リソース定義の種類と属性

本章ではリソース定義の種類と属性について説明します。

1. 概要

OSCは以下のようなリソース定義を提供します。アプリケーション・プログラムが使用するリソースに合わせて、以下で説明する各リソース定義の設定項目を適切に設定してください。

リソース 説明

CONNECTION

あるOSCアプリケーション・サーバーから別のOSCアプリケーション・サーバーにアクセスするための情報を定義します。

DOCTEMPLATE

ドキュメント・テンプレートの属性を定義します。

FILE

ファイルの物理的なデータセットの設定およびファイルの動作に関連する設定を定義します。

JOURNALMODEL

OSCジャーナルとジャーナル・レコードが記録される物理的なデータセットとの接続情報を定義します。

PROGRAM

トランザクションまたはトランザクションの一部を実行するためのプログラム・コントロール情報に関連する設定を定義します。

TDQUEUE

TDQ(Transient Data Queue)の属性を定義します。

TERMINAL

OSCと通信する端末の特性、現在の使用状態などを定義します。

TRANCLASS

トランザクションをグループ化して同時に実行可能なトランザクション数、キュー・カウントを制御する設定を定義します。

TRANSACTION

OSCが提供する機能に関連する設定を定義します。

TSMODEL

TSQ(Temporary Storage Queue)の属性を定義します。

TYPETERM

端末グループの共通の属性を定義します。

LSRPOOLとDB2CONNリソースは、構文解析のみサポートします。

2. CONNECTION

CONNECTIONリソース定義は、あるOSCアプリケーション・サーバーから別のOSCアプリケーション・サーバーにアクセスするための情報を定義します。CICSとは異なり、OSCではCONNECTIONリソース定義を登録する際にSESSIONリソース定義を一緒に登録しません。

以下は、CONNECTIONリソース定義の設定項目についての説明です。(blankは空白を意味します。)

DEFINE  CONNECTION(connection_name)
        GROUP(resourcegroup_name)
        DESCRIPTION(resource_description)
        NETNAME(oscserver_name)
        PROTOCOL(blank)
        INSERVICE(NO | YES)
項目 説明

CONNECTION

接続の名前を指定します。(最大4バイト)

DESCRIPTION

CONNECTIONリソース定義についての説明を記述します。(最大58バイト)

GROUP

リソース定義のグループを指定します。(最大8バイト)

NETNAME

接続先のOSCサーバーの名前を指定します。(最大8バイト)

PROTOCOL

接続に使用するプロトコル・タイプを指定します。(現在はblankのみサポートします)

  • blank : OSCアプリケーション・サーバーへの接続を設定します。

INSERVICE

接続情報を使用するかどうかを指定します。(NO | YES)

以下は、OSC00001という名前のOSCアプリケーション・サーバーへの接続情報を持つOSCAというCONNECTIONリソースを定義するマクロの例です。

DEFINE  CONNECTION(OSCA)
        DESCRIPTION(CONNECTION SAMPLE)
        GROUP(TESTGRP)
        NETNAME(OSC00001)
        PROTOCOL()
        INSERVICE(YES)

3. DOCTEMPLATE

DOCTEMPLATEリソース定義は、ドキュメント・テンプレートの属性を定義します。

以下は、DOCTEMPLATEリソース定義の設定項目についての説明です。

DEFINE  DOCTEMPLATE(doctemplate_name)
        GROUP(resourcegroup_name)
        DESCRIPTION(resource_description)
        DDNAME(DFHHTML | ddname_name)
項目 説明

DOCTEMPLATE

ドキュメント・テンプレート定義の名前を指定します。

DDNAME

テンプレートがPDSにある場合は、PDSのDD名を指定します。DDNAMEの値を指定しない場合は、DFHHTMLがデフォルトとして使用されます。

APPENDCRLF、MEMBERNAME、TEMPLATENAME、TYPE属性は、構文解析のみサポートします。

以下は、DOC01というDOCTEMPLATEリソースを定義するマクロの例です。

DEFINE  DOCTEMPLATE(DOC01)
        DESCRIPTION(DOCTEMPLATE SAMPLE)
        GROUP(TESTGRP)
        DDNAME(DFHHTML)

4. FILE

FILEリソース定義は、ファイルの物理的なデータセットの設定およびファイルの動作に関連する設定を定義します。

以下は、FILEリソース定義の設定項目についての説明です。

DEFINE  FILE(file_name)
        GROUP(resourcegroup_name)
        DESCRIPTION(resource_description)
        DSNAME(dataset_name)
        REMOTESYSTEM(sysid)
        REMOTENAME(file_name)
        ADD(NO | YES)
        BROWSE(NO | YES)
        DELETE(NO | YES)
        READ(NO | YES)
        UPDATE(NO | YES)
        OPENTIME(FIRSTREF | STARTUP)
項目 説明

FILE

ファイル名を指定します。(最大8バイト)

GROUP

リソース定義のグループを指定します。(最大8バイト)

DESCRIPTION

FILEリソース定義についての説明を記述します。(最大 58バイト)

