OpenFrame OSCの環境設定
本章では、OpenFrame OSCの環境設定項目について説明します。
1. 概要
OpenFrame OSC(以下、OSC)の運用に必要な設定は、openframe_osc.confの各「SECTION」の「KEY」項目の「VALUE」値として設定し、ofconfigツールを使用して保存します。
デフォルト値が「(NONE)」であるキー項目が一部あります。そのキー項目の値を「(NONE)」に指定した場合の動作については備考欄を参照してください。 |
以下は、各サブジェクトのセクションの説明です。各セクションのキー項目の値の詳細ついては、各節を参照してください。
-
.NETアプリケーション
からCOBOLアプリケーションを呼び出すために提供されるcobnetサーバーの設定を行います。セクション 説明 cobnetサーバーを起動および運用するための情報を設定します。
-
OSCシステムの共通情報の設定を行います。
セクション 説明 OSCリージョンを起動および運用するための情報とリソース情報を設定します。
時間条件が設定されたトランザクションをスケジュールするOSCSCSVRサーバーの情報を設定します。
OSCアプリケーション・サーバーを監視するOSCMCSVRサーバーの情報を設定します。
OpenFrame Managerの多様なサービスを提供するためのOSCOSSVRサーバーの情報を設定します。
-
servernameの名前を持つOSCアプリケーション・サーバーで使用する設定を行います。OSCアプリケーション・サーバー名が「OSC00001」であるとした場合、サブジェクト名は「osc.OSC00001」になります。
セクション 説明 OSCアプリケーション・サーバーを起動および運用するための情報とリソース情報を設定します。
OSCのセキュリティ関連の設定を行います。
OSCアプリケーション・サーバーで使用されるシステム定義に関連する設定を行います。
OSCで使用するTDQ(Transient Data Queue)に関連する設定を行います。
OSCで使用するTSQ(Temporary Storage Queue)に関連する設定を行います。
OSCアプリケーション・サーバーとTN3270クライアントで使用するCCSID番号を設定します。
EBCDICからASCIIへの変換時に、またはASCIIからEBCDICへの変換時に使用されるCPMフラグ・オプションを設定します。
OSCリージョンのTRANCLASSに関連する設定を行います。
OSCでページング機能を使用する際に、該当するコマンドのショートカットキーを設定します。
DB2セッションを使用する場合にセッション情報を設定します。
OSCリージョンでシステム定義に定義していないリソースを使用するためのAutoInstall機能に関連する設定を行います。
-
OSCリージョンでログ・タイプTDQを使用する場合、TDQログ・サーバーで使用する設定を行います。
セクション 説明 TDQログ・サーバーの起動と運用のための情報を設定します。
-
IBM WebSphere MQのトリガー・モニターに接続するために提供するOSCMQSVRサーバーの設定を行います。
セクション 説明 トリガー・モニター情報を設定します。
3. osc
OSCシステムの共通情報の設定を行います。
3.1. GENERAL
OSCリージョンを起動および運用するための情報とリソース情報を設定します。
3.1.1. SYSTEM_LOGLVL
OSCシステムのログ・レベルを指定します。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
文字列 |
デフォルト値 |
I |
有効な値 |
D,E,I,T |
備考 |
|
3.1.2. NCS_FILE
名前付きカウンター・サービス(NCS)に使用される情報を保存する一時ファイルを指定します。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
文字列 |
デフォルト値 |
/tmp/OSCNCS |
有効な値 |
|
備考 |
UNIXファイルのパスです。 |
3.1.3. NCS_STORAGE
名前付きカウンター・サービス(NCS)に使用される情報を管理するストレージを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
文字列 |
デフォルト値 |
AUX |
有効な値 |
AUX,MAIN |
備考 |
|
3.1.4. NCS_WRITE_COUNT
「NCS_STORAGE=AUX」に設定した場合にのみ有効です。oscncsvrの再起動時に、NCS_FILEに記録されたcount値を指定した値だけ増加させます。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
数値 |
デフォルト値 |
1 |
有効な値 |
1~2147438640 |
備考 |
1または10の倍数で指定します。 |
3.1.5. XA_TSAM_DB
TSAM-XAをサポートするために、Tmax環境設定の[DB]セクションのOPENINFOの値を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
文字列 |
デフォルト値 |
(NONE) |
有効な値 |
|
備考 |
3.1.6. ASMTBL
ASMテーブルを共有メモリにロードするかどうかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
ブール値 |
デフォルト値 |
NO |
有効な値 |
YES, NO |
備考 |
|
3.1.7. REQUEST_FILEOPEN_WITH_LOCK_WAIT
ファイルまたはEXTRA TDQ(DATASET)を開く際に、該当データセットが他のタスクによってすでにロックされている場合、待機するかどうかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
ブール値 |
デフォルト値 |
NO |
有効な値 |
