNO_MAX

OSCで使用するタスクの最大値を指定します。タスクが最大値に達したら、次のタスクを実行時に最小値から再開始します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

数値

デフォルト値

9999999

有効な値

1~9999999

備考

4.1.13. TC_PATH

タスク・コントロールで使用される一時ファイルを保存するディレクトリ・パスを指定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

/tmp/OSCTCDIR

有効な値

備考

4.1.14. IMSID

OSCでDL/Iを使用する場合、該当するデータベース情報を管理するOSIコントロール・リージョン名を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

IMSA

有効な値

備考

4.1.15. USERID

OSCリージョンのユーザーを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

OSCAUSER

有効な値

備考

4.1.16. AREA

ユーザー・アプリケーションから保護するOSCシステムの共有メモリ領域を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

(NONE)

有効な値

SYS,USR,TSQ,ALL

備考

  • SYS : システム共有メモリを保護します。

  • USR : ユーザー共有メモリを保護します。

  • TSQ : TSQ共有メモリを保護します。

  • ALL : 全体共有メモリを保護します。

以下のように、複数のオプションを指定することができます。

SYS,USR,TSQ

4.1.17. PROTECT

ユーザー・アプリケーションからのOSCシステムの共有メモリ保護機能を設定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

RDWR

有効な値

RDWR,WRONLY,NONE

備考

  • RDWR : システム共有メモリの読み書きを保護します。

  • WRONLY : システム共有メモリの書き込みのみ保護します。

  • NONE : システム共有メモリ保護機能を使用しません。

4.1.18. OLOG_DB

トランザクション・ログをデータベースにロギングするかどうかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

NO

有効な値

YES, NO

備考

4.1.19. MC

OSCのトランザクション監視機能を使用するかどうかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

NO

有効な値

YES, NO

備考

4.1.20. CBLPSHPOP

COBOLプログラムでCALLコマンドを使って他のプログラムを呼び出す際に、ハンドラー情報のPUSH/POP機能を使用するかどうかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

NO

有効な値

YES, NO

備考

4.1.21. SVCTIMEOUT_ABCODE

Tmaxサーバーのタイムアウト時のABCODEを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

(NONE)

有効な値

備考

ABCODEは、4バイトの文字列です。

4.1.22. SVCTIMEOUT_EXIT

Tmaxサーバーのタイムアウト時に、アプリケーション・サーバー・プロセスを終了するかどうかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

NO

有効な値

YES, NO

備考

4.1.23. GMTEXT

GMTRANで使用されるメッセージを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

'OpenFrame OSC System'

有効な値

備考

最大長は引用符を除いて246文字です。

4.1.24. GMTRAN

端末が初めて接続したときに自動で実行するトランザクションを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

CSGM

有効な値

備考

4.1.25. MAPDIR

OSCマップをデプロイするディレクトリ・パスを指定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

${OPENFRAME_HOME}/osc/region/{regionname}/map

有効な値

備考

4.1.26. TBLDIR

OSCリソース・コントロール・テーブルをデプロイするディレクトリ・パスを指定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

${OPENFRAME_HOME}/osc/region/{regionname}/tbl

有効な値

備考

4.1.27. TDLDIR

OSCアプリケーションをデプロイするディレクトリ・パスを指定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

${OPENFRAME_HOME}/osc/region/{regionname}/tdl

有効な値

備考

4.1.28. LIBDIR

OSCで使用するライブラリのディレクトリ・パスを指定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

${OPENFRAME_HOME}/osc/region/{regionname}/tdl/asmo

有効な値

備考

4.1.29. PLTPI

OSCリージョンを起動時に実行するPLT(Program List Table)を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

NO

有効な値

YES,NO,suffix

備考

  • YES : PLTのSUFFIX文が設定されていないPLTを指定します。

  • NO : PLTを指定しません。

  • suffix : PLTPIの設定値がPLTのSUFFIX文と一致するPLTを指定します。(2バイトの文字列)

4.1.30. PLTSD

OSCリージョンを終了時に実行するPLT(Program List Table)を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

NO

有効な値

YES,NO,suffix

備考

  • YES : PLTの接尾部が設定されていないPLTを指定します。

  • NO : PLTを指定しません。

  • suffix : PLTSDの設定値がPLTの接尾部と一致するPLTを指定します。(2バイトの文字列)

4.1.31. XLT

OSCシステムを終了時に実行するXLT(Transaction List Table)を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

