OpenFrame OSC 7.1

本章では、OpenFrame OSC 7.1の変更点を紹介します。各機能の詳細については、関連ガイドを参照してください。

1. 変更点

本節では、OpenFrame OSC製品の主な変更点について説明します。

1.1. システム定義リソースのRDB化

  • 従来、TSAMデータセットで管理されていたシステム定義(SD)リソースをRDBテーブルで管理するようになりました。

  • oscinitツールを使用して以下のSDテーブルを作成します。

    OFM_OSC_SD_GROUP
    OFM_OSC_SD_CONN CONNECTION
    OFM_OSC_SD_FILE FILE
    OFM_OSC_SD_PROG PROGRAM
    OFM_OSC_SD_TYPE_TERM TYPETERM
    OFM_OSC_SD_TERM TERMINAL
    OFM_OSC_SD_TSMODEL TSMODEL
    OFM_OSC_SD_JNL_MODEL JOURNALMODEL
    OFM_OSC_SD_MAP_SET MAPSET
    OFM_OSC_SD_WEB_SVC WEBSERVICE
    OFM_OSC_SD_PIPIELINE PIPELINE
    OFM_OSC_SD_ENQ_MODEL ENQMODEL
    OFM_OSC_SD_TCPIP_SVC TCPIPSERVICE
    OFM_OSC_SD_SESSION SESSIONS
    OFM_OSC_SD_PARTITION PARTITIONSET
    OFM_OSC_SD_PROFILE PROFILE
    OFM_OSC_SD_LIBRARY LIBRARY
    OFM_OSC_SD_URIMAP URIMAP
    OFM_OSC_SD_TRANS TRANSACTION
    OFM_OSC_SD_TRAN_CLASS TRANCLASS
    OFM_OSC_SD_TDQ TDQUEUE
  1. SDテーブルについては、OpenFrame OSC『管理者ガイド』の「Appサーバーの運用に必要なデータベース・テーブルの作成」を参照してください。

  2. osiinitツールの使用方法については、OpenFrame OSI『ツールリファレンスガイド』を参照してください。

1.2. RTSD管理方法の変更

  • 従来は、リージョンを起動時にRTSDテーブルを作成し、リージョンを終了時にRTSDテーブルを削除しました。

    当バージョンからは、oscinitツールを使用してRTSDテーブルを作成し、リージョンを起動時にSDテーブルを読み込んでRTSDテーブルにロードするように変更されました。リージョンの終了時には、該当するリージョンのRTSDレコードのみを削除します。

  • 以下は、oscinitツールを使用して作成するRTSDテーブルのリストです。

    OFM_OSC_CONN CONNECTION
    OFM_OSC_FILE FILE
    OFM_OSC_PROG PROGRAM
    OFM_OSC_TERM TERMINAL
    OFM_OSC_TSMODEL TSMODEL
    OFM_OSC_JNL_MODEL JOURNALMODEL
    OFM_OSC_MAP_SET MAPSET
    OFM_OSC_WEB_SVC WEBSERVICE
    OFM_OSC_PIPIELINE PIPELINE
    OFM_OSC_ENQ_MODEL ENQMODEL
    OFM_OSC_TCPIP_SVC TCPIPSERVICE
    OFM_OSC_PARTITIONSET PARTITIONSET
    OFM_OSC_PROFILE PROFILE
    OFM_OSC_LIBRARY LIBRARY
    OFM_OSC_URIMAP URIMAP
    OFM_OSC_TRANS TRANSACTION
    OFM_OSC_TRAN_CLASS TRANCLASS
    OFM_OSC_TDQ TDQUEUE
    OFM_OSC_NETNAME NETNAME
  1. RTSDテーブルについては、OpenFrame OSC『管理者ガイド』の「Appサーバーの運用に必要なデータベース・テーブルの作成」を参照してください。