YES, NO |
備考 |
|
3.1.8. ENABLE_TX_TIME
CICS ASKTIMEコマンドを実行時に、ユーザーが希望するシステム時間に設定するTX_TIME機能を使用するかどうかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
ブール値 |
デフォルト値 |
NO |
有効な値 |
YES, NO |
備考 |
|
3.1.9. MQ_LIB_PATH
OSCでIBM MQのMQI(MQ Interface)を使用するためのMQライブラリ・パスを指定します。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
文字列 |
デフォルト値 |
(NONE) |
有効な値 |
|
備考 |
UNIXディレクトリ・パスです。 |
3.2. OSCSCSVR
時間条件が設定されたトランザクションをスケジュールするOSCSCSVRサーバーの情報を設定します。
3.3. OSCMCSVR
OSCアプリケーション・サーバーを監視するOSCMCSVRサーバーの情報を設定します。
3.3.1. REGION_ {regionname}
regionnameには、OSCリージョンの名前を指定します。指定したリージョンのパフォーマンス・レコードのデータ・セクション内のフィールドのうち、ログに残す領域を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
文字列 |
デフォルト値 |
0-10,100-30 |
有効な値 |
|
備考 |
「オフセット- 長さ」で構成された文字列です。それぞれの文字列はコンマ(,)で区切ります。各領域はオフセットを順次に指定する必要があります(例: 1-10, 20-10)。 |
以下は、OSCMCSVRセクションの設定例です。OSC00001リージョンでは、パフォーマンス・レコードのデータ・セクション内のフィールドのうち、2つの領域を指定しています。最初は、データ・セクションのオフセット0から10バイトの領域、2番目は、オフセット100から30バイトの領域です。OSCMCSVRは、この2つの領域のログを残します。
$ ofconfig list -s osc -sec OSCMCSVR
===================================================================================
SUBJECT | SECTION | KEY | VALUE
===================================================================================
osc | OSCMCSVR | REGION_OSC00001 | 0-10,100-30
| | REGION_OSC00002 | 100-50,200-10,300-65
===================================================================================
詳細については、IBMマニュアルの『CICS Customization Guide』のCICS Monitoring関連内容を参照してください。 |
4. osc.{servername}
servernameの名前を持つOSCアプリケーション・サーバーで使用する設定を行います。OSCアプリケーション・サーバー名が「OSC00001」であるとした場合、サブジェクト名は「osc.OSC00001」になります。
osc.servernameサブジェクトに設定されたセクションとキーは、oscサブジェクトと重複して設定されることができ、そのような場合は、osc.servernameサブジェクトの設定の優先順位が高いです。
4.1. GENERAL
OSCアプリケーション・サーバーを起動および運用するための情報とリソース情報を設定します。
4.1.1. SYSID
OSCリージョンに割り当てるSYSIDを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
文字列 |
デフォルト値 |
CICS |
有効な値 |
|
備考 |
最大4バイトの文字列を指定できます。 |
4.1.2. JOBID
OSCリージョンに割り当てるジョブIDを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
文字列 |
デフォルト値 |
STC00001 |
有効な値 |
|
備考 |
8バイトの文字列です。先頭の「JOB」文字を除く3桁の文字と5桁の数字で構成されます。OSCのすべてのリージョンで一意に指定する必要があります。ここで指定したジョブIDは、OSCがスプールにデータを書き込むときに、OpenFrameのスプール・ディレクトリの配下に生成されるディレクトリの名前やデータセットの割り当てと解除のためのジョブID値として使用されます。 SPOOL WRITEコマンドを使用する場合は、指定したジョブIDと同じ名前のディレクトリにスプール・データが保存されます。WRITEQ TDコマンドを使用する場合は、ジョブIDの数字部分の後ろに、コマンドを処理したサーバー・プロセスのSPR ID値を加えた名前のディレクトリにデータが生成されます。 |
4.1.3. JOBNAME
OSCリージョンに割り当てるジョブ名を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
文字列 |
デフォルト値 |
OSCAPSVR |
有効な値 |
|
備考 |
4.1.6. CWA_SIZE
CWA(Common Work Area)の情報を保存する共有メモリのサイズを指定します。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
数値 |
デフォルト値 |
512 |
有効な値 |
512~(2^31 - 1) |
備考 |
4.1.7. GETMAIN_ATTACH_RETRY