DSNAME

ファイルに使われるデータセットの名前を指定します。(最大44バイト)

REMOTESYSTEM

リモート・システムのSYSIDを指定します。(最大4バイト)

REMOTENAME

リモート・システムで使用するファイル名を指定します。(最大8バイト)

ADD

ファイルにレコードを追加できるようにするかどうかを指定します。(NO | YES)

BROWSE

ファイルでレコードを順次検索できるようにするかどうかを指定します。 (NO | YES)

DELETE

ファイルからレコードを削除できるようにするかどうかを指定します。 (NO | YES)

READ

ファイルからレコードを読み込めるようにするかどうかを指定します。(NO | YES)

UPDATE

ファイルにレコードを更新できるようにするかどうかを指定します。(NO | YES)

OPENTIME

  • FIRSTREF : ファイルに対する要求が初めて発生したときにファイルを開きます。

  • STARTUP : OSCの起動時にファイルを開きます。

以下は、OSC.OSDLIB.FILE0001データセットに対して、レコードの追加/読み取りのみが可能なFILE0001ファイルを定義するマクロの例です。アプリケーション・プログラムがレコードの追加と読み取りの権限を持ち、検索/削除/修正権限は持たないようにFILE0001を設定しています。

DEFINE  FILE(FILE0001)
        GROUP(TESTGRP)
        DESCRIPTION(FILE SAMPLE)
        DSNAME(OSC.OSDLIB.FILE0001)
        ADD(YES)
        BROWSE(NO)
        DELETE(NO)
        READ(YES)
        UPDATE(NO)

5. JOURNALMODEL

JOURNALMODELリソース定義は、OSCジャーナルとジャーナル・レコードが記録される物理的なデータセットとの接続情報を定義します。旧バージョンのCICSで使用していたジャーナル名は、互換性を維持するために名前を旧バージョンに合わせて変更して使用します。

以下は、JOURNALMODELリソース定義の設定項目についての説明です。

DEFINE  JOURNALMODEL(journalmodel_name)
        GROUP(resourcegroup_name)
        DESCRIPTION(resource_description)
        JOURNALNAME(journal_name)
        TYPE(SMF|MVS|DUMMY)
        STREAMNAME(stream_name)
項目 説明

JOURNALMODEL

JOURNALMODELの名前を指定します。(最大8バイト)

GROUP

リソース定義のグループを指定します。(最大8バイト)

DESCRIPTION

JOURNALMODELリソース定義についての説明を記述します。(最大58バイト)

JOURNALNAME

ジャーナルの名前を指定します。(最大8バイト)

旧バージョンのCICSで1から99までの数字をジャーナル名に使用した場合、互換性を維持するためにDFHJnn形式に変更します。(nnは1~99)

TYPE

ジャーナル・レコードを記録する場所を指定します。

  • SMF : SMFデータセットに記録します。

  • MVS : MVSログ・ストリームに記録します。

  • DUMMY : ジャーナル・レコードを記録しません。

STREAMNAME

TYPE項目を「MVS」に指定した場合、ログ・ストリームの名前を指定します。

以下は、SMFデータセットにジャーナル・レコードを記録するJNMODEL2とJNMODEL3を定義するリソースのマクロの例です。JNMODEL3は、旧バージョンのCICSとの互換性を維持するためにジャーナル名を「DFHJ03」に変更しました。

DEFINE  JOURNALMODEL(JNMODEL2)
        JOURNALNAME(JOURNAL2)
        GROUP(TESTGRP)
        DESCRIPTION(JOURNALMODEL SAMPLE)
        TYPE(SMF)

DEFINE  JOURNALMODEL(JNMODEL3)
        JOURNALNAME(DFHJ03)
        GROUP(TESTGRP)
        DESCRIPTION(JOURNALMODEL SAMPLE)
        TYPE(SMF)

以下は、MVSログ・ストリームにジャーナル・レコードを記録するJNAUD01を定義するリソースのマクロの例です。

DEFINE  JOURNALMODEL(JNAUD01)
        JOURNALNAME(JNAUD01)
        GROUP(TESTGRP)
        DESCRIPTION(JOURNALMODEL SAMPLE)
        TYPE(MVS)
        STREAMNAME(JNAUD01.LOGR01.AUDIT)

6. PROGRAM

PROGRAMリソース定義は、トランザクションまたはトランザクションの一部を実行するためのプログラム・コントロール情報に関連する設定を定義します。

以下は、PROGRAMリソース定義の設定項目についての説明です。

DEFINE  PROGRAM(program_name)
        GROUP(resource_name)
        DESCRIPTION(resource_description)
        LANGUAGE(COBOL|PLI)
        REMOTESYSTEM(remote_sysid)
        REMOTENAME(remoteprogranm_name)
項目 説明

PROGRAM

プログラム名を指定します。(最大8バイト)

GROUP

リソース定義のグループを指定します。(最大8バイト)

DESCRIPTION

PROGRAMリソース定義についての説明を記述します。(最大58バイト)

LANGUAGE

プログラムの作成言語を指定します。(COBOL | PLI)