NO

有効な値

YES,NO,suffix

備考

  • YES : XLTの接尾部が設定されていないXLTを指定します。

  • NO : XLTを指定しません。

  • suffix : XLTの設定値がXLTの接尾部と一致するXLTを指定します。(2バイトの文字列)

4.1.32. NOUSE

OSCリージョンで使用しないモジュールを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

(NONE)

有効な値

DL,DS,FC,MS,SA,SP,TD,TS,AS,MQ

備考

  • DL : DL/I機能

  • DS : データセット・アクセス機能(設定する場合、File、TSQ、TDQ、SPOOLは使用不可)

  • FC : FILEアクセス機能

  • MS : MSCアクセス機能

  • SA : SAF(TACF)アクセス機能

  • SP : SPOOLアクセス機能

  • TD : TDQアクセス機能

  • TS : TSQアクセス機能

  • AS : OFASMモジュール使用機能

  • MQ : MQアクセス機能

以下のように、複数のオプションを指定することができます。

AS,MQ,SA

4.1.33. PRINT

TN3270画面のプリント要求に関する設定を行います。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

NO

有効な値

YES,NO,PA1,PA2,PA3

備考

  • YES : 画面のプリント要求を処理します。

  • NO : 画面のプリント要求を処理しません。

  • PA1

PA2

PA3 : 画面をプリントする場合に使用するPA(Program Attention)キーを指定します。

4.1.34. FREEKB

トランザクションを終了時にキーボード・ロックを解除するかどうかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

NO

有効な値

YES,NO

備考

4.1.35. MSGCLASS

EXTRA TDQのうち、TYPEFILE(OUTPUT)のSYSOUTCLASSのデフォルト値を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

A

有効な値

備考

英字A-Z、数字0-9の中から1文字を指定します。

4.1.36. TLSVR_TIMEOUT

TLSVRの起動タイムアウトを設定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

数値

デフォルト値

0

有効な値

0~(2^31 - 1)

備考

0は無制限を意味します。

4.1.37. OPEN_FILE_ON_STARTUP

OSCシステムを起動時にファイルを開くか、ファイルに初めてアクセス時に開くかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

YES

有効な値

YES,NO

備考

  • YES : リソース定義に指定されているとおりに動作します。

  • NO : リソース定義にOPENTIME(STARTUP)が指定されている場合でも、FIRSTREFが指定されたように動作します。リージョンで使用するファイルが多い場合、リージョンの起動時間を減らすために指定します。

4.1.38. QMGR_NAME

OSCシステムを起動時にMQにアクセスするQueue Managerの名前を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

(NONE)

有効な値

備考

4.1.39. TDL_DLOPEN_GLOBAL

OSCリージョンでtdlcallを使用して共有オブジェクト・タイプのプログラムを動的に呼び出すときに、TDL_RTLD_GLOBALフラグを使用するかどうかを設定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

NO

有効な値

YES,NO

備考

  • YES : TDL_RTLD_GLOBALフラグを使用してオンライン・トランザクション内で呼び出されるプログラム間で外部変数を使用できるようにします。

  • NO : TDL_NOFLAGSフラグを使用します。

4.2. SAF

OSCのセキュリティ関連の設定を行います。

4.2.1. SEC

OSCアプリケーション・サーバーがアクセスするリソースの権限をチェックするかどうかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

NO

有効な値

YES,NO

備考

  • YES : 権限をチェックします。

  • NO : 権限をチェックしません。

4.2.2. SNSCOPE

セキュリティ・ルールを適用する範囲を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

NONE

有効な値

NONE,CICS

備考

CICSを指定した場合、ユーザー名はリージョン内で一意です。すでにサインオンしたユーザー名で他の端末からサインオンを試みた場合、エラーとして処理します。

4.2.3. XDCT

TDQをアクセス時に、該当するTDQの権限チェックを行うかどうかと、権限チェックを行う場合に使用するTACFリソース・クラス名を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

NO

有効な値

YES,NO,name

備考

  • YES : DCICSDCTリソース・クラス、またはECICSDCTグループ・リソース・クラスで権限をチェックします。

  • NO : TDQへのTACF権限チェックを行いません。

  • name : 'D' + 'name'というリソース・クラス名でTDQへの権限をチェックします。

4.2.4. XFCT

FILEリソースにアクセス時に、該当するFILEリソースの権限チェックを行うかどうかと、権限チェックを行う場合に使用するTACFリソース・クラス名を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