リージョンを起動時に、GETMAINを実行するための共有メモリのアタッチに失敗した場合、リージョンの再起動を試行する回数です。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
数値 |
デフォルト値 |
10 |
有効な値 |
10~(2^31 - 1) |
備考 |
Tmax環境設定で、OSCリージョン・サーバーのCLOPT設定で -nオプションが指定されている必要があります。 |
4.1.8. USR_SHMKEY
OSCリージョンでユーザー領域に割り当てるために使用する共有メモリ・キーを指定します。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
文字列 |
デフォルト値 |
16002 |
有効な値 |
|
備考 |
4.1.9. USR_SHMSIZE
OSCリージョンでユーザー領域に割り当てるために使用する共有メモリのサイズを指定します。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
数値 |
デフォルト値 |
67108864 |
有効な値 |
|
備考 |
4.1.10. TASKNO_LOCATION
OSCで使用するタスクの保存先を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
文字列 |
デフォルト値 |
SHM |
有効な値 |
SHM,DB |
備考 |
|
4.1.11. TASKNO_MIN
OSCで使用するタスクの最小値を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
数値 |
デフォルト値 |
0 |
有効な値 |
0~9999999 |
備考 |
4.1.12. TASKNO_MAX
OSCで使用するタスクの最大値を指定します。タスクが最大値に達したら、次のタスクを実行時に最小値から再開始します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
数値 |
デフォルト値 |
9999999 |
有効な値 |
1~9999999 |
備考 |
4.1.13. TC_PATH
タスク・コントロールで使用される一時ファイルを保存するディレクトリ・パスを指定します。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
文字列 |
デフォルト値 |
/tmp/OSCTCDIR |
有効な値 |
|
備考 |
4.1.14. IMSID
OSCでDL/Iを使用する場合、該当するデータベース情報を管理するOSIコントロール・リージョン名を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
文字列 |
デフォルト値 |
IMSA |
有効な値 |
|
備考 |
4.1.15. USERID
OSCリージョンのユーザーを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
文字列 |
デフォルト値 |
OSCAUSER |
有効な値 |
|
備考 |
4.1.16. AREA
ユーザー・アプリケーションから保護するOSCシステムの共有メモリ領域を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
文字列 |
デフォルト値 |
(NONE) |
有効な値 |
SYS,USR,TSQ,ALL |
備考 |
以下のように、複数のオプションを指定することができます。 SYS,USR,TSQ |
4.1.17. PROTECT
ユーザー・アプリケーションからのOSCシステムの共有メモリ保護機能を設定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
文字列 |
デフォルト値 |
RDWR |
有効な値 |
RDWR,WRONLY,NONE |
備考 |
|
4.1.18. OLOG_DB
トランザクション・ログをデータベースにロギングするかどうかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
ブール値 |
デフォルト値 |
NO |
有効な値 |
YES, NO |
備考 |
4.1.19. MC
OSCのトランザクション監視機能を使用するかどうかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
ブール値 |
デフォルト値 |
NO |
有効な値 |
YES, NO |
備考 |
4.1.20. CBLPSHPOP
COBOLプログラムでCALLコマンドを使って他のプログラムを呼び出す際に、ハンドラー情報のPUSH/POP機能を使用するかどうかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
ブール値 |
デフォルト値 |
NO |
有効な値 |
YES, NO |
備考 |
4.1.21. SVCTIMEOUT_ABCODE
Tmaxサーバーのタイムアウト時のABCODEを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
文字列 |
デフォルト値 |
(NONE) |
有効な値 |
|
備考 |
ABCODEは、4バイトの文字列です。 |
4.1.22. SVCTIMEOUT_EXIT
Tmaxサーバーのタイムアウト時に、アプリケーション・サーバー・プロセスを終了するかどうかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
ブール値 |
デフォルト値 |
NO |
有効な値 |
YES, NO |
備考 |
4.1.23. GMTEXT
GMTRANで使用されるメッセージを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
文字列 |
デフォルト値 |
'OpenFrame OSC System' |
有効な値 |
|
備考 |