REMOTESYSTEM

リモート・システムのSYSIDを指定します。(最大4バイト)

DPL(Distributed Program Link)要求を使用するために必要な設定です。

リモート・システムに接続するには、ここで指定した名前と同じ名前のCONNECTIONリソース定義を設定する必要があります。

REMOTENAME

リモート・システムで使用するプログラム名を指定します。(最大8バイト)

  1. DPL要求の詳細については、OpenFrame OSC『開発者ガイド』を参照してください。

  2. バッチのMTPBATCHを利用してPHAS <プログラム名>を実行して、プログラムをPHASEINすることができます。

以下は、COBOLで作成されたOIVPMAINプログラムを定義するリソース定義のマクロの例です。

DEFINE  PROGRAM(OIVPMAIN)
        GROUP(OIVP)
        DESCRIPTION(PROGRAM SAMPLE)
        LANGUAGE(COBOL)

7. TDQUEUE

TDQUEUEリソース定義は、TDQ(Transient Data Queue)の属性を定義します。TDQUEUEリソース定義の設定項目にはファイル名と当該ファイルの使用方法などがあります。

TDQは機能面の特徴によってExtra-partition、Intra-partition、Logの3タイプに分類でき、管理面においてIndirect、Remoteの2タイプに分類できます。OSCは計5つのタイプのTDQのリソース定義をサポートします。

以下は、各TDQUEUEリソースの共通設定項目についての説明です。

DEFINE  TDQUEUE(TDQ_name)
        GROUP(resource_name)
        DESCRIPTION(resource_description)
        TYPE(EXTRA | INDIRECT | INTRA | LOG | REMOTE)
項目 説明

TDQUEUE

TDQの名前を指定します。(最大4バイト)

GROUP

リソース定義のグループを指定します。(最大8バイト)

DESCRIPTION

TDQUEUEリソース定義についての説明を記述します。(最大58バイト)

TYPE

TDQのタイプを指定します。

  • EXTRA

  • INDIRECT

  • INTRA

  • LOG

  • REMOTE(デフォルト値)

TDQのタイプによって設定する項目が異なります。詳細については各節を参照してください。

7.1. Extra-partition TDQ

バーティション外TDQ(Extra-partition TDQ)は、TDQタイプをEXTRAに指定します。

以下は、バーティション外TDQリソース定義の設定項目についての説明です(blankは空白を意味します)。

DEFINE  .......
        DDNAME(DD_name)
        SYSOUTCLASS(文字 | * | blank)
        RECORDSIZE(record_size)
        BLOCKSIZE(block_size)
        RECORDFORMAT(blank | FIXED | VARIABLE)
        BLOCKFORMAT(blank | BLOCKED | UNBLOCKED)
        PRINTCONTROL(blank | ASA | MACHINE)
        DISPOSITION(SHR | OLD | MOD)
        DSORG(PS | DA | IS | PO)
        WRITER(blank | INTRDR)
項目 説明

DDNAME

JCLに記述されたDD名を指定します。(最大8バイト)

SYSOUTCLASS

SYSOUTデータセットのクラスを指定します 。

  • 文字: A~Zまたは0~9の中の1文字を指定します。

  • アスタリスク(*): デフォルト値です。

  • blank: 空白を示します。

RECORDSIZE

レコード・サイズを指定します。次の各ケースの最大値を指定します。(デフォルト値: 1)

  • SYSOUTCLASSを設定した場合: レコード・フォーマットに関係なく最大値は8,968です。

  • SYSOUTCLASSを設定していない場合: レコード・フォーマットに関係なく最大値は32,767です。

BLOCKSIZE

ブロック・サイズを指定します。次の各ケースの最大値を指定します。

  • SYSOUTCLASSを設定した場合: レコード・フォーマットがVARIABLE(可変長)の場合の最大値は8,972であり、FIXED(固定長)の場合の最大値は8,968です。

  • SYSOUTCLASSを設定していない場合: レコード・フォーマットに関係なく最大値は32,767です。

RECORDFORMAT

レコード・フォーマットを指定します。RECORDFORMAT項目を設定する場合は、BLOCKFORMAT項目も一緒に設定する必要があります。

  • blank(デフォルト値)

  • FIXED

  • VARIABLE

BLOCKFORMAT

ブロック・フォーマットを指定します。

  • blank

  • BLOCKED

  • UNBLOCKED

PRINTCONTROL

コントロール文字を指定します 。

  • blank

  • ASA

  • MACHINE

DISPOSITION

データセット情報を指定します。

  • SHR

  • OLD

  • MOD

DSORG

JCLに記述されているDSORG名を指定します。

  • PS

  • DA

  • IS

  • PO

WRITER

JCLに記述されているWRITER名を指定します。

  • blank

  • INTRDR

以下は、EXTDというDD名を持ち、レコード長が固定長の80バイトのレコード・ブロックを持つ、EXTDという名前のバーティション外TDQを定義するマクロの例です。