NO

有効な値

YES,NO,name

備考

  • YES : FCICSFCTリソース・クラス、またはHCICSFCTグループ・リソース・クラスで権限をチェックします。

  • NO : FILEリソースへのTACF権限チェックを行いません。

  • name : 'F' + 'name'というリソース・クラス名でFILEリソースへの権限をチェックします。

4.2.5. XPCT

STARTでトランザクションを開始時に、該当するトランザクションを開始する権限をチェックするかどうかと、権限チェックを行う場合に使用するTACFリソース・クラス名を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

NO

有効な値

YES,NO,name

備考

  • YES : ACICSPCTリソース・クラス、またはBCICSPCTグループ・リソース・クラスで権限をチェックします。

  • NO : トランザクションへのTACF権限チェックを行いません。

  • name : 'A' + 'name'というリソース・クラス名で開始する権限があるかどうかをチェックします。

4.2.6. XPPT

プログラムへのアクセス時に、該当するプログラムの権限チェックを行うかどうかと、権限チェックを行う場合に使用するTACFリソース・クラス名を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

NO

有効な値

YES,NO,name

備考

  • YES : MCICSPPTリソース・クラス、またはNCICSPPTグループ・リソース・クラスで権限をチェックします。

  • NO : プログラムへのTACF権限チェックを行いません。

  • name : 'M' + 'name'というリソース・クラス名でプログラムへの権限をチェックします。

4.2.7. XTRAN

トランザクションを実行時に、該当するトランザクションの権限チェックを行うかどうかと、権限チェックを行う場合に使用するTACFリソース・クラス名を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

NO

有効な値

YES,NO,name

備考

  • YES : TCICSTRNリソース・クラス、またはGCICSTRNグループ・リソース・クラスで権限をチェックします。

  • NO : トランザクションへのTACF権限チェックを行いません。

  • name : 'T' + 'name'というリソース・クラス名でトランザクションへの権限をチェックします。

4.2.8. XTST

TSQにアクセス時に、該当するTSQの権限チェックを行うかどうかと、権限チェックを行う場合に使用するTACFリソース・クラス名を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

NO

有効な値

YES,NO,name

備考

  • YES : SCICSTSTリソース・クラス、またはTCICSTSTグループ・リソース・クラスで権限をチェックします。

  • NO : TSQへのTACF権限チェックを行いません。

  • name : 'S' + 'name'というリソース・クラス名でTSQへの権限をチェックします。

4.2.9. DFLTUSER

OSCユーザーが端末にログインしていない場合に、端末に付与されるユーザー名を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

OSCUSER

有効な値

備考

TACFに登録された最大8バイトのユーザーIDです。

4.2.10. USERAUTH

OpenFrame CTGなどでnopasswordユーザー、またはpasswordユーザーの要求がある場合に、すでに認証されたものとして処理するかどうかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

NONE

有効な値

NONE,IDENTIFY

備考

IDENTIFYを指定する場合、CTGなどのDPL(分散プログラム・リンク)を要求する場合に、すでに認証されたものとして処理します。

4.3. SD

OSCアプリケーション・サーバーで使用されるシステム定義に関連する設定を行います。

4.3.1. GRPLIST

システムの起動時にデフォルトで使用するリソース定義グループを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

DFHLIST

有効な値

備考

2つ以上指定する場合は、コンマ(,)を使用します。最大8バイトの文字列を指定できます。

以下は、DFHLISTとOIVPLISTという名前のリソース定義グループを指定する例です。

DFHLIST,OIVPLIST

4.4. TDQ

OSCで使用するTDQ(Transient Data Queue)に関連する設定を行います。

4.4.1. TDQ_INTRA_DSNAME

パーティション内TDQを管理するデータセットを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

OSC.TDQLIB.INTRA.OSC00001

有効な値

備考

4.4.2. TDQ_LOG_ADDRESS

ログTDQを記録するOSC TDQログ・サーバーの接続アドレスを指定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

127.0.0.1:14000

有効な値

備考

「IP:PORT」の形式で指定します。

4.5. TSQ

OSCで使用するTSQ(Temporary Storage Queue)に関連する設定を行います。

4.5.1. DFLTDEST

TSMODELが設定されていないTSQをディスクで管理するかメモリで管理するかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

AUX

有効な値

AUX,MAIN

備考

  • AUX : ディスクで管理します。

  • MAIN : メモリで管理します。

4.5.2. MAINDEST

DFLTDEST=MAINに指定した場合、TSQの保存先を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

SHM

有効な値

SHM,DB

備考

  • SHM : 共有メモリに保存します。

  • DB : データベースに保存します。

4.5.3. QDATA_DSNAME

ディスクで管理されるTSQデータを保存するデータセットを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