最大長は引用符を除いて246文字です。 |
4.1.24. GMTRAN
端末が初めて接続したときに自動で実行するトランザクションを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
文字列 |
デフォルト値 |
CSGM |
有効な値 |
|
備考 |
4.1.25. MAPDIR
OSCマップをデプロイするディレクトリ・パスを指定します。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
文字列 |
デフォルト値 |
${OPENFRAME_HOME}/osc/region/{regionname}/map |
有効な値 |
|
備考 |
4.1.26. TBLDIR
OSCリソース・コントロール・テーブルをデプロイするディレクトリ・パスを指定します。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
文字列 |
デフォルト値 |
${OPENFRAME_HOME}/osc/region/{regionname}/tbl |
有効な値 |
|
備考 |
4.1.27. TDLDIR
OSCアプリケーションをデプロイするディレクトリ・パスを指定します。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
文字列 |
デフォルト値 |
${OPENFRAME_HOME}/osc/region/{regionname}/tdl |
有効な値 |
|
備考 |
4.1.28. LIBDIR
OSCで使用するライブラリのディレクトリ・パスを指定します。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
文字列 |
デフォルト値 |
${OPENFRAME_HOME}/osc/region/{regionname}/tdl/asmo |
有効な値 |
|
備考 |
4.1.29. PLTPI
OSCリージョンを起動時に実行するPLT(Program List Table)を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
文字列 |
デフォルト値 |
NO |
有効な値 |
YES,NO,suffix |
備考 |
|
4.1.30. PLTSD
OSCリージョンを終了時に実行するPLT(Program List Table)を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
文字列 |
デフォルト値 |
NO |
有効な値 |
YES,NO,suffix |
備考 |
|
4.1.31. XLT
OSCシステムを終了時に実行するXLT(Transaction List Table)を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
文字列 |
デフォルト値 |
NO |
有効な値 |
YES,NO,suffix |
備考 |
|
4.1.32. NOUSE
OSCリージョンで使用しないモジュールを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
文字列 |
デフォルト値 |
(NONE) |
有効な値 |
DL,DS,FC,MS,SA,SP,TD,TS,AS,MQ |
備考 |
以下のように、複数のオプションを指定することができます。 AS,MQ,SA |
4.1.33. PRINT
TN3270画面のプリント要求に関する設定を行います。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
文字列 |
デフォルト値 |
NO |
有効な値 |
YES,NO,PA1,PA2,PA3 |
備考 |
|
PA2 |
PA3 : 画面をプリントする場合に使用するPA(Program Attention)キーを指定します。 |
4.1.34. FREEKB
トランザクションを終了時にキーボード・ロックを解除するかどうかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
ブール値 |
デフォルト値 |
NO |
有効な値 |
YES,NO |
備考 |
4.1.35. MSGCLASS
EXTRA TDQのうち、TYPEFILE(OUTPUT)のSYSOUTCLASSのデフォルト値を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
文字列 |
デフォルト値 |
A |
有効な値 |
|
備考 |
英字A-Z、数字0-9の中から1文字を指定します。 |
4.1.36. TLSVR_TIMEOUT
TLSVRの起動タイムアウトを設定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
数値 |
デフォルト値 |
0 |
有効な値 |
0~(2^31 - 1) |
備考 |
0は無制限を意味します。 |
4.1.37. OPEN_FILE_ON_STARTUP
OSCシステムを起動時にファイルを開くか、ファイルに初めてアクセス時に開くかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
ブール値 |
デフォルト値 |
YES |
有効な値 |
YES,NO |
備考 |
|
4.2. SAF
OSCのセキュリティ関連の設定を行います。
4.2.1. SEC
OSCアプリケーション・サーバーがアクセスするリソースの権限をチェックするかどうかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
ブール値 |
デフォルト値 |
NO |
有効な値 |
YES,NO |
備考 |
|
4.2.2. SNSCOPE
セキュリティ・ルールを適用する範囲を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
文字列 |
デフォルト値 |