DEFINE  TDQUEUE(EXTD)
        GROUP(TESTGRP)
        DESCRIPTION(EXTRA TDQ SAMPLE)
        TYPE(EXTRA)
        DDNAME(EXTD)
        RECORDSIZE(80)
        RECORDFORMAT(FIXED)
        BLOCKSIZE(80)
        BLOCKFORMAT(BLOCKED)

7.2. Indirect TDQ

間接TDQ(Indirect TDQ)は、TDQタイプをINDIRECTに指定します。

以下は、間接TDQリソース定義の設定項目についての説明です。

DEFINE     .......
           INDIRECTNAME(Indirect TDQ_name)
項目 説明

INDIRECTNAME

間接的に指すTDQの名前を指定します。(最大4バイト)

すべてのタイプのTDQを指定できます。

以下は、EXTDというTDQを指す、INTDという間接TDQを定義するマクロの例です。

DEFINE  TDQUEUE(INTD)
        GROUP(TESTGRP)
        DESCRIPTION(INDIRECT TDQ SAMPLE)
        TYPE(INDIRECT)
        INDIRECTNAME(EXTD)

7.3. Intra-partition TDQ

バーティション内TDQ(Intra-partition TDQ)は、TDQタイプをINTRAに指定します。

以下は、バーティション内TDQリソース定義の設定項目についての説明です(blankは空白を意味します)。

DEFINE     .......
           ATIFACILITY(TERMINAL | FILE)
           RECOVSTATUS(NO | PHYSICAL | LOGICAL)
           FACILITYID(terminal_id)
           TRANSID(trans_id)
           TIGGERLEVEL(TDQrecord_count)
           USERID(User_id)
項目 説明

ATIFACILITY

ATIが発生したときのトランザクションの対象を指定します。

  • TERMINAL : 端末でトランザクションを発生させます。QZEROが起こらなかった場合、そのトランザクションは再実行されます。

  • FILE : 端末と関連付けられないトランザクションを発生させます。

RECOVSTATUS

エラーが発生した場合に復旧するかどうかを指定します。

  • NO : 復旧しません。

  • PHYSICAL : TDQに変更内容が反映された時点に復旧します。

  • LOGICAL : TDQに変更内容が反映されていない場合でも、エラーが発生した時点に復旧します。

FACILITYID

ATIFACILITY項目をTERMINALに設定した場合は、対象端末の識別子を指定します。

ATIFACILITY項目をFILEに設定した場合は、blankを指定します。(最大4バイト)

TRANSID

ATI機能によって発生するトランザクションの識別子を指定します。

TIGGERLEVEL

ATI機能によってトランザクションが発生するまでに蓄積されるTDQレコードの最大数を指定します。

TRANSID項目を設定した場合のデフォルト値は1です。TRANSID項目を設定していない場合は、ATI機能を使用しません。ATI機能を使用しないためには、TRIGERLEVELを0に指定します。(最大値: 32,767)

USERID

TRANSID項目を設定した場合に、セキュリティをチェックするためにユーザー名を指定します。(最大8バイト)

以下は、エラーが発生した場合に復旧が可能であり、ATIを発生させるレコード数は100、発生するトランザクション識別子はOIVP、トランザクションの対象はTTRM端末に設定されたITTDという名前のバーティション内TDQを定義するマクロの例です。

DEFINE  TDQUEUE(ITTD)
        GROUP(TESTGRP)
        DESCRIPTION(INTRA TDQ SAMPLE)
        TYPE(INTRA)
        ATIFACILITY(TERMINAL)
        FACILITYID(TTRM)
        RECOVSTATUS(LOGICAL)
        TRANSID(OIVP)
        TRIGGERLEVEL(100)

7.4. Log TDQ

ログTDQ(Log TDQ)は、TDQタイプをLOGに指定します。

以下は、ログTDQリソース定義の設定項目についての説明です。

DEFINE     .......
           DDNAME(DD_name)
項目 説明

DDNAME

JCLに記述されているDD名を指定します。(最大8バイト)

以下は、LOGTというログTDQを追加するマクロ定義の例です。

DEFINE  TDQUEUE(LOGT)
        GROUP(TESTGRP)
        DESCRIPTION(LOG TDQ SAMPLE)
        TYPE(LOG)
        DDNAME(LOGD)

7.5. Remote TDQ

リモートTDQ(Remote TDQ)は、TDQタイプをREMOTEに指定します。

以下は、リモートTDQリソース定義の設定項目についての説明です。

DEFINE     .......
           REMOTENAME(TDQ_name)
           REMOTESYSTEM(remote_sysid)
項目 説明

REMOTENAME

リモート・システムで使用するTDQ名を指定します。(最大8バイト)

REMOTESYSTEM

リモート・システムのSYSIDを指定します。(最大4バイト)

以下は、リモート・システムのSYSIDがEXTDであり、リモート・システムで使用するTDQ名がOSCAであるRTDQというリモートTDQを定義するマクロの例です。

DEFINE  TDQUEUE(RTDQ)
        GROUP(TESTGRP)
        DESCRIPTION(REMOTE TDQ SAMPLE)
        REMOTESYSTEM(OSCA)
        REMOTENAME(EXTD)