OSC.TSQLIB.DATA.OSC00001

有効な値

備考

4.5.4. QINFO_DSNAME

ディスクで管理されるTSQ情報を管理するデータセットを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

OSC.TSQLIB.INFO.OSC00001

有効な値

備考

4.5.5. TSQ_SHMKEY

メモリで管理されるTSQを保存する共有メモリ・キーを指定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

16003

有効な値

備考

4.5.6. TSQ_SHMSIZE

メモリで管理されるTSQを保存する共有メモリのブロック・サイズを指定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

数値

デフォルト値

67108864

有効な値

備考

4.6. CPM

OSCアプリケーション・サーバーとTN3270クライアントで使用するCCSID(Coded Character Set Identifier)番号を設定します。

CCSID(Coded Character Set Identifier)は、IBMで使用するコードページ識別番号です。

OSCアプリケーション・サーバーで使用する文字データは一般的なASCIIベースのコードセットでエンコードされていますが、TN3270エミュレーターで使用するデータはEBCDICベースでエンコードされています。そのため、OSCアプリケーション・サーバーは、TN3270エミュレーターから送られたデータやTN3270エミュレーターに送信するデータを適切に変換するプロセスが必要です。このデータ変換プロセスのために3270_CCSIDキーとREGION_CCSIDキーを設定します。

4.6.1. 3270_CCSID

TN3270エミュレーターで使用するCCSID番号を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

37

有効な値

備考

最大2つのCCSIDをコンマ(,)を使用して指定できます。

日本語のように1バイト文字コードページと2バイト文字コードページが一緒に使用される場合、2つのCCSIDを指定します。主に使用されるCCSIDは以下のとおりです。

  • 37 : COM EUROPE EBCDIC

  • 290 : JAPANESE EBCDIC

  • 300 : JAPAN DB EBCDIC

  • 933 : KOREAN MIX EBCDIC

以下は、日本語を使用するためのCCSIDを指定する例です。

290,300

4.6.2. REGION_CCSID

OSCアプリケーション・サーバーで使用するCCSID番号を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

437

有効な値

備考

1つのCCSIDを指定できます。主に使用されるCCSIDは以下のとおりです。

  • 437 : USA PC-DATA

  • 943 : JAPAN OPEN

  • 949 : KOREA KS PC-DATA

4.7. CPM_FLAG

EBCDICからASCIIへの変換時に、またはASCIIからEBCDICへの変換時に使用されるCPMフラグ・オプションを設定します。

4.7.1. EBCDIC_TO_ASCII

EBCDICからASCIIへの変換時にフラグを適用します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

CPM_CONVERT_SOSI_TO_SPACE

有効な値

CPM_CONVERT_SOSI_TO_SPACE,CPM_CONVERT_SOSI_TO_NULL

備考

  • CPM_CONVERT_SOSI_TO_NULL : SOSI文字をNULLに変換します。マップの初期値またはユーザー・データにSOSI文字が含まれている場合、NULLに変換します。

  • CPM_CONVERT_SOSI_TO_SPACE : SOSI文字をスペースに変換します。マップでスペースをSOSI文字として使用する場合に使用します。

4.7.2. ASCII_TO_EBCDIC

ASCIIからEBCDICへの変換時にフラグを適用します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

CPM_CONVERT_SPACE_TO_SOSI

有効な値

CPM_CONVERT_SPACE_TO_SOSI,CPM_CONVERT_SOSI_TO_NULL

備考

  • CPM_CONVERT_SOSI_TO_NULL : SOSI文字をNULLに変換します。マップの初期値またはユーザー・データにSOSI文字が含まれている場合、NULLに変換します。

  • CPM_CONVERT_SPACE_TO_SOSI : スペースをSOSI文字に変換します。マップでスペースをSOSI文字として使用する場合に使用します。

4.8. TRANCLASS

OSCリージョンのTRANCLASSに関連する設定を行います。

4.8.1. DEFAULT_TRANCLASS

デフォルトのTRANCLASS名を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

TCL1

有効な値

備考

4.9. CSPG

OSCの論理メッセージ出力操作のショートカットキーを設定します。

4.9.1. SKRPF{nn}

CSPGコマンドを実行するためのPF01~PF24のうち1つを指定します。SKRPF01からSKRPF24まで最大24個を指定できます。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