  2. osiinitツールの使用方法については、OpenFrame OSI『ツールリファレンスガイド』を参照してください。

1.3. TCache設定の変更

  • pfmtcache.cfgのCACHE_NAMEを、変更されたRTSDテーブルの名前に合わせて変更しました。

    #cache for OSCOIVP1
    CACHE_NAME=OSCOIVP1                # the name of cache
    SIZE_MEM=32767                     # the total cache memory size in kilo-bytes
    SIZE_HASH=32                       # the number of hash key (MAX=65536)
    SIZE_KEY=30                        # the number of digits of the index column
    SIZE_REC=2078                      # the size of a single record in bytes
    INV_TIMEOUT=1                      # invalidation timeout in sec
    
    # cache for REGION MASTER
    CACHE_NAME=OFM_OSC_REGION_MASTER   # the name of cache
    SIZE_MEM=32                        # the total cache memory size in kilo-bytes
    SIZE_HASH=32                       # the number of hash key (MAX=65536)
    SIZE_KEY=8                         # the number of digits of the index column
    SIZE_REC=40                        # the size of a single record in bytes
    INV_TIMEOUT=1                      # invalidation timeout in sec
    
    #cache for OFM_OSC_TX_TIME
    CACHE_NAME=OFM_OSC_TX_TIME         # the name of cache
    SIZE_MEM=32                        # the total cache memory size in kilo-bytes
    SIZE_HASH=32                       # the number of hash key (MAX=65536)
    SIZE_KEY=14                        # the number of digits of the index column
    SIZE_REC=38                        # the size of a single record in bytes
    INV_TIMEOUT=1                      # invalidation timeout in sec

2. その他

本節では、OpenFrame OSC製品のその他の変更点について説明します。

2.1. ツール操作の変更

  • oscsdgenツールのオプションのうち、-d <dataset_name>オプションが削除されました。

2.2. TSAM接続設定の変更

  • 従来のosc.confの[DB_INFO]セクションが、OpenFrame環境設定ファイルのdbconn.confの[DBIO_CLIENT]セクションに変更されました。

  • 従来のosc.confの[TSAM_CLIENT]セクションが、OpenFrame環境設定ファイルのdbconn.confの[TSAM_CLIENT]セクションに変更されました。

2.3. OpenFrame環境設定情報のテーブル管理

  • ファイルで管理していたOpenFrame環境設定情報をデータベースで管理するようになりました。

  • データベースにロードされる環境設定のメタファイルの形式を変更し、製品ごとにファイルを分離しました。

  • 環境設定情報の同期とマルチノード環境への対応のために、環境設定情報をTmax TCacheにロードして使用するように変更されました。

  • 環境設定情報を管理するためのofconfigツールが追加されました。

  1. OpenFrame環境設定の詳細については、OpenFrame OSC『環境設定ガイド』を参照してください。

  2. ofconfigツールの使用方法については、OpenFrame Base『ツールリファレンスガイド』を参照してください。

2.4. エラーコードのテーブル管理

  • ファイルで管理していたOpenFrameエラー情報をデータベースで管理するようになりました。

  • エラー情報をデータベースにロードするために、oferrorツールに挿入機能を追加しました。

oferrorツールの詳細については、OpenFrame Base『ツールリファレンスガイド』を参照してください。

2.5. システム・ログおよびサーバー・ログの出力形式の統一

  • OpenFrameの各製品/モジュールのログ形式を統一しました。

  • ログの日付-時間出力形式を追加しました。

    • サービス・ログ形式

      [YYYY-MM-DDTHH:MM:SS.ffffff] [SERVICE-NAME(PID)] [M] [MSGCODE] MESSAGE-CONTENTS
    • システム・ログ形式

      [YYYY-MM-DDTHH:MM:SS.ffffff] [EXECUTED-MODULE] [CODE] [MSGCODE] EVENT FREE-FORMAT-CONTENTS
    • 操作ログ形式

      [YYYY-MM-DDTHH:MM:SS.ffffff] [EXECUTED-MODULE] [CODE] [MSGCODE] EVENT FREE-FORMAT-CONTENTS

OpenFrameのログについての詳細は、OpenFrame Base『Baseガイド』の付録「ログの管理」を参照してください。