NONE |
有効な値 |
NONE,CICS |
備考 |
CICSを指定した場合、ユーザー名はリージョン内で一意です。すでにサインオンしたユーザー名で他の端末からサインオンを試みた場合、エラーとして処理します。 |
4.2.3. XDCT
TDQをアクセス時に、該当するTDQの権限チェックを行うかどうかと、権限チェックを行う場合に使用するTACFリソース・クラス名を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
文字列 |
デフォルト値 |
NO |
有効な値 |
YES,NO,name |
備考 |
|
4.2.4. XFCT
FILEリソースにアクセス時に、該当するFILEリソースの権限チェックを行うかどうかと、権限チェックを行う場合に使用するTACFリソース・クラス名を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
文字列 |
デフォルト値 |
NO |
有効な値 |
YES,NO,name |
備考 |
|
4.2.5. XPCT
STARTでトランザクションを開始時に、該当するトランザクションを開始する権限をチェックするかどうかと、権限チェックを行う場合に使用するTACFリソース・クラス名を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
文字列 |
デフォルト値 |
NO |
有効な値 |
YES,NO,name |
備考 |
|
4.2.6. XPPT
プログラムへのアクセス時に、該当するプログラムの権限チェックを行うかどうかと、権限チェックを行う場合に使用するTACFリソース・クラス名を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
文字列 |
デフォルト値 |
NO |
有効な値 |
YES,NO,name |
備考 |
|
4.2.7. XTRAN
トランザクションを実行時に、該当するトランザクションの権限チェックを行うかどうかと、権限チェックを行う場合に使用するTACFリソース・クラス名を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
文字列 |
デフォルト値 |
NO |
有効な値 |
YES,NO,name |
備考 |
|
4.2.8. XTST
TSQにアクセス時に、該当するTSQの権限チェックを行うかどうかと、権限チェックを行う場合に使用するTACFリソース・クラス名を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
文字列 |
デフォルト値 |
NO |
有効な値 |
YES,NO,name |
備考 |
|
4.4. TDQ
OSCで使用するTDQ(Transient Data Queue)に関連する設定を行います。
4.5. TSQ
OSCで使用するTSQ(Temporary Storage Queue)に関連する設定を行います。
4.5.1. DFLTDEST
TSMODELが設定されていないTSQをディスクで管理するかメモリで管理するかを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
文字列 |
デフォルト値 |
AUX |
有効な値 |
AUX,MAIN |
備考 |
|
4.5.2. MAINDEST
DFLTDEST=MAINに指定した場合、TSQの保存先を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
文字列 |
デフォルト値 |
SHM |
有効な値 |
SHM,DB |
備考 |
|
4.5.3. QDATA_DSNAME
ディスクで管理されるTSQデータを保存するデータセットを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
文字列 |
デフォルト値 |
OSC.TSQLIB.DATA.OSC00001 |
有効な値 |
|
備考 |
4.6. CPM
OSCアプリケーション・サーバーとTN3270クライアントで使用するCCSID(Coded Character Set Identifier)番号を設定します。
CCSID(Coded Character Set Identifier)は、IBMで使用するコードページ識別番号です。 OSCアプリケーション・サーバーで使用する文字データは一般的なASCIIベースのコードセットでエンコードされていますが、TN3270エミュレーターで使用するデータはEBCDICベースでエンコードされています。そのため、OSCアプリケーション・サーバーは、TN3270エミュレーターから送られたデータやTN3270エミュレーターに送信するデータを適切に変換するプロセスが必要です。このデータ変換プロセスのために3270_CCSIDキーとREGION_CCSIDキーを設定します。 |
4.6.1. 3270_CCSID
TN3270エミュレーターで使用するCCSID番号を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
文字列 |
デフォルト値 |
37 |
有効な値 |
|
備考 |
最大2つのCCSIDをコンマ(,)を使用して指定できます。 日本語のように1バイト文字コードページと2バイト文字コードページが一緒に使用される場合、2つのCCSIDを指定します。主に使用されるCCSIDは以下のとおりです。
以下は、日本語を使用するためのCCSIDを指定する例です。 290,300 |
4.7. CPM_FLAG
EBCDICからASCIIへの変換時に、またはASCIIからEBCDICへの変換時に使用されるCPMフラグ・オプションを設定します。
4.7.1. EBCDIC_TO_ASCII
EBCDICからASCIIへの変換時にフラグを適用します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
文字列 |
デフォルト値 |
CPM_CONVERT_SOSI_TO_SPACE |