8. TERMINAL

TERMINALリソース定義は、OSCと通信する端末の特性、現在の使用状態などを定義します。

以下は、TERMINALリソース定義の設定項目についての説明です。

DEFINE     TERMINAL(terminal_name)
           GROUP(rsourcegroup_name)
           AUTINSTMODEL(NO | YES | ONLY)
           AUTINSTNAME(autoinstallmodel_name)
           DESCRIPTION(resource_description)
           TYPETERM(TYPETERM_name)
           NETNAME(teminalLU_name)
           INSERVICE(NO | YES)
           ALTPRINTCOPY(NO | YES)
           ALTPRINTER(printer_name)
           PRINTCOPY(NO | YES)
           PRINTER(printer_name)
項目 説明

TERMINAL

端末の名前を指定します。(最大4バイト)

GROUP

リソース定義のグループを指定します。(最大8バイト)

AUTINSTMODEL

端末の定義を自動インストール端末モデルとして使用するかどうかを指定します。この設定に従って、ログオン接続を試みる端末のLU名がTERMINALリソースに定義されていない場合、自動インストール端末モデルとして定義された端末のリソースを取得して自動でログオンを許容します。

  • NO : 端末の定義を自動インストール端末モデルとして使用しません。(デフォルト値)

  • YES : 端末の定義に設定されたNETNAMEで接続した端末のLUを許容し、自動インストール端末モデルとしても使用できます。

  • ONLY : 端末の定義を自動インストール端末モデルとしてのみ使用します。

AUTINSTNAME

自動インストール端末モデルを使用するための自動インストール端末モデル名を指定します。(最大8バイト)

DESCRIPTION

TERMINALリソース定義についての説明を記述します。(最大58バイト)

TYPETERM

端末に関連するTYPETERMの名前を指定します。(最大8バイト)

NETNAME

端末のLU名を指定します。(最大8バイト)

この名前は同じアプリケーション・サーバー上では重複しないように指定してください。

INSERVICE

定義する端末の状態を指定します。

  • NO : 端末はメッセージの送受信ができません。

  • YES : 端末はトランザクションを初期化し、自動で端末にメッセージを送信します。

ALTPRINTCOPY

ALTPRINTER項目に設定されたプリンターを使用するかどうかを指定します。

  • NO : 使用しません。

  • YES : 使用します。

ALTPRINTER

PRINTER項目に設定されたプリンターを使用できない場合に使用する代替プリンターの名前を指定します。(最大4バイト)

代替プリンター名はTERMINALリソースとして定義されている必要があります。

PRINTCOPY

印刷要求が送信された場合、PRINTER項目に設定されたプリンターを使用するかどうかを指定します。そのプリンターを使用できない場合は、ALTPRINTCOPY項目に設定された代替プリンターで印刷します。

  • NO : 使用しません。

  • YES : 使用します。

PRINTER

印刷要求を実行するプリンターの名前を指定します。(最大4バイト)

プリンター名はTERMINALリソースとして定義されている必要があります。

以下は、NETNAMEがTESTTERMであり、TYPETERMがTESTTTRMであるTTRMという端末を定義するマクロの例です。TTRM端末は、印刷要求が送信されたときにプリンターPRNTで印刷するように設定されています。PRNT(プリンター)はTERMINALリソースとして定義されている必要があり、このPRNTを使用できない場合は印刷に失敗します。

DEFINE  TERMINAL(TTRM)
        GROUP(TEST)
        DESCRIPTION(TERMINAL SAMPLE)
        TYPETERM(TESTTTRM)
        NETNAME(TESTTERM)
        INSERVICE(YES)
        PRINTCOPY(YES)
        PRINTER(PRNT)

9. TRANCLASS

TRANCLASSリソース定義は、トランザクションをグループ化して同時に実行可能なトランザクション数、キュー・カウントを制御する設定を定義します。

TRANCLASS機能はTmaxのサーバー設定でサポートするため、リソース定義に合わせてTmaxを設定する必要がありますが、oscadminツールが自動的にTmaxの設定を出力する機能を提供します。詳細については、OpenFrame OSC『ツールリファレンスガイド』を参照してください。

以下は、TRANCLASSリソース定義の設定項目についての説明です。

DEFINE     TRANCLASS(transaction_id)
           GROUP(rsourcegroup_name)
           MAXACTIVE(number)
           PURGETHRESH(NO | number)
項目 説明

TRANCLASS

トランザクション・クラスの名前を指定します。(最大8バイト)

GROUP

リソース定義のグループを指定します。(最大8バイト)

MAXACTIVE

同時に実行可能なトランザクションの数を指定します。TmaxサーバーのMAX設定でサポートする機能です。

PURGETHRESH

トランザクション要求数のしきい値を指定します。トランザクション要求が集中してキューにたまる場合、指定した値を超えると直ちにエラーで応答します。TmaxサーバーのMAXQCOUNT設定でサポートする機能です。

  • NO : キューのサイズは無制限です。

  • number : トランザクション要求数

以下は、TCL1というトランザクション・クラスを定義するリソース定義マクロの例です。同時に実行可能なトランザクションの数は3件、トランザクション要求は10件までキューにためるように設定しています。