CSPG getpage N

有効な値

CSPG getpage F,CSPG getpage P,CSPG getpage N,CSPG getpage L

備考

  • CSPG getpage F : 論理メッセージの最初の画面を出力します。

  • CSPG getpage P : 論理メッセージの前の画面を出力します。

  • CSPG getpage N : 論理メッセージの次の画面を出力します。

  • CSPG getpage L : 論理メッセージの最後の画面を出力します。

4.10. DB2CONN

DB2セッションを使用する場合にセッション情報を設定します。

4.10.1. DB2ID

OSCサーバーと接続したDB2サブシステムの名前を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

有効な値

備考

CICS INQUIRE DB2CONN DB2IDコマンドを使用してこの設定値を取得できます。

4.11. AUTINST

OSCリージョンでシステム定義に定義していないリソースを使用するためのAutoInstall機能に関連する設定を行います。

4.11.1. PGAIEXIT

AutoInstall機能を使用するプログラムを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

(NONE)

有効な値

備考

5. osc.{osctlsvrname}

OSCアプリケーション補助サーバーのうち、TDQログ・サーバーで使用する設定を行います。

TDQログ・サーバーの名前をOSC00001TLとした場合、サブジェクト名はosc.OSC00001TLになり、設定値はosctlsvrnameに指定した名前のOSC TDQログ・サーバーでのみ使用されます。

5.1. OSCTLSVR

TDQログ・サーバーの起動と運用のための情報を設定します。

5.1.1. PORT

アプリケーション・サーバーから指定したTDQログ・サーバーへの接続ポート番号を指定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

数値

デフォルト値

14000

有効な値

1024~49151

備考

5.1.2. BUFFER_SIZE

内部バッファーのサイズを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

数値

デフォルト値

524288

有効な値

524288~(2^31 - 1)

備考

バッファー・サイズは4KB単位で指定することを推奨します。

5.1.3. FLUSH_SIZE

フラッシュが発生する内部バッファーのサイズを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

数値

デフォルト値

4096

有効な値

4096~(2^31 - 1)

備考

このサイズは、BUFFER_SIZEの設定値を超えないように指定します。バッファー・サイズは4KB単位で指定することを推奨します。

5.1.4. FLUSH_INTERVAL

フラッシュの周期を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

数値

デフォルト値

5

有効な値

備考

5.1.5. MAX_FILE

処理する最大のファイル数を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

数値

デフォルト値

20

有効な値

備考

5.1.6. APPEND_DATE

ファイルを処理時にファイル名の後ろに日付を追加するかどうかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

NO

有効な値

YES,NO

備考

5.1.7. TIMEOUT

TDQログ・サーバーを起動時にアドレスを先取りされた場合に、ポートを割り当てるために再試行する時間を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

数値

デフォルト値

10(単位: 秒)

有効な値

備考

整数値のみ有効です。

6. osc.{oscmqsvrname}

IBM WebSphere MQのトリガー・モニターに接続するために提供するOSCMQSVRサーバーの設定を行います。サーバーの名前をOSCMQ001とした場合、サブジェクト名はosc.OSCMQ001になり、設定値はoscmqsvrnameに指定した名前のOSCMQSVRでのみ使用されます。

接続先のIBM WebShpere MQでMQプロセス・オブジェクトを設定する際に、APPLTYPE属性値をCICSに指定し、APPLICID属性値はトリガーされるOSCトランザクション名を指定します。oscmqsvrnameサーバーは、EXEC CICS STARTコマンドによりOSCトランザクションをトリガーし、起動されたトランザクションのアプリケーション・プログラムはRETRIEVEコマンドによりMQTMデータを取得できます。

6.1. MQ

トリガー・モニター情報を設定します。

6.1.1. QMGR

トリガーを監視するMQマネージャー名を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

QMA

有効な値

備考

6.1.2. INITQ

トリガーを監視するMQ開始キュー名を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

INITQU1

有効な値

備考

6.1.3. REGION

トリガー監視対象のトランザクションを起動するOSCリージョン名を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

OSC00001

有効な値

備考

6.1.4. RTANSID

トリガー監視対象のトランザクションが、EXEC CICS RETRIEVEコマンドのRTRANSIDオプションで取得するトランザクション名を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

CKTI

有効な値

備考

6.1.5. TIMEOUT

監視中に使用されるMQGET APIのタイムアウト・オプション値を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。

項目 説明

パラメータ・タイプ

数値

デフォルト値

10000(単位: ミリ秒)

有効な値

備考

6.1.6. GW_NAME

トリガー監視対象のトランザクションを実行するOpenFrame GWの名前を指定します。

項目 説明

パラメータ・タイプ

文字列

デフォルト値

(NONE)

有効な値

備考

「(NONE)」に指定した場合は、起動しているOpenFrame GWのうち任意のゲートウェイに要求を送信します。