有効な値 |
CPM_CONVERT_SOSI_TO_SPACE,CPM_CONVERT_SOSI_TO_NULL |
備考 |
|
4.7.2. ASCII_TO_EBCDIC
ASCIIからEBCDICへの変換時にフラグを適用します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
文字列 |
デフォルト値 |
CPM_CONVERT_SPACE_TO_SOSI |
有効な値 |
CPM_CONVERT_SPACE_TO_SOSI,CPM_CONVERT_SOSI_TO_NULL |
備考 |
|
4.9. CSPG
OSCの論理メッセージ出力操作のショートカットキーを設定します。
4.9.1. SKRPF{nn}
CSPGコマンドを実行するためのPF01~PF24のうち1つを指定します。SKRPF01からSKRPF24まで最大24個を指定できます。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
文字列 |
デフォルト値 |
CSPG getpage N |
有効な値 |
CSPG getpage F,CSPG getpage P,CSPG getpage N,CSPG getpage L |
備考 |
|
5. osc.{osctlsvrname}
OSCアプリケーション補助サーバーのうち、TDQログ・サーバーで使用する設定を行います。
TDQログ・サーバーの名前をOSC00001TLとした場合、サブジェクト名はosc.OSC00001TLになり、設定値はosctlsvrnameに指定した名前のOSC TDQログ・サーバーでのみ使用されます。
5.1. OSCTLSVR
TDQログ・サーバーの起動と運用のための情報を設定します。
5.1.1. PORT
アプリケーション・サーバーから指定したTDQログ・サーバーへの接続ポート番号を指定します。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
数値 |
デフォルト値 |
14000 |
有効な値 |
1024~49151 |
備考 |
5.1.2. BUFFER_SIZE
内部バッファーのサイズを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
数値 |
デフォルト値 |
524288 |
有効な値 |
524288~(2^31 - 1) |
備考 |
バッファー・サイズは4KB単位で指定することを推奨します。 |
5.1.3. FLUSH_SIZE
フラッシュが発生する内部バッファーのサイズを指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
数値 |
デフォルト値 |
4096 |
有効な値 |
4096~(2^31 - 1) |
備考 |
このサイズは、BUFFER_SIZEの設定値を超えないように指定します。バッファー・サイズは4KB単位で指定することを推奨します。 |
5.1.4. FLUSH_INTERVAL
フラッシュの周期を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
数値 |
デフォルト値 |
5 |
有効な値 |
|
備考 |
5.1.5. MAX_FILE
処理する最大のファイル数を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
数値 |
デフォルト値 |
20 |
有効な値 |
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備考 |
6. osc.{oscmqsvrname}
IBM WebSphere MQのトリガー・モニターに接続するために提供するOSCMQSVRサーバーの設定を行います。サーバーの名前をOSCMQ001とした場合、サブジェクト名はosc.OSCMQ001になり、設定値はoscmqsvrnameに指定した名前のOSCMQSVRでのみ使用されます。
接続先のIBM WebShpere MQでMQプロセス・オブジェクトを設定する際に、APPLTYPE属性値をCICSに指定し、APPLICID属性値はトリガーされるOSCトランザクション名を指定します。oscmqsvrnameサーバーは、EXEC CICS STARTコマンドによりOSCトランザクションをトリガーし、起動されたトランザクションのアプリケーション・プログラムはRETRIEVEコマンドによりMQTMデータを取得できます。 |
6.1. MQ
トリガー・モニター情報を設定します。
6.1.1. QMGR
トリガーを監視するMQマネージャー名を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
文字列 |
デフォルト値 |
QMA |
有効な値 |
|
備考 |
6.1.2. INITQ
トリガーを監視するMQ開始キュー名を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
文字列 |
デフォルト値 |
INITQU1 |
有効な値 |
|
備考 |
6.1.3. REGION
トリガー監視対象のトランザクションを起動するOSCリージョン名を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
文字列 |
デフォルト値 |
OSC00001 |
有効な値 |
|
備考 |
6.1.4. RTANSID
トリガー監視対象のトランザクションが、EXEC CICS RETRIEVEコマンドのRTRANSIDオプションで取得するトランザクション名を指定します。マルチノード環境ではすべてのノードの設定が一致する必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
文字列 |
デフォルト値 |
CKTI |
有効な値 |
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備考 |