DEFINE  TRANCLASS(TCL1)
        GROUP(DFHGRP)
        MAXACTIVE(3)
        PURGETHRESH(10)

10. TRANSACTION

TRANSACTIONリソース定義は、OSCが提供する機能に関連する設定を定義します。

OSCアプリケーション・プログラムは特定機能を提供するために1つまたは複数のプログラムで構成されています。こうしたプログラムに対する要求をトランザクションといい、OSCはトランザクション識別子(TRANSID)でトランザクションを識別します。

以下は、TRANSACTIONリソース定義の設定項目についての説明です。

DEFINE     TRANSACTION(transaction_id)
           GROUP(rsourcegroup_name)
           DESCRIPTION(resource_description)
           PROGRAM(program_name)
           RESSEC(NO | YES)
           SHUTDOWN(DISABLED | ENABLED)
           TWASIZE(TWA_size)
項目 説明

TRANSACTION

トランザクションの名前または識別子を指定します。(最大8バイト)

GROUP

リソース定義のグループを指定します。(最大8バイト)

DESCRIPTION

トランザクション・リソース定義についての説明を記述します。(最大58バイト)

PROGRAM

トランザクションを実行するためにOSCがコントロール情報を渡すプログラムの名前を指定します。(最大8バイト)

REMOTESYSTEM

リモート・システムのSYSIDです。(最大4バイト)

REMOTENNAME

リモート・システムで使用されるTRANSACTIONの名前です。(最大8バイト)

RESSEC

トランザクションがアクセスするリソースのセキュリティをチェックするかどうかを指定します 。

  • NO : すべてのリソースにアクセスできます。

  • YES : TACFによりリソースのセキュリティをチェックし、認証されたリソースにのみアクセスできます。

SHUTDOWN

OSCの終了時にトランザクションを実行するかどうかを指定します。当該トランザクションはXLTに記述されている必要があります。

  • DISABLED : OSCの終了時にトランザクションが実行できません。

  • ENABLED : OSCの終了時にトランザクションが実行できます。

TRANCLASS

トランザクションが属するトランザクション・クラスの名前を指定します。デフォルト値は、リージョン設定ファイルで設定することができます。

TWASIZE

トランザクションに割り当てられたTWAのサイズを指定します。(デフォルト値 : 0、最大値 : 32,767)

以下は、OIVPというトランザクションを定義するリソース定義マクロの例です。プログラム名はOIVPMAINに指定し、セキュリティをチェックするように設定しています。また、TWASIZEは255に設定されています。

DEFINE  TRANSACTION(OIVP)
        GROUP(OIVP)
        DESCRIPTION(TRANSACTION SAMPLE)
        PROGRAM(OIVPMAIN)
        RESSEC(YES)
        SHUTDOWN(DISABLED)
        TRANCLASS(TCL1)
        TWASIZE(255)

11. TSMODEL

TSMODELリソース定義は、TSQ(Temporary Storage Queue)の属性を定義します。TSMODELの名前とこのモデルを適用するTSQの接頭辞を定義し、当モデルを適用するTSQの属性としてLOCATION、RECOVERYなどの項目を設定します。

以下は、TSMODELリソース定義の設定項目についての説明です。

DEFINE     TSMODEL(TSMODEL_name)
           GROUP(rsourcegroup_name)
           DESCRIPTION(resource_description)
           PREFIX(TSQ_prefix)
           LOCATION(AUX | MAIN)
           RECOVERY(NO | YES)
           SECURITY(NO | YES)
           REMOTESYSTEM(remote_sysid)
項目 説明

TSMODEL

TSMODELの名前を指定します。(最大8バイト)

GROUP

リソース定義のグループを指定します。(最大8バイト)

DESCRIPTION

TSMODELリソース定義についての説明を記述します。(最大58バイト)

PREFIX

TSMODELを適用するTSQの接頭辞を指定します。(最大16バイト)

LOCATION

TSMODELを適用するTSQの場所を指定します。

  • AUX : ディスク領域

  • MAIN : メモリ領域

RECOVERY

TSMODELを適用するTSQのエラーが発生した場合に復旧するかどうかを指定します。(NO | YES)

SECURITY

TSMODELを適用するTSQのセキュリティをチェックするかどうかを指定します。(NO | YES)

REMOTESYSTEM

リモート・システムのSYSIDを指定します。(最大4バイト)

リモート・システムに接続するには、ここで指定した名前と同じ名前のCONNECTIONリソース定義を設定する必要があります。

以下は、TESTで始まるTSQに対して、ストレージ領域としてメモリを選択し、セキュリティをチェックするようにTSMODELを定義するマクロの例です。

DEFINE  TSMODEL(TESTTSML)
        GROUP(TESTGRP)
        DESCRIPTION(TSMODEL SAMPLE)
        LOCATION(MAIN)
        PREFIX(TEST)
        RECOVERY(NO)
        SECURITY(YES)

12. TYPETERM

TYPETERMリソース定義は、端末グループの共通の属性を定義します。同じ属性を持つ端末の共通の属性をTYPETERMリソース定義に設定し、それぞれのTERMINALリソース定義にTYPETERM名を指定することで、複数の端末が同じ動作を行うようにすることができます。TERMINALリソース定義に必ずTYPETERM項目を設定する必要があります。

TYPETERMリソース定義を設定することで、多数の端末に対して一括設定ができるので、管理者のミスを減らし、設定時間を省くことができます。

以下は、TYPETERMリソース定義の設定項目についての説明です。

DEFINE     TYPETERM(TYPETERM_name)
           GROUP(rsourcegroup_name)
           DESCRIPTION(resource_description)
           DEVICE(device_type)
           TERMMODEL( 1 | 2 )
           LOGONMSG(NO | YES)
           AUDIBLEALARM(NO | YES)
           COLOR(NO | YES)
           HILIGHT(NO | YES)
           KATAKANA(NO | YES)
           OUTLINE(NO | YES)
           PROGSYMBOLS(NO | YES)
           VALIDATION(NO | YES)
           FORMFEED(NO | YES)
           SOSI(NO | YES)
           BACKTRANS(NO | YES)
           IOAREALEN(length_byte)
           USERAREALEN(length_byte)
           ATI(NO | YES)
           TTI(NO | YES)
           CREATESESS(NO | YES)
           ALTSCREEN(rows,columns)
           DEFSCRREN(rows,columns)
項目 説明

TYPETERM

TYPETERMの名前を指定します。(最大8バイト)

GROUP

リソース定義のグループを指定します。(最大8バイト)

DESCRIPTION

TYPETERMリソース定義についての説明を記述します。(最大58バイト)

DEVICE

デバイスのタイプを指定します。(最大8バイト)

TERMMODEL

端末のモデル番号を指定します。

  • 1: 12X40のサイズをサポートする端末、または3275 Display Station Model 11

  • 2: 24X80のサイズをサポートする端末、または3275 Display Station Model 12

LOGONMSG

Good Morningトランザクションに対応するかどうかを指定します。(NO | YES)

AUDIBLEALARM

警告アラーム機能をサポートするかどうかを指定します。(NO | YES)

COLOR

拡張カラーをサポートするかどうかを指定します。(NO | YES)

HILIGHT

反転、アンダーライン、点滅などのハイライト機能をサポートするかどうかを指定します。(NO | YES)

KATAKANA

カタカナをサポートするかどうかを指定します。(NO | YES)

OUTLINE

アウトラインをサポートするかどうかを指定します。(NO | YES)

PROGSYMBOLS

拡張文字セット(Programmed Symbol Facility)をサポートするかどうかを指定します。(NO | YES)

VALIDATION

検証機能で、MANDATORY FILL、MANDATORY ENTERをサポートするかどうかを指定します。(NO | YES)

FORMFEED

FORMFEEDをサポートするかどうかを指定します。(NO | YES)

SOSI

1バイト文字と2バイト文字の混用モードをサポートするかどうかを指定します。(NO | YES)

BACKTRANS

背景の透明化をサポートするかどうかを指定します。(NO | YES)

IOAREALEN

トランザクションに渡される端末の入出力域の長さ(最小値、最大値)を指定します。(最大値:32,767)

USERAREALEN

TCTUA領域のサイズを指定します。(デフォルト値: 0、最小値: 0、最大値: 32,767 )

ATI

端末でSTARTコマンド、またはバーティション内TDQによるATI要求を許可するかどうかを指定します。(NO | YES、デフォルト値: NO)

TTI

端末からのトランザクションの起動を許可するかどうかを指定します。(NO | YES、デフォルト値: YES)

CREATESESS

当該端末がリージョンに接続していない状態でATI要求を受信した場合に、自動的にリージョンに接続するようにするかどうかを指定します。(NO | YES、デフォルト値: NO)

ALTSCREEN

代替画面サイズがプロファイル定義に指定された、トランザクションに使用される画面サイズを指定します。

  • rows: 行のサイズ

  • columns: 列のサイズ

現在サポートしている代替画面サイズは、24x80、32x80、43x80、27x132です。

DEFSCREEN

プロファイル定義でデフォルトの画面サイズが指定されているトランザクションで使用する画面サイズを指定します。

  • rows: 行のサイズ

  • columns: 列のサイズ

現在サポートしているデフォルトの画面サイズは、24x80です。

以下は、TESTTTRMというTYPETERMを定義するマクロの例です。アラーム機能はサポートしません。拡張カラーをサポートし、反転、アンダーライン、点滅などのハイライト機能をサポートします。端末の入出力値の長さは512~4,096バイトであり、日本語のカタカナ文字、フィールドのアウトラインをサポートします。また、Programmed symbol facility(拡張文字セット機能)をサポートしており、2バイト文字を使用できます。

小文字を大文字に自動変換しない24x80サイズの画面の設定情報やTCTUA領域として128バイトを持ちます。また、実行されたトランザクションが代替画面サイズが指定されたプロファイル定義を持っている場合は、27x132サイズの画面を使用し、デフォルト画面サイズが指定されたプロファイル定義を持っている場合は24x80サイズの画面を使用します。

DEFINE  TYPETERM(TESTTTRM)
        GROUP(TESTGRP)
        DESCRIPTION(TYPETERM SAMPLE)
        AUDIBLEALARM(NO)
        COLOR(YES)
        HILIGHT(YES)
        IOAREALEN(512,4096)
        KATAKANA(YES)
        OUTLINE(YES)
        PROGSYMBOLS(YES)
        SOSI(YES)
        TERMMODEL(2)
        USEARAREALEN(128)
        ATI(YES)
        TTI(YES)
        CREATESESS(YES)
        ALTSCREEN(27,132)
        DEFSCREEN(24,80)

13. URIMAP

URIMAPリソース定義は、OSCがHTTPクライアントまたはHTTPサーバーとして使用される場合に定義します。URIMAPによりURIのホストとパスを指定することができ、ホストとパスに該当する外部クライアントの要求を受信したり、ホストとパスに該当する外部サーバーに要求を送信したりすることができます。URIMAPにより外部クライアントから要求を受信した場合、アナライザーとエイリアス・トランザクションを指定することができます。エイリアス・トランザクションは、DFHWBAプログラムの開始時にマッピングされるトランザクション名です。また、PROGRAM項目を設定して特定の要求で実行されるプログラムを指定できます。

以下は、URIMAPリソース定義の設定項目についての説明です。

DEFINE     URIMAP(URIMAP_name)
           GROUP(rsourcegroup_name)
           STATUS(ENABLED | DISABLED)
           PATH(path)
           SCHEME(HTTP)
           USAGE(SERVER | CLIENT)
項目 説明

URIMAP

URIMAPの名前を指定します。(最大8バイト)

GROUP

リソース定義のグループを指定します。(最大8バイト)

STATUS

URIMAP定義を有効または無効にします。

PATH

要求を送受信するパスを指定します。

SCHEME

HTTP通信を指定します。

USAGE

OSCをWebサーバーとして動作するかWebクライアントとして動作するかを指定します。(SERVER | CLIENT)

13.1. WEBサーバーURIMAP

URIMAPのUSAGE項目をSERVERに指定した場合、WebサーバーURIMAPリソース定義を設定します。

以下は、WebサーバーURIMAPリソース定義の設定項目についての説明です。

DEFINE  .......
        HOST(hostname | *)
        TCPIPSERVICE(name)
        MEDIATYPE(type)
        ANALYZER(NO | YES)
        CONVERTER(name)
        TRANSACTION(name)
        PROGRAM(name)
項目 説明

HOST

接続を許容するホストを指定します。

TCPIPSERVICE

TCPIPSERVICEリソース定義と関連付けてポートなどを指定することができます。アナライザー・プログラムを使用する場合、指定されたTCPIPSERVICEのURMを呼び出します。

MEDIATYPE

応答のメディア・タイプを指定します。(例: text/xml、text/htmlなど)

ANALYZER

アナライザーの使用の有無を指定します。

CONVERTER

コンバーターを使用する場合、コンバーター名を指定します。

TRANSACTION

エイリアス・トランザクションを指定します。エイリアス・トランザクションはDFHWBAプログラムを呼び出す際に使用されるトランザクション名です。

PROGRAM

ユーザーの要求によって実行されるプログラムを指定します。

13.2. WebクライアントURIMAP

URIMAPのUSAGE項目をCLIENTに指定した場合、WebクライアントURIMAPリソース定義を設定します。

以下は、WebクライアントURIMAPリソース定義の設定項目についての説明です。

DEFINE     .......
           HOST(hostname)
           PORT(NO | PORT)
項目 説明

HOST

外部サーバーのホストを指定します。

PORT

外部サーバーのポートを指定します。NOを指定する場合、SCHEME項目に指定したプロトコルのポートが設定されます。

14. TCPIPSERVICE

TCPIPSERVICEリソース定義は、OSCのTCP設定により外部と通信する場合に定義します。現在、OSCではTCPIPSERVICEを単独では使用せず、URIMAPと連携してURIMAPに入ってきた要求に対してアナライザー・プログラムまたはエイリアス・トランザクションを指定する場合に使用されます。

以下は、TCPIPSERVICEリソース定義の設定項目についての説明です。

DEFINE     TCPIPSERVICE(TCPIPSERVICE_name)
           GROUP(rsourcegroup_name)
           URM(program_name)
           PORTNUMBER(port)
           STATUS(OPEN | CLOSED)
           PROTOCOL(HTTP)
           TRANSACTION(CWBA | transaction)
項目 説明

TCPIPSERVICE

TCPIPSERVICE名を指定します。(最大8バイト)

GROUP

リソース定義のグループを指定します。(最大8バイト)

URM

アナライザー・プログラムを指定します。

PORTNUMBER

要求を受信するポートを指定します。

STATUS

受信の有無を指定します。

PROTOCOL

現在、OSCではHTTPプロトコルのみサポートします。

TRANSACTION

エイリアス・トランザクションとして実行されるトランザクション名を指定します。(デフォルト値: CWBA)